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   ***STORY***           2009年  日本
クリスマス目前のローマ。G8に出席する川越外務大臣のイタリア訪問準備でバタバタの日本大使館に、外交官・黒田康作が赴任する。秘密裏にG8テロ対策の命を帯びる黒田だったが、赴任直後に任されたのは日本人少女失踪事件の通訳。しかし犯人から少女の母・紗江子の元にかかってきた電話を受け、成り行きで父親だと名乗ってしまったことから、紗江子の“偽りの夫”として事件に深く関与することに。誘拐犯との身代金取引が違法の国で、黒田と紗江子はあえて犯人に指定された取引に応じるが…。
                                   gooより     


オールイタリアロケで、セットでの撮影もチネチッタ・スタジオで行われたというのは
邦画で初ということ。
さすがフジテレビ開局50周年記念作品として作られたもので、お金がかけられています。


最初はちょっと時制が前後に振れてわかりにくい部分もありますが、G8を前にして
イタリアの日本大使館での緊張感がみなぎる会議のシーンなどから始まります。
実際のG8も先日、イタリア・ラウイナで行われたばかりなので、よりリアリティが感じられますね。
そんな忙しいときに、邦人の子供の誘拐事件が起こってしまい、身分を名乗れず、行きがかり上
父親という役を担ってしまった外交官の黒田と子供の母、紗江子を中心に話は展開していきます。

『天使と悪魔』でもそうでしたが、犯人からの要求で、ローマのコロッセオ、スペイン広場、
サンタンジェロ城・・と名所めぐりになります。
やはりこうして映像になると惜しげもなく街角にあるたくさんの彫刻、タイルのモザイクが
敷き詰められた床、シックなクリスマスデコレーションなど、どのシーンもやはりため息モノ。
でも解決せずに舞台はアマルフィへ・・

アマルフィというとふたつの意味があって、ひとつはナポリの先、ソレントからサレルノに至る
全長は40kmの海岸線のことで、ユネスコの世界遺産に登録されています。
ローマから約200Km、ナポリからだと40Kmほど南です。
その中心地がアマルフィという町で、そのほかポジターノ、マイオーリ、ラヴェッロ、
フローレという小さな町が点在していて、そのほとんどが船で回れるようになってます。
それぞれの町は少しづつ雰囲気が違っていますが、どこも切り立った断崖そして山沿いにそって
家々やホテルが密集して建っていて、強い日差しと海の青さとのコントラストが強く
ほんとどこも素敵でした。
元々ここはアマルフィ共和国だったのでやはり豊かな歴史があり、特にイスラム文明との接点も
あったので、ちょっとオリエンタリズムあふれる建築様式の教会やホテルがあるのも魅力のひとつです。

あ・ところで映画ですが、アマルフィの素敵な景色を見せてくれたのはいいけれど、実は
あまり意味がありませんでした。
ただナゾを解く大きな手掛かりを得られたし、ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの神話が
その名の由来となってますから、題名の意味ともつながってきます。
因みに犯人から指定された場所はラヴェッロ、ふたりがいた海岸はポジターノですね。

そして中盤以降、大きな展開があり、単なる誘拐事件ではなく政治的目的が隠されていたことが
明らかになっていきます・・
このあたりからはアクションやサスペンス要素が大きくなり、張られていた伏線も明らかになるし、
犯人たちの目的もうなずけるもので、よく出来ていました。
・・が。そのうちの誰かの心情に迫れるかというと母の悲しみだけで、誰の苦悩も伝わっては
きませんでした。
このあたりがとっても残念です。

劇中の中での宮殿コンサートはぜいたくで、ゴージャスなもの。
サラが歌うのは、あの有名なイントロで始まる、『Time To Say Good By』。
こんな場所で身近に聴けたらどんなに素敵なことでしょう。
この撮影場所は、フランスのヴェルサイユを真似て作られた1200もの部屋がある
ガゼルダ宮殿です。サレルノからローマへの途中の駅で行きやすいのですが、時間がなくて
あきらめました。


ところで映画からそれますが、今日の夕刊の一面に”イタリア観光日本人客激減”の見出しが・・
97年をピークに今年は半分まで減ると言われています。
先日もローマのレストランでのぼったくり事件がありましたが、やはり低サービスと殿様商売が
その原因のようです。
確かに私もアマルフィで??な思いをしたし、ローマのホテルでもいい思い出がありません。
あ・それにテルミニ駅で、劇中注意があったように、赤ちゃん抱えたジプシーにすんでのところで
お財布を盗まれるところでした。
ベルルスコーニ首相は、危機感を持っていて、公式ウェブサイトを開くなど、色々と手を
打ってるようです。でもそういうことじゃなくて、実際、悪質なホテルやレストランに
注意を促していってほしいですね。
因みにメインの観光地をそれると、物価はぐっと下がるし、ホテルの人たちもとっても親切。
トスカーナの田舎町ではスィートタイプのお部屋のホテルで山盛りの生ハムつきのすごい朝食が込みで
ふたりで100ユーロくらいというところもあります。
旅する日本人も超有名観光スポットばかり行かず、隠れた小さな町を尋ね、本当のイタリアを
知ることも大切ですね。



監督: 西谷弘
原作: 真保裕一
撮影: 山本英夫
音楽: 菅野祐悟
主題歌: サラ・ブライトマン 『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』
VFXプロデューサー: 大屋哲男
出演:
織田裕二
天海祐希
戸田恵梨香
佐藤浩市
サラ・ブライトマン
福山雅治

閉じる コメント(61)

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MA2DAさん。そうですね。外交官シリーズとして発展していって
いいかもしれません。
孤独の影がある感じが良かったです。

2009/7/22(水) 午前 10:24 car*ou*he*ak 返信する

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アマルフィってホントに素敵なところですね。
写真のアマルフィもとってもきれいです。
映画は面白かったですが
クライマックスシーンで少々がっかりしてしまいました。
TBさせてくださいね。

2009/7/22(水) 午後 5:51 iruka 返信する

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イルカさん。アマルフィの景色は美しいけれど、”意味”がいまひとつ・・それからラストの動機もとってつけたようでなんだか・・
でした。
とはいえ、黒田外交官は素敵だし、楽しめますね。

2009/7/22(水) 午後 10:16 car*ou*he*ak 返信する

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観てきました。イタリアの名所が素晴らしいですね。

黒田外交官の苦悩する表情はわかりますが、純粋に外交官として、邦人を守るという任務としての苦悩だけなのか、家族がいて単身なのか、事件の解決後は、次の赴任地に、いとも簡単に向かってしまいますが、説明も省略されています。TBさせてください。

2009/7/22(水) 午後 11:29 fpd 返信する

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楽しめるけど〜心に残るものが・・・って感じなのでしょうか?
観にいくかどうか悩んでいますが。。。
イタリアと織田さんはよさげですね・・・

2009/7/23(木) 午前 8:28 ひかり 返信する

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fpdさん。ほんとつっこみどころはたくさん。
ほんと黒田外交官いついてのインフォメがなくて、よくわかりませんでしたね。次の赴任地にあっさりと行ってしまいましたがそれでいいのでしょうか?でもまあ普通に楽しむのにはいい作品ですね。

2009/7/24(金) 午前 10:05 car*ou*he*ak 返信する

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ひかりさん。まさにそうなんです。
これおすすめしていいのか悪いのか?まったくわかりません。
はい。イタリアの風景と外交官黒田の織田さんは素敵で、
このふたつは確かにオススメなのですが・・・

2009/7/24(金) 午前 10:06 car*ou*he*ak 返信する

初めまして。織田さんファン、映画つながりでここへたどり着きました。こちらを読んでイタリアに行きたくなりましたね。

2009/7/24(金) 午前 10:18 しもちゃん 返信する

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しもちゃんさん。織田さんのファンなのですね。
確かに外交官もお似合いで、素敵でした。
イタリアって最近評判悪いですが、でもやっぱり魅力的。
素敵な国です。

2009/7/24(金) 午後 5:30 car*ou*he*ak 返信する

さすがカルさん。精通してるというかよく勉強してるかというか〜
確かに“アマルフィ”にはちょっと肩すかしだったかも。けど、“ローマ”じゃぁ〜ちょっと安っぽい響きがするしねぇ
あぁ〜〜今、イタリア旅行はそんなことになってるんだね。それを煽ることになったのか、現実を見せてくれたのか、結構スリやひったくりシーンが多かったんで、やっぱイタリアって怖いなぁ〜と思ったよ
TBさせてね(。・ω・)ノ゙

2009/7/26(日) 午前 9:17 ハイダウェイ 返信する

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hideawayさん。ありがとうございます。
そうそう確かにこのアマルフィっていう響きがなんとも
いいのですよね〜
そうなんです。イタリアという国はとっていいところなのに
だからこそこのような犯罪が増えてしまうのでしょうね。
残念なことです。

2009/7/28(火) 午後 11:21 car*ou*he*ak 返信する

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気がついたら事件に巻き込まれている黒田でしたが、青島キャラより落ち着いていて、
ほとんど自分自身の判断で動けるのが良かったですね。ただ、アマルフィの地自体は、
事件とのつながりが薄かったので、逆に意外でしたけど。

2009/8/1(土) 午前 1:12 ffa**77 返信する

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ふぁろうさん。そうそう。巻き込まれ型ですよね。
青島は落ち着いていて、でみいざというとき身も軽くて
素敵でした。
そうなんですよね。アマルフィの意味はあまりなかったですが
語呂がよくて、風景がきれいだったから思わず使いたくなったのでしょう。

2009/8/1(土) 午前 10:57 car*ou*he*ak 返信する

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こんばんは!豪華な映画でしたね〜◯o。( ̄▽ ̄)アマルフィに行かれたことがあるなんて、とてもうらやましいです♪私もイタリアには行ったことがあるのですが、ローマとかナポリとか、主要都市が主でした(^_^ゞでも、シエナとかヴェローナとかの小町が素敵だったのを覚えています。今頃ですが、今日記事UPしました。トラバさせてくださいねo(^o^)o

2009/9/10(木) 午後 11:45 re_re 返信する

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綺麗な街並みでしたよね〜☆
それを堪能するだけでも良いくらいでした!!
TBさせてください。

2009/10/21(水) 午前 9:17 かず 返信する

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re_reさん。アマルフィはとっても素敵なところでした。
シエナは行ったことがないです。
イタリアの町はとっても魅力的ですよね。

2009/10/31(土) 午後 10:24 car*ou*he*ak 返信する

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かずさん。ほんときれいな街並みでした。
海岸が切り立ってるからこそ・・ですね。

2009/10/31(土) 午後 10:25 car*ou*he*ak 返信する

映画としては課題を感じてしまいました・・・。
ただ映像で見る海外は良いですよね・・・すぐに行きたくなります。
TBさせていただきます!

2010/1/12(火) 午後 11:01 takutaku! 返信する

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たくたくさん。テレビ局がたっぷりとお金かけて作り
宣伝した作品ですから仕方ないですね。
南イタリア、素敵でした。

2010/1/13(水) 午前 0:48 car*ou*he*ak 返信する

キャストは凄いし、イタリアの風光明美な景色はイッパイ…
まあ、映画としては、どうなんでしょうかねぇ〜!?

2010/8/1(日) 午前 11:17 やっくん 返信する

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