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*私の中のあなた*

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   ***STORY***
11歳の少女アナは、白血病の姉に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によってこの世に生まれた。母サラは愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。私の体は、自分で守りたい」と、アナは突然、両親を相手に訴訟を起こす。しかし、その決断にはある隠された理由があった…。  gooより


原作は、ジョディ・ピコーの大ベストセラー小説「わたしのなかのあなた」。
待望の映画化したのは[『きみに読む物語』]のニック・カサヴェテス監督で
ただの難病モノ、お涙ちょうたいモノではなく、深く心に届く、素晴らしい作品です!!

中盤以降のネタバレしないよう書きますが、でも少々わかってしまう部分もあるかと思いますので
これからご覧になる人はお読みにならないでください。






あらすじもまったく読まず行ったので、アナがドナーとなるべくしてこんな風に生まれたことに
びっくり。私は兄弟姉妹間なら100%OKなのかと思っていたら適合率はなんと25%程度なのだそう。
ふつうの骨髄バンクなどから移植を受けようとすると天文学的な確率になってしまうので
ご両親は遺伝子操作することに踏み切ったのですね。
そのため彼女は5歳のころから定期的にかなり痛みの伴うディープな検査を受けてきました。

ところが11歳になったとき、もうこれ以上ケイトのために尽くすのはイヤって言いたすのです。
最初え?・って思いましたが、考えてみれば確かに臓器提供となれば、アナも一生に渡って
激しい運動もできず、アルコールも制限されてしまうのです。
それに摘出手術だって相当ハードなものでしょうし、命がけでもあります。
彼女の言い分もわからないわけではなく、見てる私たちはこの時点でどちらに味方することも
できないというジレンマに陥るのです。

そしてそれから始まるのがひとりひとりにスポットを当てた描写が素晴らしいです。
ドナーとなるアナのことはわかりやすいけれど、辛いのは彼女のお兄さんも同じ。
毎日家族の気持ちはすべてケイトに向いてしまいますから彼だってちいさなころから
とても寂しい想いをしていたのですね。
バスに乗りながら町をさまようシーンなどぐっときます。

でもなんといっても一番辛く、自分の人生のすべてをケイトに注ぐのがお母さんサラ。
元弁護士さんですがそのキャリアも投げ打ってケイトのためにほんと一生懸命です。
でもそのあまりの一途さ、一生懸命さがケイトにとって重荷になるとは知らず・・

その続きでは尊厳死の問題も考えさせられます。
一分、一秒でも長く生きてほしい・・
そのためには出来ることはすべてするという固い決心とすごい行動力のお母さんですが
それは時には病人のことを苦しめることにもなるのですよね。
どこかで死や病気というものを”受け容れること”。
これも人間にとって大切だということがこの映画のテーマのひとつでもあります。

そんなサラに対してお父さんは少し冷静で、ある意味やさしいです。
弁護士のお母さんがどうして消防士さんと結婚したのかしら?なんてふと思ってしまったけれど
ああ・こんな男性だったら、結婚してしまうだろうな〜と思わせるような人で
なんとも心が広く、やさしい・・
ケイトがパーティーに行く時着飾って階段を下りてきたとき、きゃあきゃあはしゃぐお母さんの影で
こっそりとケイトに”きれいだよ”って目で合図を送るお父さん。
ああ・・素敵です。

一番救われるけれど、でも一番辛いのがケイトの恋の物語。
でもこれによって彼女はラストに至る気持ちになれたのかもしれません。

家族の大切さ、絆の強さ。
それは永遠のものなのです。



**ニック・カサヴェテス(Nick Cassavetes、1959年5月21日 - )**
ニック映画監督のジョン・カサヴェテスと女優のジーナ・ローランズの息子さん。
私はお父さんの大ファンで、カサヴェテス特集などあると映画館に通いつめていたこともありましたが
ああ・大好きな『こわれゆく女』にもニックは出ていたのですね。

1996年に『ミルドレッド』でデビュー。
これものすごくいい作品なのですが、あまり注目されなくて『シーズ・ソー・ラヴリー』で
ある程度知られた監督さんとなります。
その後有名になったのは『きみに読む物語』で、これまた素敵な作品でしたね。
お父さんの作品は難解ではないけれど、ジャンルとしては立派にマイナー。
でも彼はそのマイナーさを持ちながらもわかりやすく、エンタメ作を作ることに成功してると思います。
今後どんな作品を撮ってくれるのでしょう・・と楽しみです。


ストーリーもいいのですけれど、映像とジャッジーな音楽も最高でした。
ちょっとマイナーさを感じさせるなんともいえなく素敵な映像なので撮影監督さんは?と
調べてみるとキャレブ・デシャネルという方。
『メッセージ・イン・ア・ボトル』、『パッション』など撮ってるとわかってああ・・と深く
ナットクしました。
・・でさらに驚いたのは彼はズーイー・デシャネルのお父さんだったのですね!!



原題:MY SISTER'S KEEPER
監督・脚本: ニック・カサヴェテス
原作: ジョディ・ピコー
撮影: キャレブ・デシャネル
衣装: シェイ・カンリフ
キャスト
キャメロン・ディアス
アビゲイル・ブレスリン
アレック・ボールドウィン
ジェイソン・パトリック
ソフィア・ヴァジリーヴァ
トーマス・デッカー
ジョーン・キューザック
エヴァン・エリングソン
デヴィッド・ソーントン

閉じる コメント(87)

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irukaさん。ただの難病ものではなくて家族の愛や
命の尊さがとてもよく伝わってきました。
いい映画でしたよね〜

2009/11/2(月) 午後 11:08 car*ou*he*ak

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とにかく涙ぼろぼろでした><。。。
観ていて本当に苦しくなる映画でしたが、同時に本当に愛が溢れていて美しい映画でもあったと思います!Tbお願いします。

2009/11/3(火) 午後 9:27 [ Mr.potatohead ]

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Mr.potatoheadさん。これはほんと素晴らしいですよね!!
そうですね、辛いことがたくさんの作品ですが同時に美しく
素晴らくて悲しいとしうより感動の涙です。

2009/11/3(火) 午後 11:46 car*ou*he*ak

重いテーマひとり一人の気持ちがしっかり描かれていました。
ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァの演技も良かったです☆
ずっりり重くならなかったのは キャメロンだったからかなぁ〜と
それでいて考えさせれる素晴らしい作品でした。TBさせていただきます。

2009/11/4(水) 午後 9:53 wakuwakuwakappchan

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たくたくさん。そうですね。すごく重くてずっしりとした映画なのに
それを感じさせないのはキャメロンのおかげでしょうか
エンタメ性があるのにしかkりとした内容で今年のメジャー作品の中ではダントツですね。

2009/11/17(火) 午後 5:57 car*ou*he*ak

何も読まず、予備知識を入れず、先日遅くなりましたが鑑賞して来ました。もう涙涙。いろんな意味で考えさせられる作品でしたが、どの人物にも共感できて切ないながらも美しい作品で、感動しました。お父さん、私もあのシーンいいなあと思いました。いいシーンでしたよね。TBさせてください。

2009/11/23(月) 午前 11:31 + kuroneko +

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あれれ、TB出来ませんでした。TB数が多くて制限かかっているのかな?又来ますね。

2009/11/23(月) 午前 11:34 + kuroneko +

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子どもを救うために人工授精で子どもを作る。
アメリカっぽいですよね。
この行為に共感できない人は凄く多いんだろうな。
凄く難しい問題ですね。
TBさせてください。

2009/11/28(土) 午後 0:08 かず

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くろねこさん。お父さんと子供のあのシーン、いいですよね。
これはとにかく色々考えさせられるし、家族の絆の大切さなど痛感するし、素晴らしいですね。

2009/11/30(月) 午前 0:16 car*ou*he*ak

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かずさん。確かに全体にアメリカっぽい考え方ですよね。
この部分に共感できない人も多いかもしれませんが
映画として素晴らしいですね。

2009/11/30(月) 午前 0:18 car*ou*he*ak

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この映画では家族愛がキーになっていましたね。いい映画だったと思います。

2010/2/18(木) 午後 11:30 mossan

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もっさんさん。これ期待以上の作品でした。
家族の強い愛が心に残りますね。

2010/2/18(木) 午後 11:40 car*ou*he*ak

パーティーに行く夜の
お父さん・・ウルっときました
あと、ビーチのシーンも感極まるものが・・・
生きることの意味を考えさせられました〜
TBさせてください(o´∀`)ノ

2010/4/16(金) 午前 8:54 [ 翔syow ]

アナのように生み出される「救世主兄弟」。考えてしまいますね。
死や病気を受け入れると言うこと。
時には、そんな視点も必要かもしれません。

2010/4/16(金) 午後 0:06 ちいず

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syowさん。パーティーに行く娘を送り出すシーン。
たまりませんよね〜〜
そうそう。ビーチのところも・・
生きることの意味を考えさせられました。

2010/4/21(水) 午後 8:37 car*ou*he*ak

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ちぃずさん。そうですね。死や病気を受け容れなくてはいけない
状況が出てきてしまったら・・
いつそうなるかわかりませんからこういう作品見て考えておきたいです。

2010/4/21(水) 午後 8:38 car*ou*he*ak

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家族それぞれの葛藤がよく描かれてましたね。
病院内で恋愛するところなどは、うるっときちゃいました。
TB、させてくださいまし。

2010/5/10(月) 午後 3:13 サムソン

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サムソンさん。あ・そうそう病院内での恋愛。
あれも感動的でした。
悲しかったけれどそんな経験もできて良かったですよね。
ほんとこれいい作品だわ。

2010/5/10(月) 午後 4:25 car*ou*he*ak

え?撮影監督さんってズーイー・シャネルのお父さんだったんですか〜初めてしりました。
ドナーとして生まれてきたことにびっくり。尊厳死についても考えちゃいますね。『きみに読む〜』に続いてまたしても号泣(笑)
TBお返ししますね。

2010/10/5(火) 午後 10:17 LAGUNA

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らぐなさん。そうなんです。撮影監督さんってズーイーの
お父さんだそう。やはり映画一家なんですね。
お父さんの作品もぐらっとくるけれど、ニックの作品も
毎回すごいですよね。

2010/10/5(火) 午後 10:32 car*ou*he*ak

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