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*エリックを探して*

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    ***STORY***             2009年イギリス=フランス=イタリア他      エリック・ビショップ(スティーヴ・エヴェッツ)はマンチェスターの郵便配達員。7年前に出て行った2度目の妻の連れ子、10代のライアン(ジェラード・キーンズ)、ジェス(ステファン・ガンブ)との3人暮らし。人生失敗続きで、特にこのところ元気をなくしていた。そんなある日、彼は交通事故を起こしてしまう。翌日、病院から帰宅するが、家では子供たちが好き放題。落ち込むエリックには、郵便局の仲間たちの励しも効果ない。                                                gooより
「麦の穂を揺らす風」でカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いた名匠ケン・ローチの最新作です。
これまでの彼の作品はアイルランドを舞台にかなり社会的で重い作品が多かったけれど
これは一転して、初コメディなのですが、これまた愛すべき作品!
今年マイナー作品充実です。ってまだ2本目ね。
 
なんとな〜く冴えない風貌で冴えない人生を送ってきたエリック。
郵便局でマジメに働く、いい人なのですが、最初の結婚で失敗して以来、不運続きです。
そのうえ最近、より元気がなくて、交通事故起こしてしまったり・・
まあ大したことはなく、家に帰るのですが、彼の2番目の奥さんが残していった連れ子くんたちが
まあ好き勝手にやっていて、どうもなんかキケンな香りがしてきています。
 
その夜、部屋に貼ってあったポスターのサッカー選手に
”なんだか憂鬱なんだ、君はこんな気分になったことある?”
って話しかけると、なんと本人が目の前に現れました。
 
〜〜ここでちょっとお勉強1〜〜
みんな知ってるのかどうかわかりませんが、私は知らなかったので・・
このサッカー選手はエリック・カントナと言う人。
1966年生まれでプロサッカー選手。マンチェスター・ユナイテッドに所属していました。
低迷していたマンチェスター・ユナイテッドの復活に貢献した中心選手であると言われていて
「キング・エリック」のニックネームで親しまれています。
この企画を練り、ケン・ローチ監督に持ち込み、出演もしています。
 
・・でカントナと話すうち最初の奥さんリリーのことが忘れられないでいることがわかり
彼は”ヒゲを剃って彼女に会いに行け”とアドバイス。
そして話しかけることができます。
 
そのリリーとの仲がだんだん戻って行く様子とともに描かれるのが、今一緒に暮らしてる
息子ふたりのこと。どうもなんだかギャングっぽい人たちにつきまとわれてるようで
拳銃を預かってるとかで・・
 
〜〜お勉強2〜
イギリスは狩猟の国なので、拳銃についての規制は緩やかだと思っていたのですが
とんでもない!日本とともに世界でも類まれなる厳しさなのだそうです。
銃器不法所持の罰則は、日本は1年以上10年以下の懲役ですが英国は5年以上の懲役で
なんと罰金の上限なし!
 
だもんだから、大変。家のカウチの中に銃が隠されていたのです。
でも息子ふたりはギャングに脅されていてどうにもまりません。
エリックは直談判に行くのですがぼこぼこにされて帰ってくる始末。
といって警察に通報することもできずにいると・・
 
後半は同僚たちとの結束力が主になってくるのですが、これとってもよくわかります。
イギリスを何度か旅行したことがあるのですが、小さな町にも必ずパブがあって
週末ともなると町の人たちがみんなといっていいほど集まり、わいわいガヤガヤ・・
町のひとつの社交場であり、みんな知り合い〜っていう感じでした。
よそ者にも優しくて、あれこれ話しかけてきてくれます。
この彼らの親密さと親切さって他の国では味わえないものでした。
だからこそこのラストに至ったのですね。
見終わった後、心温まると同時にスカッとやったーっていう感じになります。
 
 
90年代後半になって出てきた『ブラス!』や『フル・モンティ』に共通する映画で、労働者階級の人たちの
厳しい現状をベースにしつつも、彼らの結束力で明るく、楽しくしてしまう・・
イギリス映画の良さが充分に表れてる作品でした。
 
 
 
**ケンローチ監督**
1936年、イギリス出身の映画監督。
2000年以降の作品しか知らなかったのですが、1968年に『夜空に星のあるように』を発表してから
10本以上も作られていたのですね。
そんなベースがあって『麦の穂をゆらす風』で受賞したということに今気づきました。

2000年以降の主な作品
11'09''01/セプテンバー11 11'09'01 - September 11 (2002)
やさしくキスをして Ae Fond Kiss... (2004)
明日へのチケット Tickets (2005)
麦の穂をゆらす風 The Wind That Shakes the Barley (2006)
それぞれのシネマ(2007)
この自由な世界で It's a Free World... (2007)
エリックを探して Looking for Eric (2009)
 
 
 
 
監督 ケン・ローチ 
脚本 ポール・ラヴァティ 
原案 エリック・カントナ 
撮影 バリー・アクロイド 
プロダクション・デザイン ファーガス・クレッグ 
音楽 ジョージ・フェントン 
スティーヴ・イヴェッツ (Eric Bishop)
エリック・カントナ (Eric)
ステファニー・ビショップ (Lily)
ルーシー・ジョー・ハドソン (Sam)
ジェラード・カーンズ (Ryan)
ステファン・ガンブ (Jess)
 
 

閉じる コメント(27)

エリックってカントナのことなのか?!
それは絶対観なきゃ
野次った客にカンフーキック食らわせて
その写真がASHというバンドの
「Kung Fu」のシングルジャケに使われました
曲はこれ
http://www.youtube.com/watch?v=dWqY8qrBBSI
歌詞にジャッキー・チェンが出て来ますが
それに感動した本人
ジャッキーが自分の映画のエンディングに使用したことでも有名
すいません
サッカー狂なんです

2011/1/9(日) 午後 3:52 [ HK ] 返信する

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サムソンさん。はいケン・ローチがコメディ撮るなんて
思いもしませんでしたが、これがいいの〜
イギリスらしい感じです。

2011/1/9(日) 午後 10:58 car*ou*he*ak 返信する

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えいさん。ご丁寧にありがとうございます。
英国独特の結束力ですね。
こういう作品も素敵です。

2011/1/9(日) 午後 10:59 car*ou*he*ak 返信する

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ひかりさん、お詳しかったのですね〜
より楽しめるかも・・
近所のシネコンで上映されるなんて・・すごいラッキーですね。

2011/1/9(日) 午後 11:00 car*ou*he*ak 返信する

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HKさん。エリックって有名選手とこの映画の主人公と
両方に掛けてあります。
すごいすごい。音楽にも関連があるのですね。
・・でジャッキー・チェンが自分の映画にも・・
そこまで詳しいと、この映画は何倍も楽しめるでしょう。

2011/1/9(日) 午後 11:02 car*ou*he*ak 返信する

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あはは、やっぱりカルちゃんも「ブラス!」や「フル・モンティ」を出しているところが嬉しい!(笑)
ホント、イギリスの労働者階級を主役にした映画って面白くて温かくていいですよね〜
これもコメディタッチだけど、ファンタスティックでもあり、ヒューマンドラマの部分が充実していてとても楽しめました。
さすがケン・ローチ監督ですね。
私もTBさせてくださいね♪

2011/1/12(水) 午後 5:45 choro 返信する

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Choroさん。イギリスの労働者階級を描いたものって温かく
そして爽快ですね。
そうですね。ただのコメディだけでなく、ドラマ部分も深くてとてもいい作品でした。ケンローチ作品はいいですね。

2011/1/13(木) 午前 9:30 car*ou*he*ak 返信する

お〜明日へのチケットもそうだったんですか〜知らずに観てました(汗)やっと観てきました。
これとってもいい作品でしたしラストもとっても痛快でそれで温かくてよかったです。大好きかも〜確かに「フル・モンティ』みたいな雰囲気あるかも〜イギリスってこういうpubがいいんですね〜
TBお願いします。

2011/1/20(木) 午後 2:27 ひかり 返信する

これ、最高でしたね〜♪私もやった〜という気持ちになりました。結構、ボロ泣き(笑)
イギリスの拳銃不法所持の罪はそんなに重いのですね。知ってればどんなにエリックが勇気を振り絞ったかが分かりますね〜。納得。
それから、そうか!『フル・モンティ』とかもイギリス映画でしたっけね。同じにおいがしますね。あれでも泣き笑いしたなあ。いい作品でした。TBさせてくださいね。

2011/1/30(日) 午前 11:03 + kuroneko + 返信する

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ひかりさん。この監督さん、明日へのチケットのひとりでもありました。ラストも痛快。全体にコミカルで楽しくて・・
イギリスのパブって独特で、みなさんほんとにこういう風に集ってます。

2011/1/30(日) 午後 0:38 car*ou*he*ak 返信する

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くろねこさん。ラスト爽快ですよね!!
こういう映画っていいわ〜
私も拳銃不法所持がこんなに重いなんて、見てるときには知りませんでした。『フルモンティ』に通じるものがありますね。

2011/1/30(日) 午後 0:40 car*ou*he*ak 返信する

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予告だけ観たのですが大好評なのですね。一月は一回しか映画館に行っただけです。二月はまだ未見。『ブラス!』大好きだったので観たくなりました。ありがとうございます。

2011/2/14(月) 午後 0:37 hitomi 返信する

ケン・ローチ作品はお初だったけど、これだけ観ると、とても社会派で重い作品を信条とする人には見えんねぇ
アイデアはおもしろいけど、全体的にわりと静かで、乗りきれませんでした。まぁ、このシュールさがいいのだろうけど。
ほぉ〜〜、イギリスの銃規制ってそうなんだ!?知らんかった。
それを知ってると、たかが拳銃1丁であそこまで慌ててたのに納得!
カントナの偉大さと同じく、知ってればもっと楽しめる要素のある作品だね。
TBさせてね(。・ω・)ノ゙

2011/2/16(水) 午後 1:13 ハイダウェイ 返信する

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hitomiさんは観劇が多いですものね。
あ・すごい『ブラス!』をご覧になっているのですか
あの作品と似てるところがあります。

2011/2/16(水) 午後 10:38 car*ou*he*ak 返信する

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hideawayさん。本当は重くて深くて・・心に残る作品の数々を
撮られてます。
あはは・・あまりお好きではなかったようですね。
そうなんですよん。イギリスの銃規制について日本では
わからないですよね。アメリカと一緒と思ってしまいます。
そこがポイントでしたよね。

2011/2/16(水) 午後 10:40 car*ou*he*ak 返信する

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カルさん、麦の穂を揺らす風もよかったけど、この映画は勇気が湧いてくる映画ですね。

2011/2/20(日) 午後 7:18 mossan 返信する

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もっさんさん。そうですね。これもコメディですが
でも勇気が湧いてくる映画でした。

2011/2/20(日) 午後 7:20 car*ou*he*ak 返信する

サッカーには詳しくないのですが、楽しめた作品でした.英国パブでの与太話、サッカーファン同士のやり取り…面白かったですねぇ.
久々のトラバ、させて下さい.

2011/4/14(木) 午後 11:08 チャコティ副長 返信する

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チャコティさん。同じくサッカーのことは何もわからないのですが
これはいい作品でしたよね〜
英国パブでの集まりって独特ですね。

2011/4/16(土) 午前 8:59 car*ou*he*ak 返信する

へ〜イギリスって
小さなパブであんな風にワイワイガヤガヤしてるんですか〜
日本でも田舎の漁師町って雰囲気で・・と思って
和やかな気分で見てましたわ( ̄m ̄*)
ラスト爽快な作品でしたね
TBします(●´∀`)ノ

2011/7/10(日) 午前 8:33 [ 翔syow ] 返信する

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