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           ***STORY***                   2010年  アメリカ  
18歳のジョニ(ミア・ワシコウスカ)は、自分の母親ニック(アネット・ベニング)、同じ父親を持つ15歳の弟・レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)、そしてレイザーの母親ジュールス(ジュリアン・ムーア)の4人暮らし。ママ二人と姉弟という家族で、仲良く、楽しく愛情に満ちた生活を送っている。しかし、大学進学のための一人暮らしを機にジョニは、まだ会ったことのない自分たちの医学上の父親・ポール(マーク・ラファロ)に興味を持ち、レイザーと共にこっそり会いに行くことに                                     gooより
ある風変わりな家族を通し、愛や家族の本質を見つめる人間ドラマ。
 
家族や夫婦にとって”節目”というのはあるものですが、この作品の場合は18歳のジョニが
大学進学のため独り暮らしをすることになったことでした。
それを機にずっと気になっていた自分の遺伝子上の父を探そうとします。
というのもこの夫婦というのはレズカップルで、ジョニの母ニックがお医者さんとして働き
主婦のような役割をレイザーの母、ジュールスが担っているという”ちょっと変わった家族”なのでした。
 
・・でその遺伝子上の父ポールはオーガニックレストランを経営する人で、ちょっと頼りなさげだけれど
自由な空気を吸ってる人でした。
最初子供2人が会ったあとふたりの母、ニックとジュールスもご対面。
多分ニックは当時の書類からジャーナリストか国際弁護士。そこまでいかなくても大企業の部長さん
くらいにはなってるのかもなんて期待していたかもしれないけれど、ジュールスは
まあまあ気にいった模様でした。
落ちこぼれっぽくも見えるのに、自然と自分のレストランを愛してる人。
この設定もうまいと思います。
 
ガーデナーというかランドスケープデザイナーというかを目指すジュールスにポールは裏庭の
デザインを依頼したことから思わぬ展開に・・
 
母ふたりに子供ふたりというそれなりに安定した家族に”侵入者”が現れてしまったことにより
それぞれの関係を見直したり、悩んだりします。
ことにニックはこの家族においての”父親”
まじめで、自分にも他人にも厳しく、この家族の大黒柱であると同時に仕切りもしたがります。
一方ジュールスは美しく女らしく”母役”子供たちが手を離れた今、ジュールスは
自分のこれからの生き方と仕事を模索していたところでした。
女性ふたりではありますが対照的な性格と行動がすごく丁寧に描きこまれていて、それぞれの
発言にうなずいてしまったりします。
結局こういう問題というのはレズカップルでなくても起こったことでしょう。
 
またこの作品は夫婦の目を通してでもあると同時に子供目線でもあります。
兄弟でありながらもちょっと異性としても惹かれあうふたり。
ふたりにとって突然現れた父親は理想どうりでなくともやはり父で彼の出現はうれしかったことでしょうね。
勉強に異性に、そして将来のことに悩みながら今までちょっと変だな〜って思っていたこの家族に
最後すごい愛着を感じるところがとても良かったです。
 
でもちょっとかわいそうだったのはポールですね。
知らなければ知らないで良かったのに、”知ってしまったからこその喜びと苦しみを味わいます。
家族の良さにも目覚めるのに、おいそれとは手に入らない悲しさ。
でも自分の子供がこの世に存在したのですからきっと人生変わっていくことでしょう。
 
奇抜な設定のわりには普遍的な家族のテーマを描いていて、じっくり見せてくれる秀作でした。
それもこれもなんといってもアネットベニングとジュリアンムーアの掛けあいのうまさですね。
アネットは今まで女っぽい役が多かったですが、この作品ではまさにお父さんになりきっているところが
ひとつのみどころです。
またジョニ役のミア・ワシコウスカは透明で理知的。
普通と違う家族に振り回されることなく、勉強して自分の道を拓こうとしてる
役にぴったりでした。あ・この方アリスちゃんでしたね。
 
監督さん、リサ・チェンデンコについての情報はあまりないのですが、
しあわせの法則(2002) ハイ・アート(1998)を撮っています。
しあわせの〜もさりげないけれど、じんわりと心に残った作品でした。
 
 
 
監督 リサ・チェンデンコ 
脚本 リサ・チェンデンコ
スチュアート・ブルムバーグ 
撮影 イゴール・ジャデュー=リロ 
音楽 カーター・バーウェル
ネイサン・ラーソン
クレイグ・ウェドレン 
アネット・ベニング (Nic)
ジュリアン・ムーア (Jules)
ミア・ワシコウスカ (Joni)
マーク・ラファロ (Paul)
ジョシュ・ハッチャーソン (Laser)
ヤヤ・ダコスタ (Tanya)
 

閉じる コメント(24)

来ないんだな例によって(泣)
レズカップルでなくても
といった件に、さすが!
と観てもいないのに反応してしまいました
そのようなフラットな視点は本当に大切ですね
テーマや監督のヴァリューなどで感想を高く(あるいは低く)
盛る人があまりに多いので

2011/5/14(土) 午前 11:19 [ HK ]

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HKさん。ありがとうございます。
ああ・なるほど。そうですね。
名のある監督さんだから・・逆にそうでないから・・と
フィルターかける人、多いですものね。
でも常にフラットに鑑賞しないといけませんよね。

2011/5/14(土) 午後 6:32 car*ou*he*ak

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そうなんですよね〜
これは奇抜な設定なんだけど、実はどこにでもある家族の風景。
そこが共感できる理由なのでしょうね。
キャストもはまり役で後味もよく楽しめました。(^^)
私もTBさせてくださいね。

2011/5/14(土) 午後 10:02 choro

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Choroさん。そうなんですよね。
レズカップルって回りで見たこともないし、ぎょっとするシーンも
ありました。
でも逆に堅実な家族でもありますよね。
キャストもグッド〜でした。

2011/5/14(土) 午後 10:04 car*ou*he*ak

設定はレズビアンカップルでも普遍的な家庭のことが描かれてるんですねぇ。
これ観たいんですよね〜〜
アネット姐さんの演技のも注目です^^

2011/5/15(日) 午後 5:31 じゅり

設定は複雑だけど内容はいたってシンプルな家族ドラマでしたね。
シンプルながらところどころクサビを打ち込むセンスは素晴らしかったです。
TBさせて下さいね♪

2011/5/17(火) 午前 0:57 marr

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>奇抜な設定のわりには普遍的な家族のテーマを描いていて

同感です。同姓カップルの家族なのに、私はわりと違和感なく受け入れてしまいました。アネット・ベニング上手いです。
TBお願いします。

2011/5/18(水) 午後 1:54 オネム

女性二人でありながらほんと対照的な二人でした。
アネット、ジュリアンの二人の演技、ほかの出演者皆さん素晴らしい演技でしたね〜
そう私もポールがいい人だっただけになんだか可哀そうっておもちゃいましたよ〜。TBお願いします。

2011/5/18(水) 午後 2:47 ひかり

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じゅりさん。そうなんです。レズカップルというと
飛んじゃってる感じがしますが、逆に保守的。
このふたりだからこその奥深さでした。

2011/5/18(水) 午後 6:23 car*ou*he*ak

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marrさん。そうそう。複雑な設定なのにシンプル。
ところどころに山場があり、うまい描き方ですよね。

2011/5/18(水) 午後 6:24 car*ou*he*ak

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オネムさん。同性からするとレズカップルって違和感ありますが
でも保守的だったので見てて共感できました。
アネット姐さんさすがです。

2011/5/18(水) 午後 6:26 car*ou*he*ak

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ひかりさん。このふたりが対象的でいい組み合わせでした。
ポールはいい人だっただけにちょっとかわいそう。
でもこの後いい展開だといいですね。

2011/5/18(水) 午後 6:27 car*ou*he*ak

確かに〜このママ二人夫婦の悩みとかって、普通の夫婦にも同じように言えることなんですよね。面白く奇抜な設定だけど、だから、共感も出来たし、面白かったんでしょうね〜。
私も、ポールにはちょっと可哀想な気が(笑)いい関係を続けていって欲しかったけどなあ。でも、後味もしっかり良くて、いい作品でしたね。TBさせてくださいね!

2011/5/19(木) 午後 11:26 + kuroneko +

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くろねこちゃん。そうなんですよね。レズカップルっていうと
それだけで過激ですが、でもすごく保守的な家族だったと思います。
そう・・ポールがちょっとかわいそうだけれど、でも
きっとこの後みんなといい関係を築けることでしょう。
結論が明確ではないけれど、言いたいことは伝わってきました。

2011/5/20(金) 午前 11:05 car*ou*he*ak

ほんと、アネットって女らしい役が多かったのに、この役ではしっかり男前!
あらためて、うまい女優さんだなぁと思いました。
多分監督を参考にしたかな。
普遍的な家族の問題を描いているというのは同感です。
TBさせてくださいね。

2011/5/21(土) 午後 1:16 pu-ko

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そうですね、ポールの設定はうまいですよね。
知らない人の遺伝子が自分の子供に深く関わっているというのも不思議なものですよね。そんな部分もさりげなく描かれていましたね。
変わったカップルながら、普遍的な家族愛を描いたお話でしたね。

2011/5/27(金) 午後 8:10 megmynおまけ

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色んな愛の形があって、家族がそれを認め合って良い絆があるって素敵なことですよね☆
TBお願いします!

2011/7/10(日) 午前 10:18 かず

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やっと観てきました。確かに普遍的な家族のお話として楽しめました。そこにレズカップルや精子提供者といった設定を盛り込むことで、頭一つ目立つドラマに仕上げているあたり、監督はなかなかの策士ではないかなって思っちゃいました。普通の家庭のドラマだったら、あんなに受賞やノミネートされなかったのではないかしら。
TBさせてください。

2011/8/27(土) 午後 10:48 [ einhorn2233 ]

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PU-KOさん。アネットは男前な役もいいですね。
意外に普遍的な内容でした。
おまけさん。ポールの設定はうまいですよね。
変わったカップルだけれど、中身は意外に保守的でした。

2011/8/28(日) 午後 6:32 car*ou*he*ak

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かずさん。そうそう。愛には色々な形があっていいはずです。
einhorn2233さん。ほんとそうですよね。
そのバランスがうまかったと思います。

2011/8/28(日) 午後 6:33 car*ou*he*ak

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