Cartouche

肺炎で入院中。リコメ・ご訪問遅れております。

全体表示

[ リスト ]

*ゴーストライター*

イメージ 1
 
元英国首相ラングの自伝執筆のために出版社より選ばれたゴーストライターの“僕”は、ラングが滞在するアメリカ東海岸の孤島に向かう。その矢先、ラングがイスラム過激派の逮捕や拷問に加担した疑いがあるというニュースが流れる。このスキャンダルは国際刑事裁判という大騒動になっていく。一方、“僕”は溺死した前任者の部屋から、ある資料を見つける。それはインタビューで聞いたラングの経歴を覆すものだった…。gooより
 
2002年公開の『戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞を受賞したロマンポランスキー監督の作品。
全編にわたり、グレーの雲が重くたちこめた東海岸の孤島での出来事で
舞台もお話もかなり暗いです。
といって重すぎず、見やすく、好みのタイプの作品でした。
 
元英国首相ラングの自叙伝の執筆者を決めるインタビューから始まります。
自信なさげな彼ですが、友人が激しくプッシュしたし、”ハートで書きます”という彼の言葉が効いて
見事そのポストを得ます。
 
決定してすぐイギリスからアメリカ、東海岸にある、ラングが今住む家に招かれます。
これがなんというかすごくモダンで、スタイリッシュ。
海岸際に建っていて眺望がいいのはいいのですが、砂浜の穏やかな海ではなく
ごつごつとした岩場が続くキビシイ海。
時として嵐のこともあるこの海がこの映画のもうひとつの主人公かもしれません。
 
彼の前任者の書いた草稿をまず読むよう言われるのですが、それはあまりにもつまらないものだったので
大胆に加筆していくことになります。
するとそのうち前任者の死に疑問が・・
 
中盤以降、サスペンスとしてぐいぐいと惹きつけられます。
元々ライターですが、彼は知性とともに行動力やとっさの判断力運動神経もあって迫りくる
”敵”と戦っていくことになります。
フェリー乗り場でのシーンは見事!!
でもスパイでも警察でもない彼は、人柄からか
”ああ・もう〜そんなことわざわざ言わなくても・・”っていうことがたくさん。
 
最後も詰めてカッコよくキメたのはいいけれど・・
 
・・と後半は突っ込みどころが多いかもしれません。
でも私は全然推理できなくて、最後の謎とその解き方になるほど〜!!。
でもこれ明らかないブレア首相のことだと思うのでこんな描き方しちゃっていいのでしょうか??
 
またこの作品はサスペンス以外にもどころがたくさんです。
 
たとえばラングの奥さんと女性秘書の関係。
四六時中、ラングと行動をともにしているのだしどうも怪しい〜
知性的でクールな奥さんですが、嫉妬に狂い、雨でも海岸を散歩する姿は
見ていてかわいそうでもありました。
 
しかしなんといっても映像と音楽が素晴らしい!!
音楽はアレクサンドル・デプラ
2009年の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』や2011年の『英国王のスピーチ』でも
アカデミーにノミネートされています。
ミステリアスで暗めの音楽ですが、重すぎず、マイナーすぎず・・
 
映像はパヴェル・エデルマン。
ポーランド出身の撮影監督で1991年より撮影監督として活躍。
ポーランドだけでなくアメリカでも活躍している。2002年の『戦場のピアニスト』でセザール賞の撮影賞を受賞。
ダイアナの選択やカティンの森 も撮られています。
 
ロマン・ポランスキー監督(Roman Polanski, 1933年 - )
ポーランドの映画監督。ユダヤ教徒のポーランド人の父親とカトリック教徒でロシア生まれの
ポーランド人の母親の間にフランスの首都のパリで生まれる
母親はアウシュビッツでドイツ人に虐殺され、父親はドイツ人により採石場で強制労働をさせられ、
終戦まで生き残った。
 
また自身も、ドイツに占領されたフランスのヴィシー政権下における「ユダヤ人狩り」から逃れるため
転々と逃亡した。この体験がポランスキーの作品に深く影響を与えることとなった。
2002年公開の『戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞を受賞
それぞれのシネマ「エロチックな映画」(2007)
オリバー・ツイスト(2005)
戦場のピアニスト(2002)
ナインスゲート(1999)
死と処女(1994)
赤い航路(1992)
フランティック(1988)
テス(1979)
チャイナタウン(1974)
ローズマリーの赤ちゃん(1968)
 
 
監督 ロマン・ポランスキー 
原作 ロバート・ハリス 
ユアン・マクレガー 
ピアース・ブロスナン 
キム・キャトラル 
オリヴィア・ウィリアムズ 
 
 

閉じる コメント(22)

音楽は本当に素晴らしかったですね〜
冒頭のフェリーのシーンからやられました
原作はラスト違って
主人公が不安の渦に巻き込まれながらの
フェイド・アウト

2011/9/1(木) 午前 8:46 [ HK ] 返信する

顔アイコン

chokoboさん。私実はカティンは未見でして・・
でもその映像監督さんですからすごいです。
これ地味ですが、とても話題になってますね。

2011/9/1(木) 午前 11:37 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

チャコティさん。私もこれ大好き!
ほんと強すぎないユアンがぴったりでした。
まさにポランスキー映像のマジックですね。

2011/9/1(木) 午前 11:40 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

HKさん。音楽も映像も素晴らしかった〜〜
そうそう。フェリーのシーンから引き込まれました。
え〜そうなんですか。
でもその方が余韻があるかもしれませんね。

2011/9/1(木) 午前 11:41 car*ou*he*ak 返信する

ユアンは名前さえ与えられず、最後までゴーストと呼ばれてましたね。
そしてあのラスト!
サスペンスが加速する中、ユーモラスなユアンの飄々とした存在感がよかった。
でも最後はやはりゴーストたる終わり方で、ビックリと同時に天晴れ〜と拍手。
TBさせてくださいね。

2011/9/1(木) 午後 1:38 pu-ko 返信する

顔アイコン

PU-KOさん。そうそう。彼は名前すらなくゴーストか僕でしたね。
そうそう。ユアンがなんとなくのんびり〜していたのと
ピアース・ブロスナンの明るさが良かったです。
ラストのシーン、きれいだった〜

2011/9/1(木) 午後 4:11 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

これは去年観てて、細かいところを忘れてしまいました。
今日ほんのちょっと時間が合わず鑑賞できなくてーーー ザンネン。
また行きたいです。 削除

2011/9/1(木) 午後 5:09 [ rose_chocolat ] 返信する

サスペンスとして合格点があげられる作品だったと思います。確かにラストの方はちょっと辻褄を合わせるような感じのところはありましたけれどね。トラバさせてくださいね。

2011/9/1(木) 午後 11:07 いっちー 返信する

面白かったですね〜こういう監督のバックがあるからこそああいう展開になるわけですね〜
いや〜ここまでアメリカをCIAを・・・女は怖いですね。
いいように一生を彼女のために生きたわけですよね。
辞めたいと思っても止めることさえできずにこんな最後なんて可哀そうなラングでしたね〜突込みどころは監督がわざとユニークにするためにしちゃってるのかな?とかまで思っちゃいました。
どこまで考えて作りこまれてるのかって思わせる作品でした。
最近いい作品ばかり観れて幸せで〜す(笑)TBお願いします。

2011/9/2(金) 午後 7:27 ひかり 返信する

あっ!そう音楽も凄く良かったって・・・ベンジャミンバトンの方ですか?なんか納得です。

2011/9/2(金) 午後 7:28 ひかり 返信する

顔アイコン

rose_chocolatさん。去年の東京映画国際映画祭ですでに
ご覧だったのですね。引き込まれる作品でした。

2011/9/3(土) 午前 6:22 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

いっちーさん。クルマのあの機能についてなど警察が
どうして調べないのかしら?とか色々ありますが
全体に面白い!!ですよね。

2011/9/3(土) 午前 6:23 car*ou*he*ak 返信する

顔アイコン

ひかりさん。ほんと面白い〜
そうですね。監督さん、元々色々おありで・・
仕方なくもどんどん巻き込まれてく主人公が見ごたえありました。
そうですね。最近いい作品ばかり!

2011/9/3(土) 午前 6:26 car*ou*he*ak 返信する

アバター

あはは、確かにゴーストはアクションにも長けてましたね〜(笑)
とにかくサスペンスらしいサスペンスという感じで楽しめました!
ポランスキーは魅せ方が上手いですよね。
TBさせてくださいね♪

2011/9/3(土) 午後 9:19 choro 返信する

ユアン・マクレガー、ゴースト役、ピッタリでしたねv
あの孤島の浜辺にオリヴィア・ウイリアムズが似合ってて…とか。。
惹き込まれて前のめりで観てた。たぶん^^;
ラストシーンも良くて、キッチリとポランスキーワールドでした♪
遅くなりましたが…TBさせて下さいね〜<(_ _)>

2011/9/3(土) 午後 11:24 ふぇい 返信する

顔アイコン

純度の高いミステリー、サスペンスとして楽しめました。陰影の濃いシネスコ画面は大きな映画館で観る絵になっていて見ごたえありました。映画としてのスケール感があるんですよ。いわゆる「当たり」って感じの映画でした。TBさせてください。

2011/9/4(日) 午後 6:05 [ einhorn2233 ] 返信する

顔アイコン

死と処女
観てるこっちがほとんど拷問状態でした。

これも楽しみです。

2011/9/8(木) 午後 1:05 ミミヅク 返信する

顔アイコン

全体の背景が、暗く青っぽいのが印象的でした。音楽もいいですね。
ユアン・マクレガーは、いろいろな役がありましたが、「彼が二度愛したS」と同じくらい、よかったです。

なかなか引き込まれました。TBさせてください。

2011/9/11(日) 午前 5:52 fpd 返信する

顔アイコン

ロマン・ポランスキーが醸し出すミステリアスな雰囲気、さすがですよね。
個人的にはキム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズの配役が効いていたと思いました。
TB、させてくださいませ。

2011/9/11(日) 午後 4:47 サムソン 返信する

顔アイコン

カルトゥーシュさんのベストに入ってることもあって、DVDにしようかと思っていたのを観に行きました!
行って良かったです!
音楽良かったと思ったら、凄い実績の方だったんですね。
映像も良かったです!
こちらもTBさせてくださいね。

2012/1/3(火) 午後 10:21 木蓮 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(22)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事