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        ***STORY***                 2010年  デンマーク=スウェーデン
デンマークに家を持つ医師のアントン(ミカエル・パーシュブラント)は、アフリカの地に赴任し、キャンプに避難している人々の治療を行っている。様々な患者の中には妊婦の腹を切り裂く悪党“ビッグマン”の犠牲者もいた。母マリアン(トリーネ・ディアホルム)と幼い弟のモーテンと暮らしているエリアス(マークス・リーゴード)は、毎日学校で執拗なイジメにあっていた。父親のアントンが大好きなエリアスはその帰国を喜ぶが、両親は別居中である。ある日、母親の葬式を終えたクリスチャン(ヴィリアム・ユンク・ニールセン)が、エリアスのクラスに転校してくる                                         gooより  
「悲しみが乾くまで」のスサンネ・ビア監督が、暴力や憎しみに満ちた世界の中で、
希望を見出していく人々の姿を描いた
第83回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。
 
デンマーク出身のスサンネ・ビア監督の描くのは
『しあわせな孤独』での交通事故、
アフター・ウェディング』の不治の病、
『ある愛の風景』での夫の戦死
どれも悲劇による喪失感や孤独とそれを乗り越えようとする人々の愛が描かれていますが
それとともにいつもテーマとなってるのが、選択です。
 
今回もそれがベースとなっているのですが、アフリカの戦地での大人たちと学校での子供たち。
かけ離れたようでいて根はひとつ。
身近な問題も織り込むことによってより、共感できるものになってました。
 
アフリカ難民キャンプ。スウェーデン人医師アントンの元に、日々、同じようにお腹を切り裂かれた
妊婦さんが運び込まれます。これはビッグマンと呼ばれるゲリラの仕業のよう。
ある日、そのボスの彼が脚を怪我してやって来ます。
今まで住民にひどいことをしてきた人で、アントンも彼を許せません。
でもお医者さんという立場で彼は・・
 
一方のデンマークでは、アントンの息子エリアスがいじめに遭っています。
転校生のクリスチャンは、彼をいじめる生徒を殴り倒し、ナイフで脅し・・
又並行して描かれるのはふたりの少年の家族のこと。
それぞれ親や深い愛で彼らのことを想っているのにそれが充分に伝わりきれていないような
ところや親とて完全な人間ではないことがじっくり、ゆっくりと描かれていきます。
この監督さんはこういう人間描写が本当にうまいですね。
 
そして場所も年代も大きく違うこの二つの物語を交互に描くことによって報復とは何かということが
浮かび上がってくるのはさすが!
そしてこの作品は悪い方向に進んだ その後のことも・・
人間としてどうするか
でも愛情をたっぷり受けて育った子供はたとえ道をはずれても戻ってこられますし
親も戻せます。
このわずかに見える”希望”。
ひとつひとつは小さなことでもこれが未来に向かって大きなものになりますように
この映画を見て深くそう思わずにはいられませんでした。
 
 
**スザンネ・ビア監督**
60年4月15日デンマーク生まれ。
ドグマ作品『しあわせな孤独』(02)で批評家の絶賛を受け、観客動員数も50万人を記録。。
04年の『ある愛の風景』もデンマーク国内で43万人以上の観客を動員する大ヒット。
またサンダンス映画祭、トロント映画祭、サン・セバスチャン映画祭、ロンドン映画祭など
多くの国際映画祭にも出品されて、様々な国際的な賞及びノミネートを受けています。

この作品も興行的にも成功を収め、米アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされました。
『ある愛の風景』、『しあわせな孤独』はハリウッドでのリメイクが進行中。

ラブ・ファクトリー Den eneste ene (2002) 製作総指揮・脚本 日本未公開
しあわせな孤独Elsker dig for evigt (2002) 監督・原案
ある愛の風景 Brødre (2004) 監督・原案
アフター・ウェディング Efter brylluppet (2006) 監督・原案
悲しみが乾くまで Things We Lost in the Fire (2007) 監督
 
 
 
監督 スサンネ・ビア 
製作 シセ・グラム・ヨルゲンセン 
脚本 アナス・トーマス・イエンセン 
原案 スサンネ・ビア 
撮影 モーテン・サーボリー 
音楽 ヨハン・セーデルクヴィスト
ミカエル・バーシュブラント (Anton)
トリーネ・ディアホルム (Marianne)
ウルリク・トムセン (Claus)
ヴィリアム・ユンク・ニールセン (Christian)
マークス・リーゴード (Elias)
キム・ボドゥニア (Lars)

閉じる コメント(16)

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うんうん、小さなことでも大きな希望に。
貴重なメッセージが込められた佳作と思いました。
さすがは、オスカー受賞作ですね。 TB、させてくださいね。^^

2011/9/8(木) 午後 9:51 サムソン

とても苦手そうなので
観るのはずいぶん先になりそうです(汗)

2011/9/9(金) 午前 0:58 [ HK ]

この作品には色々考えさせられました。いじめ、報復、正義…。答えは自分では導き出せませんでしたが、問題提起してく作品として強い印象でした。

2011/9/9(金) 午前 6:37 チャコティ副長

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ここでも子どもに対してどのように向き合うべきか、大人の(親の)選択が問われますよね。それぞれの気持ちがわかるだけに難しいけど、映画での描き方は素晴らしかったですね。
そそ、希望がその中に見えるのがよかったです。
私もTBさせてくださいね♪

2011/9/9(金) 午前 10:32 choro

私はこれが今年一番(笑)
綺麗事だけではなくて何とも感心してしまいました。
「アフリカの戦地での大人たちと学校での子供たち。
かけ離れたようでいて根はひとつ。」この二つを並べて実に上手く表現してました。どっぷり感情移入しまくりでした(笑)
TBお願いします。

2011/9/9(金) 午後 10:12 ひかり

暴力はダメだとわかっていても、100%とはいえないところがあって、色々と考えさせられました。
平和を願うメッセージもしっかり込められた素晴らしい作品でしたね。
『ある愛の風景』のリメイクは『ブラザーズ』で、日本でも公開されましたね。
TBさせてくださいね

2011/9/14(水) 午前 1:14 pu-ko

>身近な問題も織り込むことによってより、共感できる
ほんとそう思いました。
身近なことが大きなことにつながっていくのですね。
平和な世の中になることを願いたくなるような映画でした。
TBさせてくださいね!

2011/9/15(木) 午前 7:04 iruka

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サムソンさん。ラスト。小さな希望が見えます。
これが大きく大きくなってくれるといいですね。

2011/9/15(木) 午後 3:18 car*ou*he*ak

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これはHKさんジャンルではないですね(笑)
でもいい作品なので機会があったらぜひ!みてください。

2011/9/15(木) 午後 3:19 car*ou*he*ak

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チャコティさん。ほんとそうですね。
自分の中で答えは見出せません。
でも問題を提示してくれて、考えるきっかけになりました。

2011/9/15(木) 午後 3:19 car*ou*he*ak

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Choroさん。子供とどう向き合っていくか
でも親が愛情もって接すれば必ずいい結果になりますね。
ふたつの対比が鮮やかでした。

2011/9/15(木) 午後 3:21 car*ou*he*ak

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ひかりさん絶賛ですね!!
かけ離れたようですが、このふたつのことの根は同じでした。ほんとすごくいい作品だと思います。

2011/9/15(木) 午後 3:22 car*ou*he*ak

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PU-KOさん。そうですね。
暴力とか復讐とか・・人間にとって一番むずかしい問題を
わかりやすく描いてくれました。
あ・そうそう。『ブラザース』で公開になってました。

2011/9/15(木) 午後 3:25 car*ou*he*ak

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irukaさん。そうそう。身近なことが社会的になり、大きなことに
つながっていくのですよね。
むずかしい問題をわかりやすく描いてくれていて素敵な作品でした。

2011/9/15(木) 午後 3:26 car*ou*he*ak

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やっと横浜でも公開となりスクリーンで観ることができました。報復の連鎖という重い題材を正面から扱っていて見応えがありました。伝わらない想いが引き起こす無意味な暴力は、結局なくならないのか。ほんの少しだけ希望を匂わせてはくれるものの、映画としては問題提起にとどまっているので、苦い後味の映画になっていました。TBさせてください。

2011/11/2(水) 午後 11:35 [ einhorn2233 ]

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einhorn2233さん。報復の連鎖をどこで断ち切るか
現実でも大きな大きな問題ですね。
希望は感じますが、そうですね。後味はよくないですね。

2011/11/2(水) 午後 11:51 car*ou*he*ak

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