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*プレステージ*

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***STORY***             2006年  アメリカ
19世紀末のロンドン。若き奇術師アンジャーとボーデンは、中堅どころの奇術師ミルトンの元で修行をしていた。しかしある日、アンジャーの妻で助手のジュリアが水中脱出に失敗し死亡。事故の原因はボーデンの結んだロープが外れなかったことだった。これを機にアンジャーは復讐鬼へと変貌し、2人は血を流す争いを繰り返すことになる。その後、結婚し幸せな日々を送るボーデンは、新しいマジック「瞬間移動」を披露するのだが…。                  gooより



舞台は19世紀末のロンドン。チャールズ・ディケンズっぽい雰囲気が漂っています。
そもそもマジックの歴史は古く、4500年前以上からあったのですが、ナイトクラブでの
ショー、ステージショーとして定着し始めたのはまさにこの頃です。

そこにライバルになる2人の奇術師が登場します。
クリスティアン・ベールが演じる天才的な奇術師アルフレッド・ボーデンと、
ちょっと陰険な感じのする、でも品があるヒュー・ジャックマン演じるロバート・アンジャーです。
ロバートの方は技術より、見せ方やショーの展開の仕方がうまく、優劣つけがたいふたり。
本来ならよきライヴァルとして、切磋琢磨していけばよかったのですが不幸なことに
アンジャーの妻への嫉妬から??か死亡事故を起こしてしまいます。

それからふたりの復讐劇は始まるのですが、これがストレート。
マジックには常に危険がつきまとうものだということが改めてわかります。
ただ・・見ているときにはとってもスリリングで楽しかったのですが、こうしてちょっと時間を
おくともう少し内面の葛藤などが描かれていたらもっと良かったのに、と思います。

中盤から出てくるのが実在の人物、ニコラ・ステラです。
エジソンの影に隠れてしまって、多分ほとんどの人が知らないと思いますが、
実は近代科学に大いに貢献していた人でした。

**ニコラ・ステラ
1856年、旧ユーゴスラビアに生まれたニコラ・テスラは、8か国語に堪能なうえ、
詩作、音楽、哲学にも精通していたという、まるで近代のダ・ヴィンチのような存在でした。
そんな彼の最大の発明こそが“交流電力システム”。
電気には直流と交流の2種類があり、直流システムを発明・推進したのが、かの有名なエジソンです。

テスラは元々はエジソンのことを尊敬していて彼の助手になりました。
でも交流の方がいいとき気づき、エジソンを争っていくことになります。
この論争は電力会社・投資家・政治家までも巻き込んでエスカレートしました。

最終的には、シカゴの万国博覧会に交流システムが採用され、発電所にも交流システムが採用
されたことで、テスラ陣営の勝利ということで一応の決着はついたのですが2人の確執は
その後も続き、ノーベル物理学賞の候補にのぼったときも受賞を拒否したといわれています。


結局この交流が基礎となって、テレビやパソコンなど、現代の生活に欠かせない電気製品も
動いているのですが、エジソンの名前は誰しもが知っていますが、ステラは知られていませんね。
その辺もこの映画の中の主人公ふたりと良く似ているし、おもしろいです。


ちょっと逸れてしまいましたが、このテスラをあのデイヴィッド・ボウイさま!!が演じています。
お年は召してしまったけれど、ミステリアスな風貌はあの頃のまま。

最初「テレポーティング」のシステムを実験する場面が出てきます。
巨大な電力の使用をカモフラージュするために、コロラド・スプリングの町を電化し、
町が寝静まり、電気を使わない時間に使うというやり方をしていますがこの場面はほんとキレイ。

ロンドンからやってきたヒュー・ジャックマンが、まだ電気があまり普及していない時代に、
町中電気がついていて、テスラの邸宅がいまの時代のように電気の光で輝いているのを見て驚く
シーンが印象的です。そうなんですよね。私たちは今当たり前のように電気のある生活を
していますがこうなってからまだ100年ちょっとしか経っていないのです。



ラストのネタバレができないので、周辺のことを書きました。
知っておくとおもしろさが増すと思います。

そうそう。2人の天才マジシャンの闘いをさらに激しく、痛々しいもの変えていったのが
スカーレット・ヨハンソン演じるオリヴィアです。
まさに“魔性の女”で怪しく美しいのですが、この方は現代的な役もいいけれど
こういうビクトリア朝の衣装を身にまとった役も素敵です。
黒いジャケットに、帽子。レース使いのシックなブラウス姿やウエストを強調した
派手でセクシーなステージ衣装もバッチリです。

ただ、ふたりの間で揺れ動く彼女の心のうちが描かれていなかったのが残念。
理性的で一体どちらが本心なのかわからないところなどは良かったのですが、
本当の彼女の気持ちは??


映画全体にトリックがあるような感じで、色々と楽しめます。
劇場に入るときそっと手渡されたシールのウラにトリックネタバレ特集が書いてある
ネット上のサイトが記されています。
もし全部のことがわからなかったら、そこを読むと細かなことが明らかになります。
ハイ。私、けっこうわかってなかったことが多くて帰ってから読みました。





監督 クリストファー・ノーラン
原作 クリストファー・プリースト
脚本 クリストファー・ノーラン 、ジョナサン・ノーラン
音楽 デヴィッド・ジュリアン
出演 ヒュー・ジャックマン 、クリスチャン・ベイル 、スカーレット・ヨハンソン 、マイケル・ケイン 、デヴィッド・ボウイ 、パイパー・ペラーボ 、アンディ・サーキス 、レベッカ・ホール 、エドワード・ヒバート 、サマンサ・マハリン 、ダニエル・デイヴィス 、ジム・ピドック 、クリストファー・ニーム 、マーク・ライアン 、ロジャー・リース 、ジェイミー・ハリス 、ロン・パーキンス 、リッキー・ジェイ 、モンティ・スチュアート

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