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*ピエロの赤い鼻*

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まだまだのどかな牧歌的風景が眼前に広がり、素朴で暖かな人情があふれていた頃、1960年代、フランスのある田舎町。愛すべき小学校教師のジャック(ジャック・ヴィユレ)は、毎週日曜日の朝になると、一家を巻き込み大騒ぎしている。赤い鼻をつけたピエロになって、お祭り会場に集まってきた観客を楽しませ、笑わせるためだ。この繰り返される日常のやりとりに、妻のルイーズ(イザベル・カンドリエ)は愛情たっぷりのおおらかさで夫を見つめる。                                    gooより
世界15カ国で出版された、ミシェル・カンの同名ベストセラー小説が原作。
 
ナチズムを描いた作品は数多くありますが残虐なシーンをメインにしたものと
あまりそういうシーンは描かなくても、心に深く残す作品の2種類があります。
どちらも重要ですが、これはユーモアを交えながらも当時の状況を描いた作品として
トップクラスで、生涯ベストに挙げる人も多いですね。
 
小学校教師ジャックは毎週日曜、町の公民館のようなところでピエロの出し物をしています。
そんな父を冷ややかに見つめる息子のリュシアン。
そうですよね。お父さんが道化に扮するなんて、普通に考えれば恥ずかしいことです。
何も彼が特別なのではありません。
 
そんな彼の表情をみて心配した親友アンドレが戦時中のことを語って聞かせていきます。
フランスは早くからドイツ軍に占領されていてその支配下にありました。
でもそろそろ連合軍がそれを打破すべく、機会をうかがっていたころで、
この村でも密かにレジスタンス活動が進んでいました。
 
主人公のジャックとアンドレはその動機は不純で、マドンナ的女性のため、
いいとこ見せようっていう気持ちで活動し始めます。
最初はワインを投げるくらいだったのですが、そのうち彼らがしたのはなんと鉄道ポイント切替所の爆破。
大きく出ました。
 
ところが祝宴をあげようとした、まさにその瞬間。警察に踏み込まれ、連行されてしまいます。
そしてほかの容疑者とともに、入れられたのが大きな穴。
色々な拷問を見ましたが、外なのに出られない・・
これまた究極の辛さでしょう。
 
そこに現れたのが、ひとりの見張りの兵士。
元々フランスのサーカス団にいたという彼のおかげで食糧もらえたり、ピエロの芸で、ひととき
辛さを忘れさせてくれます。
このときの映像が秀逸。穴から見上げたアングルなのですが、青い空とこの兵士のバランスが美しいのです。
 
さてその後、容疑者が見つからないまま、彼らは・・
 
決して英雄のお話ではありません。
でもこの兵士をはじめとして、自分の命を顧みず若者のために犠牲になる老人。
何もかも知っていながらそれを静かに受け容れた奥さん。
ひとりひとりの普通の市民の心の温かさが、やがて戦争を終結させ
大きな幸福につながっていく・・
まさにそんな珠玉の作品でした。
 
映画見ていてすご〜〜く気になったのが、カスレです。
爆破した後の祝宴で食べ損ねてしまって、穴の中で後後まで”回想”しますが
こういうところがまさにフランス映画。
ジュネ監督作品などでも戦地でカフェオーレにこだわる兵士たちが描かれますが
食にこだわるフランス人っぽいですね。
・・でこのカスレですがフランス南西部の豆料理。
<豚肉ソーセージや羊肉、ガチョウ肉、鴨肉等と白インゲンマメを、料理の名前の由来にもなった
カソール(cassole)と呼ばれる深い土鍋に入れ、長時間煮込んで作る豆のシチューである。
映画だとスープが大目ですが、最近のは白いんげんが主でもっと煮込まれたものをさすようです。
ショコラ入れることもあるのですね。
 
 
ヌーヴェルヴァーグの監督たちに敬愛されたフランス人監督ジャック・ベッケルはお父様。
代表作は『現金に手を出すな 』『 モンパルナスの灯』  『穴』です。
 
人質のひとりで、ジャックの教え子に扮しているのがブノワ・マジメル。
ひときわその端正さが際立っています。
 
 
監督 ジャン・ベッケル 
脚本 ジャン・ベッケル
ジャン・コスモ
ギョーム・ローラン 
原作 ミシェル・カン 
製作 ルイ・ベッケル 
撮影 ジャン=マリー・ドルージュ 
美術 テレーズ・リポー
ブリュノ・マルジェリ 
音楽 ズビグニエフ・プレイスネル 
ジャック・ヴィルレ (Jacques Pouzay)
アンドレ・デュソリエ (Andre Designy)
ティエリー・レルミット (Thierry Plaisance)
ブノワ・マジメル (Emile Bailleul)
シュザンヌ・フロン (Marie Gerbier)
イザベル・カンディエ (Louise)
ヴィクトール・ガリビエ (Felix Gerbier)
 
 

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コメ返しが大幅に遅れているため、コメント欄、クローズさせていtだいてます。
 
またこれが正確であるかはわかりません。
こういう情報が出回っているということをお知らせするだけです。
 
 
東京電力は、1月1日午後、1日に起きた地震の影響により4号機
の使用済み燃料プールに隣接する「スキマサージタンク」の水位が
通常の5倍の速さで下がっていることを確認し、「4号機の使用済み
燃料プールの循環冷却に使っている配管から水漏れが起きている
可能性がある」と発表しました。
これは公式のものです。
 
その後、この件についての情報は出てないのですが
なぜ4号機が危険かと言いますと・・
使用済み燃料の量は、1〜3号機のプールに貯蔵されているものの2倍以上。
ここには、使用済みの分と、使い切っていない分をあわせて
1535本の燃料集合体が入っているからです。
 
その後セシウムなど放射性物質が拡散して福島に11月や12月と比べ約4倍以上の
セシウム降下が確認されました。
→その後少し減少しているようです。
 
いずれにしても東南海地震が起こる可能性も高くなってきていますし、
できるだけ、とりあえず水とか食糧だけでも備えておきたいですね。
 
 

 

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