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ロードショー*2011

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ミラノで繊維業を営む裕福なレッキ家の女主人エンマは、大家族を支えるために心を砕き多忙な日々を送ってきたが、3人の子供たちが成人した今、孤独を感じ、故郷ロシアへの郷愁に駆られるようになっていた。ある日、長男エドの親友でシェフのアントニオと出会い、彼の料理に舌鼓を打つうちに眠っていた官能が呼び覚まされる。二人はやがて欲望のままに情事におぼれ、それは取り返しのつかない悲劇を招くのだった…。gooより
文化村リニューアルオープンに伴って、この冬公開される作品の中で一番楽しみにしていた
作品ですが、あ〜やはり。すっごく好み!
いわば不倫ではありますが、上流の名家、レッキ家の崩壊の物語でもありました。
 
冒頭、雪のちらつく、寒そう〜〜なミラノ。
おじい様のお誕生日会が盛大に執り行われているのですが、外はほぼモノクロで
室内は豪華絢爛で温かなカラー。
後にして思えばこれはレッキ家および同じ階級の人たちと、
普通の人が住む寒そうな街並みのふたつが大きく分けられて描かれていたのでした。
 
この家の女主人そのパーティの後エンマが主人公ですが、彼女は3人の子を育て上げ、
名家の奥さまとしてパーティーと取り仕切り、気品あるたたずまいでお客様に接する・・
そんな日々をそつなくこなしてきました。
きょうのパーティーも成功です。
 
そんなレッキ家のパーティーの後半自家製タルトを持って現れたのがシェフのアントニオ。
この家には広い広い車寄せのあるポーチを上がっていくとガラス張りの玄関があり
彼は息子さんの友人だからということで中に招き入れられますが、彼はこの時決して玄関から
中に入りませんでした。
身分の差をわきまえていたのだと思います。
 
最初はそんな彼を一瞥しただけのエンマでしたがなんとなく気になり始め、次のパーティの
打ち合わせも兼ねて彼のレストランに食事に行くのですが、その時彼女が着ていたのは
真っ赤なワンピース。
そして口に含んだのが真っ赤なエビで両方の”赤”が相乗作用を生んで、彼女のパッションが
ほと走る瞬間を見事にとらえていました。
 
それからサンレモへ彼を訪ねるようになり・・
 
これは決して安易な不倫ではありません。
エンマの義理のお母様がよく出てくるのですが、彼女はかなりのおトシなのに
エンマもかなわないほどの完璧なマダ〜〜〜ム!!
子供をしっかり育て上げ、自分もスキのない上流階級の夫人を演じることが彼女の使命でした。
でも・・エンマはロシアの修復画の家の娘で多分決して上流の出ではないのでしょう。
今までの結婚生活でこらえてきたものが彼と出会ったことで噴き出てしまったのです。
 
それは映像ではサンレモの緑豊かな畑と美しい山並みによっても表現されていましたが
彼女の居場所は重厚なインテリアの豪邸ではなく自然たっぷりの簡素な家だったのでしょうね。
 
そしてラストはかなり衝撃的で・・
 
ちょっと反転します。
ある事故があったあと、ダンナさんはやさしくエンマに上着をかけますが、彼女の告白を聞いて
無言のままその上着を取ります。
そして言ったのは君は存在しないものと思う
という言葉。
ああ・これほど冷静で冷たい言葉ってあるでしょうか
 
またこの家族のことをずっと見守ってきたお手伝いさんの存在も重要。
ほとんど親戚の叔母さん状態で、誰よりも家族それぞれのことw深く理解し、守ってくれます。
彼女の旅立ちの手伝いまでも・・
 
悲劇でもあります。
でも私はこれは解放にもとれて、見た後清々しいものを感じました。
 
あ〜こういうテイストの作品はやっぱり一番好みだわ!!
 
 
先週、東京ファッションウィークのディレクターさんとお話する機会があったのですが
彼女によるとこの衣装デザインはジル・サンダーのラフ・シモンズというベルギー出身のデザイナーさん。
最初は深い紫やグレー系の蛍光色のモノトーンな色あいが多かったのに
恋に落ちる瞬間は赤で、その後オレンジ、パンツだけオレンジ・・
と色が彼女の心の動きを表現したということですが、まさにその通りでした。
しかしそのデザイナーの意図を汲んだスウィントンの洗練された着こなしと、美貌には
ほんと驚かされました。
 
主演のティルダ・スウィンドンはスコットランドの旧家の出身。
ケンブリッジ大学時代に演劇を始め、卒業後、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属。
デレク・ジャーマン監督作品に多く出演し、「エドワード II」(91)でベネチア国際映画祭の女優賞を受賞。
サリー・ポッター監督作「オルランド」(92)では、男性から女性へと変化しながら400年生きる貴族の青年を
演じたのですが、これ、見た後、映画の世界から抜けられなくなったほどでした。
あまり見てる人はいないと思いますが・・
その後ハリウッド系にも出ていて、「コンスタンティン」(05)、ジョージ・クルーニー主演の
「フィクサー」(07)でアカデミー助演女優賞を受賞しました。
透明で不思議な魅力がありますよね。
 
 
監督:ルカ・グァダニーノ
脚本:バルバラ・アルベルティ、イバン・コトロネーオ、ウォルター・ファサーノ、ルカ・グァダニーノ
撮影:ヨリック・ル・ソー
美術:フランチェスカ・ディ・モットラ
衣装:アントネッラ・カンナロッツィ
音楽:ジョン・アダムス
 
ティルダ・スウィントン 
フラヴィオ・パレンティ 
エドアルド・ガブリエリーニ 
アルバ・ロルヴァケル 
ピッポ・デルボーノ 
 

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2011年のニューイヤーズ・イブ。NYのタイムズスクエアでは、カウントダウンを彩るイベント“ポール・ドロップ”が行われる。責任者のクレアは、なんとかイベントを成功させようと奮闘していた。死ぬ前にポール・ドロップを見たいと願う老人、カウントダウンと共にファーストキスをしたいと願う高校生、カウントダウンコンサートに出演するロック歌手にバックコーラスの女性…。多くのニューヨーカーが、この時を大切に待っているのだ。                                                                                                      gooより     
 
ロマンティックコメディの巨匠、ゲイリー・マーシャル監督が『バレンタインデー』に続いて作り上げた。
 
アメリカにはお正月がないけれど前夜ボールドロップで盛り上がるっていうのは
知っていましたが、ここまで盛大で、みんなが心弾ませるものだとは!。
 
**ボールドロップって?**
このイヴェントにニューイヤーボールが導入されたのは1907年。
11時59分から、ブロードウェイと42丁目のビルの上に設置されたポールの先端に
クリスタルのボールがゆっくり下りてきて、みんなの最後のカウントダウンの声と共に、
一番下のその年の年号の看板に到達。
その瞬間に、文字に明かりがついて、ハッピーニューイヤー!!!
大歓声がわき起こり、紙吹雪が舞い、クラッカーが弾け、
みんなが近くにいる人とキスします。
 
世界中からの観光客も含め、これを見に集まる人たちは100万人!!
テレビでも生中継され、アメリカ中の人が見ながら、最後の10秒間は
一緒にカウントダウンします。だからこの入場券はプラチナなんですね。
 
さて映画に戻りますが、8組の人たちが過ごすそのイヴの一日が描かれています。
 
メインとなるのはビジネスマンのサム。
パーティーでスピーチしなければいけないのにクルマが使えなくて・・
しかも去年の大晦日に出会った女性と交わした約束が気にかかってる大会社の御曹司。
タキシード着てるし明らかにお金持ちっぽいので、NYに向かうクルマに同乗した家族にとっては違う世界の人。
でもそんな彼をおちょくるような家族がいい感じ。
そしてもうひとつはちょうど一年前のケンカ別れした、今や有名なミュージシャンとシェフのお話。でしょうか
 
そのほかもそれぞれ全部良いのですが、一番いいのはイングリット。
彼女のちょっとビターなエピは25年間、地味に勤めていた会社を突然辞めて、
“今年の目標リスト”を開始するというもの。
ああこういうまじめな生活を送ってる未婚の女性っていますよね。
そんな人の気持ちをミシェル・ファイファーが代弁してくれてます。
バリに行ってみたい、とかどう考えても無理でしょう・っていうのもあるのにこれを見事クリアし・・
 
そして死期の迫る老人と娘。それとともに大みそかの誕生もあります。
 
感動的なのはこのイヴェントを仕切る女性プロヂューサーのスピーチで
中に地震と洪水・・って出てきますがこれは多分日本の大地震とタイの洪水のことでしょうね。
 
恋愛あり、家族愛あり、そしてちょっぴり悲しい出来事もあり。
カウントダウンとともに新しい一年に向かっての”時”が始まります。
 
メインエピのひとつでありながらもカウントダウンで巡り会えなかった一人の人物が
最後残りますが、おお〜そのお相手って。。
やっぱりおいしいトコ持ってきますね。
 
ところでこういう群像劇で誰もが思いだすのが『ラブ・アクチュアリー』でしょう。
クリスマスの5週間前から始まり、イヴまでの日を追いますが、これはたった一日。
だからちょっと偶然性が強かったりもしますがそこはセレンディピティということにしておきましょう。
そしてまたイギリス対、アメリカでもあるわけですね。
ヒースロー空港から始まってロンドンの街がクリスマスネオンでいっぱいになるところまでが
背景になっていますが、こちらはNYの街並みもいっぱい!
リーマンショック以降、失業率も高く、暗さもありますが、でもそこはアメリカ。
ブロードウェイ近辺はきらびやかで、明るくて、ああ〜やっぱりNY素敵ですね。
 
映画ファンにも、そうでない人にもお勧め
実際大みそか、同じ時間に見ると感動も倍増かも・・!
 
監督: ゲイリー・マーシャル
脚本: キャサリン・ファゲイト
プロデューサー: マイク・カーツ/ / ウェイン・アラン・ライス
撮影: チャールズ・ミンスキー
美術: マーク・フリードバーグ
キャスト
ジェシカ・ビール
ジョン・ボン・ジョヴィ
アビゲイル・ブレスリン
リュダクリス
ロバート・デ・ニーロ
ジョシュ・デュアメル
ザック・エフロン
ヘクター・エリゾンド
キャサリン・ハイグル
アシュトン・カッチャー
セス・マイヤーズ
リア・ミシェル
サラ・ジェシカ・パーカー
ミシェル・ファイファー
ティル・シュヴァイガー
ヒラリー・スワンク
ソフィア・べルガラ
 
 
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広告代理店に勤務する30歳のマーリー・コベット(ケイト・ハドソン)は、大好きな仲間たちに囲まれ、仕事も順調、恋も気ままに楽しんでいる。ただし、真剣な恋はお断り。物事が深刻になってもユーモアで交わし、独身生活を満喫するキャリアウーマンだ。ところがある日の検診で、医師ジュリアン・ゴールドスタイン(ガエル・ガルシア・ベルナル)から、突然の“がん”の宣告を受ける。                       gooより
突然“がん”を宣告されたキャリアウーマンと、彼女を不器用ながら温かく見守る
主治医の姿を描くラブストーリー。
 
ちょっと前まではガンを題材にした映画というと怖ろしく暗いものだったけれど、
最近は『50/50』もそうだったように、明るく、病気に立ち向かう作品が多いですね。
そして特徴的なのは周りの友人の明るさ・温かさでしょうか
 
マーリーは30歳で広告代理店の部長さん。毎日飲み歩いていて、寝坊したりするけれど
会社のプレゼンではばっちり決める。まさにハンサムーなキャリアウーマンそのものです。
でも彼女にはたくさんのボーイフレンドがいるし、ステディな関係を迫られるけれど
でも心は閉ざし気味でした。
 
そんな彼女はみんなからここのところ痩せたね〜って言われたのがきっかけで
検診と受けると・・末期の大腸がんでした。
いつも映画見てて思うけれど、海外でははっきりと宣告するからこれは辛いですよね。
 
その宣告をしたのがガエル君演じる医師のジュリアン。
いつもとは違って髪を七三に分けてオタクっぽくて地味ーーなお医者さんです。
マーリーとは一見合わなそうなんだけれど、でも見てるうちに妙ーにお似合いになってくるところがミゾ。
本当はお医者さんと患者さんというのは禁断の恋なんですが、どんどんと深まるふたりの愛。
彼は冗談ひとつも言えないし、街にあるちょっとダークなバーにも行ったことがないので
彼女によって新しい世界へと連れていかれました。
 
ところでこれ、ラブストーリーということになってますが、それよりはむしろ友情物語であるのかもしれません。
マーリーの住むアパートメントにはお花がいっぱいのパティオがあって、隣に住んでるゲイの友人。
独身で、どこか頼りないけれどいつも傍にいてくれる人と二人目の子供出産間近のおんな友達ふたり。
そんな彼らが彼女の残された時間を一緒に明るく過ごしてくれます。
とはいえ、みんながみんな明るく受け止められるわけではないのが見どころ。
妊婦の友人とはケンカっぽくなってしまいますが、でも彼女の悲しみようは
一番印象的でした。
 
そうそう。そしてこの作品をぐっと引きしめてくれているのが、ベテランのキャシー・ベイツ演じるヴェバリー。
この家族はお父さんが冷たくて家族としてあまり幸せな感じではなかったのですが
でもこんなお母さんがいてくれるだけで、いいですよね〜
 
ほかに”ある役”でうーピーも!!
 
まあストーリー展開に新鮮味はありませんが、けっこう泣かされました。
よく考えてみるといつもこういう作品だと残された人たちがどうその死を受け止めていくか
っていうのがテーマだけだけれど、これはそこを含みつつも、題名のように
死にゆくマーリーがみんなに何を遺していくか
なんですね。
それはモノではなく、色々な形をしてました。
死ぬまでにしたい10のこと ほどは具体的ではないけれど、こんな感じも素敵です。
 
 
監督 ニコール・カッセル 
脚本 グレン・ウェルズ 
撮影 ラッセル・カーペンター 
美術 スチュアート・ワーツェル 
音楽 ヘイター・ペレイラ
ケイト・ハドソン (Marley Corbett)
ガエル・ガルシア・ベルナル (Julian Goldstein)
ローズマリー・デウィット (Renee Blair)
ルーシー・パンチ (Sarah Walker)
ロマーニー・マルコ (Peter Cooper)
トリート・ウィリアムズ (Jack Corbett)
ウーピー・ゴールドバーグ (God)
キャシー・ベイツ (Beverly Corbett)
 

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公開当時、法的に離婚が認められていなかったイタリア。本作はカトリック色の濃厚な公権力から検閲され、20分程度カットされ、R18指定となった。個人の自由と権力の椛との関係を一貫して追求するアゴスティが結婚という制度をテーマに据えたデビュー作。官頭の絵画はヒエロニムス・ボス『快楽の園』。
モントリオール映画祭に出品され、ジャン・ルノワール、ジョン・フォード、フリッツ・ラング、ドゥシャン・マカヴェイエフといった映画作家の作品と並んで年間優秀映画ベスト10に選ばれる。 
                                          〜大阪ドーマッツクラブより   
アゴスティの映像美を表しているのは『人間大砲』だと思うのですが
これまたなんて美しい!
モノクロで、トリュフォーの作品のようで・・このままずっと見ていたくなってしまいました。
 
ある新婚の夫婦が北イタリアの海岸沿いのホテルに泊まる
それだけです。
 
ストーリーはシンプルなのですが、設定がわかりにくくて、私はてっきりこの
カップルの過去のことかと思ったら、そうではなくて、このふたりにこれから起こるのであろうことが
延々と描かれていきます。
 
しかもそれも現実的で相当辛口で、口論したりいきちがいがあったり・・
そしてこのホテル滞在の映像の方で彼は隣りの部屋の人といきなり不倫・・
新婦はその呪いのようなもので熱を出してしまい、苦しみ・・というもの。
 
冒頭ボスの快楽の園が映し出されるのでエデンの園を描いたのかもしれません。
絵は一見すると穏やかでまるで天国のようだけれど、獣やライオンが獲物をくわえていたり
蛇がいたりして禁断の木の実もなっています。
 
現実の世界も同じでこの絵とリンクしているのでしょうね。
 
BGMのように海の音が聞こえる室内。
ピカピカに磨き上げられた蛇口
高級感のあるレトロなインテリア
それなのにトイレの水洗システムが故障していて、時折妙な唸り声が・・
それはきっとこのカップルの行く末を暗示してるかのようでした。
 
主演は『太陽がいっぱい』 『死刑台のエレベーター』などのモーリス・ロネ。
苦悩し、戸惑う姿がよく似合います。
しかも音楽がエンニオ・モリコーネなので映像とともに印象深い作品でした。
 
と〜っても好きなのにちゃんとした感想が書けなくてもどかしいです。
 
 
1967年/イタリア/モノクロ・74分
監督・脚本:シルヴァーノ・アゴスティ
撮影:アルド・スカヴァルダ/ヴィットーリオ・ストラーロ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:モーリス・ロネ/イヴリン・スチュワート/レア・マッサリ

*宇宙人ポール*

 
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1947年、アメリカ、ワイオミング州のムーアクロフト。そこで暮らす幼い少女は、ある夜、怪しい光を放つ飛行物体が愛犬に向かって墜落してくるのを目撃した……。この不可解な出来事から60年。イギリス人のSF作家クライヴ(ニック・フロスト)とイラストレーターのグレアム(サイモン・ペッグ)は、世界中のマニアが集うイベント“コミコン”に参加した翌日、レンタカーでアメリカ西部のUFOスポット巡りに出発。その途中、ネバダ州のエリア51付近で1台の暴走車の事故現場に遭遇する。                   gooより
「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のコンビ、サイモン・ペッグ、ニック・フロストが脚本、主演を
兼任したSFコメディ。地球にやって来てから60年間、アメリカ政府に拘束されていた宇宙人が脱走、
イギリス人のオタクコンビと出会ったことで、騒動が巻き起こる。
数々のSF映画に対するオマージュ、パロディが満載。
 
イギリスの独特のユーモアが漂うサイモン・ペッグの出演作品などは好きなのですが
とりたててスピルバーグや彼のSF作品に思い入れがない私は見てて、面白い!っていうほどでは
ありませんでした。もったいなくてすみません。
ところが帰ってきてみるとじんわり〜くるものがあります。
最後のセリフに素直になろうってあったように、未知のモノに驚きすぎて拒否してしまっては
いけない。コピーにもあるように星が違っても心が通じるっていうことなのですよね。
 
主人公のイギリス人のSF作家クライヴとイラストレーターのグレアムはどちらもかなりのオタク。
サンディエゴでのコミコンで楽しんだあとはエリア51へ。
このエリア51っていうのはアメリカ映画にたびたび出てくるのでもう誰でも知ってると思いますが、
ネバダ州、ラスベガスの北にあるのですがアメリカ空軍の管理する区域で、しばしばUFOがらみの
目撃証言が出てくるところです。ロズウェル事件などもそうですね。
私もココすっごく興味あります。
 
あ・ところで彼らが乗ってるのはトレーラーつきのバン。
アメリカの高速走ってると、若者から老ご夫妻までこれに乗って旅してるのを見かけますが
あちらだとこんな大きなクルマでも悠々走れるし、キャンプ場みたいにバンごと停めて
電源借りてステイできる施設があるので、いいですよね〜
因みに1泊25ドルって言ってたからリーズナブル。
 
・・でそれに乗って移動中、一台のクルマが彼らを追い越し、暴走して事故。
助けにいくとそこにいたのは宇宙人のポールでした。
彼はグレイって呼ばれる宇宙人で、背は小学生くらい。目が大きくて鼻と口が小さく
肌はグレイです。
はじめポールって気持ち悪かったけれど、あら?ものすごい勢いで英語しゃべるしゃべる・・
しかもこれがオタク英語!!
TOHOシネマズで始まる前に出てくるあのアニメのしゃべり方にそっくりなんです。
 
そして3人?の旅が始まるわけですが、このポールが生意気なようで、意外と素直だったり・・と
ものすごくキャラがたっていて、彼らのやりとりが段々と面白くなっていきます。
息を止めてる間は消えられるっていうのも面白い。
 
・・がポールは目撃されてしまったため捜査官から追われることに・・
 
途中で出会うのがモーテルの経営者父娘。キリスト教原理主義だものだから
進化論のダーウィンや宇宙人は彼らにとっては敵!!
あ〜アメリカ、特に中西部にはこういう人たちって多いのでしょうね。
ところがあっさり娘の方は改宗しちゃって、しかも暴走気味・・
 
そして・・ポールの向かうところは・・
 
最近シネコンで上映されるCGばりばりの大作の逆を行くタイプの作品で、決して安っぽくないけれど
リトル・ミスサンシャインのような手作り感が感じられました。
 
そして内容的にはSFというよりはむしろ『イージーライダー』かもしれません。
イギリスのオタク男性二人は最初からどこに行ってもゲイだと決めつけられて、敵意のある目で
見られますが、こういうのがまさにそう。
そしてそれって異端のものに対する排除的行為で、つまりは宇宙人に対しても同じなのですよね。
 
そのあたり。見た後少ししてからわかってきて、心温まる、そして芯の通った
まそれよりなによりSFオタクにはたまらない作品なのでした。
 
因みにこの作品、一般公開は23日からですが、渋谷シネくイントでは
宇宙人を連れて?(笑)3人以上だと入場料金がひとり 1,000円になります!

 
 
監督 グレッグ・モットーラ 
脚本 サイモン・ペッグ ニック・フロスト 
撮影監督 ローレンス・シャー 
プロダクション・デザイン ジェファーソン・セイジ 
音楽 デイヴィッド・アーノルド 
サイモン・ペッグ (Graeme Willy)
ニック・フロスト (Clive Gollings)
ジェイソン・ベイトマン (Agent Zoil)
クリステン・ウィグ (Ruth Buggs)
ビル・ヘイダー (Haggard)
ブライス・ダナー (Tara Walton)
ジョン・キャロル・リンチ (Moses Buggs)
シガニー・ウィーヴァー (The Big Guy)
セス・ローゲン (Paul)
 
 

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