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肺炎で入院中。リコメ・ご訪問遅れております。

ロードショー*2011

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        ***STORY***                   2011年  アメリカ
シアトルの公営ラジオ局で働く27歳のアダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、絵に描いたような律儀な性格だが、ガールフレンドで画家のレイチェル(ブライス・ダラス・ハワード)は、アーティストのせいかマイペース。同僚で親友のカイル(セス・ローゲン)も女好きでお気楽なタイプだ。ある日、アダムは腰の痛みが治まらないので検査を受けると、「悪性神経鞘腫 神経線維肉腫」、つまり「ガン」と診断される。 gooより
余命を宣告された一人の青年とその周囲の人たちの姿を描くヒューマンドラマ。
ガンを克服した脚本家ウィル・ライザーの実話を基に、新鋭ジョナサン・レヴィン監督が
ユーモアを交えて映画化。
本来このテーマだとものすごく重くなりそうなのに、軽快な音楽とユーモラスな悪友のおかげで
青春映画のようでした。
 
日本のガン宣告は最近本人にも告知するようになってきていると思いますが
この映画ではあまりにも単刀直入なのでびっくりしてしまいました。
私の周りの友人たちでもほぼ全員が生還しているのでもうガン=死ではありませんが
それでもこの言葉は怖いですよね。
 
しかもアダムはまだ27歳で、お酒もたばこもやらないどころか、キケン回避のためか
自分で運転すらしません。
きっと人一倍健康には気を遣っていたはずなのに・・
それなのに・・
それなのに・・
 
彼がそんな状態であることを知った家族、友人、恋人
それぞれの人の受け止め方の違いが興味深いです。
恋人としてはこれから長く続く闘病生活を支えていけるのか、結婚は?と不安でいっぱいでしょうから
離れていってしまうことをとがめるわけにもいかないと思います。
 
でも友人は違いました。
逆にガンであることをひとつの切り口にして、ガールハントにより一層熱が入っていって
その様子が楽しくて明るい!
この映画はいわゆるバディものなのですね。
みんながみんなこんな素敵な友を持ってるとは限らないけれど、こんな風に病気に
立ち向かっていけたらいいですね。
 
わかりやすい感動作でしたが、あまり好みでなかったかも・・
同じ難病モノなら『ラブ&ドラッグ』の方が好きです。
 
**ジョナサン・A・レヴィン監督 (Jonathan A. Levine、1976年 - ) **
ニューヨーク出身。ブラウン大学を卒業後、ポール・シュレイダーのアシスタントを務めた。
2002年、ロサンゼルスに移り、AFIコンサバトリに入学。AFIの卒業制作として撮った『Shards』は
アメリカン・ブラック映画祭の最優秀短編作品賞やブルックリン映画祭の最優秀撮影賞を受賞した
2006年に『マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生』で長編デビュー。
続く『The Wackness』はサンダンス映画祭観客賞を受賞した。
 
Shards (2004) - 監督・脚本
 Love Bytes (2005) - 監督・脚本
 マンディ・レイン 血まみれ金髪女子高生 All the Boys Love Mandy Lane (2006) - 監督
 The Wackness (2008) - 監督・脚本
 50/50 フィフティ・フィフティ 50/50 (2011) - 監督
 Warm Bodies (2012) - 監督・脚色                           Wikipediaより
 
監督 ジョナサン・レヴィン 
脚本 ウィル・レイサー 
製作総指揮 ネイサン・カヘイン
ウィル・レイサー 
製作 エヴァン・ゴールドバーグ
セス・ローゲン
ベン・カーリン 
撮影 テリー・ステイシー 
プロダクション・デザイン アニー・スピッツ 
音楽 マイケル・ジアッチーノ 
ジョセフ・ゴードン=レヴィット (Adam)
セス・ローゲン (Kyle)
アナ・ケンドリック (Katherine)
ブライス・ダラス・ハワード (Rachael)
アンジェリカ・ヒューストン (Diane)
マット・フルーワー (Mitch)
フィリップ・ベイカー・ホール (Alan)

*ラブ・アゲイン*

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真面目を絵に描いたような40代のキャル・ウィーバー(スティーブ・カレル)は理想的な人生を送っていた。安定した職に就き、マイホームを手に入れ、高校時代の恋人だった妻との間には可愛い子供たちがいる。だが妻のエミリー(ジュリアン・ムーア)が男をつくり、離婚を考えていると知ったときから、キャルの“申し分のない”人生は脆くも崩れ去る。おまけに昨今の“独身市場”では、キャルのようにウン十年もデートから遠ざかっている中年男はヤボなバツイチとして相手にもされない。                  gooより
 
長年連れ添った夫婦のあり方を問う作品なのですが、重すぎず軽すぎず
見た後考えさせられる、とってもいい作品でした。
こういうの、もっと見たい!!
 
 
冒頭、あるレストランで食事してる人たちのシーンなのですが
普通の風景とともにテーブルの下の足元の部分も撮られていきます。
行きついた先のふたりの、ダンナさんの足元はありふれたスニーカー。
う〜ん。まあ最近ってドレスコードはなくなってますが
こういうお店にスニーカーってどうなのかしら?
って思っていたら、案の定というかなんというか、奥さんから離婚を
切り出されます。
 
最初一方的に妻エミリーが身勝手なのかと思いました。
ところが見ていくと違うのですね。
40代。家もあって子供もけっこう大きくなりつつあってという年代の
お父さんってこういう感じがありがちかもしれません。
なんて言うんでしょう。
とりあえず人生においての大きな目標は達成し、まだ老いには早い。
一番いい年代ではあるはずなのに、すべてにおいて緊張感がなくなってしまっているのです。
つまりミドルエイジクライシス
うんうんわかります。こういうのって・・
 
・・で家を追い出されてしまった彼はバーに行くのですがそこで出会ったのが
ジェイコブ。シャレたスーツに身を包んで、カウンターでお酒飲んでて
目をつけた女性をみつけたら”一杯おごるよ”ってアプローチしていきます。
まあ元々カッコいいからなんですが、もう端から女性が落ちていくわけ。
それに比べてキャルの冴えなさったら・・

そこでジェイコブが彼の改造計画に乗りだします。
『プリティ・ウーマン』みたいなのはよくあるけれど同性同士っていうのは
珍しいですよね。
でもその成果があっておお・いい感じに・・
最近はファストファッションが流行りで、私もそういうのももちろん好きだけれど
いい服を着るというのはその人の人格も表すことでもあります。
大事なことですよね。
服を変える=それは人生を変えることでもあったのでした。
 
あ・ところでこの映画は彼だけが主役なのではなくて、改造計画してくれたジェイコブや
キャルの子供たちそれぞれのことが並行して丁寧に描かれていて
それがまた面白い!
 
さて勢いよく離婚を切り出した妻のエミリーですが後半・・
すっごく印象的なシーンがあって涙が出てしまいました。
反転します
キャルが庭で隠れながら家を覗いていたら、あ・エミリーから彼のケイタイに電話が・・
ガスの給水ポンプが壊れちゃってどうしたらいいかしら・・っていう内容なのですが
実は壊れてないんです。
ダンナさんが出て行ったことによって彼の存在の価値を感じていたのでしょうね。
また途中”私はもうタイタニックだから・・”っていうセリフがあるのですが
自分の老いもちゃんと自覚していたのでした。
 

そして最後はスモールワールド的なのですが、ああ・いいわ〜
みんながそれぞれにいい結果を出せて、新たな一歩を踏み出していきます。
 
キャストも派手すぎず、地味すぎず演技派ぞろい。
ライアン・ゴズリングは『きみに読む物語』と『ラースと、その彼女』の印象が強いので
プレイボーイ役が軽くショックでしたが、こんな役もお似合いでした。
 
こういう悩める人妻役をやらせたら、ジュリアン・ムーアが最高なのですが
ちょっとライバル的な役がマリサ・トメイっていうところがこれまたなかなかツボでした。
 
 
監督 グレン・フィカーラ
ジョン・レクア 
脚本 ダン・フォーゲルマン 
撮影 アンドリュー・ダン 
音楽 クリストフ・ベック
ニック・ウラタ
スティーヴ・カレル (Cal Weaver)
ライアン・ゴズリング (Jacob Palmer)
ジュリアン・ムーア (Emily)
エマ・ストーン (Hannah)
ジョン・キャロル・リンチ (Bernie Riley)
マリサ・トメイ (Kate)
ケヴィン・ベーコン (David Lindhagen) 
 
この作品を観たのは新宿のシネマート
ラブ&ドラッグ』と同時上映なのですがどちらも見やすく、それでいて内容が濃くていい作品です。
しかし、こういう類の作品はもっと拡大公開してほしいですね。

 

*ラブ&ドラッグ*

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パーフェクトに近い魅力を持ち世の中を渡るジェイミー・ランドール(ジェイク・ギレンホール)は、狙った女は必ず落とす名うてのプレイボーイだが、医学部を中退、医者の両親を失望させて彼の家では落ちこぼれでしかない。そんなジェイミーの新しい仕事は、世界最大の製薬会社・ファイザー製薬のセールスマン。配属されたピッツバーグで病院相手に営業を開始するが、ライバルに阻まれて思うように成績は上がらない。だがそれで引き下がる彼ではなかった。                                        gooより
バイアグラのトップ・セールスマンと、パーキンソン病を発症しながら前向きに生きる女性の
恋の行方を描くロマンティック・コメディ。
原作はジェイミー・レイディの「全米セールスNo.1に輝いた〈バイアグラ〉セールスマン 涙と笑いの奮闘記」を
基にしています。
 
この作品、特にチェックしていなくて時間調整に見たのですが、すっごくいい!!
難病モノですごくベターーな展開なのに、号泣してしまいました。
 
主人公ジェイミーは街の電気屋さんに勤めていたときから独特のトークで、売上ナンバーワン!
といってもまあほとんどが女性へのアプローチがすごくて彼にセールスされるとみんな魔法が
かかったように買ってしまいます。
そんな彼が転職して勤めるのは世界ナンバーワンの製薬会社・ファイザー製薬。
え〜っていうほど実名で出てくるのですがその研修シーンは見もの。
もちろん医療の知識もですが、同時に巧みなトーク術をいかに習得するのかが描かれています。
 
ところが彼が配属されたのは大都市ではなくピッツバーグの上、彼独特のトークが生かせず
苦労しています。
そんなとき患者さんとして来ていたパーキンソン病患者のマギー・マードックと出会います。
 
このふたり、会ってすぐベッドイン。
もちろん敏腕プレイボーイのジェイミーにとっては普通のことだし、マギーも淡々としたもの。
そのまま終わるかにみえました。
 
ところが・・
彼はマギーのことが気になって仕方ありません。
でもマギーは自分が難病患者だから健康で有能な彼のパートナーとしてふさわしく
ないと思っていてどうにかして、クールな関係でいようと見せます。
このあたりの描写が丁寧で彼女の辛い気持がひしひしと・・
 
でも彼女のスタジオにテイクアウトのお弁当を持っていって一緒に食べたところから
ふたりの関係が変わってしまうのです。
このシーンはとっても重要。
ただの身体だけの関係だったのに”家でごはんを一緒に食べることによって
愛情が始まっていくのですね。
 
でもマギーは重病患者です。
ある会合で奥さんがパーキンソン病になった70歳を超える人の話がとても現実的。
最初からそんな人と結婚するのはやめておくようアドバイスされます。
ほんと。これもわかります。
 
しかもジェイミーの方はというと
彼がファイザーに入社したのは97年なのですが、バイアグラは98年にファイザー製薬から発売され、
3ヶ月で300億円という史上最高の売り上げを記録しました。
この波に乗ってトップセールスマンになっていくのです。
 
そんな未来ある人と病気を抱える女性はこの後・・
 
素直にいいです。こういう作品って・・
しかしこんなに万人受けしそうで感動する作品がなぜ単館??
もったいないーー
 
 
この映画の良さはやはり主演ふたりの相性の良さでしょう。
ジェイミーを演じたジェイク・ギレンホールと、マギー役のアン・ハサウェイは
『ブロークバック・マウンテン』でも夫婦役を演じていますね。
アンちゃんがほんとかわいいのですが、気前よくて殿方用サービスシーンが山盛りです。
 
監督さんは『ラスト・サムライ』『グローリー』、社会派の『ブラッド・ダイヤモンド 』や
『 ディファイアンス』など大作で知られるエドワード・ズウィック。
・・で今回打って変ってこの作品なのですが、あ・彼の初期の作品は『きのうの夜は…』なので
この作品との共通点がありますね。これ懐かしいわ〜
 
 
 
監督 エドワード・ズウィック 
脚本 チャールズ・ランドルフ
エドワード・ズウィック
マーシャル・ハースコヴィッツ 
原作 ジェイミー・レイディ 
撮影 スティーヴン・ファイアバーグ 
美術 パティ・ポデスタ 
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
 
ジェイク・ギレンホール (Jamie Randall)
アン・ハサウェイ (Maggie Murdock)
オリヴァー・プラット (Bruce Winston)
ハンク・アザリア (Dr. Stan Knight)
ジョシュ・ガッド (Josh Randall)
ジル・クレイバーグ (Nancy Randall)
ピーター・フリードマン (California Man)
 
 
新宿シネマートで11月19日よりロードショー

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“サンタさんはどうやってクリスマスプレゼントを世界中の子供たちに一晩で配れるの?” すべての子供が抱く疑問だが、実は北極の氷の下にあるオペレーションセンターで、100万人の妖精たちが超ハイテク“そり”を使って世界中にプレゼントを届けていたのだ。しかし、どんなハイテクにも落とし穴があるもので……。世界中の子どものうち、たった1人にプレゼントを配達できなかったのだ。            gooより
ハイテクを駆使した現代のサンタさん一家のお話。
これはお子様向けかもしれないけれどオトナも充分楽しめる、とっても素敵な作品でした。
こういう夢がある映画っていいですね。
 
 
「サンタクロースは、どうやって世界中の子どもに一晩で20億個ものプレゼントを配れるの?」
ほんとそうですよね。
冒頭子供たちの素朴な疑問が読みあげられるのですが、その中で
サンタさんたちのお家はグーグルアースでも見つかりません
っていうのがあって笑ってしまいました。
 
・・で2011年のサンタさんはどうなってるのかっていうと・・
NASAとアマゾンドットコムを足して2で割ったような(どちらも見たことないですが)
大きな大きなコントロールセンターから指示を出して、巨大なハイテク宇宙船型ソリに乗って
世界中の各都市を周り、100万人の妖精エルフと共に、一軒当たり18.346秒の時間でプレゼントを
配って回っています。
 
いや〜このシーンは見もの!
確かにこのくらいしなければひと晩で配り終えることなんてできませんよね。
あら?でもサンタさんもうおトシだから辛そう。
息子さんが2人いるのでそろそろ引退かな・って思っていたら、プレゼント配り終えた24日の夜に
さあ〜来年もがんばるぞ^宣言しました。
そして無事眠りについたのですが、あ!!忘れ物が!
でも20億個のうちのひとつだからこれは誤差ってことで見逃されていいですよね?
 
ところがアーサーは
いやいや・・その子はいい子でなかったからサンタさんから贈り物がもらえなかったと
落ち込むはずと言い張って届けることになるのですがその展開が面白い!
 
この映画のテーマはふたつ。
デジタル対アナログと世代交代についてでしょう。
とにかくこのシステムは完璧・・のはずでした。
でも絶対ミスってあるのですよね。それをカバーするのはやはり人間です。
昔ながらのトナカイくんたちが出てきて、そりで走っていくのですが、いくらデジタルの時代に
なってもアナログを忘れてはいけませんよね。
 
もうひとつは世代交代ですが、このサンタさんはかなりご高齢なうえ、そのお父さんである
おじいちゃんサンタさんもいます。
つまりおじいちゃん、サンタさん、それから息子2人の男性ばかりの3世代。
そしてみんなプライドが高くて我こそがサンタさんだと内心思っています。
アーサーを除いて・・
 
あら?これってもしかして日本の今の皇室のようでは?
もう陛下は77歳であられるのに公務・宮中祭祀ともに勤められていて
年間約1000件の書類に目を通して署名・押印し、約200回の各種行事に出席し
20件近くの祭儀を執り行ってらっしゃいます。
でもつい最近も入院されていたけれど、もうお疲れですよね。
皇太子のおふたりももう40代、50代なのだから新嘗祭とかは別にして、外交とか慰問とかは
もう全面的に譲られたほうがいいのでしょうか
また跡をつぐのは・・っていうところは微妙なのでやめておきますが、それもね・・
31歳と21歳のブータン国王夫妻があんなに人気だったのはそのあたりも・・・?
 
とまあ深読みして考えてしまいましたが、シンプルな筋書きだけれど、落とし穴もあり
お子ちゃまたちが見ても楽しめる、とってもいい作品でした。
 
監督 サラ・スミス
バリー・クック 
脚本 ピーター・ベイナム
サラ・スミス 
製作 ピーター・ロード
デイヴィッド・スプロクストン
カーラ・シェリー
スティーブ・ペグラム 
ジェームズ・マカヴォイ (Arthur)
ヒュー・ローリー (Steve)
ジム・ブロードベント (Santa)
ビル・ナイ (Grandsanta)
イメルダ・スタウントン (Mrs. Santa)
アシュレー・ジェンセン (Bryony)
ミギー・ドナフー (Pedro)

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*ハートブレイカー*

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    ***STORY***                 2010年  フランス=モナコ
“別れさせ屋”のアレックス(ロマン・デュリス)のビジネスパートナーは、実姉のメラニー(ジュリー・フェリエ)とその夫マルク(フランソワ・ダミアン)。メカに強いマルクはコンピュータを駆使してターゲットとなる女性の周辺情報を徹底的に洗い出し、メラニーが偶然を装ってターゲットとアレックスを引きあわせる。モロッコで一仕事を終え、パリに戻ったアレックスの新たなターゲットは、10日後にイギリス人青年実業家ジョナサン(アンドリュー・リンカーン)と結婚するジュリエット(ヴァネッサ・パラディ)。ジュリエットの父ヴァン・デル・ベック(ジャック・フランツ)は妻の死後、10年間断絶状態だった娘を自分の手に取り戻したいと願っていたのだ gooより
高級リゾート地モナコを舞台に“別れさせ屋”の男と、標的となった結婚間近の女性の愛の行方を
描くロマンティックコメディ。
 
最初は超・クールで彼のことなど鼻にもかけないジュリエット。
でもだんだんに・・という思い切りベタな展開。
しかも二人を別れさせたいというお父さんの気持ちもいまいちよくわかりません。
 
それなのに、それなのに・・見てて楽しくて旅行気分も味わえるこの映画、好きだわ〜。
最近ってSFX駆使した大作とかバイオレンス度の高い作品が多いけれど
秋はこういう普通のラブコメが見たいのですよね。
 
この”別れさせ屋”という稼業がかなり本格的。
主人公アレックスと実のお姉さんとその夫の3人組でターゲットの女性の好みや行動パターンなど
PC使って徹底的に調べあげます。
その後のフォローが又最高!
時にはターゲットの女性を襲う暴漢になったり、配管工になって部屋を水浸しにしたり
フロント係になりすましたり・・
色々なシチュエーションを展開させていく過程がほんとうまくできてます。
 
もちろんアレックスの”女性をとりこにしてしまう技”もスゴイ!
言葉巧みに近づいて、肉親の話して涙流して同情を買って・・とパターン化しています。
 
ジュリエットは中でも一番手ごわかったのですが、やはり彼女の気持ちをあえた最初のシーンは
音楽でしょうか。
簡易ラジオ局作ってワム流してみたり
くクラッシックの音楽会ではピアニストばりのしぐさをしてみたり・・
 
細かな演出で彼女の心を動かし始めます。
でも・・
当初の情報とは違ってフィアンセが早めに到着しちゃったの〜?
なんて展開もありハラハラさせてくれます。
 
でもね〜やはりなんといってもラストの夜のシーンでしょうか
ああ・どんなに映画たくさん見ててもこういうラブなシーンにはうっとりしてしまいます。
 
舞台は最初モロッコから始まり、あとはずっとモナコのホテルとその周辺。
曲がりくねった海沿いの道。地中海のさわやかなブルーに海の見えるスイートルーム。
欧州経済危機が深刻化してますがやはりこういう優雅さはヨーロッパならではです。
 
メインキャストはアレックスにロマン・デュリス。
クラピッシュ作品の常連さんでトニー・ガトリフ監督作品にもよく出演しています。
猫が行方不明に出ていたのは記憶にないけれど、スパニッシュ・アパートメント。
それに続く ロシアン・ドールズ でやわなのにモテモテな男性を演じました。
その二作での彼はかなり好みではなかったのですが、その後愛より強い旅 や
メッセージ そして、愛が残る でのシリアスな演技を見て、ああ・やはりうまい役者さんなのねと納得。
今回も女性を口説く役ですが、やはり芸達者で身が軽くて、うまいです。
 
お相手はヴァネッサ・パラディ。
元々はジェーン・バーキン、ブリジット・バルドー系のフレンチ・ロリータな歌手ですが
『白い婚礼』で映画デビューし、セザール賞新人女優賞とロミー・シュナイダー賞を受賞しました。
その後『ハーフ・ア・チャンス』でアラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドと共演。
あ〜この作品けっこう好きです。
ルコントの『橋の上の娘』ではダニエル・オートゥイユと共演してますね。
 
多分映画の年齢設定としては30前後でしょうが、実際には37歳と39歳。
ヴァネッサはたまに光線の加減でちょっとキビシイかもと思ってしまうこともありますが
かわいらしさがあって素敵です。
ジョニ・デファンのみなさまは嫉妬と憧れという複雑な気持ちで見るのでしょうね。
 
監督 パスカル・ショメイユ
脚本 ローラン・ゼイトゥン
ジェレミー・ドナー
ヨアン・グロム  
撮影監督 ティエリー・アルボガスト 
音楽 クラウス・バデルト 
ロマン・デュリス (Alex)
ヴァネッサ・パラディ (Juliette)
ジェリー・フェリエ (Melanie)
フランソワ・ダミアン (Marc)
エレーナ・ノゲラ (Sophie)
アンドリュー・リンカーン (Jonathan)
 
 

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