Cartouche

肺炎で入院中。リコメ・ご訪問遅れております。

ロードショー*2011

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

*指輪をはめたい*

イメージ 1
 
実直な性格の片山輝彦(山田孝之)は、製薬会社の営業マン。バイクで営業先を周りながら置き薬を補充する仕事をコツコツ真面目にこなし、成績はトップを誇っている。だがある日、営業先のスケートリンクで転んで頭を打ち、気を失ってしまう。目が覚めた後、なぜそんな場所にいたのかさえ思い出せないまま鞄を開くと中から出てきたのは婚約指輪だった。一 gooより
 
伊藤たかみの同名小説を「檸檬のころ」の岩田ユキ監督が映画化したラブコメディ。
 
あまり期待せずに見に行ったのですが、これはいいわ〜
一見ファンタジーだけれど、ラストがシビアでずしっとくる・・
けっこう好みの作品でした。
 
主人公の片山は製薬会社の置き薬の営業マン。
この置き薬ってウチにはなかったのですが、小学生のlころ、この話を聞いて
すごく不思議に思ったものでした。
薬のセットが入ってる預け箱っていうのを家に置いておいて、なくなったものを補充していく・・
という仕組み。
なかなかエコだし、面白いですよね。
 
その片山がある日、スケートリンクで頭を打って記憶を喪失していまいます。
それが全部ではなく、元どおり会社員生活をしていくのですが、恋愛部分だけ
抜けてしまったのです。
 
そんな彼に3人の女性から電話が・・
ひとりは同じ会社の先輩・智恵。東大医学部出身で頭痛・生理痛薬研究室の若きリーダー。
まさに才色兼備で会社内の誰もが憧れる存在。
もうひとりは営業先の“メルヘン風俗モンデルセン”の人気No.5のめぐみ。
セクシーというよりはサバサバしていて気の置けない感じ。
ボッティチェルリの女神像のような貝の形のベッドにいます。
そして最後は、公園で人形劇屋台をしている少女のような、家庭的な和歌子。
でも彼女の人形劇は子どもたちにウケが悪くてイジメられてばかりでそのため
片山の薬のヘビーユーザーだったのでした。
 
まさにモテモテでこれぞ『モテキ』!
みんなでつくね団子鍋を作りに彼の家に押しかけてくるので、それをかわすのが大変。
この人物描写がとっても良くて、それぞれに長所も欠点もあり、甲乙つけがたい感じなんです。
クールで美人の智恵も素晴らしいけど、ちょっとお高い。
そんなときほっとできるのは和歌子だな〜
あ〜でも途中でメンドくさくなるとサバサバしてるめぐみの所に行きたくなるし・・
お鮨にカレーにラーメンで選べないーー
って言っていたけどその通りでした。
 
ところが段々と記憶がよみがえってくると・・
 
ラストは純愛。
でも・・
結局は優柔不断で頼りない自分へのしっぺ返しが・・とでもいうのでしょうか
ちょっと切なくなります。
 
これで終わり??
っていうのが何回かあるので、せっかくのこの映画、変にベタで終わらないでね〜
と祈りつつ、最後まで楽しみました。
 
もう、これはなんといってもキャスト!
クールな役の小西さんはわかりやすいけれど、ハスっぱな、でもかわいらしい真木さんが
最高にうまい!!
純真で家庭的だけれどちょっとねっとり〜感のある池脇さんもぴったりでした。
 
冒頭のスケートリンクで少女たちが滑ってるシーンから、ちょっとキッチュなめぐみの部屋まで
なんともアートしていて、美しい映像だな〜と思っていたら監督さんは女性で、元々
フリーのイラストレーターさんだったのですね。
 
ところが2000年から映像制作を開始し、イメージフォーラムとENBUゼミナールで映像・脚本を学び
インディーズ時代はイラストレーターらしいアニメやパペットなどを使ったアート作品が主流でした。
ぴあフィルムフェスティバル受賞の『新ここからの景』を境に、ヒューマンドラマに作風が移行。
2005年、オムニバス映画『ヘアスタイル』の一編「おさげの本棚」で商業映画デビュー。
2007年、『檸檬のころ』で長編映画を初監督しました。                 〜Wikipediaより
 
 
監督 岩田ユキ 
脚本 岩田ユキ 
原作 伊藤たかみ 
製作総指揮 木下直哉 
プロデューサー 武部由実子
平林勉 
撮影 翁長周平 
美術 井上心平 
音楽 加羽沢美濃 
山田孝之 (片山輝彦)
小西真奈美 (住友智恵)
真木よう子 (潮崎めぐみ)
池脇千鶴 (鈴木和歌子)
二階堂ふみ (エミ)
 
 

*家族の庭*

イメージ 1
 
      ***STORY***                     2010年  イギリス
地質学者のトム(ジム・ブロードベント)と、医学カウンセラーのジェリー(ルース・シーン)は誰もがうらやむおしどり夫婦だ。彼らは30歳になる孝行息子(オリヴァー・モルトマン)にも恵まれ、私生活は非常に充実していた。ある晩、ジェリーは同僚メアリー( レスリー・マンヴィル)を夕食に招待するが、彼女は酔ってしまい自分には男運がないと愚痴っていて……。 gooより
「ヴェラ・ドレイク」などのイギリスの巨匠、マイク・リー監督による心揺さぶられる人間ドラマ。
揺るぎない信頼関係で結ばれている一組の夫婦と、彼らのもとに集まる人々の喜怒哀楽を優しく見つめる。
 
映画って見てて楽しくて、ちょっとほろりとさせられて幸せ〜な気分で帰るっていうのが一番。
でもたまには社会的な意味でまたはこの作品のように人生がキビシイ作品を見て
考えることも大切です。
一般ウケはまずしないですが、巨匠らしい見ごたえのある一作でした。
 
        地質学者と医学カウンセラーという知的カップル、トム&ジェリー(笑)
                      対
                ジェリーの同僚やトムのお兄さん
トムとジェリーはもうお年だけれど、愛情あふれるカップル。
ロンドンなのにエントランスを抜けると緑あふれるお庭と温室がある、心地良さそうな家に住んでいます。
彼らは同僚や友人たちの要的人物で、たびたびホームパーティを開き、温かなお料理でもてなし
みんなの悩みを聞いています。
とりわけ彼らに依存しているのがジェリーの同僚のメアリー。
バツ一で、その後出来た彼には妻子があり今は独身。
自分の不幸さ加減を嘆いてばかりです。
 
そんな彼らの生活ぶりを春から始まり冬まで本当に淡々と描いただけなのですが
ひとつだけずっと流れてるのはメアリーがクルマを買おうと決心してから手に入れて
運転して、その後たった1年でスクラップ・・っていういきさつでしょうか
これがまた彼女の人生そのものでした。
 
つまりメアリーという人は落ち着かなくっていつもあわあわしていて失敗ばかり。
運転しても道まちがえて多分20分くらいのところ3時間もかかってしまいます。
そのくせ自分の女性という部分に奇妙な自信があるからか、胸のくりの深いセーター着て
髪に花を飾ったりして、この夫婦の息子に色仕掛けで迫ったりもします。
大きな年齢差があるのにすごく本気だっていうところがコワイな〜
 
とまあこう書くとあまりにも身もふたもないですが、この映画がうまいのは
そんなメアリーだけれど、かわいげがあってくすくす笑えてしまうように描いてるところでしょう。
 
ところで見ていてつくづくこの人たちの違いを感じたのは食生活の違いです。
トム夫妻は近くに農園借りていて自分たちでお野菜作り、おいしそうなごはんからケーキまで
すべて手作りしています。
それに比べてメアリーはお料理はキライって威張ってて、ほとんどテイクアウトもの。
野菜育てるにもお料理するにもすごい時間と労力がかかりますが
生きていくため、自分のためにそれは大切なことですよね。
私は常々、食に対する思いで人を判断することがありますが、やはり好き嫌いもなく
毎日ちゃんと作って、おいしく食べてる人って精神が健全で素敵な人が多いのではないでしょうか。
 
またインテリアからもそれはうかがえました。
トム夫妻の家は家の中も外も緑とお花でいっぱいだし、インテリアもシンプルモダンの逆で
片付いているけれど、お皿や写真がいっぱい飾ってあって温か〜な感じです。
そういうところにも彼らの人柄が出ていると思いました。
 
あ〜〜それにしてもラストはキツイ・・
自分の考えの甘さと日々のツケって結局最後にしっかり回ってくるのですよね。
 
**マイク・リー(Mike Leigh, OBE,1943年 - )**
イギリスの映画監督・脚本家・舞台監督。

フランスのカンヌ国際映画祭では1993年に『ネイキッド』で監督賞、
1996年に『秘密と嘘』でパルムドールと2度受賞している。
ほとんどの監督作品で脚本を使わず、俳優たちと一緒に各々のキャラクターを作り上げ、その上でほぼ即興で演じさせる。
2004年には『ヴェラ・ドレイク』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。

ライフ・イズ・スイート Life Is Sweet (1991)
ネイキッド Naked(1993)
秘密と嘘 Secrets & Lies (1996)
キャリア・ガールズ Career Girls (1997)
トプシー・ターヴィー Topsy-Turvy(1999)
人生は、時々晴れ All or Nothing(2002)
ヴェラ・ドレイク Vera Drake(2004)
ハッピー・ゴー・ラッキー Happy-Go-Lucky (2008)
家族の庭 Another Year (2010)
監督 マイク・リー 
脚本 マイク・リー 
製作総指揮 ゲイル・イーガン
テッサ・ロス 
製作 ジョージナ・ロウ 
撮影 ディック・ポープ 
美術 サイモン・ベレスフォード 
装飾 ジャクリーン・デュラン 
音楽 ゲイリー・ヤーション
ジム・ブロードベント  
レスリー・マンヴィル  
ルース・シーン  
ピーター・ワイト  
オリヴァー・モルトマン  
デヴィッド・ブラッドリー

開く トラックバック(2)

*マネーボール*

イメージ 1
 
メジャー経験のあるプロ野球選手から球団のフロントに転身するという珍しいキャリアを持つビリー・ビーン(ブラッド・ピット)。風変わりで短気なその性格は、若くしてアスレチックスのゼネラルマネージャーになってからも変わらなかった。自分のチームの試合も観なければ、腹が立つと人や物に当り散らすという、癖のあるマネジメントを強行。そんな変わりダネが経営するアスレチックスは弱かった。しかも、貧乏球団のため、優秀で年俸の高い選手は雇えない。チームの低迷は永遠かと思われ、ワールド・チャンピオンの夢はほど遠かった。                                                                                  gooより
 
メジャーリーガーから球団経営者に転職した実在の人物、ビリー・ビーン。彼は強豪球団の三分の一しか年棒が払えないという球団の弱点をカバーするため、2002年に「マネーボール理論」を導入。これまでのやり方にしがみつこうとする抵抗勢力に迎合する事なくチームの変革を成し遂げ、公式戦20連勝という記録を打ち立てた。
 
私スポーツ全般、特に野球って特に興味がないので最初、GMってゼネラルモータース?って
思ってしまったくらいなのですが、これは球団経営の物語なので大丈夫。
とっても楽しめる作品でした。
 
そんなわけでまず調べたのがGM.
(アメリカに於いてですが)チームのほとんどの権限はGMが有し、チームの編成や方針の決定、
選手や代理人との契約交渉、トレードやドラフトなどの新人獲得のとき誰を獲得するか、
あるいは放出するか、誰をマイナーリーグなどの下部組織から昇格させるかなど多岐にわたる。
それらを球団オーナーから用意された予算の範囲内でこなしてゆく。
監督はGMの決めた方針を忠実に実行する中間管理職に過ぎない。
GMが有能であるか否かがチームの戦力を大きく左右するため、有能なGMは別のチームに
引き抜かれることもしばしばある
一応見てるときにだんだんとわかったのですが、こんなに権限のある職だったのですね。
この映画でも
オーナー  GM  監督
この3つの、それぞれの立場と苦悩が描かれていました。
 
野球も弱く、資金も乏しい球団のGMであるビリー・ビーン。
なんとかアスレチックをこんな状態から変えていこうとします。
でもそんなに簡単にいくわけではなく、苦悩していたところある日出会ったのが
データ分析が得意なピーター・ブランドという若者でした。
 
今でこそ、ネットやデータに詳しい人は貴重ですが、10年前だとまだオタク的だったかも
しれないし、何より、野球業界はアナログでした。
それにしても他球団でもそうですが。GMと呼ばれる人たちってすごいーー
選手の怪我の具合から、勝利数、私生活まで把握してるのですね。
 
もちろんこういうやり方が基本だと思います。
でもそれに真っ向から違うやり方で攻めたのが今回のこのお話でマネーボール理論と呼ばれるものでした。
 
なるほど。ひとりの有名な選手をトレードに出して、その分の報酬で地味な3人を雇うという方法。
これまでのやり方だとどうしても誤差のようなものから低い評価を与えられてる人も出てきて
しまっていたのですね。
 
そこにデータを元に切り込んでいったのがkの方法。
このトレードのシーンは迫力もので、電話ひとつで1番、2番とつなぎながら
野球と同じくらいの体力勝負で、株の売買のシーンのようでもありました。
 
こういうやり方されちゃうと困るのがほかのGMたち。
彼らの反目を買うものの・・
 
見ていて思ったのはこれは今の色々な現状に通じるかもしれないということ。
特に日本の大企業って組織にがんじがらめになってしまってたり新しいことを
はじめようにも古い因習が阻んでいたりします。
こういう状況を打破していかなければいけませんね。
 
 
 
ラストの試合はドキドキものだし、この結果彼が得たものは驚き!
最後までぐいぐいと引っ張られ、そして感動的でした。
 
ところでかなり前ですが、シアトルのセーフコ・フィールドで。
移籍してまだ一年目だったイチロー選手の出る試合を見たことがあります。
この日はちょうどチルドレンズデイだったらしく、試合前、選手と子供たちが一緒に守備について
キャッチボールし、そのボールをもらって帰ってくるというイベントもありました。
それ以外にも試合途中で大きなぬいぐるみクンたちが出てきてダンスしたり大型ディスプレイには
カッコいい映像が。
カラフルなハンバーガー屋さんやホットドッグ屋さんもたくさんで、すごくエンタメ度が高いな〜って思いました。
だからアメリカ人の生活に野球が浸透しているのですよね。
 
主役のブラピさま。若々しいお顔はそのままに威厳が出てきているし、声がますます太くなってきていて
怒鳴り声にも迫力ありますね〜
ロバート・レッドフォードにそっくりになってきました。
もうひとりの主人公ともい言うべき人がコロンとした太目体格でメガネの冴えな〜いピーター。
でもすごい頭脳明晰で、だんだんと素敵に見えてきました。
彼を演じたジョナ・ヒルは、全米屈指のコメディ俳優なのですね。
 
 
監督 ベネット・ミラー 
製作 マイケル・デ・ルカ
レイチェル・ホロビッツ
ブラッド・ピット 
脚本 アーロン・ソーキン
スティーヴン・ゼイリアン 
原作 マイケル・ルイス  
撮影 ウォーリー・フィスター 
美術 ジェス・ゴンコール 
音楽 マイケル・ダナ 
ブラッド・ピット (Billy Beane)
ジョナ・ヒル (Peter Brand)
ロビン・ライト (Sharon)
フィリップ・シーモア・ホフマン (Art Howe)
クリス・プラット (Scott Hatteberg)
ケリス・ドーシー (Casey Beane)
キャスリン・モリス
 
 
 

*イージーライダー*

 
    ***STORY***                          1969年  アメリカ
マリファナの密輸で大金を手にしたキャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)は、大型オートバイを買い、旅に出た。2人は、自由の国アメリカの幻影を求めて、フロンティア精神の母体、南部をめざし、気ままにオートバイを走らせた。途中、一人のヒッピー、ジーザス(アントニオ・メンドザ)を同乗させた二人は、彼の案内でヒッピー村に入っていった。しかし、村の住人たちは、行動で自由を表現する2人を拒絶するのだった。 gooより
アメリカの真の姿を求め、自由な旅を続けた2人の若者の物語。
人種問題、反体制運動の激化に“病めるアメリカ”の悲劇を、ヤング・ジェネレーソンの敏感な感覚で描き、
世界中に衝撃を与えた。
ピーター・フォンダとデニス・ホッパーによるアメリカン・ニューシネマの代表作。
その衝撃的な結末で知られる。1969年(第42回)アカデミー賞で助演男優賞と脚本賞にノミネートされた。
1998年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。
こんな名作、未見だったのですが、その前にBS歴史館で解説を見てしまいました。
ラストの驚きや新鮮味はなくなってしまいましたが、でもこの映画の背景がわかって
見たので深いところまで感じることができたと思います。
 
その番組の記事より〜
<まずはアメリカの歴史から
30-40年代 ハリウッド全盛期
50年代   テレビの出現により映画は斜陽産業へ
そこに登場したのがアメリカン・ニューシネマです。
<代表作は『俺たちに明日はない』、『真夜中のカーボーイ』などなどで、これもそのひとつ。
37万ドルの低予算で作られ、6000万ドルの収益を上げました。
物語は西海岸LAからニューオリンズへと向かう旅。
南部の人たちの敵意
カー二バルの様子を撮ったゲリラ撮影なども有名です。
 
<ベトナム戦争を背景に、アンチハリウッド的で手が届く感じの映画でもありました。
あ・これってヨーロッパでいうと、ヌーヴェル・バーグですね。
アメリカンドリームが失われ始めたころのことで、今までのアメリカの歴史と逆行するようなところも・・
イギリスからやってきた人たちが西へ、西へ・・と向かったのが、アメリカ開拓の歴史でした。
ところがこれは南へと向かいます。
それは制服欲とか、物質主義への抵抗であったのかもしれません。
 
ああ・しかし長髪なライダーだというだけで、こんなに旅の途中で出会った人たちが
手厳しいものだとは思いませんでした。
ヒッピー村でさえも・・
偏見なく歓迎してくれたのは、荒野に住んでいた家族だけでしょうか
もちろんマリファナを吸っていたというところは許されることではありませんが
でも彼らの精神が曲がっていたわけでも、人に迷惑をかけるような行動をしていたわけでも
ないのですよね。
途中立ち寄ったCAFEでの差別が一番ひどかったですが、カッコ良くて女性にモテるというのも
彼らの嫉妬のタネだったのでしょうか
外まで出てきてオートバイに乗せて〜ってせがむ女性たちをたしなめて去るということまでしていたのに・・
ラストは衝撃的ですが、でもそこにいたるまでの、特にキャプテンアメリカの表情の方が
はるかに重いものでした。
 
お金も自由も手にしたけれど満足感がない
もうダメだ・・
とつぶやくキャプテンアメリカ。
 
きっと働いて得たのではないお金の価値への疑問
ベトナム戦争も終わりに近づいて、今まで崇高してきたアメリカへの疑問
でもあったのでしょう。
 
ロードムービー的に当時の若者を軽く描いているのかと思っていたら
色々哲学的なものも詰まっていて、さすが名画でした。
 
*追記;おまけ*
①彼らの目標はニューオリンズの謝肉祭でしたが、これはカーニバルのこと。
マルディグラと言われていますが、初期のフランス人植民者がフランス領ルイジアナに
持ち込んだもので、それがニューオーリンズでお祭りとして定着しました。
そういえばヴェネツィアやリオのカーニバルっぽいディスプレイなども・・
②ふたりの乗ってたバイクはチョッパーハンドルと呼ばれる高いハンドルで
これはアメリカ独特のものだそうです。
ヨーロッパでは峠道やカーブをがんがんと走るのでこういうタイプのものはほとんどなく
荒野の、長い直線が多いアメリカならではなんですね。
③主人公のキャプテンアメリカって最近見たアメリカのヒーローの元祖である
いつも彼の来てるジャケットの背中の星条旗が大写しにされていて印象的でした。

 
 
監督 デニス・ホッパー 
製作総指揮 バート・シュナイダー 
製作 ピーター・フォンダ 
脚本 ピーター・フォンダ
デニス・ホッパー
テリー・サザーン 
撮影 ラズロ・コヴァックス 
ピーター・フォンダ (Captain_America)
デニス・ホッパー (Billy)
ジャック・ニコルソン (George)
アントニア・メンドザ (Jesus)
 
 
イメージ 1
 
人間が誕生する遥か昔、“光”と“闇”の神々の戦争が起きた。戦いは光の神が勝利し、闇の神は奈落の奥底に封印された。時は流れ、古代ギリシアの時代。闇の力を手に入れ、世界を支配しようと野望を抱くハイペリオン(ミッキー・ローク)が人類に対し宣戦布告。光の神が造った武器の一つであり、闇の神を解放するための重要なカギ“エピロスの弓”を捜し求めるハイペリオンは、軍隊を結集してギリシアの地を侵攻していく  gooより
『300<スリーハンドレッド>』の製作者と『ザ・セル』のターセム・シン監督がタッグを組み、
古代ギリシャの神々たちの戦いを圧倒的な映像美で描いたアクション・スペクタクル。
 
ターセム・シン監督の『落下の王国』の映像がすごく好みだったので上の写真のようなシーンを
期待しあまり下調べせず見に行ってしまいました。
う〜〜ん・・『300<スリーハンドレッド>』の制作者とのコラボというところを落としていた私が
悪いのかしら・・
ヴァイオレンス度が高いを超えているし、何より全編に渡って戦いのシーンばかり・・
ギリシア神話が身についていない人にもキビシイかもしれません。
 
ストーリーは入り組んでるわけではなく、
世界を支配しようと野望を抱くハイペリオ
彼の野望を阻止すべく、光の神の頂点に立つゼウス
そしてゼウスが選んだのは、鍛え上げた人間、テセウスでこの作品の主人公です。
そんな彼を陰で支えていくのが未来を透視することができる巫女バイドラで恋愛モノとしての要素もあります。
 
ハイベリオンは闇の勢力=タイタン族を解放するための重要な“エピロスの弓”を探しながら
ギリシャに攻め入っていくのですが・・
 
それにしてもこのハイベリオンって言う人は冷酷で傲慢で暴力的。
テセウスの母のことを殺したのも彼だし、部下だって容赦しません。
気に入らないとすぐに殺してしまうのですがそのやり方がきわめて残虐でした。
 
・・でラストは救いがないものでしたが、彼の遺した”あるもの”にのみ希望が感じられました。
 
 
 
私はどうも監督さん目当てで見てしまうのですが、こういうハリウッドものは特に
プロデューサーの力が強いのですよね。
だから監督さんの意向とはちょっと違うものになってしまったのではないかしら?
 
ターセム監督らしいところが一番表れているのが石岡瑛子さんの衣装かもしれません。
冒頭巫女バイドラと3人の侍女たちが着けてた服は高い帽子?のようなものをかぶっていて
イスラムでありながらモダン。
悪者ハイベリオン軍の兵士たちが着けていた甲冑は超ーーモダンなものだし
彼自身の甲冑はカニの足が凶器のようになっていて怖かった・・
 
また神々やテセウスが着ていたのはもう少しクラシカルで細かなところにも金の細工がしてあり
見事なものでした。
こうして日本のデザイナーさんが一流の仕事をされてるっていうのは素晴らしいことですね。
 
 
監督 ターセム・シン 
脚本 ジェイソン・ケラー
クリスチャン・ガデガスト
チャーリー・パーラパニデス
ヴラス・パーラパニデス 
製作総指揮 タッカー・トゥーリー
ジェフ・ワックスマン
トミー・タートル 
撮影 ブレンダン・ガルビン 
音楽 トレヴァー・モリス 
衣裳デザイン 石岡瑛子 
ヘンリー・カヴィル (Theseus)
フリーダ・ピント (Phaedra)
ミッキー・ローク (King Hyperion)
ルーク・エヴァンズ (Zeus)
ケラン・ラッツ (Poseidon)

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事