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平成21年西野神社例大祭において、実施された奉納演武の記事の中から、会長先生の演武をお届けします。 先ずは、「逆袈裟」で二本斬り、返しの「袈裟斬り」で間を抜いて右側の一本のみ斬り落とします。 以降、振りかぶった側は斬らずに間を抜いて、反対側のみ斬っていきます。 先生の手元をよくご覧下さい。右手・左手をそれぞれ持ち替えているのがお分かり頂けるでしょうか? これは、順手・逆手と言い、左腰に刀を挿している場合右手で刀を抜くと右手が鍔の方に来ます。 これを順手と言います。「順手・逆手、左右どちらで刀を持っても同じ様に斬れなければいけない。」と言うのが、田浦無想流の持論です。 「刻み斬り」
刀の持ち方と、これから行う演武の説明をしています。
持っている巻き藁を約10cm間隔で垂直に斬り落としていきます。(狙ったところに、正確に刀が行かなければなりません。特に、甲冑を着ている場合は、隙間や甲冑のつなぎ目を狙う事になるので、より正確さが求められます。) 説明時の反対側に回っていますが、左右どちらに持っても同じ様に斬れる事を説明・実践しています。 右側の写真では、約10cm程に斬りおとされた巻き藁が、落ちかけているのが確認できます。 左の写真より右の写真の方が、巻き藁の長さが短くなっているのがお分かり頂けるでしょうか? 最初の位置に戻り、順手に持ち直し同じ様に刻んでいきます。 どんどん持ち手に近づいています。正確に刻む事が出来なければ、大変危険な演武です。 (良い子の皆さんは、絶対に真似をしてはいけません。(笑)) どちらの試し斬りも一見簡単そうに見えるかも知れませんが、実際に行って見ると難しいことが分かります。 刻み斬りは、巻き藁を台に刺した状態や床に置いた状態で行われる事が多いのですが、人に持たせた場合は、特に正確さが求められ、また、持ち手との信頼関係がなければ成り立ちません。 持ち手がが安心して持っていられるだけの技量と、躊躇なく斬りおとせるだけの錬度が必要になります。 さあ、平成21年西野神社例大祭において、実施された奉納演武の記事も、佳境に近づいて参りました。
次回、先生の演武「柔術編」にて最後となります。(^^)/ |
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切るところによって持ち替えてるのですね。*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*
それだけでも習得するの大変そうですね。
説明だけでなくて写真があるととてもわかりやすいですね。
2009/9/25(金) 午前 11:13
おやじさん>斬る所によって持ち替える訳では有りませんが、右手でも左手でも斬れる様に修練する必要が有ります。^^
2009/9/25(金) 午後 0:48
OH!実は古術にも、基本の棒振りの時のみ、順手・逆手で振るんですが、こういうのは、古流では御法度なのかなと思ってましたが、田浦無想流でもそういう考えがあるんですね。これを知ってちょっと安心しました。でも、すごい試し斬りですね。私から見ると、神業に見えます。
2009/9/26(土) 午後 3:10
きららさん>古流の方が、逆に発想が自由なのではないかと思います。
明治以降、整理され制定された所よりも実戦色が強く残っている分、何でも有り的な要素が有ると思います。
試し斬りですが、先生は、簡単に「やってごらん。」と言うのですが、中々上手く行きません。(笑)
「これ位は、出来る様になって貰わんと‥‥。」と、独り言の様につぶやいています。道のりは、遠いです。(笑)
2009/9/26(土) 午後 4:56
<これ位は、出来る様になって貰わんと‥‥。>う〜ん。すごい言葉ですね。しかし、これは簡単にはいかないのでは。試し斬りだけ、稽古してたらいけるのかも知れないですが、空手もやりながらですからね。会長先生。ほんとすごい方ですね。
2009/9/27(日) 午後 3:24
きららさん>会長先生は、幼少の頃から祖父に武術を叩き込まれていますからね。我々とは違うのは、当然なんですが‥。先生曰く、「全て繋がっているんだよ。」と仰います。^^
2009/9/27(日) 午後 11:16