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フィリピン・ミンダナオ島の山奥で、ほのぼのとしたLOHAS(健康で持続可能なライフスタイル)な光景を見つけた。
水源(わき水ちょろちょろ)から村まで敷かれていた水道管が、なんと竹だった。竹の水道管。もちろん、日本の水道管のように地中は通らない。半分にパカッと割った竹を上向きにし、小さなこどもの身長ぐらいの高さのところを木で支え、つなげていくのだ。
竹が運ぶ水は、村人みんなのもの。水場には蛇口もなく、川のように流れっぱなし。
手を洗う女の子たちが集まってきた。炊事用にと水くみにやってきた主婦の姿も。水を入れる容器もまた竹の筒だった。
竹は切ってもすぐ生えてくる。成長のスピードは驚異的で、1日数十センチから1メートル以上伸びるという。1〜2週間で成竹に育つものも。だからたくさん使っても環境破壊にはならない。大きくなるまで時間のかかる木の保護にも役立つわけで、まさにサステナブル(持続可能)な素材といえるだろう。
竹は糖分を含んでいる。ということは虫に食われやすく、長持ちはしない。だが竹はそこらじゅうに生えているので、切って取り換えるのも簡単だ。煮沸・炭化しておけば、糖分を飛ばし、虫の卵も取り除くことができる。
東南アジアには“竹の文化”が息づいている。タケノコを食べるのはもちろん、柱や床、壁などの建材として、また、かごやざる、水筒などの日常品としても重宝する。笛をはじめとする楽器もある。バンブーダンスにも欠かせない。タイなどでは、竹筒にもち米やココナツミルクを入れて焼き、お菓子を作ったりする。
「籐でできないものは竹で、竹でできないものは籐でつくる」。こんな言い方も東南アジアには残っている。
*森の中を通る竹製水道管(上の写真)と水場(下の写真)。竹は、全世界で600〜1200種類あるといわれる。日本人にとっても昔から身近な存在で、尺八や竹とんぼ、竹刀、竹馬、釣竿、竹炭、竹酢などが代表的。香港などでは、高層ビルを建設するときの足場として竹を組んだものを使う。見ているほうが怖くなるほどの高所で作業している
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そういえば、東南アジアに行くと、食器やお土産に竹がよく使われていますね。竹の水道、お水もおいしくなりそうにみえます。それをまた木の枝にはさんで支えているのがいいですね。
2005/10/26(水) 午後 10:36
コメント、本当にありがとうございます。フィリピンのラスピニャス教会には、竹のパイプオルガンもありますよ。なんとなく自然の音に聞こえて、耳に心地良いんです。
2005/10/27(木) 午前 0:32 [ cas*bon**a202 ]
竹のパイプオルガン、聞いてみたいです!響きが優しそう。ガムランみたいな感じなんでしょうかね??
2005/10/28(金) 午後 9:57
そう、響きがやさしそうなんです、バンブーオルガンは。だけど音楽のセンスゼロの僕にとっては、ふつうの金属のパイプオルガンと音がどう違うのだろう、同じように聞こえる、というのが悲しいけれど正直な感想‥‥。ガムラン、ホントにいいですね。あの調べを聴くたびに、インドネシアを思い出してしまいます。
2005/10/29(土) 午前 10:32 [ cas*bon**a202 ]