a man of mediocrity のブログ

平凡な一人の市民が日常生活で思うことを綴るブログ

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

緑陰の効用

イメージ 1  イメージ 2

暑さが老体には応える。毎日猛暑が続いている。

甲子園の高校野球や、プロサッカーJリーガーなどの試合をテレビで見ると、この猛暑の中を、球場やピッチの中を、縦横に走り回っているが、まさに若さと活力そのものの感がする。

昔の自分もそんな活力があったのだなあと、若い頃に戻りたい気持ちがする。

それにしても、この暑さの対処法、エアコンの効いた家の中で日中を過ごすのもいいが、体を動かすことが無い。せいぜい、やることと言ったら、新聞を丹念に読むとか、読書とか、CDで音楽を聴くとか、碁石を盤上に並べてみたりすることくらいである。

太陽がカンカン照りの午後2時過ぎ、あえて私はテニスコートに出かける。さすがに、この最も暑い時間帯にテニスコートにやってくる来るのはテニス狂だけである。せいぜい決まったメンバーで4人から5人程度である。

しかし、テニスコートに来る理由は、単にテニスをするだけではない。テニスをしているときは、確かにコートの中は太陽がカンカンに照り付けて、体感温度は40度くらいかもしれない。しかし、プレイに集中することで、多量の発汗を促す。もちろん、コートチェンジの都度、水分補給を怠らない。試合に勝つにしろ負けるにしろ、試合中は、他の事は一切頭から払拭してテニスに集中する。

そのあとの、一息の時間が、実をいうとテニスコートに来る一番の理由なのである。

それは、テニスコートのある公園には、幹の太さが、直径50〜70センチくらいある欅の大木が何本もあって、大きな緑陰を作っている。
そして、テニスコートとソフトボールや子供の野球ができる広場の中間が、これらの欅の大木が植えられた空間となっていて、ちょうど、風の通り道になっているので、まさに天然のエアコンを浴びるように非常に心地よいのである。

昔、子供の頃、せいぜい家にあるものと言えば、団扇か扇子くらいのものだった。まだ、電動扇風機が、家によってはあるか無いかのようなころだった。しかし、それでも、今のように、猛暑で暑くて堪らないと感じたことはなかった。子供だから、体温的には今の自分よりは高かったはずだから、暑さをより以上に体感しているはずなのにである。それはよく考えれば、自分の周りにこのような樹木の緑陰が当たり前のようにあったからではないかと思う。

この異常ともいえる暑さの原因は、多量の二酸化炭素の排出による温室効果によって、熱が大気圏外に逃げて行かないためと言われている。だがそれは温暖化の要因の一つに過ぎないかもしれない。二酸化炭素が大量に放出されたとしても、緑、即ち、植物、樹木があれば、これらが二酸化炭素を吸収し、酸素を放出してくれる。 光合成というものがある。これによって温室効果は防げるはずだ。温暖化の原因が二酸化炭素というのは科学的な根拠によるよりも、原発維持を目的とした政治的プロパガンダとさえ言えるかもしれない。

地球温暖化の原因は、二酸化炭素の大量放出ではなく、地球上の植物、樹木の減少が真の原因である私には思える。生産物がどれだけ産出されたか、その価値をGDPという概念で経済の成長を計ることになっているが、そのために、緑の樹木や植物類が見境もなく伐採され、禿山になった即ち破壊された自然の負の側面は、GDPには考慮されない。ブラジルのアマゾンや東南アジアなどの熱帯雨林が著しく自然破壊の対象となっている。

いま日本では、林業が経済的理由から衰退し、担い手も高齢化によって減っている状況であるといって、あの竹中平蔵が主導する産業再生機構によって林業への企業活動、参入を許可した法案が成立したが、またしても、売国奴竹中平蔵は日本を毀損しようとしている。山地の樹木の伐採を無制限に許可するもので、国土の保全がないがしろにされるもので到底許せるものではない。山地の森林が広範囲にわたり伐採されることによって、どのような現象が生じるか、私のような素人にも、分かることがある。

山地に積もった落ち葉は貴重な腐葉土となり、その養分を吸収した雨水が長い年月を経て地下の水源となり、あるいは河川へと流れて行って、海洋に達し、プランクトンや魚や、養殖の牡蠣や、海藻の養分となって、豊かな海の幸を私たちに恵んでくれる。
広島や仙台の美味しい牡蠣が養殖できるのも豊かな養分を山間地が供給しているからである。

山地の樹木が大量に伐採されたり、切り崩された場所は、雨水を吸収せず、地表を流れるために、地表を削り、地盤を緩め崩壊させ、土砂崩れや山津波となって人々を襲う。

また、地下水として吸収されない雨水は、特に日本の地形のように短距離で高低差が急峻な流れの多い河川では、一時に大洪水を発生させ、河川の氾濫によって、住宅地や農地への浸水被害が続出する。しかも大規模な形で。

無計画に伐採された樹木がなくなった山地に、再生の植林をしたとしても、高さが一定になり、幹の直径が太くなるまでには、長い年月を要する。工場で短期間で物を作るのとはわけが違う。農林水産業が工業とは異なる側面をきちんと認識する必要がある。昔からずっと人々が苦労して保存し守ってきた村落の治水施設や里山が、日本の国土を安全を守ってきたことを決して忘れてはいけない。

このように大規模な形で、災害が日本の各地を襲うことになると予想される。これは、もはや自然災害というよりも人工災害である。しかも企業は儲けるだけ儲けて、災害が起きた場合には責任を取らず、災害の処理や被害者の救済は国や自治体へ丸投げする。

法案は既に我々の知らないうちに決められてしまった。
こういう事態を招かないようにするには、早くみんなが、誰がそういうことを主導しているかを知ることである。

イメージ 3  イメージ 4

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事