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12月11日に、アメリカで公開予定の『A Single Man』は、もうすでに東京国際映画祭のアジア初上映でご覧になった方がいるかもしれませんが、グッチ、イヴ・サンローランのファッション・デザイナーだったトム・フォードが初監督をした映画として話題になっています。
今年のオスカーノミネート作品になる可能性も大!
ヴェネチア国際映画祭でオープニング上映され、なんと主役のコリン・ファースが主演男優賞を獲りました。この映画のコリンの演技の評判は素晴らしく、もしかしたらアカデミー主演男優賞も夢ではないかも?という噂もチラホラ。
コリン・ファースといえば,あのBBCドラマ/1995年版『高慢と偏見』で、ミスター・ダーシーを演じて世界中の女性を虜にしたと言われていますが、その後、ダーシー様のイメージが固定化してしまい、コメディ系や恋愛系の映画ばかりに、キャスティングされていて、かなりもったいない使われ方をしていたと思います。
今回のコリンは、今までのコリン・ファースのイメージをすっかり払拭する、味のある重厚な演技をしているようです。コリン・ファースがアカデミー賞にノミネートなんて、ここ数年考えたこともない(ごめんね!)画期的なことであります。本当にオスカーにノミネートされたら凄い!
原作は、クリストファー・イシャーウッドの1964年の同名小説。舞台は、キューバのミサイル危機の緊張が高まっていた1962年のロサンゼルス。突然の事故で16年間連れ添ったパートナーを亡くした52歳のゲイの英国人大学教授(コリン・ファース)の愛と喪失感とパートナーを失った後の人生の意味について苦しむ教授のある一日を描いています。
パートナーの突然の死に、大学教授のジョージは、パートナーとの過去を思い出し苦悩し、未来の自分を思い描くことができない。しかも時代は1962年で、まだゲイの人達に対して寛容な世の中とはいえず、主人公はパートナーを失った苦しみを世間に隠さなくてはならず、自暴自棄になっていきますが、やがて幾つかの出会いや出来事を通し、自分のこれからの人生の意味を見出していきます。
監督・脚本はトム・フォード。出演は、コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、マシュー・グード、ニコラス・ホルト。
この映画『A Single Man』は、ゲイの男性を扱った映画です。
去年のアカデミー賞作品賞を含む8部門にノミネートされ、脚本賞とショーン・ペンが主演男優賞を獲った『ミルク』や、アン・リー監督がアカデミー監督賞を獲り、今は亡きヒース・レジャーが主演男優賞にノミネートされた『ブロークバック・マウンテン』など、ゲイを扱った映画は作品賞にノミネートされても、なかなか作品賞受賞までは至らないのですが、今年のアカデミー賞ノミネートに『A Single Man』が選ばれれば、コンサバなハリウッド映画界に、また挑戦することになります。
監督のトム・フォードはゲイですが、コリン・ファースにはイタリア人の美しい奥様がいます。しかし、コリンは若い頃は『アナザー・カントリー』で美少年として注目されましたし、ケビン・ベーコンとも、微妙な関係を匂わせる映画『秘密のかけら』で共演していました。最近は、オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』の映画化作品『ドリアン・グレイ』(原題)では美少年ドリアンを惑わすヘンリー・ウォットン卿の役を演じています。このような役回りは、コリン・ファースのはまり役なのでしょうか?
この映画『A Single Man』で、ジュリアン・ムーアが出演していますが、男性のパートナー役は、最近めきめきと人気のでてきた、これまたイケメンのマシュー・グード。
この人『情愛と友情』でベン・ウィショーとちょっとゲイ関係?っぽい役を演じています。それに『アバウト・ア・ボーイ』のすっかりお兄さんになったニコラス・ホルトがからみます。彼もゲイの男性に、ちょっかいだされる青年役を、『ウェザーマン』で演じていた記憶があります。監督のトム・ファード好みのキャストでできあがった映画のようです。
コリン・ファースの今回の演技は、ある時に感情的で、ある時は抑制のきいた質の高い演技で、まさにこの映画の要になっているようです。ジュリアン・ムーアも、マシュー・グードももちろん評判が良いですが、特にニコラス・ホルトのねちねちとした生徒役もなかなか評価が高いです。
トム・フォードのファッション界で成功した才能は、映画界においても充分に開花し、特に色の使い方や映画のトーンが主人公の心情にリンクしていてビジュアル的に美しく仕上がっているようです。もちろんファッションやインテリアも必見です。
『A Single Man』は、『人生の普遍の対立である、愛と恐れ』というテーマを問いかけてくる、思慮深く趣きのある上質のドラマです。
『A Single Man』のトレーラーは、台詞がいっさい出てこなくて音楽と時計が時を刻む音と効果音だけです。トム・フォードのセンスの良さが伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=CtIqc7ba4Gs
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私は保守的な方なので、ホモとかゲイにはどうしても拒否反応を
示してしまうといいますか、身の毛がよだっちゃうんですが、
女性から見ると、どうなんでしょうか?
レズビアンはなんか綺麗なイメージがあって大丈夫なんですが、
男同士はなんか汚いし、気持ち悪い・・・
2009/11/2(月) 午後 8:09 [ - ]
私も『ドリアン・グレイ』は原作を読んでいる途中なのですが、ヘンリー卿にコリンはさぞかし嵌っているでしょうね。
なので、ベネチアでコリンが受賞したニュースを聞いたときには『ドリアン・グレイ』でだと思ったので、ゲイのオッサン役でと聞いてビックリでしたよ(^^;
てか、マシュー・グードもゲイ役が続きますね。
で、『セント・トリニアンズ2』、はぁ〜、やっぱ制作されたんですね(笑)
前作も観れていないのですが、本人が以前コメントしていた通り、前作で亡き人にしていただくべきだったのでしょうか??(笑)
2009/11/8(日) 午後 6:00
zombieさん、女性から見ると、イケメン系のこの手の映画は、人気がありますよ。『ブロークバック・マウンテン』も女性の観客多かったですし・・。もともと宝塚とかあるから、受け入れやすいのかもしれませんね。ゲイの人達って、ファッショナブルでセンスが良くて、よく気がつくし、結構、女性と共通の好みがあったりするので、お友達にいると楽しいと思います。
2009/11/19(木) 午前 0:34 [ nomad ]
Kimさん、さすが!さっそく原作を^^;ヘンリー卿=コリンでしょうか!!観たいですね。で、そーなんですよ!あのトム・フォードの初監督作品で、コリンかぁ!とビックリしたわけです。マシューも、やっぱり、ゲイの人に人気なんですかね〜?
『セント・・』は、そうなんですよ!続編が作られて、本人もまた登場しています^^;(笑)そんな作品なんかに出てるから・・もう一生アナカン系の映画なんて、ないだろうな・・と思っていたら、こんな作品のコリンで、しかも賞まで獲ってビックリですよ!
2009/11/19(木) 午前 0:41 [ nomad ]
私の中でコリンはすっかりラブコメの人になってましたから(^_^;)
シリアスに頑張ってるのもみたいですね。
1時期ゲイ役が流行ってたのか、かなりいろんな人がゲイの役をしてた頃がありますが、何度も続くというのは人気があるのかも〜w
2009/11/23(月) 午後 9:31
もくれんさん、コリンのシリアスに頑張ってます!GG賞はノミネートされたけど、残念ながら受賞ならずでしたが、アカデミー賞でもノミネートされてほしいな〜♪
2010/1/20(水) 午後 11:54 [ nomad ]