「甦れ!アルシオーネ」計画は、車両提供してくださった本校役員の習志野にある工場まで回送のための走行で、終了となりました。
回送中は、ノン・トラブルで走りきることができました。 「よかった、よかった。」 「整備に自信がつきました。」 「ターボ車は、面白いですね。」 担当した学生たちは、それぞれにいい経験ができました。 |
甦れ!アルシオーネ
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詳細
次々と出てきた不具合も出切ったようで、エンジンの掛かり具合、吹け上がりは良好。アイドリングも安定しています。電装系の不具合も一通り修理完了、シャシ関係の点検も終わりました。
次は、車両の総合的な点検に進みます。4輪アライメントテスタで足回りの点検をしました。やはり調整が必要です。調整機構のあるものは簡単にできますが、ないものは一苦労です。今回リヤのスラストアングルが大きくずれており調整が必要と判断しました。問題は調整機構がないこと。左右のホイールは一本のアクスルで結ばれており、左右を個々に調整することができないので、ボディに対してアクスルの位置を、左のスイングアームの取り付け穴を加工して調整することにしました。 |
メータ内の警告灯が多数点灯しています。さて、その原因はなんでしょう?
エンジンが掛かる前と後で、点灯状況に変化がないところをみると、どうやら充電系統に不具合があるようです。 テスターを使用して、充電電圧を点検すると確かに低いです。「これか!」 どうやらオルタネータが原因のようです。ICレギュレータ式のオルタネータですので、これ以外に考えられません。では、オルタネータの何が悪いのか、オシロスコープで充電状態の波形を観測してみます。 きれいなリップル波形が出ません。この波形からはオルタネータ内の不具合箇所が断定できませんが、総合的に判断して、オルタネータ不良による充電不良のようなので、リビルト品に交換しました。 交換後は、メータ内の警告灯は消え、充電状態の各点検をした結果すべてにおいて良好となりました。 「これで、よーし!」 |
4番シリンダの圧縮が上がらない原因は、最初にエンジンを下ろして分解したとき、インテークのバルブ・ロッカアームが外れていたので、これが原因と断定して、なぜ落ちたのかの推定はラッシュ・アジャスタの作動不良によるものということで、ラッシュ・アジャスタを新品に交換し、エンジンを組み上げました。
そして、エンジンを載せ再度圧縮圧力の確認をしてみると 「圧縮圧力0kgです。圧縮ありません。」「そんなバカな!」「はいっ、エンジン下ろそう」 再度、エンジンを下ろしてヘッド部分を分解し、エンジンを手で回しながら注意深く観察すると、なんと、インテーク・バルブの動きがカム山に追従できておらず、やけにゆっくり“どっこらしょ”と動いています。 「これだ。」「1回目にちゃんと確認しておけば。」「くやしい。」 結局、バルブ・ステムの曲がりでバルブの摺動が悪く、圧縮圧力は上がらないはロッカアームは落ちるはの原因でした。 「よい勉強をさせてもらいました。」 |

これからも続けてください


