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偶々見かけた英字新聞で目に飛び込んできた。ということは既に日本語の新聞でも報道されているのであろうが迂闊にも知らなかった。2019年度までに 全公立小学校にALTを配置するという。英語の授業も現行の小学校5.6年の週一時間から、週3時間に増やし、小学校3,4年生も週1,2時間にするという。金が無いと言っているのに、よくそんな金があるものだと思う。年度ごとに予算案として計上する所謂一般会計とは違う特別会計なのであろうが、こういう事を決定するのに政治家が全く蚊帳の外というのも問題なのだが、ここでは本題ではないので触れない。
小学校で行なわれるべきなのは情操教育と生活訓練である。この点、学級崩壊・不登校・引きこもり問題で揺れてはいるが、日本の小学校教育は中々に素晴らしいものを含んでいると言えるし、世界一と言えるだろう。日本の教育を視察した海外の人間達が異口同音に絶賛するのが日本の小学校教育だからである。 今の小学校児童に必要なのは、現実の社会で生きていける心身の力をつけることだろう。さらに、崩れ落ち治安悪化するこの日本社会で犯罪に巻き込まれないようにする為の術を子供に身に付けさせることだろう。岡山の、神戸の事件を見てみろ! この事をいち早く問いかけていた一人の女性がいる。以前の投稿で追悼文として触れたが、1974年「何で英語やるの?」(文春文庫・絶版)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した中津燎子先生である。英語教育関係者なら一部知っている人間もいるだろう。既に故人で、生前マスコミで踊る事が無かっただけに今ではその名も忘れかけられている。かの書の後半で「せめて猫並みにと」子供達のしつけと訓練の必要性を説いている。 それから、30年後の2005年、治安悪化・犯罪猟奇化により崩壊する日本社会において、その論旨を再び「英語と運命」という本で「子供が犯罪に巻き込まれないようにする為にどうするか」という形で問いかけている。いずれ詳しく触れるが、彼女の問いかけはこの新世紀の日本において勝れて重い。役人も無駄金使う暇があったら、親も幼児からの英語教育云々に血道を上げる暇があったら、彼女の問いかけを真剣に考えてみたらどうか。 |
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