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近くの温泉に行ったら外人がいた。若い外人だったが、彼と話をしている日本人の英語を聞いていたら、日本人と英語の壁は本当に大きいなと感じた。単に発音が良いとか悪いとかいう問題(それもあるが)ではない。相手に声が届いていないのである。声を届かせる発声(projection)を日本人は知らない。この日本人にも出せる、相手に届く英音を出す為のメソッドを考えたのが、かの有名なタオル絞りメソッドの島田裕之先生なのである。このメソッドによるボイストレーニングを経験すれば、英語が聞き取り易くなるのを実感する。島田先生より受け継いだボイストレーニング・タオル絞り体操を私はさらに効率的に改変して、皆様にお届けする事を誓った一コマであった。
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番外批評
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文科省が2021年以降の学習指導要領を発表した。英語教育は、従来行っていた英語活動を小3・4年に前倒しし、小5・6年から教科化するという。
どこまで行ってもアホな木っ端役人は木っ端役人だが、こうした事を言うなら、何故、その前にローマ字を徹底させろとかの見識が出てこないのか不思議だ。東京オリンピックに向けての流れだろうが、今後さらに英語教育は混乱の極みとなる事は間違いないが、それ以上に、世界に冠たる日本の初等教育が混乱し、崩壊してしまう事が懸念される。 我々はこうした動きに断固対抗し、対案を提示していくつもりである。 |
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一頃の勢いは落ちたが、スピードラーニングなる英語教材が「聞き流すだけで話せる」とのキャッチフレーズで爆発的な売れ行きを見せた。そして更に、エブリデーイングリッシュ云々とか類似教材のオンパレードである。英語教員でも騙されてやって人間がいるらしい。
端的に言えばこんなものはインチキである。巷で売り出されてきた英会話教材自体が詐欺の類なのだが、ここまでインスタントな広告文句を強調してるだけの安直な教材は無かった。 また、簡単にそれに乗せられてしまう世相というのも、日本社会の風潮が極めて薄っぺらなものに染まってきているということだろう。軽薄短小と言われて久しいが、少し前の日本人であるなら、そんな極端にインスタントなものに乗せられる事は無かったような気がする。高度経済成長時代から、詐欺商売は野放しの風潮であったが、少なくとも、1986年のバブル景気が勃興する前の日本人はもう少し思慮深かったような気がする。投資を中心にインチキ詐欺商売が極端になったのも大体この年辺りである。豊田商事事件があったのも86年である。 では何故、スピードラーニングがインチキと断言できるか?簡単である。そんなに効果があるものだったら、学校教育や公的機関で採用されるはずだし、当の開発業者も必ず学校関係に売り込むはずである。学校教育市場は大マーケットである。何故、民間の間だけで騒がれているのだ?しかも理論だった教授法も無い。あれば、それを学会発表して権威付けしようとする。これだけでも、インチキだという事がわかるだろう。 英語の後に日本語の音声を流すというのは、別に目新しいものではない。普通の英会話教材にもあるし、簡単な話、バイリンガル放送で切り替えて聞いても同じ事ができる。日本語音声は無いが、洋画を、字幕を見ながら聞いても同じ学習ができるし、訳付きの原稿を見ながら英語放送を聞いてても同じである。文字だけであるが、対訳本を見てても同じような勉強ができる。 それなら、昔、大学受験生を中心に評判になり、現在も存在しているSIM(同時通訳メソッド)の方がまだ少しマシである。これは、センテンスではなく、英語のフレーズごとに、日本語訳のフレーズが流れるというもので、大まかなセンテンスよりは、日英語の文法的対応比較ができ、まだ勉強にはなる。 端的に言って、スピードラーニングはこのSIMに代表される日英語比較教材の焼き直し・粗悪版である。SIMもそうであるが、英語がある程度できるようになった人間が試してみて、少し向上が見られる事があるという程度のものであって、英語がわからない人間が一からやり直して、できるようになるという代物ではない。 誰でもリズム感とかコード感というものがあるが、これを使って人間は聞いた音楽・曲・歌を再生することができる。歌手が歌詞を再現できるのは、メロディーのコード、それを下支えするリズムに乗っているからである。曲のつかない詩・セリフなどでも、言葉に七五調・節などのリズムがあれば覚えやすい事からわかるように、発語・発話で最も重要なのがリズムであり、それを支えるのが呼吸である。人間は呼吸をしている。言葉の発音はこの呼吸を基盤としている。リズム感のある人間というのは、自らの呼吸を音楽のリズムに合わせられる存在を言うのである。音痴というのも、音程よりも呼吸のリズムを曲に合わせるのが下手なのである。 したがって、リズム感のある人間が、このスピードラーニングの教材を聞いて、聞いた音を再現できるようになったという事はあったかもしれない。リズムに乗れば、覚えた英語が口をついて出てくる事はある。しかし、自由に話せるようになったなどというのは、ほとんどウソ宣伝である。 石川遼も米倉涼子も莫大な広告料を貰って詐欺の片棒を担いでいるだけである。スポーツ選手や芸能人ばかり甘やかして大金を掴ませるくらいなら、利益を従業員への還元や人間の教育、技術研究開発にまわすべきである。 だが、そうはならず、消費者はますます貧乏になり、広告宣伝に乗った一部の勝ち組・スポーツ選手・芸能人ばかりが肥え太るという悪循環はなくならない。勝ち組・負け組というが、勝ち組はごく少数であり、貧乏な負け組が圧倒的多数なのである。その多数の負け組から薄利多売の詐欺商売で金を踏んだくる為に出てきたのがこの種の教材である。 従来の英会話教材は高額なものが多かったが、これは一見して低価格であり、「聞いているだけで話せる」と労力の省力化を強調した宣伝が功を奏したのが爆発的に広まった理由である。効果がなくても諦めがつく値段であるから、誰も詐欺で訴えないし、教育方面は、自分には合わないと、責任を自分に帰す場合が多いのが、真面目な日本人の特徴である。 小泉・竹中の格差拡大策はこんなところにまで影響を及ぼしているのである。 |
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日時:平成24年 12月2日(日) 13:00 〜 (14:00から 食事を用意)
場所:高知市寿町3−6 中教院
℡:088−824−2155
交通:JR高知駅より車で5分
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本日より、ブログ名を 「英語教養革命」から 「英会話情報戦略革命」と変更致します。
新世紀に予想される 情報戦争に勝ち抜く 英会話という観点より 国家情報戦略としての英会話に
焦点を定め より 深い内容にて 英会話発話訓練の構造を 説いていきます。
乞うご期待!
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