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♪ Cave felem + あー、きょうも一日楽しかった。 ♪
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以前TVのニュース番組の中だったか
裁判の傍聴が趣味な男性の一日を取り上げていた様子を見た記憶があります。
地方まで18きっぷでいそいそと出向いていくその姿に、
裁判ってそんなに面白いのかな?と不思議に思っていたのですが
そんな私にちょうどタイムリーな一冊を見つけました。

裁判中に思わず出てしまったのか、それともどうしても言わずにはいられなかったのか。
裁判官の本音の部分の発言を集めた本です。


イメージ 1

幻冬舎新書 裁判官の爆笑お言葉集 長嶺 超輝
ISBN:9784344980303 (4344980301) 幻冬舎 (2007-03-30出版) \756(税込)



 爆笑、苦笑・失笑、はたまた感涙、ときには憤慨……
 ひとつひとつの言葉に読者の皆さんがどんな感想を抱くかは人それぞれでしょう。
 「裁判官って案外おもしろいこと言うじゃん。」と
 軽いノリで楽しんでいただいてももちろんかまいません。
 そのうえで、「法という道具を使って、人が人を裁く」とはどういうことなのか、
 民主主義国家における裁判とはどうあるべきなのか、
 将来もし自分が裁判員になったらどう振る舞うのか、といったことに、
 少しでも思いをはせていただけるなら、著者としてこれほど幸いなことはありません。
                          
 裁判官の爆笑お言葉集 「はじめに」より抜粋


見開き1頁で1つのお言葉と解説という構成になっていて
笑えるものや呆れるもの、芸能人関連のものなどが各種取り上げられています。


私も中学時代、いじめに遭い、つらい思いをした。
ですが、我慢して少しでも人の役に立とうとがんばってきました。
あなたもつらいと思うが、厳しく自分を律してやり直して下さい。
  
公然わいせつ罪に問われた陸上自衛官の被告人が「学生時代からいじめに遭い、
自衛隊でも人間関係がうまくいかずストレスがたまっていた」と犯行動機を打ち明けた被告人質問中への、
青森地裁の室橋裁判官のお言葉


この場合、被告人は完全に裏目っちゃった訳で、結局厳しい有罪判決を受けたそうです。

中には裁判官の転勤先まで縁があったのか
「私があなたに判決するのは3回目です。」という腐れ縁的なものもあります。

あまりにもふてぶてしい態度に「次回公判までに反省文を出しなさい」と一喝された珍しい例も。


窃盗の罪に問われた被告人に、執行猶予・保護観察つきの有罪判決を言い渡しての、閉廷の出来事。
被告人が退廷するときに、一段高い裁判官席から身を乗り出し、被告人の手を握りながらの
大阪地裁、杉田裁判官のお言葉。

もうやったらあかんで。がんばりや。


被告人は2人の子どもを持つ母親でした。
家出した夫が残した借金を抱え、追い詰められた末に万引きを繰り返していた被告人は
裁判官のこの言葉を聞きその場に泣き崩れたそうです。


本件で裁かれているのは被告人だけでなく、介護保険や生活保護行政の在り方も問われている。
こうして事件に発展した以上は、どう対処すべきだったかを行政の関係者は考えなおす余地がある。

実母との心中を決行し、自らは生き残ったために承諾殺人の罪に問われた被告人に、
「献身的な介護で尽くした息子を、母親は恨んでいない」として執行猶予つきの有罪判決を言い渡した、
京都地裁の東尾裁判官のお言葉


これは、認知症の母のためにやむなく退職して介護に専念することになった息子が
家賃やデイケアの料金も支払えず、福祉事務所に出向いたものの生活保護申請を断られ、
母子心中を決行したという事件でした。

ニュースでもワイドショーでも大きく取り上げられていたので
ご記憶にある方も多いのではないでしょうか。
犯行の前に車椅子に母を乗せ商店街を散歩した息子、
親子が河原で交わした最期の言葉に思わず涙した方も多かったことでしょう。

福祉事務所の職員が、失業保険を受給していては生活保護は受けられない。
「働いてください。」と被告人に言った事は職務上責任を問われることはないかもしれません。
でも、もう一言、もう一歩踏み込んで
「失業保険が切れたら生活保護が認められますよ」と知らせていたら、
彼らの未来が少し違った結果になっていたのかもしれない。

「私の手は母を殺(あやめ)るための手だったのか」

被告人が法廷に残した言葉に、
家族が幸せに暮らすこと、親や自分の老いと向き合うことについて、
そして公共サービスに携わる自分の仕事についても深く考えさせられた一冊でした。
    

  • ひめさま、司法の立場にあるひとの言葉は、なかなか肉声としては聞けない種類のもので、これは興味がわく書物ですね(^-^)法の中の言葉の重みは、実際のその言葉によって刑に服する人を生む言葉でもあるわけで、日常会話のものとは異質なわけですが、だからこそそれを扱う人の、普段の言葉、普段の感覚というものはどういうものであるのか、うかがい知りたいところはあります☆が、裁きの場に出てくる案件はいずれも、そう軽い案件ではないので、裁判官のこの本音とともに、いまの時代を反映した状況そのものにも思いを致すところがあり、受け止め考察すべき材料は沢山あるような気がします☆爆笑と題されていますが、中身はなかなかずっしり来そうですね☆ポチポチポチッッッ☆ねこみみ☆

    ねこみみ☆Ω

    2007/4/23(月) 午前 11:38

  • 書店の店頭で「裁判官ここはひとつ懲役10年でどうですか?」というような類の題名の本を見かけ気になっています。^^次回読んでみよ〜っと♪

    [ とらべる ]

    2007/4/23(月) 午後 1:57

  • 顔アイコン

    人間が話す言葉だし、人間が相手なら司法がどうであれさまざまな言葉になってあらわれるのでしょうね^^。

    ・・・しーなご・・・

    2007/4/23(月) 午後 2:28

  • 顔アイコン

    爆笑お言葉集ですが、感涙も。。。裁判官も人の親(子)という事ですかね。

    トマトのん

    2007/4/24(火) 午後 0:09

  • 顔アイコン

    人が人を裁くって難しい事ですね、裁判官の人の本音が極普通の人と同じようなのになぜかホッとします。私の中で特別な人という思いがありましたから。

    べる

    2007/4/25(水) 午前 6:34

  • 先日何気なく見た娘の「読みたい本リスト」にこれが書かれてあり、どんな本だろうと思っていたところでした。ごく平凡な一般市民には無縁の裁判という世界、三面記事的な興味も沸きますが、裁判員制度が始まると無縁とは言っていられなくなるでしょうね。そんなことを考えるとこれは裁判への入りやすい入り口となりそうですね。

    *quokka*

    2007/4/26(木) 午前 1:33

  • 顔アイコン

    本、買いました。ちょっと見ましたが。。。「電車の中では女性と離れて立つのがマナーです。」には主人も共感していました。。。

    トマトのん

    2007/4/27(金) 午後 0:57

  • 裁判員制度も始まろうとしている昨今、人が人を裁くという事にはやっぱり難しい点がありますよね。最近あったイギリス人女性殺害の裁判では無罪になったり、最後の話と同じような老老介護に悩んで奥さんを殺してしまっただんなさんには同意の上の殺人が認められず実刑が言い渡されたり・・・。納得できない判決も多いです。判定によって、その人のその後の人生が決まってしまうとしたら・・・・考えさせられます。

    にゃう ♪

    2007/4/29(日) 午後 1:43

  • 最後の母子心中の事件思い出して涙が出ました。日本の裁判はアメリカの裁判と比べると遥かに公正だという気がします。ぜひ買って読みたい一冊です。

    けいと

    2007/5/2(水) 午前 2:11

  • 裁判官も人間なんですねぇ〜。この紹介文を読んだだけでホロリときちゃいましたよ。そして一番忘れちゃいけないことは「人を裁く仕事ではあるけど、人の更生を一番に願ってるからこそやらなくちゃいけない仕事」なんですよね。

    yoo**ooo04*6

    2007/5/2(水) 午前 6:55

  • ♪ネコミミさん、人が人を裁くことの難しさを改めて感じました。感情だけでは判断できないし、かといって過去の判例だけでも決められない部分もありますよね。私の仕事で関連のある法律というのは著作権法くらいなものですが、それだけでも解釈が難しいです。もし、自分が裁判員になったらどうなんだろうといろいろと考えてしまいました。傑作ありがとうございます。

    +++ ひめ +++

    2007/5/4(金) 午前 10:22

  • ♪とらべるさん、その本もタイトルで気になっていたんですよ。私も今度探してみます。

    +++ ひめ +++

    2007/5/4(金) 午前 10:23

  • ♪しーなごさん、判決以外の裁判官の声も聞くと、その裁判官の人間味というか味が出ているもんだなぁと感心しましたよ。

    +++ ひめ +++

    2007/5/4(金) 午前 10:32

  • ♪トマトのんさん、何気なく読んだんですが結構深くて面白かったです。裁判官さんも個性豊かですね。

    +++ ひめ +++

    2007/5/5(土) 午後 8:07

  • ♪ベルさん、私もクールなイメージがあったんですが、人情味溢れる方も多いようです。そういう意外性に興味を持って傍聴する人も最近多いらしいですよ。

    +++ ひめ +++

    2007/5/5(土) 午後 8:08

  • ♪quokkaquollさん、お嬢さんになんだか親しみを感じてしまいましたよ。「判例タイムス」とかの閲覧希望って何に使うんだろうと今までナゾだったんですが、この本を読んでこういう裁判記録から裁判長のお言葉探しをしている人もいたんだ〜と予想外の使われ方を知った次第です。ふむ、深いなぁ。

    +++ ひめ +++

    2007/5/5(土) 午後 8:10

  • ♪トマトのんさん、犯罪もいけませんが冤罪になっても困るから、やっぱり離れていた方がいいかもしれませんね。

    +++ ひめ +++

    2007/5/5(土) 午後 8:10

  • ♪nyausukeさん、本当に人が人を裁きその後の運命を決定したり、更生を願って判決を出したりするのはとても責任の重いことだと思います。裁判員制度が導入されて自分がいざその立場になったらどうなんだろう。司法の知識もないまま任せてもいいんだろうか?不安ですね。

    +++ ひめ +++

    2007/5/5(土) 午後 8:13

  • ♪けいとさん、思わず同情してしまうような事件もあるのですが、忌々しき問題もあるようです。日本の刑務所はただ今満員状態なんだそうですよ。本文中に食事も寝る場も確保できるということから、居心地が良くて再犯してでも戻ってきたいという例もあって複雑な思いを持ってしまいました。

    +++ ひめ +++

    2007/5/5(土) 午後 8:15

  • ♪よししさん、そうですよね。一番大切なことはその後をどう生きるか。それを含めた運命を判決という形で決定するというのはとても責任の重い仕事だと思います。

    +++ ひめ +++

    2007/5/5(土) 午後 8:16

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