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いつかは行きたいと願い続けていたこの音楽フェスティバル。 先週、ちょっとした偶然から、幻のチケットが手元にやってきました。 しかもこの演目だということに何かの縁を感じます。 昨年のモツレク、今年のメサイアの次は…って思うとこれもいつかは歌ってみたい曲の候補になるかも。 Britten War Requiemu,Op.66 Vishnevskaya(S)・Pears(T)・Fischer-Dieskau(Br) London Symphony Orchestra Benjamin Britten 1963 この曲のスコア(総譜)の冒頭には、 25歳の若さで戦死したイギリスの詩人オーウェンの詩の一節が記されています。 "My subject is War, and the pity of War. The Poetry is in the pity… All a poet can do today is warn." 私の主題は戦争であり、戦争の悲しみである。 詩はその悲しみの中にある。 詩人の為しうる全てとは、警告を与えることにある。 Wilfred Edward Salter Owen ローマ・ミサ典礼書の言葉とオーエンの詩とを対比し融合させたこの作品は 声高に反戦を叫ぶのではなく、戦争に駆り出されて死んでいった兵士たちの 敵味方を問わない悲哀を通して、私たちに平和への願いを訴え続けています。 悲哀といっても、小澤氏が「決して静かな祈りではなく叫び。」と言っているように 決してその鎮魂の調べは穏やかなものだけではないのです。 Requiem aeternam dona eis,Domine; 彼らに永遠の安息を与えたまえ et lux perpetua luceat eis. 彼らが上に永遠の光の照らさんことを Requiescant in pace.Amen. 彼らを平和に中に憩わせたまえ(「安らかに眠れ」とも訳される)。アーメン。 この言葉はキリスト教の典礼文という宗教的なものを超え、 現代の私たちの心に響くものがあると思います。 それは、広島の原爆死没者慰霊碑に刻まれたこの言葉にも重なります。 安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから コンサートホールへ足を運ぶ前に、今日という日、改めて聴いてみたい作品です。
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Let all the souls here rest in peace, For we shall not repeat the evil.
過ちを繰り返さないのは一体誰?英訳文はweとなってます
原爆投下は広島市民の過ちによるものではないです
今日一日、アメリカはもちろん、世界中の人達に考えてほしいですね
2009/8/6(木) 午後 11:22
♪岡山のしんさん
この碑に刻まれた言葉にある「過ち」は何を表しているのか
その主語は一体誰なのか、というのは建立当時から現在にいたるまで
しばしば論争になっていますね。
私は遺された人類全てが二度とこの悲劇を繰り返さないと、犠牲者の霊前で決意する言葉だと解釈しています。
言葉って難しいです。でも、世界平和を願う気持ちは世界共通でありたいと願いたいですね。
2009/8/7(金) 午後 8:48