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先週、金曜の夜の事。
展示会のため東京出張していたオットから家電に帰るコールがあり
「もう地元の駅についているから玄関の鍵を開けておいて」と言って切れる。
あれ?いつもは携帯に連絡が入るのに珍しいな、と思いつつも
玄関の鍵を開けオットの帰宅を待っていると
しばらくして「ただいま」の声が。でも、なんか元気がない。
「実はさぁ、新幹線の中で鞄を置き忘れちゃって」
は?なんで鞄なんか置き忘れちゃう訳?ありえん。
という心の叫びがワタシの中を何回もリフレインしたのですがそこは落ち着けと言う事で冷静に。
「で、届け出はしたの?」
「JRの駅に届けてすぐに探してもらったんだけど、新幹線が新大阪行きでもう車庫に入っちゃって。
明日にならないともう探せないから連絡待ちになった。」
「で、警察への届け出は?カード止めなきゃ。」
「あ・・・。」
「駅のすぐ隣に交番があるのに何で届け出しないのよ。」
「・・・今から行って来る。」
「この時間だったらそれより先に金融機関とカード会社に連絡するのが先っ。」
そこまで言うと、ワタシはPCを起動させ早速連絡先をググる。
「お財布に入っていたクレジットカードは1枚だけ?」「うん」
「じゃぁ、先ずそこから電話しよう。」
かなり長い呼び出し音の後やっと通じ、事情を話すものの気が動転しているのか
銀行系のカードと銀行のキャッシュカードの区別もつかず、両方を伝えようとするし、
その要領を得ない言い方に隣で聞いているワタシがキレそうになる。
いや、ここでキレたらいかん、落ち着けワタシ。
それでも何とかカードを止め、次は3行のキャッシュカードの手続きをする。
次は携帯電話。実は携帯電話にはGPSで大まかな場所を捜し出す機能が付いているのだが
最新機種以外は専用アプリをDLしないと使えない。
仕方がないのでとりあえず通話できないように止めるのみ。
オットはその機能すら知らなかったそうだ。この機能、知っておくと便利なので皆さんもDLをお勧めするよ。
で、ここまでやってヤレヤレと思っていたら
「あ、○○カード(家電量販店のクレジットカード)も持ってた」
なんだと?何で普段使わないようなカードまで持ってくのよ
それも何とか調べだし、カードを止める。
その途中で家電にJRから電話。
品川と新大阪に連絡したが落し物の届け出はなく、乗車した新幹線は車庫に入ってしまったので
明日もう一度探した上で、10時過ぎに大阪の忘れものを扱う課から直接連絡を入れるとの事。
こんな夜なのに、丁寧に、しかも申し訳なさそうに言われてこちらが恐縮する。
オットはここまでの手続きをすると、着替えて疲れ切った様子で先に寝てしまった。
なんだよ、こんなにこっちが心配したのに・・・とむっとしながら
ふと台所のテーブルの上を見ると大きな紙袋が置いてあった。
中身は冷蔵庫に入れてあり、よく見るとワタシの大好きな苺のロールケーキの箱。
しまった、またやっちまった…と反省。
お土産を忘れないように大事に持ってこようとして鞄を忘れちゃったのね。
大事なものを失くして落ち込んでいるのはオットなのに、ワタシが止めを刺す事なかった
そして翌日の朝、オットは駅前交番に届け出に出かけていったものの
パトロール中で誰もいなかったのでメモを残してきたと戻ってきた。
あら、ついてないわねと思っていたらすぐに交番から連絡があり
電話で紛失の届け出の手続きをして貰い受理番号をメモ。
この時の対応もとても丁寧だったとオットは感激していた。
因みにこの受理番号は、カードが不正使用された時にカード会社から補償してもらうのに必要です。
ちゃんと控えておく事。
連絡の入る10時過ぎに出かける用事があったので
そのついでにオットがJRの駅へ昨日の事について問い合わせに行くと
別の駅員さんが出られたのに、すぐに「○○さんですね、鞄は見つかったようですよ」と
とても親切に対応してもらったと嬉しそうに戻ってきた。
財布に入っていたキャッシュカードの名前から先ず間違いないと言う事だけれど
大阪で確認してから直接連絡が入った上で、自宅まで宅配便の着払いで送って貰えるらしい。
お昼ごろに大阪から宅急便で送ったと連絡を受け、昨日鞄は中身も全くの無傷で戻ってきた。
最終に近い新幹線で新大阪止まりの指定席だった事や
その他いろいろな偶然と親切のお陰だったというものの
これは本当に奇跡的な事だなぁと感動してしまった。
実は今年本厄のオット。
厄年初日についてない出来事が…と思っていたけれど
結果的にはものすごくラッキーだったのではないかと思えた。
一件落着したところで、お土産のロールケーキを美味しく頂くこの幸せ。
でも、こんな思いはもう二度と御免だよと思った2月の朝だった。
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日々是好日






