全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

1965年8月3日の正午、米国カリフォルニア州オレンジ郡の交通調査官レックス・ヘフリンが撮影した4枚の写真については、現在でもその真偽の評価が研究者間で大きく分かれているものだと思います。
いずれにせよ、この写真はUFO古典事例としてきわめて有名ですから、UFOに興味が無くても見たことのある人は多いはずです。

そういえば、1970年代終わり頃の一時期だったように記憶します。
GSW(Ground Saucer Watch)という米国のUFO研究団体がNASAの技術を応用したコンピュータ写真分析を用いて、ヘフリンの円盤の上にそれを吊るす糸を発見したという報道が大々的になされたことがありました。夢の宇宙技術であるNASAの技術です。権威あるものとして受け止めざるを得ない状況でした。

でも、私はGSWの報道はとても信じられませんでした。
コンピュータを通した画像というものが、原板を強調しただけであるにも関わらず、糸だけ鮮明すぎて妙に不自然なのです。
今思えば、GSWが糸に見えるような作為的加筆を写真に行なったことは明白です。
ところが、当時はコンピュータ画像解析の知識など一般人には全く無かった時代です。
NASAの宇宙技術応用などと言われて、思わずひれ伏して信じてしまっても無理もないことでした。

そうは言っても、私はヘフリンの写真がホンモノだとも考えていません。そもそも、その撮影状況からして極めて怪しいのです。

まず、大きく拡大すると良く分かるのですが1枚目の写真を見ると遠方の道路に、数台の車が一定の車間距離を保って走行しているらしい様子が見えます。これは、今UFOが出現している現場としてはのどかすぎる印象を与えます。
また、撮影中ヘフリンは車から降りずに、座席を左、右に移動して連続撮影したと主張しています。
これも狭い車の中で座席を移動するぐらいなら、いっそ車の外に出て撮影するだろうという人の心理を考えれば、極めて不可解な行動です。
それとも、はじめて見るUFOに恐怖心を感じたのでしょうか?
いやいや、それならば写真など撮らずに一目散に逃げるはずです。

ちなみに、これらの写真についてコンドン報告書(※1966年10月から米国コロラド大学でエドワード・コンドン博士を責任者として設立された学術的UFO調査機関、通称「コンドン委員会」が発表した報告書のこと)は、車の外に小さな模型を吊るして撮影したトリック写真であるとしていました。ただ、これは似たような写真がその方法で撮影できるといった程度の説得力しかなく、決め手に欠けていたのも事実です。

また、4枚目の写真は、円盤が飛び去ったあとに残された煙の輪を撮影したというもので、ちょっと不可解です。さすがにこれは模型では撮影できないでしょう。
ということで、この4枚目の写真だけで事件の信憑性を信じた研究者がいたこともうなずけます。
ちなみに、私にとってもこの煙の輪は謎です。
ただ、連続写真内でこの写真だけ際立って印象が違っているのがどうしても解せないとだけ、今は申し上げておきます。

さて、ここまでは全て状況証拠ですが、前回 ( http://blogs.yahoo.co.jp/cba_int/13023451.html ) のラボックライトと同じ手法で、2枚目、3枚目をパソコン上で重ね合わせてみました。
バックミラーの止め具を定点とし、拡大比率を同一にしてみると、車の天井からの位置、バックミラーからの位置、物体の大きさ、など全てがほぼ一致しました。
これは、独自に動いている物体を撮影したのでは、起こり得ない特徴ではないでしょうか?
つまり、バックミラーの止め具と同じように、車に接続固定されたものに対してのみ見ることのできる特徴だということです。
したがって、コンドン委員会の推測した通り、車の天井、もしくは天井から伸ばした棒のようなものに、小さな模型をぶら下げて撮影したというのがやはり真相のようです。

こういった古典的かつ高名なUFO写真も、実際にじっくり検証すると原板を見るまでもなく十分そのトリック性が顕著になる場合があります。これらの写真を調査したAPROやNICAPといった米国初期UFO研究団体の、その浅い写真分析力が知れる結果となってしまいました。

やはり、自分で調査しないと確かなことは言えないという教訓になろうかと思います・・・。

この記事に

閉じる コメント(5)

顔アイコン

初めまして、気になった事が1つあるので、コメントします。
それはUFOとレックス・ヘフリンの車がまったく同じ速度で走っていたら、
車の天井からの位置、バックミラーからの位置、物体の大きさ、など全てがほぼ一致するのではないかということ!
ヘリコプターとかならできそうです。
吊るす糸見つけたとありますが、その写真の検証が欲しいですね。
こんな事をいうのも、4枚目の写真を見ると、本物のUFOを撮ったといえて、トリック説を覆せるからですけどね。
また、状況証拠だけじゃ水掛け論になる気がするんですね。
ただ、もしこのヘフリンの写真が本物であるとするなら、
へフリン以外の目撃者か、事件当時の人工衛星に写った写真、
がないと信憑性が無いし、結論でてるので、UFOファンからもこの写真はトリックだと申し上げておきますが
だれとも掛けはしないと言っておきます。 削除

2011/7/21(木) 午後 8:05 [ UFOファン ] 返信する

顔アイコン

うーむ…良く見たら風景変わってるな…同じ速度ってのは
ちょっと無理が…吊るす糸の写真が欲しい;; 削除

2011/7/22(金) 午後 3:40 [ UFOファン ] 返信する

顔アイコン

どうしても真相知りたいので、もう一回投稿するけど、
これ、へフリン以外に運転手がいないと
おかしいよね〜事故起こすかもしれないし…
この辺がトリックって決め手になるかな? 削除

2011/7/22(金) 午後 4:11 [ UFOファン ] 返信する

顔アイコン

こんにちは。素晴らしい研究ですね。

2013/5/9(木) 午前 8:34 [ jmq*s6*8_*42* ] 返信する

顔アイコン

こんばんは。暑い日が続きます。

2017/8/3(木) 午後 11:33 [ きよりん ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事