F1
2019年のF1世界選手権 第12戦 ハンガリーGPの予選が8月4日(日)にブダペストのハンガロリンクで行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得した。

1986年にカレンダーに登場したハンガリーGP。開催地であるハンガロリンクは、14のコーナーで構成され、600m以上のストレートは1本のみとドライバーを苦しめるコース。 

常設サーキットだが、メカニカルグリップが強調されるタイトでツイスティなコーナーやグリップレベルの低い路面など、多くの市街地サーキットの特性を持ち合わせている。コーナーが連続しており、モナコのようにオーバーテイクのチャンスはなかなか訪れないサーキットでのレースはタイヤ戦略が決め手となった。

優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。レースはポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が抜群のスタートを決めてトップをキープ。3番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは2番手に順位を上げる。

38周目にルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンを捕えかけるがコースオフ。タイヤに苦しみ始めたため、49周目にミディアムタイヤに交換して2ストップのギャンブルに出る。マックス・フェルスタッペンは1ストップでレースをリードするが、残り4周でルイス・ハミルトンがオーバーテイク。今季7勝目、通算81勝目を挙げた。

マックス・フェルスタッペンは惜しくも2位。最後にソフトタイヤに交換し、ファステストラップ(1分17秒103)を記録して追加の1ポイントを獲得した。3位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。

4位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、5位にはマクラーレンのカルロス・サインツ(マクラーレン)、6位にはピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)。以下、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)までがポイントを獲得した。

F1はこれから夏休みに入り、次戦第13戦ベルギーGPは9月1日(日)に行われる。

2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝 結果

順位 No  ドライバー                                 チーム                         GAP        INT
144ルイス・ハミルトンメルセデスLAP70
233マックス・フェルスタッペンレッドブル17.79617.796
35セバスチャン・ベッテルフェラーリ61.43343.637
416シャルル・ルクレールフェラーリ65.2503.817
555カルロス・サインツマクラーレン1L44.884
610ピエール・ガスリーレッドブル1L1.393
77キミ・ライコネンアルファロメオ1L2.674
877バルテリ・ボッタスメルセデス1L0.736
94ランド・ノリスマクラーレン1L5.263
1023アレクサンダー・アルボントロロッソ・ホンダ1L26.136
1111セルジオ・ペレスレーシングポイント1L11.043
1227ニコ・ヒュルケンベルグルノー1L0.636
1320ケビン・マグヌッセンハース1L0.757
143ダニエル・リカルドルノー1L0.234
1526ダニール・クビアトトロロッソ・ホンダ2L8.331
1663ジョージ・ラッセルウィリアムズ2L54.717
1718ランス・ストロールレーシングポイント2L3.770
1899アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ2L9.189
1988ロバート・クビサウィリアムズ3L21.537
208ロマン・グロージャンハース  

【レース展開】
気温25.3度、路面温度45度のドライコンディションで70周のレースはスタート。

最後尾スタートのダニエル・リカルドのみがハードを選択。Q2をソフトで突破した4台を除いたマシンがミディアムをスタートタイヤに選んだ。

ポールポジションのマックス・フェルスタッペンが抜群のスタートで首位をキープ。ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが接触、その後、ボッタスはルクレールとの接触してフロントウイングを損傷。1.フェルスタッペン、2.ハミルトン、3.ルクレール、4.ベッテル、5.ボッタスの順位でオープニングラップを終了。6番グリッドスタートのピエール・ガスリーはマクラーレンの2台とキミ・ライコネンに抜かれて9番手に後退する。

6周目に5番手を走行していたバルテリ・ボッタスがフロントウイングを交換するとともにハードタイヤに交換して最後尾でコースに復帰する。

15周を終えた時点でトップのマックス・フェルスタッペンと2番手のルイス・ハミルトンとの差は約2秒。最後尾スタートのダニエル・リカルドが15番手、最後尾まで下がったバルテリ・ボッタスが16番手まで順位を上げている。トロロッソ・ホンダはアルボン12番手、クビアト13番手でチームメイトバトルを展開。クビアトがアルボンの前に出る。

22周目にダニール・クビアトがハードに交換して16番手でコースに復帰。マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンとの差は約1秒まで縮まっている。3番手のシャルル・ルクレールとの差は約18秒あり、どちらもピットストップのタイミングをうかがっている。

25周目にトップを走行していたマックス・フェルスタッペンがピットイン。2.6秒でハードタイヤに交換してフェラーリ勢の前でコースに復帰する。トップのルイス・ハミルトンとの差は約18秒。通常のピットストップでは逆転できないが、セーフティカーが入った場合はトップを維持できるギャップであり、メルセデスはステイアウトを選択する。

28周目、3番手を走行していたシャルル・ルクレールがハードタイヤに交換して4番手でコースに復帰。翌周にはガスリー、ライコネン、ノリス、アルボンもピットイン。ノリスとアルボンはタイヤ交換に手間取り順位を落とす。

32周目、ルイス・ハミルトンがハードタイヤに交換。フェルスタッペンの約6秒後方でコースに戻る。35周目にはDRS圏内の1秒以内までギャップを縮める。38周目にはハミルトンが一瞬前に出るがコーナーで止まり切れずにコースオフ。一旦、タイム差は広がる。

39周目、セバスチャン・ベッテルがソフトタイヤに交換してルクレールの後ろの4番手でコースに復帰。

49周目にルイス・ハミルトンがミディアムタイヤに交換する。フレッシュなタイヤで20秒後方から改めてフェルスタッペン攻略に移動。ロマン・グロージャンがガレージでマシンをリタイア。

67周目、DRS圏内に入ったルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンをオーバーテイク。マックス・フェルスタッペンはピットインしてファステストラップ狙いに切り替える。

残り2周、セバスチャン・ベッテルがシャルル・ルクレールを抜いて3位に浮上。ファイナルラップにマックス・フェルスタッペンがファステストラップを記録(1分17秒103)。ルイス・ハミルトンがトップでチェッカーを受け、フェルスタッペンが2位、セバスチャン・ベッテルが3位で表彰台を獲得した。