こぶ〜がふらふら

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立川駅の北のほうでは、カラフト犬が群れています。
 
 
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 「わお〜ん!」
「カラフト犬くん、ちょっと怖いです…
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このカラフト犬くんたち、かつては東京タワーの入口で群れていたそうですが、
2013年の秋にこちらに引っ越してきました。
 
 
 
 
「日本南極地域観測隊」のベース、国立極地研究所です。
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「極地研の展示施設、『南極・北極科学館』です。」
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「これが南極かぁ〜。」
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南極大陸は約1,400万k㎡ オーストラリアの2倍もの面積があります。
そして地球上で最も寒い場所でもあり、-90℃を記録した事もあるとか。
 
 
 
 
日本と南極との関わりは意外と古く、
1912年の白瀬矗(しらせのぶ)の「開南丸」による南極探検が始まりです。
 
「開南丸」は全長30m、200トン級の木造機帆船でした。
エンジン付きとはいっても、出入港のときに使える最小限の出力しかありませんでした。
(18馬力機関を装備していたと云われていますが、それだと125ccのスクーターくらいです)
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遠洋漁船(開海丸も元々はそうでしたが)サイズの帆船で太平洋を縦断し、
更に南極大陸まで行くというだけで、十分に大冒険だと思います。
ちなみに現代の同じ大きさの船は、200〜2,000馬力くらいのエンジンを装備します。
 
 
 
 
現代の南極観測船 「しらせ」(2009年就役)は全長138m、12,500トン。出力は30,000馬力。
100年前の「開海丸」から、ここまで進歩しました。
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ちなみに、艦名の「しらせ」は、南極の「白瀬氷河」にちなんで命名されています。
(日本の公船は原則的に地名、名所旧跡から名前を採ります)
 
直接、白瀬矗(しらせのぶ)に由来するものではありませんが、
「白瀬氷河・白瀬海岸」という南極の地名は、白瀬矗を記念して名付けられたものなので、
白瀬の拓いた南極への道が今も生きている気がします。
 
 
 
 
 
こちらは戦後初代の南極観測船「宗谷」 (1956年から62年まで南極観測に従事)
全長83m、2,734トン。 出力4,800馬力。
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宗谷」は、元々はソ連向けの耐氷型貨物船として1938年に進水しましたが、契約のもつれからソ連側に引き渡されず、日本海軍の船として戦時中を過ごしました。
戦後、海上保安庁の灯台補給船となっていたところを、初代の南極観測船に抜擢されました。
 
 
 
2代目「ふじ」以降の南極観測船は、全て専用船として建造され、海上自衛隊の所属ですが、
「宗谷」だけはその経過から海上保安庁所属でした。 なので煙突のマークが海上保安庁です。
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2代目「ふじ」に南極への道を譲った後、「宗谷」は海上保安庁の巡視船に戻り、1978年に退役しました。
 
現在は、お台場の「船の科学館」に保存展示されています。 船の科学館HP
 
他の南極観測船も、
2代目「ふじ」が名古屋港で保存展示され、 南極観測船ふじHP
 
3代目「しらせ」は、WNI気象文化創造センターの施設として船橋港に保存されています。SHIRASE HP
 
 
船の保存には多額の費用がかかるので、退役した船は解体されてしまう事が多いのですが、
歴代の南極観測船は、その独特な存在感から幸運な退役後を送っているのかもしれません。
 
 
 
 
 
「こんにちは〜」
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極地の生物コーナーに、あざらしくんの剥製がいます。
 
 
 
 
お、右にいるのはコウテイペンギンくん、左はアデリーペンギンくん。
 
ともに南極大陸で繁殖する種類ですが、
現在では捕獲が厳しく制限されているので、かなり昔の標本だと思います。
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「遊星からの物体X…」
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それはジョン・カーペンターの映画でしょっ!
 
こちらは南極で見つかった何か… ではなく、宗谷の頃の観測隊の防寒着です。
ふと、南極で見つかった「謎の物体」とかに思いがいきそうな風情です。
 
 
 
 
「今のは、ずっとカラフルです。」
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現在の防寒着は、試着して記念撮影が出来るようになっていました。
素材の進歩で、昔のものよりもずっと軽くなっているそうです。
 
 
 
 
 
「こんどこそ、『遊星からの物体X』ですっ!」
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南極大陸では隕石がたくさん見つかります。 でもこの隕石、何かを訴えかけているような…。
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「雪上車ですっ!」
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「さっそく搭乗します。」
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この雪上車は、KD60型大型雪上車。
1967年に製造され、1968年9月から83日をかけ、昭和基地から南極点まで往復5,200kmもの旅をしました。
 
全長5.470m 全幅2.500m
いすゞ製 6.4L 140ps/2,400rpm 4st6気筒ディーゼルエンジンを搭載しています。
 
 
 
 
コックピットというか、運転台。
中央下がコンパス。 左がタコメータ、右が速度計です。
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中央のレバーで左右のキャタピラを操作する上に、
5速ミッション、マニュアルクラッチという複雑な操作系です。
 
 
 
 
キャビン内では4名が生活出来るようになっています。
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車内後部にはギャレイ(キッチン)も設置されています。
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設置されているのはガスや電気ではなく、加圧灯油式のバーナー。
昔の山屋さんには「ラジウス」と言った方が馴染みがあるかもしれません。
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このコンロは暖房機器のコロナが製作したものでした。
 
 
 
 
雪上車は、重機メーカーのコマツ(当時は小松製作所)が製作を担当しました。
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コマツといえば、世界最大級のダンプトラックなども製造する特殊車両のメーカーです。
(コマツ930E 300トン積ダンプトラック)
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「そりに荷物を積んで走りました。」
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2tの荷物を載せたそりを複数曳いて南極点に向かいました。最大で8tの荷物を曳くことが出来ます。
 
 
 
 
こちらのパネルは、最初の昭和基地に使われたプレハブ住宅のパネル(部分)。
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地で容易に建設が出来、最低気温-50℃、最大風速80m/sに耐えられるよう工夫されています。
 
 
 
 
ヒノキの心材にカバ合板で断熱材を挟んだ1.2×2.4mのパネルを繋げてゆくと、住宅が完成します。 中の発泡スチロール系断熱材は当時の日本では製造が出来ず、輸入品を用いました。
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このパネル式住宅を製作したのは竹中工務店。 現在でも大手ハウスメーカーが建設に参加しています。
木造パネル工法やユニット式住宅など、現在の住宅建設にも使われる技術の基になっています。
 
 
 
 
気象観測や写真撮影を行う無人飛行機がいます。
離着陸はラジコン操作ですが、巡航中は自律して飛行するというハイテク機です。
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科学的な知見だけではなく、衣類から住宅、車両、航空機にいたるまで、
極地で試された技術が、身近な所でも役立っていることを知りました。
 
 
 
 
 
「南極の氷にも、さわれます。」
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展示品には直接さわれるものもたくさんあります。 極地が身近になる「南極・北極科学館」でした。
 
 
 
国立極地研究所 南極・北極科学館
 
東京都立川市緑町 10−3   Tel 042−512−0910
 
開館 10:00〜17:00   日・祝・月休館
 
入場無料
 
 
多摩モノレール 高松駅下車 徒歩10分
 
立川駅北口2番バス乗り場から 立川バス「大山団地方面行き」 「立川学術プラザ」下車
「くるりんバス」 きたくるりん 「裁判所前」または「立川市役所前」下車
 
 
 
 
おまけ
 
 
極地研究所内の自動販売機は、飲みものがちょっと安かったりします。
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おしまい。
 
 

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閉じる コメント(18)

南極、好奇心をかき立てられますね!
こんな施設があるんですね。

パタゴニアから南極を体験するクルーズとかあるみたいですけど、行ってみたいですが、私はお金の面も含めて、行けないだろうなあ(涙)

2014/2/8(土) 午前 5:37 [ kazukun ] 返信する

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地元なのに全く知りませんでした。私は南極に一度は行ってみたいと思っているんです。

必ず、次の家にいる休みに行ってきます。多分4月までありませんが、,,,,(汗)

2014/2/8(土) 午前 7:35 いちろう 返信する

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こりゃ、すごい施設があるんですね!
帆船で南極なんて、無謀としか言いようがありませんが(笑)
雪上車で生活が出来るとは知りませんでした。

多摩モノレールから歩けるんですね。
是非、行ってみようと思います。

2014/2/8(土) 午前 8:03 モルシマ 返信する

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ここ初めて知りました。入場無料ですか!乗り物好きとしては砕氷船と雪上車に釘付けです。行ってみたいと思います。

2014/2/8(土) 午前 8:19 JGC修行僧 返信する

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kazukunさん、おはようございます
南極は子どもの頃から憧れの地でした。実際に訪れることは叶いそうに無いので、せめて南極の氷に触れて気分だけ味わってきました(笑)
オーロラの映像を見られるミニシアターもあって、楽しかったです。

2014/2/8(土) 午前 8:19 こぶ〜 返信する

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いちろうさん、おはようございます
南極観測船「ふじ」の世代なもので、南極点まで旅をした雪上車に感激してしまいました(笑)
こちらの施設は広報されていないせいか、訪れる人も少なくゆっくり見て回る事が出来ました。
ただ、日曜日が休館なので、ちょっと訪れにくかったりします

2014/2/8(土) 午前 8:24 こぶ〜 返信する

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モルシマさん、おはようございます
小さな博物館なのですが「本物に触れてみよう」がコンセプトになっていて、見て回るのが楽しかったです。
100年前の開南丸の探検は無謀としか思えませんが、先達の努力があってこその今を感じました。
鉱物標本などの細かい展示品もあり、とても紹介しきれませんでした(^^ゞ

2014/2/8(土) 午前 8:32 こぶ〜 返信する

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JGC修行僧さん、おはようございます
南極点まで行った本物の雪上車にはもう見入ってしまいました(笑)
歴代の南極観測船も各地で保存しているので、今度はこちらも見学に行きたくなりました。
日曜日が休館なので、ちょっと行きにくいのが残念でした。

2014/2/8(土) 午前 8:39 こぶ〜 返信する

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ン十年前に南極クルーズ全行程14日間ひとり120万。
真剣に考えていましたが、日数がちょっと長すぎてアフリカ行にした経緯があります。今でも行ってきたい地域です。
多摩モノレールにも乗った事がないので行ってみようかなぁ〜
南極行のスイッチが入りそうで怖いなぁ〜(笑)

2014/2/8(土) 午前 8:54 りかおん 返信する

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りかおんさん、おはようございます
南極クルーズ120万ですか。
観光客の増加で、立ち入りを制限しようという話もあるみたいなので、
行けるうちにいってみたいところですが、さすがにハードルが高いですね(^^ゞ

2014/2/8(土) 午前 9:28 こぶ〜 返信する

あれ、東京タワーの下にいたワンちゃんたち、いつのまにかお引越しをしていたんですか。当時アップでは見られなかったけど、アップだとちょっと怖いお顔ですね。

2014/2/8(土) 午前 10:23 ずんこ 返信する

今日はすごい雪ですね〜。大阪でもちょっと積もってます。
南樺太が日本国だった時、砕氷船で稚内とコルサコフを往き来していたそうです。

2014/2/8(土) 午前 10:53 [ うろつきPLUS ] 返信する

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ずんこさん、こんにちは
カラフト犬の群像は移転にあたり物議を醸しましたが、極地研の敷地内に落ち着いたようです。
この群像、渋谷のハチ公像を手がけた方の製作だと今回知りました。
極地研の庭でのびのび過ごしているように見えました

2014/2/8(土) 午前 11:31 こぶ〜 返信する

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うろつきPLUSさん、こんにちは
大雪の日に南極の記事になってしまいました(笑)
南極観測船に抜擢する際「宗谷」の強運も考慮されたという話もあったりします。
でも幸運な船って、横浜で保存されている「氷川丸」とかやはり居るような気がします

2014/2/8(土) 午前 11:36 こぶ〜 返信する

大阪市内の雪は雨に変わって積雪は解消されてきました。アベノハルカス等、高層ビルの上は雲にかかっています〜(笑)
明日は穏やかになるそうです。
無事に新千歳に行けそうです。

2014/2/8(土) 午後 2:26 [ うろつきPLUS ] 返信する

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うろつきPLUSさん、こんにちは
ははは(^^ゞ そちらは雪、積もっていませんか。
ウチのあたりはもう完全に雪に埋もれています(笑)
無事飛べるよう祈っております。

2014/2/8(土) 午後 4:17 こぶ〜 返信する

時代を感じさせる雪上車がいいですね〜。
私も乗りに行きたくなりました!

2014/2/9(日) 午後 9:01 くぅねる 返信する

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くぅねるさん、こんばんは
雪上車の塗装を目立つオレンジではなく黒にしたのは、少しでも熱を吸収する為だったとか。
限られた条件の中で、少しでも役立つように工夫された無骨さがとてもいい感じでした。
かなり不便なところにありますが、南極に行くよりは近いかと(笑)

2014/2/9(日) 午後 9:58 こぶ〜 返信する

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