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はじめに。
タイトルに往年のヒット曲(Save the Last Dance for Me)を借りておりますが、
今回も内容とはあまり関係が無いかと思います。
サブタイトルは、あのー、そのー…… (また、またかよ〜)
まあ、とりあえず本編へ。
少し時間をさかのぼり、まだ厚岩洞(ふあむどん)にいます。
厚岩洞の中で商店の集まる、厚岩ロータリーです。
ロータリーからNソウルタワーに向かって右方向に進むと、古そうな長い階段に突き当たります。
ここは「108階段」と呼ばれています。
この階段はその昔、護国神社の参道として造られました。
時代が移り、護国神社は無くなりましたが、階段は今もそのまま残っています。
とはいえ最近、中央に植込みが作られたようで、雰囲気が少し変わったかもしれません。
ソウル市内には、ここから山を越えた反対側、南山の東斜面に建つ「新羅ホテル」の敷地内にもう一箇所、「108階段」と呼ばれる場所が残されています。
そちらにはかつて寺院があったそうです。 もしかすると東西で一対という事だったのでしょうか。
とりあえず、えっちらおっちらと登ってみます。
階段の中腹に、周辺の建物と比べ、かなり古そうなブロック造?の家が一軒残されています。
上側から見るとこんな感じ。
建っているというよりも、周囲に囲まれる事で支えられているかのようです。
この古い家を見て「はは〜ん」と気付かれた方は、相当な韓国ドラマ通かも。
2004年にヒットしたドラマ「バリでの出来事」の中で、恵まれない境遇をはね返そうとする野心だけを抱えた主人公の、母が営む食堂として度々登場しました。
階段を上りきって振り返ります。 かなりの高さを上ってきました。
しかし、その先にはこんな急坂がまだ続いているのでした。
駐車している車が、ずり落ちてきそうです。
このあたりはかつて護国神社があったように、日本人が多く暮らす地域でした。
その後時代が変わり、日本人が去った後に、混乱によって家や故郷を失った人たちが新しく暮らすようになってゆきます。
そうした人たちのために1950〜60年代に建てられた、新興/復興住宅と呼ばれる1〜2階建ての古い集合住宅が、今もこのあたりに残っているはずなのですが…
この路地の奥はどうかな?
雰囲気はありますが、どうやらずっと新しい建物のようです。
結局、’50〜60年代の新興/復興住宅らしき建物は見つけられませんでした。
このあたりにも再開発の波は押し寄せているようで、既に建て替えられてしまったのかもしれません。
雰囲気のあるこんな階段だけは、もう嫌になるほど残っているのですが。
新興/復興住宅は1970年代以降、次々と4〜5階建ての「連立住宅」または「ヴィラ(villa?)」と呼ばれる、このようなアパート群に姿を変えてゆきました。
奥のほうまでずっと、連立住宅が建ち並んでいます。
余談ですが、レンガ貼りのこういう住宅、ドラマの中によく登場します。
大抵は、少し影のある庶民的な一家が暮らしています。
また、外観からはあり得ないほどに、(スタジオセットの)室内が広いのも毎度のお約束です。
さすがに路地歩きも疲れてきたので、この辺で切り上げ、地下鉄の駅に向かう事にしました。
とはいえ地下鉄に乗っても、乗り換える度にこんな長ーい連絡通路を歩かなくてはなりません。
地下鉄を降りたのはこんなところ。 8号線の「松坡(そんぱ)駅」。
漢江を渡り、ソウル市の南側、蚕室(ちゃむしる)の更に南までやって来てしまいました。
つい先ほどまでいた厚岩洞界隈とは異なり、現代的な高層アパート群が建ち並びます。
整然と区画された住宅地の道路を通ってゆくと、
「公園があります。」
ソウルの公園って、必ずこういう複合型の遊具が設置されている気がします。
この公園の中を進んでゆくと、
「パン・ジャンスのパン屋さんですっ!」
また、そういう説明が必要になりそうな事を。
この建物は、2012年にヒットしたドラマ「棚ぼたのあなた」の中で、パン屋のパンさん一家が暮らす家として登場しました。
角のコーヒーショップのところが、パン屋さんという設定でした。
様々な騒動が繰り広げられた、家の前の通り。
確かドラマ内では、景福宮の横手あたりに家があるという設定でした。
家族が出入りした住居に向かう外階段と、色々な出来事が持ち上がる屋上。
どう見てもこの建物では、ドラマに出て来た部屋が収まりそうにないのは毎度のお約束事です。
ドラマ内では手前に門扉があったのですが、無くなったのか、それともセットだったのかな。
奥に、長男が生まれた時に植えたとされる「グィナムの木」。
長男の名前が「パン・グィナム(潘 貴男?)」で、「パングィ(おなら)ナム(男)=おならおとこ」に聞こえるという仕込みがありました。
家の近くには、怪しい牧師さんが下りて来そうな教会があります。
こちらの教会の入口にも、両班風のお方が立っておられます。
比べると、前回の厚岩洞聖堂 におられた、こちらの方はかなりお若く見えますが、一体どなた?
「さあ、それでは、公園を抜けて帰りましょう。」
こんな事ばかりしているので、時間はかかるし、何より疲れます…
その後ホテルの部屋に戻り、ようやく落ち着いて窓から外を眺めることが出来ました。
こうしてようやく、長い一日が過ぎていったのでした。
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バリでの出来事見てましたよ!懐かしい〜韓流ドラマにハマってましたねぇ(笑)
2014/12/18(木) 午前 0:18 [ かずかな ]
ドラマは良く分かりませんが、新しく整然とした街よりも古くてごちゃごちゃしている街の方が、歩いていても楽しいという事が良く分かりました。
2014/12/18(木) 午前 5:21
こぶ〜さんの街中散策シリーズは大変参考になります。
ソウルは坂が多くて疲れますよね!しかも香港並に急な坂道で真冬の凍る道は恐いでしょうね。
2014/12/18(木) 午前 7:42
かずかなさん、おはようございます
「バリ出来」の母の食堂、ややくたびれた雰囲気のまま残っていて、現在は空家のようでした。
再開発のスピードが早いので、主人公の暮らす丘の上の古い家とかはもう無くなってしまったようです
2014/12/18(木) 午前 9:00
りかおんさん、おはようございます
まあ、ドラマのロケ地は細かな町歩きのきっかけみたいなものと思っていただければ(笑)
ソウルの古い町並をふらふらしていると、暮らしの雰囲気が伝わってくるようで、結構楽しかったりします(疲れますが(^^ゞ
2014/12/18(木) 午前 9:05
JGC修行僧さん、おはようございます
もう何をあてどなくソウルの街をふらふらしているのか、自分でもあきれてしまいます(笑)
特に庶民的な町は、坂と階段が多い上に足の便が悪かったりして、暮らすには大変な面もあるのだなと実感してきました
2014/12/18(木) 午前 9:08
かつての神社の面影が階段しか残っていないのが、ちょっと残念ですね〜。
階段を上りきった後の急坂、見ているだけでイヤになりそうです(笑)。
2014/12/18(木) 午前 11:07
そうか、到着当日の行動だったのですね(笑)
昔の文化に触れたりドラマの舞台となった場所見つけたり、ソウルの新しい過ごし方を教わりました。
そのうち、しろたんの○○お散歩日記とかになりそうですね(^▽^)o
2014/12/18(木) 午後 8:29
すっごい傾斜角度ですネ〜。こんな坂道、なかなか見ないかも。
この坂道に車を停める勇気、私にはありません。。。(^^;
2014/12/18(木) 午後 8:52 [ チョコパン ]
バリでの出来事、私も見てました。。
あの衝撃の結末にはビックリしました!!
え〜っと次のドラマのロケ地は・・・(笑)
2014/12/18(木) 午後 10:16
くぅねるさん、こんばんは
今回ウロウロしていた「厚岩洞」のあたりは、庶民的な住宅地のようですが、様々な歴史の断片を残しているようでした。
とはいえ、あまりの急坂の連続に、翌日は筋肉痛に悩まされました(笑)
2014/12/18(木) 午後 10:33
モルシマさん、こんばんは
ソウルの古い町並みが面白くて、つい深入り?をしてしまいました(笑)
後から地図を見直すととても狭い範囲なのですが、整然と区画された所には無い様々な面を見る事が出来ました。
2014/12/18(木) 午後 10:37
チョコパンさん、こんばんは
ソウルの街自体が山に囲まれているので、中心部から少し外側に出ると、もうこんな坂道の連続です(^^ゞ
こんな急傾斜なのに、皆さん輪止めもせずに普通にクルマを止めているのにもびっくりでした(笑)
2014/12/18(木) 午後 10:41
大魔王さん、こんばんは
「バリでの出来事」は明と暗の交差がとてもくっきりしていたように思います。
どうせなら「明」のほうの「平倉洞」の大邸宅でも見に行けばいいものを、つい庶民的な町で急坂にあえぐほうを選んでしまいました(笑)
2014/12/18(木) 午後 10:49
こぶ〜さん、こんばんは
韓国ドラマに詳しいですね。
全部ご覧になったのでしょうか?
2014/12/18(木) 午後 10:58 [ michi ]
michiさん、こんばんは
うーん、実は韓国ドラマ、結構観ているほうかも…(^^ゞ
最近は地上波ではあまり見かけなくなりましたが、最盛期には結構放送がありましたから…(口調が変(笑)
2014/12/18(木) 午後 11:15