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伊良部大橋の周辺をウロウロしていたら、陽も傾いてきました。
伊良部島と下地島をつなぐ短い橋を渡り、
宿に向かいます。 今回お世話になるのは、下地島にある「てぃだの郷」です。
「総合交流ターミナル」って一体何と思ったのですが、どうやら農林水産省が主導した「地域農業基盤確立農業構造改善促進対策要綱(’94〜’01)」に基づく、「都市農村交流施設整備事業−総合交流ターミナル施設 」として、旧伊良部町(現宮古島市)が’00年に整備(’01年供用開始)した施設という事のようです。 (まったく、行政の表現というやつは…)
ツインに設定されていますが、余裕のある造りでエキストラベッドも楽に入りそうです。
開業から15年、やや古さを感じる水周りですが、きちんとしていて快適に過ごせます。
窓を開ければ、全室オーシャーンビュー。
’96年の「海の日」制定を記念した「日本の渚100選」に選ばれた、「佐和田の浜」が広がります。
宿への到着が思いの外遅くなったので、早速夕食。
2階にあるちょっとドライブイン風な、「レストラン 竜」です。
まずは前菜、マグロのカルパッチョ。
「このところの北風で不漁なもので、地物が無いんです。」という事でしたが、魚の下に隠れている地元産のビーツや黄ニンジンとドレッシングの組み合わせが抜群でした。
宮古島産カボチャのポタージュ
これがとても美味しくて、ちょっとびっくり。
最近はフレンチ系のお店でも濃厚なポタージュに出会う事は少なくなりましたが、しっかりと味付けされた正統派なホテルのフランス料理風なのでした。
「ご飯、先にお出ししますね」と、トマトとブルーチーズのリゾット。
こういう濃さは大好きです。
こんなに濃い洋食と分かっていたら飲むほうの選択を変えたのに…、と考えるのが飲んじゃう奴の言い訳です。
「地物の魚が無くて申し訳ありません」と、厚切りサーモンのポアレ、ヴァンブラン(白ワイン)ソース。
まわりにバルサミコが飛んでいて、とても素敵な演出です。 お肉は、宮古牛のグリル ビーツのソース。
マッシュポテトに積み上がった宮古牛、宮古島産ニンジン二種のグラッセが素敵な景色です。
「宮古島は農業が盛んで、量は少ないですが色々なものが栽培されていて、 ビーツも地元産です。」と、地元出身のシェフが教えてくれました。
〆は、クレームブリュレと季節の果物。
味も量も、大満足の夕食でした。
最近ではきっちりした濃いソースの洋食に出会う事が少なかったのですが、南の島で久々に出会えるとはちょっと予想していませんでした。
「ホテルの洋食ってやっぱりこうでなくっちゃ、という感じだったね。」
「明日はメニューを変えますって、期待がふくらむね。」
ただし、想像以上にお腹いっぱい、カロリーもいっぱい。
でも、体に悪いものは美味しいから、まあいいや。
うわー、お腹いっぱいだよ〜とかぼやいているくせに、こんなものも食べていたようです。
ここに来る道すがら立ち寄った「島の駅みやこ」で購入した、地元産のビワ。
小ぶりでしたが味が濃く、こちらも美味しくいただきました。
3月にビワが食べられて、ちょっと得した気持ち。 しかもこれで200円。
二日目の朝です。
朝食はポーク玉子のホットサンド。
こうするとちょっとフレンチトースト風になるって、新しい発見でした。
二回目の朝食は、オーソドックスにトーストとスクランブルエッグでした。 この朝食のあと、沖縄本島からやって来たというご夫婦のご主人に声をかけられました。
「今日、一緒に島を回ろうよ〜。」
「えっ、僕ら今日が帰りなんです。」
「一日くらい延ばせばいいさぁ。」
「いやぁ、飛行機のチケット変更効かないんですよ。」
するとご主人の傍らの奥さんが、「この人ね、運転するのが嫌なんですよ。 飲めないから(笑)」
ご主人すかさず 「だから、運転代わってくれっていつも言ってるのに…」
「だから、飲んだら運転なんか代わってあげないって。 あ、お気になさらずねー。」
ちょっと耳の痛い?会話なのでした(^^ゞ
朝食を終え、ちょっと館内をうろうろしています。 1階の売店なのですが、
どこまでが商品なのかコレクションなのか、ちょっと不思議な雰囲気なのでした。
唐突ですが、二回目の夕食です。 (区切り線の間、いったい何をしていたんだろう)
前菜はマグロ。 今日はちょっと和風にわさびのドレッシング。
「本来なら地物のお魚をもっとお出ししたいのですが、このところのお天気のせいで。」
実は滞在中北風が強く、お天気がいまいちなのでした。
ジャガイモのポタージュ。
シンプルですが正統派なお味なのでした。
本日のご飯は、黒米を混ぜて炊いてみました。
鯛のヴァプール、キドニービーンズと野菜の取り合わせ。
「昨日はポアレだったので、今日はあっさり目に蒸し物にしてみました。」
いやあ、結構なお手前で。
「彩りにパクチーを載せてみたのですが、お嫌いじゃあないですか?」
いえいえ、何の問題もありません。 ひと束丸ごとでも大丈夫です。
ちょっとエスニック風に、タンドリチキンと軟骨ソーキ、あわび茸のベシャメルソース。
パクチー別添えで好きなだけ載せちゃいます。
二日間、久々のオーソドックスなフレンチという幸せなのでした。
以前某所で「最近は顧客層の高齢化もあって、いわゆる重めの料理が好まれなくなっているんです。」なんて話を聞いたのですが、初めて覚えた贅沢が生クリームとバターたっぷりの世代なもので、「洋食はやっぱりこれだよね〜。」と満足げに満腹のお腹をさするふたりなのでした。
「うーん、まだまだいけるよね」と若いフリを強調しているのですが、本当はちょっと食べ過ぎ注意…
デザートは紫いものマッシュ。
まだまだ若い〜を若干訂正。 とてもボリュームのあるデザートに、こっそりビールを飲んでいた事を後悔しました。 (まあ、後悔はしても反省は無かったりするのですが)
ドライブイン風の内装(失礼)からはちょっと想像出来ない、正統派な洋食が登場する「レストラン竜」なのでした。
離島なので食材準備の都合上、ディナーコースは事前に予約が必要ですが、気軽に食事に来てくださいとの事でした。
こうして美味しい時間が過ぎてゆくのでした。
次回からは観光に出かけるつもりです。 つづきます。
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下地島に2泊したのですね。
「てぃだの郷」の前を先日走りましたが、佐和田の浜の横で景色も綺麗ですね。夜は静かそう。
島でフランス料理とは驚きましたが、朝、夕食がとても美味しいそうです。
2015/4/29(水) 午前 6:06
お部屋が広いのか、ベッドが2つあってもスペースが随分と空いていますね(笑)
この島でこんなに素敵なディナーが食べられるとは!失礼ながらびっくりです(笑)
2015/4/29(水) 午前 7:50
島で正統派フレンチが頂けるのはいいですね!(^_^)ノ
伊良部大橋も開通したし、宮古島も行ってみたいです!
2015/4/29(水) 午前 8:10 [ kazukun ]
お部屋もお料理も、とても満足のいくものなんですネ。佐和田の浜の
前にこんな宿があるとは知りませんでした。
びわも、これで200円だなんて、安すぎて驚きです☆
2015/4/29(水) 午前 9:02 [ チョコパン ]
沖縄の離島は振興策の一環で箱もの行政が横行していた時期がありましたので
バブルの遺産化した建物が点在しているんですよね。
生クリームとバターの効いた濃いソース、昭和の洋食が楽しめるのが良いですね。
2015/4/29(水) 午前 9:37
てぃだの郷って、こんなに立派なフレンチを出してくれるホテルだったのですね。
い〜っつも前を通過するだけでした(汗)
新しい伊良部大橋と夕日、ステキです。はやくいってみたいな〜
2015/4/29(水) 午前 9:44
外観からは想像出来ない様(失礼・・・笑)な素晴らしいお食事の内容です!!
マグロのカルパッチョって言っても殆ど刺身じゃないですか(笑)
宮古島、そして下地島奥が深いですね!
2015/4/29(水) 午後 0:39
お部屋からの景色も良く、何よりお料理がどれも美味しそうです(^o^)
下地島で泊まってみたくなりました!
2015/4/29(水) 午後 1:32
りかおんさん、こんばんは
新しい橋が出来たので、下地島の側に宿をとってみました。
周りに何も無いので二食付きにしたのですが、本格的な洋食コースを楽しんじゃいました(^^ゞ
夜は、とてもとても静かでした。
2015/4/29(水) 午後 9:40
ハマベアーさん、こんばんは
こちらの宿、臨海学校や合宿のような宿泊形態を想定していたようで、
部屋の広さにはとても余裕がありました。ベッド4台でも行けそうです(^^ゞ
夕食のややクラシカルな洋食で、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました
2015/4/29(水) 午後 9:44
kazukunさん、こんばんは
伊良部大橋は宮古島に行く度に工事を眺めていたので、一度は渡ってみたかったのです(^^ゞ
思っていたよりもずっと近くなったので、機会がありましたら是非。
夕食は期待以上の正統派で、静かな島で楽しいひと時になりました。
2015/4/29(水) 午後 9:48
チョコパンさん、こんばんは
佐和田の浜の景観を独占してきちゃいました(^^ゞ
夏場は賑わうのかもしれませんが、この時期にはとても静かで楽しかったです。
ビワは最初「コレってビワだよね」「この値段って何かあるのかな」と半信半疑になってしまいました(笑)
2015/4/29(水) 午後 9:52
JGC修行僧さん、こんばんは
おそらく公的資金が入らなかったら、こんな辺鄙な所にこの規模の施設は無いでしょうね(^^ゞ
でも、やや時間の流れの違う場所でのクラシックなディナーは、とても雰囲気がありました。
ただ、現実にちゃんと戻れるのかちょっと心配に(笑)
2015/4/29(水) 午後 9:58
ずんこさん、こんばんは
てぃだの郷は雰囲気は往年の国民宿舎みたいですが、夕食のクオリティにはびっくりでした。
伊良部大橋越しに沈む夕日は、つい見とれてしまう雰囲気でした。
ただ、暗くなってからの橋の通行は、ちょっと勇気が要りそうです(^^ゞ
2015/4/29(水) 午後 10:01
大魔王さん、こんばんは
今までは時間が無いと渡れない伊良部・下地島でしたが、橋の完成でとても近くなりました。
レストランの雰囲気とはややミスマッチな本格的な洋食の数々でした。
小さな島で何も無いといえば無いのですが、のんびり過ごすのには最適でした。
2015/4/29(水) 午後 10:05
くぅねるさん、こんばんは
こちらの宿、周りに何も無い場所に建っているので、あらかじめ物資を調達しておく必要がありますが、
のんびり過ごすのには最適でした。
ただこんなところに滞在していると、帰ってくるのが嫌になってしまいます(笑)
2015/4/29(水) 午後 10:09