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小松空港から「加賀周遊バス キャン・バス」を利用して、小松、加賀をふらふらしています。
JR北陸本線、加賀温泉駅に到着しました。
ここでバスを「山まわり線」に乗り換え、再び出発します。
「立派な山門が、あります。」
「那谷寺ですっ! お友だちの狛犬くん、いるかな〜」
ああ、狛犬くんは獅子・シーサーくんの一種だから、らいおんくんはお友だちだね。
「那谷寺(なたでら)」は、今から1,300年前の8世紀初頭に「自生山 岩屋寺」として、白山信仰をかたどる場として開創されたと云われています。
拝願料を納め、参道を進みます。 暑い表に比べ、森の中は少ししのぎやすいかなと感じます。
この寺は、南北朝(14世紀)から戦国時代(16世紀)に続いた混乱により、一度は荒廃してしまいますが、17世紀中頃に第三代加賀藩主「前田利常」が再興、現在の境内が形作られました。
「鐘楼を、発見しましたっ!」
おーい、発見って。
石造の袴腰の上に建つ桧皮葺きの鐘楼は、1649年築、国指定重要文化財(建造物)です。
「ごまどう、ふっ?」
違いますっ! 「ごまどう、ふっ」では無く「護摩堂」。
こちらも1649年築で、国指定重要文化財(建造物)です。
全面に彫刻が施されています。 (右下をクリックすると拡大します)
また、建築当時は彩色が施された豪華な造りだったようです。 今でも色が少し残っています。
「ごまどう、ふっ、奥の細道ですっ!」
お祭りくん、もう少し説明は分かりやすくね。
鐘楼や護摩堂の周囲には、こんな細道が続きます。
「お地蔵さんとは、違うみたいです。」
所々に祠があります。 この祠は「第18番 六角堂」。 京都の六角堂(頂法寺)です。
この細道を辿る事で、「西国三十三所巡礼」を巡拝出来るようになっています。
那谷寺は「北陸三十三ヶ所観音霊場 第12番」なのですが、何故ここに「西国三十三所巡礼」。
その訳は、「那谷寺」という名に関係しています。
10世紀末に「西国三十三所巡礼」を拓いたとされる「花山法皇」がこの地を訪れた際、「此処に西国巡礼の全てがある」として、「西国三十三所巡礼」の始まりと終わり、「第1番 那智山(青岸渡寺)」と「第33番 谷汲山(華厳寺)」から、「那谷寺(なたでら)」と名付けたという故事に拠るようです。
「不思議な岩がありますっ!」
「探検しますかっ!」 分かった、分かったから、ちょっと落ち着いて写真を撮らせてくれない?
光が強すぎてどうしても白飛びするんだよ。
「奇岩遊仙境」と名付けられた奇岩群が聳えています。 (右下をクリックすると拡大します)
この岩の存在が、この場所が1,300年間特別な場である証なのかも、そんな事を思う自然の不思議な造形です。 1,000万年以上前の火山活動による火山灰の層、「流紋岩質凝灰岩」が侵食されて形成されたのだとか。
鳥居と石段がある事からも分かるかと思いますが、実はこの岩には立ち入りが可能です。
角度を変えると、ハロウィンのカボチャみたい?
「♪ちゃっ・ちゃ・ちゃちゃ〜ん ちゃっ・ちゃちゃ〜♪」
(どうやら「インディージョーンズ」のつもりらしい…)
「ずいぶん、高く登ってきました。」
細いステップに従い、気を付けて一周します。
眺めても登っても楽しい?奇岩ですが、景観保持のために柵や手すりは殆どありません。
登る際には十分な注意が必要です。
無事に一周し、鳥居のところに戻る事が出来ました。
「狛犬くん、こんにちは〜」
狛犬くんの奥の急斜面に、拝殿「大悲閣」が建てられています。
「懸造り(かけつくり)」により斜面から張り出した拝殿は1597年築。
左奥の岩山に洞窟があり、その中に本殿があります。
入口の唐門とこの拝殿、洞窟内の本殿を合わせ、国指定重要文化財(建造物)です。
「懸造り」とは京都の清水寺に代表される、急斜面に木組を建て、上部に設けた水平な舞台面に建造物を設ける建築方法で、日本独自の工法とも云われます。
この拝殿を見ていると、本殿の洞窟に合わせた空間の、正しくこの位置に拝殿を建てたいという意思が、この複雑な造りを発達させたのでは、などと空想してしまいます。
拝殿の舞台から参道を振り返ると、かなりの高さがあります。
一番下に本堂入口の唐門。 右手の崖が「奇岩遊仙境」という位置関係です。
洞窟内の本殿には、
「本尊の、十一面千手観音じゃあ〜」
顔出し看板でちょっと遊んでみました。
断崖の岩をくり抜いて造られた本殿の出口。
このあたりのワイルドな雰囲気が、山岳信仰との自然な繋がりを感じさせます。
境内の奥まった森の中に、小ぶりな三重の塔が建っています。
この塔は1642年築。 こちらも国指定重要文化財(建造物)です。
「こんにちは〜、お仕事ですか?」
こらこら、仕事の邪魔をしては悪いでしょ。
お祭りくんの出現にも動じず仕事を続ける、棟梁さるくんなのでした。
緑の中の赤い欄干の橋を渡り、参道に戻ります。
参道に戻ると、夏の最中なのに色付いた葉が。
見上げると、早くも色付く楓の葉があるようです。
自然に触れる優雅な時間はここまで。 ふと時計を見ると、バスの発車時刻が迫っています。
バスは概ね1時間に一本。 ここで遅れてしまうと、先の行動が確実に詰まります。 「乗りま〜す!」と慌ててバス停に向かいました。
バスは乗車と同時にすぐ発車。 次の場所に向かいます。
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>ハロウィンのカボチャみたい・・・
あはは!!本当だハロウィンに似てますね(笑)
しかし、柵が無いこの奇岩バランス崩したら大変な事になりそうです(怖)
2015/9/1(火) 午前 0:05
とっても立派なごまどう、ふっ!ですね(^w^)
そして奇岩の周りを歩けるってすごいですね〜ただちょっと怖いかも(+_+)
2015/9/1(火) 午前 0:33 [ - ]
こまどうふ食べたくなりました(笑)
2015/9/1(火) 午前 0:47 [ kazukun ]
ここは知りませんでした。
自然の地形を生かしていて、見どころが多い建造物に興味を持ちました。紅葉の頃も綺麗そうですね。
2015/9/1(火) 午前 6:01
立派なお寺ですね!やはり歴史ある加賀ですね。
加賀藩の歴史に触れてみたいです。
2015/9/1(火) 午前 6:38
この時期に紅葉ってどれだけ山奥なんでしょうか?この地域は全く知らない所ばかりです。
2015/9/1(火) 午前 7:47
何か・・・、お参りというよりもちょっとしたトレッキングですね。。
足腰が鍛えられそうです。。てか、筋肉痛?
2015/9/1(火) 午前 9:46 [ チョコパン ]
大魔王さん、こんばんは 9,999番目のコメントありがとうございますm(_ _)m
この岩は角度を変えると色々なものに見えてくるのですが、個人的にハロウィンかぼちゃが気に入りました(笑)
岩の上を歩いているときは、手を付けるのでまだ良かったのですが
カメラを構えようと両手を離すのが、ちょっと怖かったです(^^ゞ
2015/9/2(水) 午後 5:23
ama-soraさん、こんばんは ちょうど10,000番目のコメントありがとうございますm(_ _)m
こちらのお寺は森に囲まれていて、その中に建つ雰建物も雰囲気があってよかったです
岩の中を歩いている時にはそれ程でも無いのですが、立ち止まって下を見ると、
結構な高さに感じてしまい、降りるのにどうしようかと思いました(^^ゞ
2015/9/2(水) 午後 5:29
kazukunさん、こんばんは 10,001番目のコメントありがとうございますm(_ _)m
お祭りくんはどうやら護摩堂には、ごまどうふがあると思っていたようです(笑)
とはいえお寺さんといえば、やはり「胡麻豆腐」。この後お土産用に思わず買ってしまいました(^^ゞ
2015/9/2(水) 午後 5:31
りかおんさん、こんばんは 10,002番目のコメントありがとうございますm(_ _)m
平地に建つ豪壮な寺院とは違いますが、自然の中に建つそれぞれの建物には静かな雰囲気がありました。
写真でしか見たことはないのですが、ここは紅葉で知られているようです。
ただ、その時期には人出も多くなるみたいです(^^ゞ
2015/9/2(水) 午後 5:37
JGC修行僧さん、こんばんは 10,003番目のコメントありがとうございますm(_ _)m
加賀のお殿様が愛した古刹ということで、ちょっと独特な雰囲気で佇むお寺でした。
自然を活かしたその中に溶け込むような雰囲気で、ちょっとだけ善人になれた気持ちでした(^^ゞ
でも奇岩を見た瞬間に、いきなりインディージョーンズごっこになってしまいました(笑)
2015/9/2(水) 午後 5:42
ジョニーさん、こんばんは 10,004番目のコメントありがとうございますm(_ _)m
標高としてはそれ程高くは無いみたいなのですが、急斜面の山影に建っているので、
まさしく「深山」という雰囲気がありました。
紅葉って結構早くから始まっているのだなあなんて、妙に感心してしまいました(^^ゞ
2015/9/2(水) 午後 5:45
チョコパンさん、こんばんは 10,005番目のコメントありがとうございますm(_ _)m
正面の表参道だけは平らに整備されていて楽だったのですが、
その他の場所は本堂も含め、トレッキングみたいになってしまいました(^^ゞ
翌日はもうお約束のように、体中のあちこちが痛かったです(笑)
2015/9/2(水) 午後 5:49