こぶ〜がふらふら

9月からはこちらでぽつぽつ書いていこうかと… https://ameblo.jp/ccobouex

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前回までとはあまりつながり無く、

2016年、ソウルに出かけた時に見かけた小ネタです。


韓国ドラマで会社のデスクに必ず乗っている、螺鈿細工の大型名札。
ドラマ特有の記号的な小道具かと思っていたら、売っているお店がありました。
実際のオフィスでも、どーんとデスクの上に乗っているのでしょう。
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「事業團本部 本部長 具滋徳」さんって一体どんな人?
検索してみたところ、同姓同名のPC関連の経営者の方がヒットしましたが、どうやら関係は無いようです。




ソウル西寄りの漢江の北岸、楊花大橋から城山大橋にかけてのあたり。

望遠洞、望遠市場など「望遠」という地名がちょっと不思議だったのですが、王朝時代に設けられた「望遠亭(まんうぉんちょん)」という亭子=東屋が由来なのでした。
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王の漢江沿岸の視察施設兼休憩所だったようです。

「望遠亭」の原形は15世紀前半に造られ、幾度か再建されましたが、1925年の大洪水により流出。現在の建物は1989年に再建されたもの。


こんなに高い位置なのに洪水で流された?
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実は再建とはいうものの、漢江沿岸の開発や周囲の宅地化による地形の変化で、建つ場所すら異なるようです。なので正確には「望遠亭址」。
今では漢江よりも車の流れのほうがよく見えます。

まあ、あまり難しい事は考えず、とても穴場の展望台です。それ程視界は広くありませんが(^^ゞ




龍山駅前に建つ大型のサウナ施設、その名も「DRAGON HILL」。
ベタなネーミングと感じるのは、漢字を識別するからだと後から気づきました。
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後からこのサウナ、ドラマロケに使われていると気が付きました。
だったら中に潜入してみるべきだったかも(^^ゞ




龍山駅の南側に、ソウル市内には数少ない踏切があります。
ドラマの中で踏切のシーンがあると、かなりの確率でここが使われます。
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思いついたのが、「いとしのソヨン」で失業したお父さんが時間を持て余し、「結婚できない男」の主人公ふたりが良く出会っていました。



電車が通過します。京義・中央線かな?



反対側から。こちら側は「サンドゥ、学校に行こう」に登場したような。
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近くにもう一か所単線の踏切があり、こちらもドラマに登場した筈。
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確か「秘密」に登場していたと思います。


踏切付近には古い商店が残り、フォトジェニックな風景です。
このあたりもドラマによく登場します。
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「パンチ 余命6ヶ月の奇跡」の主人公の家だと分かりました。
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ドラマ内ではクリーニング店でしたが、本来は写真館のようです。


手前の青い屋根の空き店舗も、何かのドラマに登場していた気がします。
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こっちのお店も、見覚えがあるんだけどなあ。
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龍山駅周辺は再開発が進み、すぐ隣まで高層アパートが迫ります。
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既に板囲いされたところもあり、立ち退きが始まっているようです。
踏切のあるこの町並みが消える日も、そう遠くはなさそうです。
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龍山から漢江を渡った南岸は、水産物市場で知られる鷺梁津(のりゃんじん)。
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買い出しをして食堂で調理をして貰うのは楽しそうですが、ひとりではとても太刀打ち出来る量ではないので、残念ながら見学のみ。




漢江と漢江大橋が綺麗に見えるスポットがあるというので、こんな坂道をえっちらおっちら登ってみます。
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登った先は、何とがっちり板囲い。
既に再開発が始まっていて、やって来るのがひと足遅かったようです。
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少しでも覗ける場所が無いかと周囲をウロウロしてみましたが、細かなところまできっちりフェンスで囲ってありました。
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かつては漢江を見下ろすこんな高台の町でした。(Daum地図 2013より)
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この町も眺望の良さから、ドラマによく登場しました。
「神々の晩餐」、「アイドゥ・アイドゥ」、「会いたい」など。

Daum地図によると2015年版までは町並みがあるので、取り壊しは2016年から?
もう少し早く来ればよかったと、ちょっと後悔。

「黒石洞の漢江を見下ろす高台の町」には見事に振られてしまいました。



仕方がないので、別の方向に回り、

漢江大橋を何とか収めようとしますが、伸びた雑草と霞であまり上手くいかず。
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更に別の方向に回り、今度は漢江鉄橋を狙うも、視界がいまいちすっきりせず。
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本洞の連立住宅(ヴィラ)街を眺め、
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微妙な不発感を抱きつつ、ドラマでお馴染みの急坂を下りるのでした。
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本洞の連立住宅街は、もうしばらく健在のような気がします。





鷺梁津に戻り、「紅箭門(ほんさるむん)」をくぐります。
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紅箭門は、神聖な領域への入口を示しています。


その先に建つのは「義節祠(うぃぢょるさ)」。位牌を祀る御堂です。
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義節祠には、1453年に朝鮮王朝で起きたクーデタ(癸酉靖難 けゆじょんなん)の際に先王への忠節を貫き、謀反の罪で処刑された臣下たち、「死六臣(さゆくしん)」の位牌が祀られています。

1691年、19代王「粛宗(すくちょん)」により死六臣は名誉を回復。以来忠臣の鑑として知られています。
1978年に墓廟が「死六臣公園(さゆくしんこんうぉん)」として整備され、現在に至ります。



義節祠の裏手の丘に、伝統的な土塁の墓が並びます。
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校外学習で訪れている子どもたちが、ガイドさんの説明を聞いています。
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きっと、「皆さん『王女の男』は観たでしょ。」とか解説しているんだろうなあ。
死六臣の時代はドラマ「王女の男」で(多分にファンタジー色強く)描かれました。



ガイドさんに成り代わり、少々解説。

1450年、聖君として「世宗大王」と称される、4代王「世宗(せじょん)」が薨御。

世宗大王といえば、10,000ウォン札。
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いきなり余談、タイムスリップ時代劇「屋根部屋のプリンス」で、王朝時代から現代に飛ばされてきた一行が、10,000ウォン札を見て思わずひれ伏してしまうというネタが、視聴時には理解出来ませんでした。
世宗大王の「御真」を直視する不敬は犯せない、という事が今では理解出来ます。


そんな世宗の後を継ぐのが、長男の5代王「文宗(むんじょん)」。
父王・世宗の摂政を8年にわたり務めた経験もあり、文句なしの後継者でした。
ところが文宗は即位後病に倒れ、38歳で突然薨御。在位期間は僅かに2年。

そして前々回前回の如く、お定まりの後継者争いが始まります(時代は前ですが)。


しかし、文宗はあらかじめ官僚系集団に嫡男の「端宗(たんじょん)」を後継とするよう根回し済み。1452年、11歳の端宗が6代王として即位します。

ところが王族系集団は、幼王を操る官僚系集団の伸張が面白くありません。
そこで4代王・世宗の二男にして5代王・文宗の弟「世祖(せじょ 首陽大君[すやんてぐん])」を担ぎ、1453年にクーデタを起こし、端宗は据え置きますが、王周辺の官僚系集団を一掃します。

2年後の1455年、クーデタ集団は、後ろ盾を失った端宗に対し退位を強要。
7代王・世祖が即位します。


おさまらない官僚系集団は、翌1456年に端宗の復位を目論むクーデタを企てるも失敗。この時処刑された首謀者たちが「死六臣」です。
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しかし、無理押しは何とやら。世祖も皮肉な事に、父王・世宗、兄王・文宗と同じ病に侵されたと云われ、在位13年で薨御してしまいます。

凶事は続き、18歳で後を継ぐ8代王「睿宗(いぇじょん)」は在位僅か1年で薨御。

王権が安定しない期間が続くと、官僚系集団が徐々に勢力を取り戻します(人が入れ替わっても官僚は増殖が可能?)。
そして官僚系集団が後押しする9代王「成宗(そんじょん)」、10代王「燕山君(よんさんぐん)」と時代が続きます。

この事態が面白くない、かつて世祖を担いだ王族系集団は、今度は燕山君をクーデタにより排除。「チャングム」11代王「中宗(ちゅんじょん)」が即位します。


王朝全編を通じて続く暗闘の歴史は、「死六臣」の時代にこうして華々しく?幕を開けたのでした。


ちなみに王族系集団はその後、13代王「明宗(みんじょん)」に後継が無かったため大幅に弱体化してしまいます。
王族としては傍系の14代王「宣祖(そんじょ)」が即位すると、王への影響力を確保しようとする、官僚系集団同士の勢力争いへと図式が変化します。

そして官僚同士の争いは、前々回前回のような調子で、王朝滅亡まで続きます。


全く、これだけの労力を、もう少し有効に使う事が出来なかったのかなあ、なんて後から見ると思ってしまいます。



死六臣公園の高台からは、漢江と漢江鉄橋が良く見えます。
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ここから見る漢江鉄橋は1/11の記事の、辛い近現代史の最前線でもありました。



小ネタを並べる筈が、またしても王朝の暗闘の歴史に引きずられてしまいました…
まあ、それだけ強烈だったという事で(^^ゞ

え、まだ続けるつもり


閉じる コメント(2)

世宗大王が10000ウォン札だったんですね!

2017/1/21(土) 午前 0:00 JGC修行僧

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JGC修行僧さん、こんばんは
実は、10,000ウォンが世宗大王だと知ったのはドラマからなのでした。
また、歴代王の肖像は度重なる戦災で焼失してしまい、姿が不明な王が殆どというのを今回改めて知りました。

2017/1/24(火) 午後 8:55 こぶ〜


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