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柴刈りの極意

「むかしむかし、おじいさんは、山へ柴刈りに・・・」
柴は 「木の小枝」 で、柴刈りは要するに 「薪拾い」 です。 ( 「芝刈り」 ではありませんよ。)
柴 (薪) のエネルギーのもとは、太陽です。 ですから、柴は 再生可能なエネルギー といえます。
今風に言うと 「バイオ・マス」 ですね。 ところで、おじいさんは、何のために柴を刈ったのでしょうか。

おじいさんは、それで電気を起こそうとか、車を走らせようと考えていたわけではないでしょうね。
柴で発電したり、物を動かしたりすることは、理論上は可能です。 けれども、現実的ではありません。
柴はエネルギー密度が小さいので、エネルギーの 「量」 を確保するには、大量の柴が必要になります。
また、柴はエネルギーの 「質が低い」 ので、「質の高い」 エネルギーに変換すると 「量」 がさらに減ります。
2重のマイナス効果で、大量の柴から、ほんのちょっとの電気や運動量しか得られないことになります。

おじいさんが柴を刈った目的は、きっと煮炊き、あるいは暖をとるためでしょう。 つまり、熱源です。
ところで、現代人にとっての熱源は、石油 ・ ガスなどの化石燃料 (電気も、元をたどれば化石燃料) です。
エネルギーの 「質」 の観点から見ると、これは非常にもったいない使い方だと言わざるをえません。
せっかくの 「質の高い」 エネルギーを、質をガクンと落として使うわけですから。
特に、電気を熱源として使うのは、贅沢の極みです。
発電中に大量の熱を放出して、ようやく手にしたピュアな電気を、再び熱に変えようというのですから。

ちょっと考えてみてください。
   ◇ バイオ・マスで化石燃料の代替品を作り、バイオ・マス燃料を熱源として使う。
   ◇ バイオ・マス燃料を熱源以外の用途に使い、化石燃料を熱源として使う。
   ◇ 植物を直接燃やして、その熱を利用する。 (化石燃料は他の用途に使う。)
そのうち、エネルギー効率が最も良いのはどれですか? 植物を消費する量が最も少ないのはどれですか?
大気中の CO2 を最も減らすのはどれですか? 最も環境にやさしいのはどれですか?

次の中で、植物資源を最も多く消費する人は誰ですか?
   ◇ 柴刈りのおじいさん
   ◇ 化石燃料を使う現代人
   ◇ バイオ・マス技術を使う未来人

うーん、まだボクの頭が整理できていません。 バイオ・マスにはどんな意味があるのか? ないのか?

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ん?
肉は食べずに、ベジタリアンに成れと?

2007/10/6(土) 午後 7:23 無宗だ

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そんなことは、言ってません。
「柴刈り」 と 「バイオ・マス」 を比較しただけです。

2007/10/6(土) 午後 7:26 omori

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表現がマズくてうまく伝わらなかったようなので、記事を一部修正しました。

2007/10/6(土) 午後 8:59 omori

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「植物を直接燃やして、その熱を利用する」はある意味御伽噺ですね。
問題点:
・薪を収拾し消費者に渡るまでに掛かるコスト(エネルギー)は割に合うのか?
・薪で煮炊きする設備を新たに用意しないといけない。
・薪を燃やすときに出る煤煙の処理をどうするのか?(公害)
・薪を燃やした後に出る灰の処分問題。
・薪で煮炊きするとガス電気に比べて多くの労力(時間)が必要。
等、色々な問題を抱えています。

2007/10/6(土) 午後 9:14 [ ysigle ]

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もちろん、そうなんです。
それから、ボク自身、まだ頭が整理できていません。 (助けて!)
ところで 「化石燃料を使う」 のと 「バイオ・マス燃料を使う」 のとでは、どちらが良いと考えますか?

2007/10/6(土) 午後 9:33 omori

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理想としては石油、石炭もバイオマスも燃料としては使わないて済むようにしたいですね。
水力、風力、太陽熱、太陽光をエネルギー源として効率良く使えるようにしたいものです。
その為には社会システム自体の変革が必要なのでしょう。
風が無いときには電気が使えないのが当たり前だと考える社会です。
「今日は風が吹いていないからお仕事はお休みです」みたいなね。

2007/10/7(日) 午前 0:10 [ ysigle ]

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確かに柴刈りのおじいさんのような自給自足の生活が理想かもしれないと思います。無農薬の米や野菜を自分の土地で作り自炊し、し尿は畑に・・なぁ〜んて^^でも無理でしょ?便利になり過ぎ贅沢に生活したい訳ですから・・・。
で・・以前「太陽光発電・風力発電が意外と普及していない」件について質問です。この二つが各家庭にあれば家庭のエネルギーは全てまかなえるのでしょうか?またどの程度電気の節電になるのでしょうか?家庭ではかなり有効だとしたら・・・・

2007/10/7(日) 午前 1:41 菫

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太陽光発電で、メーカーの発表している数字を元に計算して、投資金額を回収するのに(元を取るのに)20年以上かかるようです。風力発電では数字そのものがなかなか手に入りませんが、おそらくもっと長そうです。
まだボクの頭が整理できていないし、うまく説明できないんですが、トータルで見るとエネルギー収支は赤字かもしれない。つまり、発電しているとは言えないのではないかとも思っています。
「コスト」の考え方を記事にしたいと前から思っているのですが、なかなか進みません。

2007/10/7(日) 午前 5:57 omori

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手間を惜しまない(人的エネルギーを消費)ってことで、エコなのはおじいさんですね。
薪は、腐葉土になるだけだから、どんどん燃やしてもよい。

あ!問題は、「最も多く消費する人」か!

2007/10/7(日) 午後 0:47 [ 陣内 ]

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熱源に柴を使えば、かなりの省エネになるはずなんですけどねぇ。
電気をこまめに消すより、車を控えるより、ずーっと。ずーっと。
電子回路や動力源には比較的 「少量の質の良い」 エネルギーが必要だから、そこには化石燃料を投入し、熱源にはエネルギーの 「質は低くてよい」 が量は 「大量に必要」 だから、柴 (またはプラスチック・ゴミなど) を投入する。
ホントはそれが合理的なんですよ。

2007/10/7(日) 午後 4:59 omori

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関係ないかもしれませんが、「泥炭」というのがあるらしいですね。
これもバイオマスと呼べるのでしょうか?
よく肥えた農地作りのために焼畑すると、地面の下で燃え続けるのだそうです。
それにしても、複雑ですね。
<クリーンな環境>と<エネルギーの効率>は反比例するような気がしてきました。

2007/10/7(日) 午後 5:58 [ 陣内 ]

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「泥炭」 は石炭になりかけのものというか、なりそこねというか、そういうものだと思います。
さらに何万年かたてば石炭になるのかもしれません。
いずれにせよ、長い時間をかけて出来たものです。
バイオ・マスというよりは地下資源と考えるべきでしょう。

2007/10/7(日) 午後 10:50 omori

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