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<photo> by : Kalinjin .K
東北南部、毎日蒸し暑い日が続いています・・・・・。
ラヴェンダーやオレガノなども開花期を迎えています。
もともと、これらの植物は地中海性気候のハーブなので、
日本の梅雨には合わないのですが、頑張って生きています。
本日は季節の植物・・・・・、オレガノのお話など少々。
オレガノはシソ科の多年草。原産は地中海沿岸の乾いた土地です。
とても古くから有用植物として好まれ、料理、防腐剤、入浴剤など、
南ヨーロッパの人々の暮らしに溶け込んできました。
古代ギリシアの言葉でオレガノを o r o s g a n o s (オロスガノス)と
呼んでいましたが、これは「山の喜び」という意味なのだそうです。
多くの恩恵をもたらす多用途の植物であることの証しです。
医学の父・ヒポクラテスも様々な治療にオレガノを用いていました。
あるときは強い殺菌力を活かして洗浄剤に・・・・・、
あるときは胃の不調を治す胃薬として・・・・・。
南欧の有用植物として数千年の歴史を誇るオレガノ・・・・・、その
秘められた効能について、わかりやすくご紹介したいと思います。
オ レ ガ ノ の 効 能
※
オレガノには・・・・・チモール、ピネン、カルバクロール、ボルネオールなどの
有効成分が含まれているのですが、その中でも特に優れた作用を示すのが
カルバクロールだと言われています。
オレガノ特有の芳香もカルバクロールに由来しています。
もし、オレガノオイルなどをお買い求めの機会があるときには、
カルバクロール含有量をしっかり確かめて購入したほうが良いと思います。
生葉はそのまま トマト料理に・・・・・・、
乾燥葉はハーブティーなどに・・・・・・。
気軽に使えるところがオレガノの魅力でもありますね。
山の喜び・・・・・、なるほど頷けます〜。 (*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
香草の力を活かして、夏を乗り越えましょう〜♪
皆様のお言葉をお待ちしています。
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植物の庭
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<photo> by : Kalinjin .K
この木 ♪ 何の木 ♪ 気になる木 ♪ 〜 (o*~∇~*)
近所の貯水池のほとりに生えている謎めいた大木・・・・・。
ツタに絡まれて本体の特徴が隠れてしまい、妖怪じみた印象が漂うばかり。
本日はこのオバケ樹木の謎を解き明かします〜!
近所の貯水池に面した道をクルマで通過するときに、あれ・・・・?
この樹は何だろうかと、以前から気になっていたのですが、
なかなか近くによって樹木判定する機会を得ず・・・・・・・・・。
遠くから見た印象はキリ(桐)かアオギリに良く似た感じです。
大人の手のひら以上もある大きな葉を持ち、大木の風情があります。
キリであれば5月頃に薄紫の花が咲くので、その痕跡が無かったこの樹は
断じてキリではなく、消去法でアオギリかな・・・・と推察していたわけですが、
今回、私の見方が間違っていたことに気付かされました〜!
キササゲ (木大角豆) ノウゼンカズラ科 落葉高木 この樹はキササゲだったのです。7月初旬の開花期を迎えて、
ようやくその特徴を掴むことができました・・・・・。 (*・ω・) ウンウン♪
中国原産、江戸時代に日本へ渡来したという説があります(貝原益軒説)。
水辺を好む性質があり、河川敷や湖沼のほとりに野生化しています。
7月初旬頃、複雑に裂ける漏斗状の白花を咲かせ、花弁の内側には
黄色を帯びた模様が生じます。樹の大きさから比べて花が小さいので、
見過ごしてしまいがちなのですが、どことなくロココ調でおしゃれな花です。
花が終わると、細長いササゲ状の果実がなります。樹の名前の由来です。
この樹は江戸時代、「雷除けの木」と信じられていました。
水気を好む樹木であるため、たとえ落雷しても火災を防ぐ効果があると
考えられていたのです・・・・。日本各地の神社仏閣、武家屋敷などに
キササゲの樹が植えられている理由がそこにあります。
とくに徳川家ゆかりの地に、このキササゲの樹を見かけることから、
徳川家の人々の口から耳へと伝播し、植樹されたと考えられます。
上野東照宮の敷地内にもあると聞いています。
地域によっては、お盆の季節にキササゲの実を飾る風習もあります。
また、果実は利尿作用があり、古くから生薬として評価されてきました。
木材は・・・・・、下駄の材料となるそうです。
避雷針効果があるか否か、その科学的根拠は・・・・、謎のままです。
(´・ω・`)
人間と樹木の関係、大切にしたいですネ・・・・。
皆様のお言葉をお待ちしてます。 |
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東北南部いよいよ自然界の緑が濃くなってきました。
散策中など樹木群から放出される氣のパワーを感じます。
すでに6月に入りましたが・・・・・、5月下旬に撮り集めておいた写真を
図鑑風にご紹介したいと思います〜。
日本人の民族的習性とはじつに不思議なもので、春の桜の時期は
どこへ行っても樹のまわりに人が集まり、飲んで騒いで浮かれているのですが、
初夏になると急に人影まばらになり、樹から離れてしまいます・・・・・。
ほんとうは初夏の樹が素晴らしいのですが・・・・・。
葉を楽しむ樹・・・・・、
花を楽しむ樹・・・・・、
二部に分けて、ご紹介します。 (*・ω・)エヘッ♪
イタヤカエデ カエデ科 落葉高木
トチノキ トチノキ科 落葉広葉樹
シラカシ ブナ科 常緑高木
エゴノキ エゴノキ科 落葉小高木
ニセアカシア マメ科 落葉高木
今回ご紹介した樹木のなかで、ひとつだけ間違えやすい樹があります。
それはニセアカシア(ハリエンジュ)・・・・・・・・・
ニセアカシアの花期は地域により多少異なりますが、
おおむね5月中旬〜下旬に白花を咲かせる、典型的な初夏の樹木です。
もともとは北アメリカ原産の植物で、明治期に日本へ導入されました。
アカシアと区別するために、ニセアカシアと命名したらしいのですが、
これがかえって混乱を招く結果に・・・・・・。 ((((;゜Д゜)))
ニセアカシアのことをアカシアと呼ぶ人が多数出現してしまったのです。
一例をあげれば、ハチミツ関連・・・・・。
アカシア蜂蜜と表記され流通している蜂蜜商品のほとんどが
じつはニセアカシアの花を蜜源としているとさえ言われています。
また、別名がハリエンジュと呼ばれるため、エンジュと混同する人もいます。
アカシア ・・・・・・ 春に黄色い花を咲かせる
ニセアカシア ・・・・・・ 初夏に白花(密集系)を咲かせる
エンジュ ・・・・・・ 真夏に白花(分散系)を咲かせる
・・・・・・と覚えてしまえば、わかりやすいですよネ♪ (*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
一年を通して樹木は人を癒します・・・・・。
(´・ω・`)
皆様のお言葉をお待ちしています。 |
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夏林人地方、ようやく春らしい風景を目にする機会が増えてきました。
気温も高めの日が続き、一気に百花繚乱的な世界が広がりそうです。
春になったら書こうと思っていたテーマがひとつあります・・・・・。
本日はそのテーマ、「植物の神秘・エライオソームの謎」について少々。
皆さん、次のようなご経験は無いでしょうか?
たとえば石垣や石段などのわずかな隙間から美しいスミレが咲いている・・・・。
誰かが種子を蒔いたわけでもないのに・・・・、こんなところに・・・・・。
風のイタズラ? それもあるかもしれませんが、もうひとつ考えられるのが
いわゆるエライオソームの作用なのです。
エライオソーム(Elaiosome)とは、野草の種子についている白濁したゼリー状の
付属体で、糖・アミノ酸・脂肪酸からなる甘い物質です。
蟻などの昆虫がこの甘い物質をエサとして運び出し、エライオソームだけを
食べて種子本体を残すので、そこから種子は首尾よく発芽して育ち、
まったく新しい生育環境を得ることに成功します。
もし、このような種子散布の作用が無いと、たくさんの種子が同じところで
いっせいに発芽する為に日光や養分を奪い合う修羅場と化してしまいますネ。
種子に甘い成分を付属させて、その甘さで虫を誘引し、虫に運ばせる・・・・・
という極めて高度な戦略を野草たちは持っているのです。
片栗(カタクリ)、菫(スミレ)、姫踊子草(ヒメオドリコソウ)、その他・・・・・、
数百種類に及ぶ野草たちが種子にエライオソームを付けています。
虫たちは植物環境を整えようと企てているわけではなく、
ただ無心に甘い物質を運ぶことにより、結果として自然界を整えています。
この考え方を応用すると森全体が面白く見えてきます。
たとえば、山にはアケビやサルナシ、ヤマブドウやヤマザクラなど甘い果実が
たくさんありますが、これを野生の動物(鳥、猿、熊、など)が喜んで食べ歩き、
果肉を消化したあとには、行った先々で糞をします。 ((((;゜Д゜)))
ほどよく距離的な隔たりが確保され、おまけに天然の肥料も用意され、
野生の果樹は活き活きと新芽を伸ばすことができるという仕掛けです。
仮に動物たちに視点を置き、動物の目で自然界を見渡せば、
美味しそうな果実を発見し、奪い、貪り、排便する・・・・、それらの行為は
動物の主体的行為であり、いかにも彼らの本能を満たしているだけのこと
にも見えるのですが・・・・・・、しかし・・・・・、
一転して、野生果樹の立場で考えてみれば、これもエライオソームと同じ現象
であることがよくわかります。甘い果肉を用いて動物たちをその気にさせながら
種子運搬を司り、常に森の掟を統括しているのです。
これらの現象を見ると、植物たちの無言の叡智とも言うべき深い戦略が窺われ、
その神秘的なメカニズムには底知れぬ感銘が湧き起こります。
植物自体は自分から動こうとはしませんが、あきらかに虫や動物を動かし、
たくみに操り、森全体を有機的に守っている・・・・・・・・。
ひょっとしたら、私たち人間の経済活動も・・・・・・、
何か他の生物たちに使役されているのかもしれませんネ。
自分の意思で行っていると思い込んでいることが・・・・・・・、じつは、
すでに自然界の曼荼羅的絵巻物に描かれていた・・・・・・・・・・、と。
春の散策の途中で、そんなことを思いました・・・・・。 (´・ω・`)
皆様の御言葉をお待ちしています。
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<photo> by : Kalinjin .K
東北南部、いよいよ朝晩の冷え込みが厳しくなり、
西方に聳える吾妻連峰の頂には雪が降り積もりました。
風に吹かれて樹木の葉がたくさん舞い散る季節です。
本日は・・・・、散策中に撮り集めた落ち葉の特集です。
ちょうど今頃の季節にふさわしい禅語がありますので、ご紹介します。
け い へ ん そ う よ う せ き よ う の そ う
渓 辺 掃 葉 夕 陽 僧
晩秋の禅語として広く用いられていますが、もともとの出典は
唐代末期の詩人・鄭谷の詩に由来しているとのことです。
人里はなれた山寺・・・・、ひとりの老僧が落ち葉を掃いている。
近くには澄み切った谷川の流れる音が響き、
夕陽を浴びながら老僧は無言のまま落ち葉を掃いている。
四季のリズムに逆らわず、ただ無心に作務を行う・・・・・。
自然の姿・・・・・、静寂・・・・・、無常・・・・・、達観・・・・・、大悟・・・・・。
たとえ煩雑な現実社会の中にあったとしても、ココロ乱れず、
この境地を忘れないことが大切なのだろうと思います。 (・ω・)
皆様の御言葉をお待ちしています。
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