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すでに暦は立夏を迎え、新緑がみずみずしい今日この頃です。
皆様のお近くの公園や自然林なども日毎に緑が濃くなっているかと察します。
本日はこの季節に最適な健康法・・・・・、森林浴の効果について、
わかりやすく御紹介します。 リラックス&リフレッシュ〜!
森林浴・・・・・。 樹木のたくさん生えている道をお散歩・・・・・、
何となく健康には良さそう・・・・・、でも気のせい? それとも・・・・・?
たしかに科学的解析が行われなかった昔、森林浴などは医学外の分野で、
あいまいな精神的効果(プラシーボ的効果)しか認められていませんでした。
しかし、今は客観的な血液・唾液などの成分分析、脳波測定などによって、
森林浴の効果がより具体的に立証される時代になりました。
人間と樹木の関係性に詳しい(独)森林総合研究所の報告によれば、
次のような心身変化が起こるということが判っています。
また、京都大学大学院人間環境学研究科の報告によれば、
次のようなことが判明しているようです。
これらは対照試験(コントロールとの比較)を行ったうえで解析しているので、
かなりの具体的な作用があると考えて良さそうです。
なぜこのような健康増進作用が生じるのか・・・・・・。
それは樹木に含まれる精油成分と深くかかわっています。
主にテルペノイドなどの揮発性成分が人間の生理に良い刺激効果をもたらし、
ストレス軽減、免疫機能増強、脳波安定など、様々な効果を与えてくれるのです。
いわゆるフィトンチッド・・・・・ですね。
なかなか森林を歩く機会が無い・・・・、という方々の場合は、
たとえばヒバ油などの樹木精油をお風呂に数滴落とすだけでも、
森林浴効果に似たようなリラックス&リフレッシュ効果が得られるはずです。
爽やかな森の空気を吸いながら、心身を健全に保ちましょう〜。
(´・ω・`)
森には人を癒す神々が棲んでいます・・・。
皆様のお言葉をお待ちしています。 |
医学の庭
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3月に入りました・・・・。 空の色が明るいです〜!
東北南部、雪が降ったり融けたりを繰り返していましたが、
少しずつ気温も上昇し、そろそろ春の気配を感じます。
3月といえば・・・・、東日本大震災発生 3.11の日が近づいてきました。
それに因み、本日は「非常食」のお話を・・・・・。
福島県在住の夏林人は・・・・、昨年3月、未曾有の大震災を経験しました。
ライフラインは遮断され、水・食糧不足、燃料不足などの辛酸を味わいました。
今思い起こしても本当に生命維持ギリギリの生活でした・・・・。
災害などというものは無いほうが良いに決まっていますが・・・・、
こればかりは地球のご機嫌次第でいつどこに発生するか予測不可能です。
私自身の問題のみならず、ブロ友の皆さんにも是非、災害対策をオススメします。
大震災の教訓なのか・・・・、昨今、いわゆる防災グッズや長期保存食が
よく売れているとのことです。各商品、技術面の研究開発も進んでいるらしく、
とても立派な御努力だと感心する一方で、それらが果たして緊急災害時に
正しく活用されるのかどうか・・・・、という漠然とした不安もあろうかと察します。
私の場合、いわゆる防災グッズや長期保存食の類はとくに採用せず、
毎日の暮らしの中で普通に食べて美味しいもの、普通に役立つ医薬品・日用品
などを段ボール箱に入れて備蓄しています。
ときどき消費期限や使用期限をチェックしながら、暮らしの中で使います。
使ったら新しいモノを補充しておけば O K です。
なぜ私があえてこの方法を選んでいるのか・・・、理由をご説明します。
大災害が発生した環境においては、誰もがショックを受けて心の余裕を失います。
何をどうすればよいのか、判断に苦しみ、様々な葛藤を抱えます。
そのような状況において、果たして食べたことの無い食べ物を食べるでしょうか?
使ったことの無い防災グッズを使用するでしょうか・・・・・・・?
答えは・・・・・・・・・・、 N O です。
災害を過剰に意識した特殊な食品や道具類は・・・・・、
かえって被災地の現場を混乱させ、異様な緊張状態を生んでしまうのです・・・・・!
緊急災害時における鉄則とは、できるだけふつうの日常感覚を保てるように
ふつうの食べ物を食べて・・・・・・、
ふつうの日用品や医薬品を用いること・・・・・
・・・・・・であると私は思います。
つまり・・・・・・、常食的非常食のススメ ・・・・ですネ。
もうひとつ大切なお話があります。
人間は大災害を経験した時などに火事場の馬鹿力的なパワーを発揮します。
いつもより行動的になったり、饒舌になったり、精神的にハイな状態に変わります。
これは本能的に危機を乗り越えようとする脳からの指令であると考えられます。
しかし・・・・・、残念ながら、それは一時的なこと。
しばらくすると、逆に心身ともに疲労困憊し・・・・、
・・・・・・・・ うつ状態に陥っていくのです。
これは戦地から帰還した兵士が陥る精神障害にもよく似ています。
不安感・脱力感・無力感に支配され、ぐったりしてしまうのです。
加えて P T S D や フラッシュバック の問題も起こり得るでしょう。
これらの問題は医薬品の投与によっても解決できるのですが、
日常の工夫によって、できるだけ未然に防ぐ必要があります。
ココロの安定・・・・・・・・・、
脳内セロトニンの作用・・・・・・・・、
セロトニンが何によって合成されるかを知れば自ずと答えは導き出されます。
その答えは・・・・・・・・、
ご参考までに・・・・・・・・、
トリプトファン含有率の高い食品を列挙してみたいと思います。
食 品 名 トリプトファン含有量 mg / 100 g
※ 参照 文部科学省日本食品標準成分表 & WHO資料
これらの分析表を見て驚かされるのは・・・・・・、
かつおぶし、高野豆腐、焼き麩などの和の食材が
素晴らしいパワーを秘めているということです。
また、カシューナッツ、ひまわり、アーモンドなどのナッツ類も
相当のトリプトファンを含んでいますね。
これらが素材と成り、脳内でセロトニンが合成されているのです。 (・ω・)
セロトニンは心の安定に深く深く関与しています。
・・・・・・ 楽しく食べてココロの安定を〜♪
備 え あ れ ば 憂 い 無 し 〜 ♪
ですよネ・・・・・。
皆様の御言葉をお待ちしています 。
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厳しい残暑の中にも、かすかに秋の気配が感じられる今日この頃です。
スーパーマーケットにも「 巨峰 」が陳列されています。
いよいよ秋の味覚ですネ。
今日のお題は「 ブドウの秘密 」です・・・・・。
ブドウはブドウ科のつる性低木です。
原産地や起源説には諸説あるようですが、中近東・紀元前3000年説、
コーカサス・紀元前7000年説など、相当古い時代から栽培されていたと
考えられています。
フェニキア人によって古代ギリシア・ローマ世界へ伝えられたことは、
ほぼ間違いない伝播ルートでしょう。
この系統は「 ヴィニフェラ種 」と呼ばれる品種で、その後の欧州葡萄史を
運命付ける非常に重要なものでした。
世界には、ヴィニフェラ以外にも多くの系統が存在します。
北米原産のラブルスカ、東アジア原産のマンシュウヤマブドウ、
そして日本固有種のヤマブドウ・・・・・・・。
しかし、味・香り・収量など総合的評価が高い品種は、
交配の源流に「 ヴィニフェラ種 」を有しているはずです。
西アジア〜ヨーロッパで育まれたヴィニフェラ種の末裔は、
シルクロード経由で中国から日本へ伝えられました。
伝播時の奈良時代には定着せず、鎌倉時代に入ってから
甲斐国勝沼(甲州市)において本格的な栽培が始められました。
鎌倉〜室町〜江戸時代、日本のブドウは勝沼限定の特産品でした。
他の地域に普及したのは明治時代以降と考えられます。
ところで、ブドウと言えば・・・・・・・・、有名な話があります。
いわゆる・・・・・フレンチ・パラドックスのことです。
動物性脂肪をたくさん摂取するフランス人は、動脈硬化や心臓疾患が
多いのではないか・・・・・と心配されますが、じつはまったく逆の傾向が強く、
むしろ食生活由来の生活習慣病は発症率が少ないのです。
1950年代から、この不思議現象をめぐって、欧州諸国の研究機関で
調査が進められてきました。 なぜ、フランス人は・・・・・・・?
そして、明らかになったのが「 ブドウの底力 」でした。
視力回復効果、がん予防、その他
赤ワインや葡萄ジューズを飲めば、アントシアニンをたっぷり補給できます。
グレープシードオイルを使って調理すれば、プロアントシアニジンを摂取できます。
また、果実を生食すれば、即効性の高いエネルギー源になります。
これらのブドウ・パワーが未解決だったフレンチパラドックスの謎を
解明する鍵となったのです。
たとえ動物性脂肪を多くとっても、ブドウの成分が脂の害を浄化する
役目を果たしてきたのでしょう。
さて・・・・・・、
そろそろ本日の風物詩歌をお届けします・・・・・・・。
爽やかに、GO〜〜〜〜〜
むらさき こうき いちりゅう
紫の 香氣はじける 一粒に
あきかぜ いた ふる か むら
秋風至る 古き果の村
夏 林 人
皆様のご意見・ご感想をお待ちしています。
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東北南部、ようやく灼熱の太陽光に翳りが差し、朝夕の気温も下がり、
長い猛暑地獄から解放されつつあります。
しかし・・・・・・・、ここで気を抜くのはむしろ危険です。
厳しい暑さが消えた頃、もう大丈夫・・・・・と、衛生管理が甘くなり、
かえって食中毒が増えるのだそうです。。。
統計によれば、8月よりも9月のほうが食中毒の発生件数が多い・・・!
とのことです。 そこで・・・・・・、食中毒予防と言えば・・・・・・、
いよいよ「紫蘇」の出番です。。。
紫蘇(シソ)はシソ科の1年草です。中国、ヒマラヤ、ミャンマーなどが
原産地とされています。
中国では古くから解毒の妙薬と評価されてきたシソですが、
その由来は・・・・・・、中医学屈指の名医・華佗の逸話なくして語れません。
後漢末(2世紀末〜3世紀初頭)、某所にてカニ食中毒が発生しました。
洛陽に住む若者がカニを食べて中毒症状を起こし、生死の境をさまよいます。
そこへ、あるひとりの医師が通りかかりました。
その人は・・・・・・、中医学屈指の名医・華佗(かだ)でした。
医学・薬学・植物学・鍼灸などに精通した天才医師です。
華佗は患者の様子を診て、中毒症状と判断し、
紫色の薬草を用いて死に瀕した患者を蘇らせました。
このとき華佗が選んだ植物がシソ・・・・・でした。
この奇跡が後世に伝えられ、「紫」の草で「蘇る」・・・・・・だから、紫蘇!
と呼ばれるようになりました。
漢方処方においては「香蘇散」にシソが配合されています。
食あたり、食欲不振、倦怠感、精神不安などの症状を改善します。
古代において、この薬理作用は経験的な蓄積から判断されたものでしたが、
現在では成分分析が進み、メカニズムの解析も行われています。
紫 蘇 ( シ ソ ) の 有 効 成 分
多くの効能を示すスーパー薬草・紫蘇・・・・・ですが、
これらのなかで、とくにルテオリン&ペリルアルデヒドの解毒作用に
注目すべきです。これらが中毒症状を改善すると思われます。
ペリルアルデヒドは・・・・・、わかりやすく言えば紫蘇油のことです。
1992年、日本小児皮膚科学会において「紫蘇の葉エキス」の薬理作用
について報告があり、生体防御作用や抗アレルギー作用が確認されました。
紫蘇・・・・・・、底力のある植物です。。。
紫蘇は縄文時代に日本へ伝播したという説もありますが、
食文化に定着していたのかどうか不明です。
奈良時代には薬用として評価され、
室町〜江戸時代にかけて、庶民の生活に定着していった・・・・・、
と考えられています。
青紫蘇は刺身のツマ(あしらい)、麺類の薬味などに、
赤紫蘇は梅干や紅しょうがの色付けに欠かせないものですネ。。。
さて・・・・・、
今まで連載していた妄想和歌を・・・・・、
思うところあり、今回から改定し・・・・・・、
風物詩歌(ふうぶつしか)・・・・・・と、題してお送りします!
でも・・・・・・・、結局・・・・・・、中身は同じ? フフフフフ・・・・・・
いや、一味違う 風物詩歌、GO〜〜〜〜〜〜〜
そうこう そせい ちから やどる は
爽香に 蘇生の力 宿る葉は
か だ きせき いの つた
華佗の奇跡と祈り伝える
夏 林 人
皆様のシソ生活をお聞かせ下さ〜い。
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<photo>by : Kalinjin . K
初夏は様々な樹木が新しい葉を茂らせます。
春先の萌芽も目に優しく、心を癒してくれますが、
初夏、豊かに茂った新緑の姿は爽やかな清涼感を与えてくれます。
私が通っている職場の中庭に、大きなプラタナスが1本あります。
この樹を見ると、ある医師のことを思い出します。
その人の名は・・・・・・・、 ヒポクラテス。
ヒポクラテスは紀元前ギリシアの医師です。( 紀元前460〜377 )
ギリシア・コス島に生まれ、医学の道を志し、コス医学校の指導者となりました。
ヒポクラテスはしばしば「医学の父」「医聖」と呼ばれますが、
これには深い理由があります。
そもそも紀元前の医療行為は、呪術・祈祷の域を出ないものでした。
病人が出れば、それを恐怖し、忌み嫌って、
生活から封じ込めてしまうための儀式のようなものでした。
その原始的な情念から、真の医学を切り離したのがヒポクラテスでした。
祈るだけでは何も解決しない・・・・・・。
ヒポクラテスは病人の症状を客観的に観察し、正確に記述することを
コツコツ続けました。私情を交えず、病いの本質を見抜く行為です。
どのような症状が出て、どのように変化していくのか・・・・・・・・・。
患者の体内で何が起きているのか・・・・・・・・・。
そして、何をすれば症状が和らぐのか・・・・・・・・・。
ヒポクラテスは薬草と食事療法によって、
患者の自然治癒力を導く方法を考え出しました。
記述の中に「ハーブを煮出した液を飲む」という箇所があります。
当時からすでに、香草類には人体の病いを改善する効果があると
考えられていました。
ヒポクラテスは具体的にどのハーブが何の症状に効くか、
次々と確かめて記述を行いました。
また、ハーブを入れた芳香風呂が体に良いことも認めていました。
つまり・・・・・・、
ハーブティーやアロマテラピーの開祖が、ヒポクラテスであると言っても
過言ではないのです。
ヒポクラテスは医療行為について、次のように語っています。
治療法によってである
老年期のヒポクラテスは、プラタナスの巨木の下に医学生たちを集め、
医学の奥義を伝授したと伝えられています。
ギリシア・コス島産のプラタナスは「ヒポクラテスの樹」と崇められ、
その苗木や種子を求める者があとを絶たず、
世界各地の医科大学や医学研究所の庭に植えられています。
さて・・・・・・・、
お時間のようです・・・・・・・、
妄想和歌、はりきってGO〜〜〜〜〜〜〜
足早に過ぎ去る医師の卵たち
ヒポクラテスの樹には見向かず
夏 林 人
皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。
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