<photo> by: Yahoo! 画像検索より
皆さん、魚類に興味がおありでしょうか?
数日前、生きた化石・シーラカンスについて衝撃報告がありました。
生きた稚魚が海底を泳いでいる姿が撮影されたのです。
そこへ至る経緯と逸話をご説明します。
もともと古代魚シーラカンスは遥か遠い昔、
すでに絶滅した魚と考えられていました。
過去に出土したシーラカンスの化石は、白亜紀( 6500万年前 )のモノが最後で、
そのあとの時代に長い空白があり、それらの状況証拠から
絶滅したんじゃないの? と思い込まれていました。
ところが、1938年、事件が起こります。
南アフリカの若い博物館学芸員が何かの調査中に、トロール船に山積みにされた
魚類を眺めていました。すると、それらの魚群の中に、見たこともない奇妙な
形をした魚を見つけました。
標本にして、文献を調べてみたところ、それが生のシーラカンスであった
ことが判明したのです。
世界が騒然となりました。 シーラカンスは生きていた!
しかし、その後、シーラカンスの目撃証言は途絶えます。
何と、60年間、何も見つからないまま、時が経過しました。
そして、1998年、再び事件は起こりました。
アメリカの若い学者夫婦が旅行中、インドネシアの某市場をふらふらと
散策していました。市場には水揚げされたばかりの魚類が木箱に入れられ、
次々と運ばれてきます。
それらの商品群のなかに、シーラカンスは鮮魚として姿を現したのです。
世界は騒然となりました。 やっぱり生きていたのだ!
2001年、福島県いわき市にある水族館「アクアマリンふくしま」
の中に、調査チーム・シーラカンス委員会が設置されました。
2006年、インドネシア・スラウェシ島北部で生きたシーラカンス
7匹の遊泳を、世界で初めて撮影に成功。( 同調査チーム )
2009年、ほぼ同じ海域で、今度はシーラカンスの稚魚を撮影( 写真 )。
以上のような流れで、今日に至っています。
シーラカンスは体長が約1〜2m、体重が約90kg、
成魚の寿命は約60年と言われています。
繁殖がふつうの魚とは異なり、メスは体内で卵を孵化させ、
しばらくのあいだ幼魚を育ててから、出産します(卵胎生)。
今回撮影された稚魚は約30cm程度であることから、
誕生してまだ日が浅いシーラカンスと思われます。
内心、あまり調べ上げないで、そっとしておくのが良いかと思いますが、
その一方で、謎に包まれた古代魚の解明に関心が膨らみます。
皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。
|