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わー、すべりこみ😵💦
まだ間に合う? バタバタして移行も新設も投稿もできてなかったので、寝床から慌ててスマホで最後のご挨拶ぐらいはしとかないとね❗ 確かYahoo!ブログ始めたのは2007年の2月、もう10年以上になりますか…。 小説書くのが楽しくて、そのうち気の合う仲間ができて、オフ会も何回か。 あの頃はよかったとは言いたくないけど、すごくいい出逢いは、本当に嬉しいことです💕 とりあえず、たぶんアメブロで新規で作ろうと思いますので、気になる方は探してください←無責任💦 ブロ友の皆様には連絡します❗ 本当にありがとうございました❗Yahoo!ブログの運営様にも大変お世話になりました❗ またお逢いしましょう〜☺️✋ 有栖川 款 |
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あの大きな地震の夜、満天の星空が頭上に見えたそうだ。
街だと常に明かりがあるし、そんな盛大な星空を見る機会は確かにそうないのだろう。
世界が壊れたみたいに呆然としていても、美しいものに目を奪われるのは自然なことだ。
否。
そんなときだからこそ、人は美しいものをその目に映し、哀しみに打ちひしがれる心を浄化するのだ。
洗い流すことはできなくても。
僕が生まれ育ったのは田舎の山奥で、日頃から満天の星空が見えた。
冬場になれば特に凛として清々しいほどの宙を見上げることができる。
祖父が使っていた農機具や収穫後の米をしまう倉庫は、吹き抜けの天辺に窓が開けてあり、今で言うロフトのような二階部分に上がって寝転ぶと星空に包み込まれるような気がした。
小学生の頃、数少ない近所の友達は大体どの家も似たような倉庫があったから、それぞれの倉庫を渡り歩いてお泊まり会をしてみたり、華やかな遊びがない代わりに壮大な宇宙へ思いを馳せる冒険を繰り返した。大人になってもそれは宝物のような時間だったと思う。
時折、夏休みに誰かの家の孫が遊びに来ることがあって、そういう子どもたちともよく遊んだものだった。都会的な空気を醸し出す街の子は、洗練されて見えて子ども心にも憧れたし、反対にそういう子が山や川で遊んで喜んでくれると、何もない田舎の良さを自慢したくなるような誇らしい気持ちにもなったものだった。
両親が年老いたから、という理由をつけて田舎に帰ることにしたのは、短い結婚生活にピリオドを打った冬のことだった。
生まれてずっと都会でしか暮らしたことのない妻は、何度か連れてきたこの田舎を酷く嫌がったし、そんな子供時代を一度も経験していないらしく、どうしても感覚が合わない部分は否めなかった。環境は違ってもお互い歩み寄る気持ちがあれば理解できるものも、受け入れなければ隔たれたままだ。結局、僕はずっと彼女に田舎者だと莫迦にされているような屈辱感のようなものを払拭できなかった。
子どももいなかったからあっさりと自由になり、お互いの新しい人生を踏み出すことにして、僕は静かな環境に身を置くことを決めた。どこか意地もあったかもしれない。
実家へ向かう道すがら気づいたことを両親に問うてみる。年老いたとは言え両親はまだまだ健在だ。
「角の家、明かりがついてたけど、あそこのおじいちゃんたち、もう亡くなってるんじゃなかったっけ?」
「ああ、お孫さんが住んでるんよ。ほら、あんたも子どもの頃一緒に遊んだことあるやろね? 女の子。田舎に住みたい言うてリフォームしてなぁ」
白いワンピースを着た明るい笑顔の少女が思い浮かんで、僕は余分に買ってきたお土産を手に実家を出た。
何かを期待するわけではなかったけれど、ほんの少し胸が躍る。自分のことは棚に上げて、独身だといいな、などと思ってしまう。そうでなくても。
降り注ぐ星空の下で、思い出を語れる友がいるのは、どんなに幸せなことだろう。
冷えてきた冬の空、きらめき始めた星空を見上げて、そんなことを思った。
降り注ぐ星空の下で・完
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昨日ブログ友達からの連絡で初めてブログ閉鎖を知りました。
まぁ、無理はないかなぁとは思う。
最近は他のSNSが手軽にできることが多いし、私もtwitterばっかりやってるしね…。(主に猫の)
このブログもまた整理しようかなぁと思ってた矢先でした。
でも、ここでの出逢いはすごく大切で、いい仲間と思い出がたくさんあるので、やっぱりさみしいですね。
お引越しも検討中。
裏ブログはやってるけど、物書きとして発信する場はやはり必要かなと。
場所や環境が変わっても、これからもよろしくです^^v
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なんてこった…!
この前、久しぶりに短編書いたからいそいそと載せたのに、毎度のごとくその前の更新10月って……!
新年のご挨拶もしてなかった???
改めまして、今年もよろしくお願いします。
するする詐欺、やるやる詐欺になるので、決意表明はやめとこう…(;´д`)
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澄み渡る青い空が眩しかった。
春の足音がそこかしこに聞こえ始めた二月の終わり、まだ少し冷たい風を補うように暖かい陽射しが降り注ぐ。
何もない、何もない、穏やかな一日の、筈だった。
その日のニュースは、朝からどこか遠い国でテロがあり、午後には別の国で大きな災害が起こり、夕方にはまた違う国で戦争が始まった。
テレビは代わる代わるローテーションで映像を映し、能面みたいなアナウンサーが繰り返し繰り返し大変だたいへんだタイヘンダと叫んでいる。
いるのに。
僕は、清しい風に吹かれて、静かな休日を過ごしている。
梅の花が満開、名も知らぬ蕾もほころび、空は青く、公園のベンチに腰かけてコーヒーを飲んでいる。
まだ冬の服を着てきたのは失敗だったかも、と思える程の陽気に心がうきうきとすらしている自分を、どこかで窘める別の自分もいる。
何をしているのだろう、と自問する。
けれど同時に、何ができるのだろうとも思う。
世界がそんなタイヘンなことになっていても、僕の周りでは流れるニュースを見ながら仕事したりご飯を食べたり、愛し合ったりするんだ。
世界はテレビの中の出来事で、現実ではないのかもしれない。
明日どうなっているかは、わからないけれど。
特別な同情をしない代わりに、自分にはまったく無関係だとも思わない。いつどこで何が起きるかわからないのは、僕もよく知っている。
愛する人が、いなくなってしまった。
ある日突然、本当に唐突に、まるで消えてしまったように忽然と姿を消したのだ。
彼女の家族とも四方八方探し回ったけれど、手がかりすら見つけれらなかった。
警察は状況から自主的な家出ということで結論を出し、捜索願は出ているけれど帰ってくる可能性は低い、と告げられている。
けれど僕も彼女の家族も友人も、彼女が出て行く理由など思いつきもしない。彼女は溌溂とした明るい元気な女性で、事件に巻き込まれることも考え難い。
どこにもぶつけられない憤りと不安とやるせなさで、日々を死んだように過ごしてきたのに、春が近づくと人間も少しは晴れやかになるのだろうか。それとも僕が薄情なだけなのか。
だから僕は想像する。
きっと彼女は異世界からの使者に請われ、彼女でなければ成し得ない重大な使命の為に彼の地へと趣いたのだ。頼まれたら嫌とは言えない性格だし、人のためには頑張っちゃう彼女だから、きっと誰にも告げずに、とか、伝える間も与えられずに旅立ったんだろう。
やがて、そこで異世界の窮地を救うヒロインになって使命を果たすと、きっと僕の許へと帰ってくるに違いない。
陽射しが途切れ、まだ冬の匂いが残る冷たい風が、涙を流す僕の頬を打って。
僕は、遠い空の彼方に思いを馳せる。
空の彼方・完
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