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普段通っている歯医者は治療中に器具が破損、
そのかけらが歯の神経の中に残り、自分では
取れなくなって歯根治療の専門医を紹介された。
先方もなかなか忙しい上、こちらも忙しく、
なかなかアポが取れず、引っ張りに引っ張られて
ここまできた。最初の治療からとうに2ヶ月は
過ぎている。
普段の歯医者はアポの45分前に会社を出発し、
高速を飛ばしていくのだが、今回の専門医は
初めて行くところ。道路の混み具合もわからない。
遅刻してキャンセルされるのもバカらしい。
で、午後4時のアポのところ、念のために1時間前の
午後3時に会社を後にした。
高速ではなく、ずっと下道だったが、あまり混んでなく、
30分ほどで到着した。見たところ普通のビル。
どうやらこの中の一室を治療室にしているようだ。
ビルの案内板に専門医の名前があるのを確認し、
「さすがに30分前じゃ早かろう」
ということで、車の中で待つことにした。
すると妻から電話。
「さっきも電話したんだけど・・・」
確かに運転中にぶるぶる震えとった。
「歯医者さん、遅れてるんだって。4時20分ごろ
来てくださいだって」
「えっ、もうこっちに来てんねんで・・・しゃあないね。
待っとくわ」
おいおい、今から30分どうしようかと思っていた
のに、50分になるわけ!?今から会社に戻るのも
バカらしいし、そんなことなら何か持ってくればよかった・・・
仕方がないので、車の中においてある地図を眺める
ことにする。実は私は地図が大好きである。この血は
次女にきちんと受け継がれているのだ。
地図を見ているうちに、
「カーナビがあったら、おもろいやろうなぁ。
レストランとか教えてくれるんだよな。ちょっと高い
かもしれないけど、よし、本格的にリサーチするか」
とか、いろいろ思いをめぐらせていた。あっという間に
45分経っていた。
で、車を後にして、例のビルに入った。
中はちょっとシックなマンションあるいはホテルといった
いでたちで、向かうべき「専門医」はその中のある一室だ。
ところどころよそのドアが開いていたので、チラッと
のぞきながら、「ふむふむ、中はこうなっているわけね」と
情報収集しながら、目的地に向かった。が、目的地の
ドアは閉まっていた。
(そろそろ、続く、にしたいんだけど、ダメ?)
呼吸を整えて、ノックをしてドアを開けた。
中は病院とは思えない落ち着いた感じの待合室。
病院は病院らしくタイル張りの待合室の方が
わたし的には落ち着くのだが。
おばさまの先客が一人雑誌を読みながら待っていた。
受付に名前を告げて、経緯を説明した。もちろん
この段階で、
「わたしの保険は使わずに、例の歯医者がすべて支払う
ことになっている」
ということも忘れずに伝えた。(偉い!!)
しばらくするとかなり高齢のおじいさまが奥さまに
連れられてやってきた。
「大繁盛だなぁ」
なかなか名前が呼ばれない・・・
先客おばさんが呼ばれ、やがておじいさんも呼ばれ、
いつになったら私は呼ばれるのやら・・・
緊張の糸が切れてきて、睡魔が襲ってきた。Zzz・・・
(もう、続く、にしたいんだけど、まだダメ?)
ガクンとくるのと、名前が呼ばれるのとどちらが
先だったかわからないが、こちらを向いて手招きして
いる。時計を見るともう5時。
(めちゃめちゃ、遅いやんけぇ)
治療室に案内される。普通の歯医者と同じ、あるいは
それよりもっと普通っぽい。
アシスタントはちょっと若めに見えるロシア人の
お姉さん or おばさん。(子供は二十歳だとか)
ドクターが来るまで、世間話をしたのだが、
わたしはその昔、ロシア語の端っこのひとかけらを
ペロッとなめたことがあるので、ロシア語ネタでも十分
盛り上がれる。
「日本語では何ていうの?紙に書いて!」
とか盛り上がっていると、ドクターが
「いやぁ、遅くなってすまん、すまん」
と謝りながら入ってきて、我々の楽しい会話は中断された。
「レントゲンを撮りたいのですが・・・」
「あっれぇ〜、例の歯医者でも撮ってて、あなたに送って
おくと言ってましたで!」
「あっそう?でも、もらってないですよ。」
(ないんやったらしゃないなぁ。どうせ私が払うわけでもなし)
で、レントゲン撮影。終わると、
「うまく行くかどうかはわからない。でも全力は尽くすからね」
(やっぱ、そんな大事だったわけね・・・)
「痛くないように治療しますんで、麻酔を打ちます」
「OK」
「ハイ、口あけて。ダメダメダメ、もっと力抜いて!そうそうそう
そんな感じ(口半開き)」
そっかぁ、とポンと手を打つセフォ。
腕に注射するときも、ぐっと痛みをこらえて緊張すると
余計に痛い。力を抜かなけりゃダメなのだ。
口内注射も同じ。先生のためと思って大きな口を開けるのは、
最初だけでいいのだ。口を開け続けているとそれだけで力が
入っている。だから今まで麻酔注射が痛かったのだ。
(うん、ここに来た甲斐があったぞ)
ドクターはガリガリ、キーンをしつつ、掃除機様なもので吸い
取っている。
(おうおう、やってるやってる。しっかりたのんまっせ!)
一時間ほどして、
「セフォ、あなたは今日は非常にラッキーないい日だった。
なぜならちゃんと取れたからだ!」
そのときはこの回りくどい表現の意味するところがわからなく、
単に、
「そうだね、サンキュー」
と言ったのだが、実は
「私がラッキーだったのではなく、あなたの腕が良かったのです。」
と言って欲しかったのかもしれない。
ともかく終わった。
「もうここには来る必要はないよ」
と言われ、ほっとした。
ただ、この歯の治療自体は終わっていないのだ。
単に残骸を除いただけ。後はきっちり穴埋めして、
きっちりカバーしてもらわないといけないのだ。
その後もいろいろあって、締めて60万コースが
控えているのだ。
(やーい、やーい、小出しのセフォ、引っ張りのセフォと
揶揄されていましたので、途中くじけそうになったけど
完投しました。まだ、息が荒いですxxx)
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だろだろ!!
2006/4/16(日) 午後 2:47
paddyさん、頑張って読んでいただいたんですね。でも書くほうも読むほうもへとへとなので、やっぱり細切れにしますね。
2006/4/16(日) 午後 2:52
やった!書庫が出来てる。これで検索が楽になった〜(笑)。
2006/4/16(日) 午後 7:32 [ - ]
よかったですね。また、途中でくじけそうになりながらも、最後まで頑張って書けました!やっぱり文章は起承転結がなくっちゃね。いままでは「起」で続く、「承」で続く、中休み、そしていつのまにかうやむやになって・・・というパターンでしたからね。
2006/4/17(月) 午前 4:40
リクエストにお応えして、新たに書庫を作成しました。
2006/4/17(月) 午前 7:59
レグナーさん、えー、中休みの後には「結」があったはず。今までキチンと落としてなかったかなぁ??
2006/4/17(月) 午前 8:01
たいへんよくできました◎
2006/4/18(火) 午前 11:51
気になる続きを読みに来ました〜。長文、ごくろうさまです。長い治療もごくろうさまです。で、除去した針先は見せていただけたのでしょうか?なんだか、この医師のまわりくどい言い方が信用ならないので…。
2006/4/18(火) 午後 1:57
実はこの記事がアップされてすぐに来ていたのですが、真夜中だったため最後まで読めなかったんですよー!(夜中は頭が半分寝てるため10行くらいまでの文章でないと理解できなくなります)改めて、ちゃーんと取れてよかったですねー!あと60万の治療ですか!先は長そうですね。でも日本で治療したら会社は負担してくれないんだから考えようによってはここで全治してしまう方がラッキーなのでは?
2006/4/18(火) 午後 2:41
わたしも「ダメ?」には「ダメ!」と連呼しながら読みましたよ。セフォさんの気が変わらないことを祈りつつ…最後まで読めてほっ^^ でも治療はまだまだ続くんですよね。これ以上トラブルがないことを祈ります…
2006/4/20(木) 午後 0:04
余談ですがわたしも地図見るの大好き。50分あればいろいろなところに行けるなぁ。もちろん、頭の中だけですけど。
2006/4/20(木) 午後 0:05
こにゃくうさん、私も諸悪の根源の針先を是非見たいと思い、治療後に「で、針先はどれです?」と聞いてみたのですが、「んなもん、吸い取ってしまったのでありません」とのことでした。
2006/4/22(土) 午前 11:20
ちゃちゃままさん、やはり10行程度で「続く」にした方がよさそうですよね。
2006/4/22(土) 午前 11:22
えっ?ゆかたまさんは長い方がいいですか??う〜ん、困ったなぁ・・・
2006/4/22(土) 午前 11:26
記事の内容と、いつ途切れてしまうのかというので、ハラハラしてしまいました・・笑 お疲れ様でした。 私も長いほうに一票しまーす^^
2006/4/23(日) 午後 1:57
先日きたのですが、夜中だったので頭が働かずに帰ってしまいました。出直してきました。私も続く・・・ってなったらどうしようかと、ハラハラしながら読みました。「ダメ!」と言ってました。・・・って、長いとすぐ読めないけど、短くて続くになると、待ち遠しいからやっぱり最後まで書いてください。(笑)無事に終了して何よりでした。
2006/4/24(月) 午前 11:21
KELLYさんも長い方がいい?よし、今度からがんばるかぁ!!
2006/4/24(月) 午後 1:30
んん?長いと頭が働かない??賢明なセフォはみんなのリクエストの意図するところを察した・・・「だらだら文章を書かずに、起承転結がわかるようすっきり文章を書いてくれ!」・・・困ったナァ。そんなワザ、持ってないぞ。
2006/4/24(月) 午後 1:36
僕もこれぐらいの長文の方が、ハラハラしながら読めるので好きですね。 これからも、連載記事期待してます(笑)
2006/4/24(月) 午後 2:08
スティーブさんも長文派ですかぁ・・・わかりました。次回も頑張ってチャレンジします。
2006/4/24(月) 午後 2:56