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2年前にこちらに来たとき、芝刈り機を買った。
借家だし、芝の手入れなどしたことがなかったし、
あまりお金をかけたくなかったし、それより何より
わけのわからない機械を使うのがいやだった。
そんなわけで回転刃を押し歩く非常に原始的なものを
買った。
が、それが間違いだったと気付くのにそんなに
時間はかからなかった。
お隣さんも、向かいの家も、裏の家も、その隣も、
そのまた隣も、だれもそんな原始的なものを使って
いなかった。。。
週末、私がやおら芝刈り機をガレージから出し、コロ
コロ、シャカシャカと貧乏臭く芝を刈っていると、
お隣さんがガソリンエンジン付きの芝刈り機を出し、
「ブォーン」の大音響と共に芝を刈っていく。
まさに、「金持ち父さん貧乏父さん」の構図そのもの
である。その対比がいやで、早朝や夕暮れ時など
お隣さんが出現しなさそうな頃合いを選んで芝刈りを
していた。
さらに、この原始的な芝刈り機では勿論刈りとった
芝を吸い集める機能など付いておらず、へとへとに
なって刈り取った後、さらにレーキ(熊手)でかき集
めないとならなかった。
「これはしまった」と思いながらも1年目は過ぎた。
(続く)
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