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その昔、まだドイツに事務所があった頃の話です。
うちの部署からはドイツの事務所にも駐在を出していました。
で、私のアメリカが決まる前、ドイツ駐在の人と話をしました。
「ドイツ語、上手になりましたか?」
私は大学時代ドイツ語を選択し、結構まじめに文法なども覚え、
義理の妹の結婚式がベルリンであったときには、その教科書を
紐解き、また会話集なども買い込むくらい、ドイツ語好きなの
でした。
で、うらやましさ半分で聞いてみたのです。
「会社がレッスンしてくれるんだけどねぇ、あかんわ」
「ええっ〜、もったいない。ボクなら入れ込みますよぉ」
「でもな、会社は英語やろ。家は日本語やろ。使うところ、ないで!」
「え?街中で使ったらいいですやん!」
「そう思うやろ。ところが片言でしゃべると、『しめた、こいつ
ドイツ語わかりよる』ということで、ダダダってドイツ語が
くんねん」
「はぁ」
「するともうお手上げや、ぜんぜんわからへん。で、英語で
『すまん、ほんまはようしゃべらんねん』って謝るしかないんやぁ」
「そうですかぁ?」
「すると習っていても空しくなるんや。で、レッスンから遠のく、と。」
実は今、新たな語学を独学で学びつつあるのです。ある目的のために。
上の会話が浮かんでは消え、やっても無駄かなぁと思いつつも、
今夜も元気に、ウノ、ドス、トレス!
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