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音楽に「癒される」とか、音楽に「救われる」という言い方は、ちょっと気恥ずかしいです。
どうせなら「助けられる」とか「支えられる」と言いたいのですが(どこが違うのか、よくわかりませんが…)、
ともあれ、そういう時があります。
泣きたい時は、日本語の歌詞がある歌がいいかな。
というか、私は英語やドイツ語では何が何やら、チンプンカンプン。
ましてや感情移入はできないので、やっぱり日本語の歌でないと〜。
そして、正直言うと泣きたい時は、クラシックの歌曲とかよりも、もう少しポピュラーなジャンルの歌を聴く方が、私には入り易いです。
数か月前は、ある黒人霊歌の日本語ヴァージョンを聴きながら寝たのですが、疲れていたのもあるのかボロボロと涙が出て、効果満点???でした。
ここ数年、通勤は主に車なのですが、夜、まっすぐ家に帰る気持ちになれず、特にあてもないまま、車を走らせる時があります。
思いきりガソリンの無駄ですし、反エコなことやってる訳ですが。
そういう時に、たまたまFMで、切なーい歌が流れると、中・高校時代にユーミンやオフコース (・・・つまり、そういう世代です。年齢が丸わかり?)の歌を聴いて、膝をかかえて泣いたりしたことを、懐かしく思い出します。
〜大抵は「片思い」とか「フラレタ」とか、そういう類の涙でしたが、思春期って誰でも難しいんですよね。
今でも、涙を流してカタルシスを得ようと企む時、聴くのは、どちらかというと日本語歌詞でクラシック以外になりがちですが、
弾く方となると、歌詞も何もなくなってしまいます。
私は歌の方は相当、音痴でして、音楽(らしきもの)を表現するとしたら、楽器はチェロかピアノ(鍵盤楽器)ですし。
ところで・・・むちゃくちゃ悲しい曲って、何かないでしょうか?
家にはピアノはないし、キーボードはフタの上に本が一杯で、既に家具状態。
弾けるのはチェロ〜それも実家でだけですが、「なんか良い曲ってないのか」〜と、いつも思います。
フォーレの「エレジー」は冒頭、ついつい弾いてしまうけれど、その後も続けて弾くのが私には難しい。
ラフマニノフの「ヴォカリース」も、侮るなかれ、やっぱり難しいです。
チャイコフスキーの「感傷的なワルツ」も、あんまり悲しく弾けない。弾くだけで必死〜。
バッハの無伴奏は、2番をよく弾きます。5番もチャレンジはします。
でも、バッハは流石『大バッハ』。とっても信仰深そうで謙虚で、絶望したり勝手に死んだりする気配が微塵もない。危なっかしさが足りないんです。
その点、ショパンやシューマンなど好きですが〜なんだかやっぱり難しい。
意外と長調で美しい曲の方が、身にしみるのかもしれませんね。
でも、たぶんそういう曲も美しく弾くのが難しいのです。
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私の場合、音楽に「助けられた」と思うのは、聴く時が半分、弾く時が半分くらいの割合です。
弾けば弾くほど己の音にイライラして気が滅入り、精神衛生に悪い時もありますが、
でもそれって、原曲にはなんの罪もないですよね。
悪戦苦闘の向こう側に、作曲家が書いた本来の音楽、素敵な音楽が<見え隠れ>(<隠れ隠れ>にならないことを祈念します〜)すると、嬉しい。
「ほっっっ」とします。
美しい世界なんて、現実にはないのかもしれない。
でも音楽には、人の心の中にある夢も憧れも崇高な理想も、
逆にとことん人間らしい悩みも苦しみも・・・
ありとあらゆるものが込められている気がします。
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親に感謝すべきことは沢山ありますが、
子ども時代にピアノを習わせてくれたこと(←私が勝手にやめました〜すみません)、
レッスンも続かなくてすぐに放り出してしまったけれど、チェロという素晴らしい楽器との出会いを与えてくれたことも、その一つです。
何せ基礎力がないので、子どもの頃からチェロを弾いていた人がうらやましいことも多々あります。
私の場合やっぱり、外国の人が大人になってから覚えた「日本語」だったり「お箸」なんです。
せめて10代前半の頃に、真面目に練習できてたらな〜(=後悔先に立たず)。
先日、母に
「子どもなんて練習好きな筈がないやん。ピアノもチェロも、私が『やめる』って言ったら『あ、そう。好きにし〜』で終わらせんと、お母さん、もう少し強制してくれたらよかったのに」
・・・と贅沢な文句を言ったら、
「何いうてんの。うちの<お子たち>は、誰一人、親の言うことをおとなしく聞くようなタマやなかったやろ。ム〜リ。だいたい、なんで親がそこまでせなあかんの。アホらし」
と一蹴、いや一笑に付されました。
しかし、そうでした・・・。
うちの<お子たち>(私達きょうだい)は、揃いも揃って親の言うことには反抗するのが美徳と思ってたフシがあり、
黒といわれれば白、白といわれれば、本当は白に見えていても「黒や〜黒やもん〜!」と叫び続けるようなガキどもでした。
はい、認めます。
でも・・・言い訳にもなりませんが、アマオケでチェロを弾いている人たちを見ていると、どちらかというと従順な人は少ない気がします。
へそ曲がりというか天の邪鬼というか、自分のことを大きく勘違いしているのか、先生の言われることだって半分は最初から疑うし、ともかく「一家言」ありそうな人が多い。
(えっ?「それはあんただけだ」って?〜(^_^;)。でも私は、「一家言」ないですよ。難しいことはついて行けない)
ま、それは良いとして・・・音楽があって、そしてチェロがあって、ホントによかったです。
この頃、折に触れ、そう思います。
(そう思うなら、もっと練習せーよ)
現実逃避といわれようが・・・「ただの道楽でしょ?」といわれようが・・・。
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はじめまして、チェロリンさん!
私はものすごく遅く楽器に目覚めて、聴くより、弾く方が下手でもなんでも10倍に楽しいに違いない!とおもって50代後半にスタートしました。コルニドライ大好きです。今四年目でようやく曲らしい音づくりを考える余裕がでてきました。このブログ最近書かれてませんが、ぜひ近況を!
2018/3/20(火) 午前 8:33 [ mniimi ]