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朝目覚めて、いつものコーヒーを。タバコを切らしていたので、近所のコンビニへ。卒業式シーズンとあって袴姿の女子学生や、晴れ着姿の小学生達とすれ違う。自分の卒業式を思い出してしまった。県内屈指の進学校への入学が夢に終わった中学の卒業式。国立大への進学に失敗して迎えた高校の卒業式。希望とは大きくズレた就職を控えての大学の卒業式。みんな連戦連敗だった。それでも、夢も希望もなかった卒業式かといえば、そうでもなかった。人生の次のステップへ進む楽しみと、新たな出会いに期待して卒業式を迎えた。若い時分は挫折や失敗も取り戻せると思っていたし、先の長い人生には何があるかわからないという、希望的観測があったのだろう。
その後卒業式はないけれども、人生の節目、自分史を振り返るとどうだろう。連戦連敗のような気がして情けない気持ちになってしまう。学生時代とは違って、今の自分には希望的観測で未来を見据えることもできず、「俺の人生こんなものか」と落胆してしまうのだ。おそらく、このネガティブな思考が精神的な老いの現象なのだろう。
このままではいけないな、今こそネガティブな思考から卒業式を迎える時ではないのか、自分に喝を入れる卒業シーズンの朝であった。
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