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2013年シーズンの戦い方

 2013年が明けてもトレードやFAによる動きは昨年迄ほどには活発ではないようです。
新労使協定によるルール改訂 の影響があるのかな、と思いますがこれは後述します。
 
2013年シーズンはマリナーズにとって重要な年です。
第一に、これはマリナーズに限らずですがアストロズがアリーグ西地区に編入されること。
第二に、2013年シーズンからセーフコの外野フェンスが4フィート前に出ること。
第三に、ズレンシックGMとウェッジ監督がともに契約最終年を迎えること。
 
第一の点
マリナーズの2013年スケジュールです。
上記表をまとめると、先ず、同地区対戦は2012年と同じ19試合。
アストロズとは2007年6月17日以来の対戦で、その時はスイープされています。
 
19×4=76で、残りの86試合の内訳は、   ( )内は2012年との比です。
CWS 6 (9→6)      DET 7 (6→7)     BAL 6 (9→6)     TOR 6  (9→6)
PIT  4 (0→4)      NYY 7 (9→7)     CLE 7 (8→7)     SD  4  (6→4)
MIN  7 (10→7)    CHC 3 (0→3)     CIN  3(0→3)      BOS 7 (9→7)
MIL  3(0→3)       TB 6 (10→6)     KC  7 (8→7)     STL 3  (0→3)
 
交流戦は必ず行われるのですが、2012年の交流戦は18試合でしたが、2013年は20試合です。
対戦相手も昨年よりも二つ増えて20チームとなりました。
それでなくとも膨大な対戦相手データが少なくとも一割増しとなります。
 
ご覧になった方も多いと思いますが、昨年暮れのNHK BS の 斎藤投手・青木選手・田澤投手の対談番組がありました。  青木選手は殆どが初対戦で相当にデータの研究をしたと思うが、同僚のライアン・ブラウン選手が一番ビデオルームにこもっていた時間が長いと証言していました。
やはり、全て準備あってこその結果なんだと改めて感じました。
マリナーズの選手に伝えてあげたかったです。
皆、一様に開花まで辿り着かないのは一つには準備の問題もあるのかも知れません。
 
 
第二の点
2012年のマリナーズのホームゲームの打撃スタッツは
H 571 HR 56  2B 106   RBI 239  AVG .220  OBP.291  SLG .331   OPS.622
でいずれもリーグ最低で、
 
アウエィでのそれは ( かっこ内はリーグ順位)
H 714(6)  HR 93(5)  RBI 345(6)  AVG .247(8)  OBP .300(11)  SLG .403(6)
OPS .703(8)    と本当に極端です。
外野フェンスを前に出すという禁じ手を使う気持ちも分からなくもありません。
 
 
一方ピッチングスタッツは、(かっこ内はリーグ順位)
先ずホームゲームは
ERA 2.96(2)  ER 244(2)  HR 60(2) BB 210(1) SO 616(7) AVG .229(2)
WHIP 1.13(2)
 
ただし、アウェイでは
ERA 4.59(9) ER 364(11)  HR 106(13) BB 239(7)  SO 550(11)  AVG .266(10)
WHIP 1.36(9)   とこちらも極端です。
 
守備の面も変わります。   昨年までより外野手は1・2歩 前に出て守りますから、テキサスリーガーズヒットはやや減少し、2Bにランナーがいる場合の単打での生還率もやや下がります。
1Bにランナーがいる場合の長打での生還率もやや下がりますが、逆に外野の間を抜ける率はやや上昇します。
 
このように去年までの野球と変わりますので相手の研究とともに、相当な準備が必要でしょう。
結果はどう出るか?  今後のマリナーズの育成方針にもつながります。
 
 
第三の点
これはこのオフの編成が固まってから改めて考えてみたいと思いますが新労使協定とFA権、ドラフトに関して改めて整理してみます。
 
クォリファイング オファー を拒否したFA選手に対する獲得競争(?)が停滞しています。
これは単にドラフト指名権を失うだけでなく(その年のドラフト指名巡10位までの球団は2巡目、それ以外は1巡目)、
2012年の全米アマチュアドラフト会議から採用された 「 BONUS POOL 」 にも影響を与える。
BONUS POOL とは、全体1位のスロット(2012年は720万ドル)を100%にした場合に全体順位が下がるにつれてカットされた「 VALUE 」 の10巡目までの合計額のことである。
 
参考までにマリナーズが仮にハミルトンを獲得したと仮定したならば、ドラ1指名権をレンジャーズに渡すだけでなく
全体12巡目の VALUE (2012年と同金額とすれば720万ドルの35%=255万ドル) をレンジャーズに譲ることになるのである。
よって各チームともクォリファイング オファー を拒否した選手の獲得に踏み切れないでいます。
WAHのラローシュもWAHに戻ることになり、モースがトレード要員となりました。
 
現時点ではレイズが全体22位のドラ1指名権と、アップトンの1位指名権をブレーブスから譲り受けて、全体30位の指名権と VALUE を獲得し、レンジャーズは全体24位のドラ1と、LAAからハミルトンの全体31位の指名権と
VALUE を獲得しました。
レンジャーズにすれば同じ失うならマリナーズがハミルトンを獲得した方が得だったのですが。。
ヤンキースは全体27位のドラ1指名権とスイッシャーの全体32位の指名権と VALUE を獲得しました。
ただし、インデアンズはドラ1指名権は失いませんが、ドラ2指名権を失います。
 
2012年のドラフトを振り返ると、
タイガースはフィルダー獲得によって1巡指名権と全体27位の VALUE 167万5千ドルをブリュワーズに譲り、なおかつ旧労使協定でのサプリメンタル ピック の全体38位 の VALUE 1,359,100 ドルをブリュワーズに譲った結果、9個のドラフトピックで 2,099,300 ドル の BONUS POOL でした。
 
エンジェルスはプホルス獲得によって1巡指名権と全体19位の VALUE 190万ドル 及び、旧 労使協定でのサプリメンタルピック の全体36位の VALUE 1,430,400 ドルをカージナルスに譲り、ウィルソンのサプリメンタルピック の全体39位のVALUE 1,324,800 ドル 及び 2巡目指名権 及び全体83位 の VALUE 601,500 ドル をレンジャーズに譲った結果、BONUS POOL は8個のドラフトピックで1,645,700 ドルでした。
 
エンジエルスは巨額のTV放映権料を原資として明確にドラフトよりもFA権補強を優先しています。
マリナーズはドラフト重視で行くべきでしょう。
 
 
 
 
 
 


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