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今回は日本人はGDPの大きさに比べて、生活レベルが低い?についてです。
次のような記事がありました。
☆☆☆ 一部抜粋
家計のバランスシート不況
バランスシート上の最大の“お荷物”は、持ち家や車などの「固定資産」です。
10年前に6000万円で買った一軒家の価値は3000万円程度にまで下がってしまい、かたやローンの支払いはまだ5000万円近く残っている。
海外では事情は全く違います。家を購入した場合、居住年数10年、20年でローンの支払いが半分になった頃に、価値が2倍、3倍
住宅の平均耐用年数はイギリスで141年、アメリカは103年、ドイツは79年
日本はたったの30年
将来の人口減少も考えれば、今後、日本の住宅が値上がりすることはあり得ないと考えるべきです。
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もう直ぐGDPの規模で中国に抜かれそうな日本ですが、今の時点ではきわどく世界二位を守っているようです。日本は結構、GDPは大きいのですがそのGDPの大きさの割には日本人の生活レベルはそれ程高くないようです。
一時、リーマンショックで日本の会社にも大きな打撃がありましたが、日本の会社自体は総じてそこそこの利益は出しているようです。その割にはテレビのニュース等では景気でそれ程、いいニュースはあまり聞きません。日本のGDPの大きさとか、会社の利益の大きさ等を考えたら、もっと日本人の生活レベルは高くなってよそうに思えます。GDPの水準が日本より小さなヨーロッパの主要国の国民の多くは生活レベルは日本より少し高いように思えます。
その大きな要因の一つは次のことに起因するようです。
住宅の平均耐用年数はイギリスで141年、アメリカは103年、ドイツは79年
日本はたったの30年
欧米の主要国では住宅は100年ものです。それに引き換え、日本では30年ものにしか過ぎません。
一世代25年から30年なので、100年と言うと3世代から、4世代に渡ることになります。逆に日本の30年と言うとたったの一世代にしか当たりません。
欧米では家を建てたら、3世代から、4世代持つ。
日本では家を建てても、1世代で終わり。
欧米ではある人が家を建てたら、孫とか曾孫の代まで家を建てる心配をする必要がありません。保守等にはそれなりに費用は掛ると思いますが・・・
それに引き換え、日本では土地は兎も角、建物は永遠にスクラップ&ビルトを繰り返す必要があることになります。このようなことをしているので、多少GDPが高くても、会社が利益を出しても、個人はなかなか裕福にはなれません。それでも、日本が飛ぶ鳥を落とす勢いのある時代はそれでもそれなりに裕福な生活をおくれたのでしょうが、日本の世界におけるプレゼンスが落ちる状況ではなかなかそんなことも言っていられない状況になってきてるいようです。
日本は戦後、何十年も平和な状況です。たとえ、家が100年持つとしても戦争を頻繁にしているような状況ではそのことをあまり活かせられませんが、家がたった30年しか持たないとそのような平和の果実もあまり有効に活かせていないと言えそうです。
バランスシート上の最大の“お荷物”は、持ち家や車などの「固定資産」です。
個人の買い物として大きな物はやっぱり、家と自動車です。金額が大きいだけに家とか自動車の購入によって、個人の生活レベルに大きな影響があるように思われます。
10年前に6000万円で買った一軒家の価値は3000万円程度にまで下がってしまい、かたやローンの支払いはまだ5000万円近く残っている。
これはよくある話のように思われます。
将来の人口減少も考えれば、今後、日本の住宅が値上がりすることはあり得ないと考えるべきです。
大都会の一部の地域は今と比べてもそんなに住宅価格が下落するようなこともないかも知れませんが、日本の大半の地域は日本に余程のことがない限りは住宅価格は長期下落傾向は続くように思われます。
今、約1億2700万人の人口が日本にはありますが、将来、それが約半数の5000万人から6000万人くらいに減るのはほぼ間違いないようです。その後、そのまま人口が減り続けるのか、維持するのかな、反転して人口が増えるようになるかは定かではありませんが・・・
このケースのように6000万円の住宅と言っても、土地価格が3000万円で建物価格が3000万円とすると30年も経つと建物価格は販売価格としてはほぼ0になり、土地価格も下がり、仮に2000万円になったとしたら、結局、30年で4000万円の純損失になってしまいます。4000万円/30年≒130万円、その住宅を買った時は資産形成のためと思ってその住宅を購入したかも知れませんが、結果としては年間に130万円を損失して、資産も2000万円相当しか残らないことになります。130万円は純損失の話なので、個人のこの住宅に関する負担はこれより大きいものです。
○まとめ
日本人はGDPの大きさに比べて、生活レベルが低い?
・・・
住宅の平均耐用年数はイギリスで141年、アメリカは103年、ドイツは79年
日本はたったの30年
日本人がGDPの大きさとか会社の利益の大きさに比べて、生活レベルが低いのは日本の住宅の平均耐用年数が低いことが大きく影響しているように思えます。
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