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雨上がり、水溜りを避けて歩く
白いブーツの女。
いっしょにコーヒーを飲み 会話し、笑顔を見せていた
あの女が・・・
突然、
手のひらを返した。
歪んだ女心を包み込み
振り向きもせず
ただただ無言で、、去ってゆく。
女の、わがままな足音だけが 聴こえる。
さっきまで あの女と、この部屋で
会話し、いっしょに居たのに
空は、青く、、、、
やさしい帯状の白い雲が垂れていた。
それは、
風になびいた美しい のれんのようだった。 何かを察知したのか・・・
窓の外は異様な雲が 現われはじめた。
女は、あの雲に指図されているのか。
いや、指示しているのかもしれない。 女の口から、
ふしぎな語句が次々と列挙されてくる。
まともに聞いちゃあいられない。
横を向くと、俺の正面に女はやってくる。 女が、少し落ち着きを取り戻してきた頃
窓の外を 乳母車が通り過ぎて行く。
みつめる女の眼頭に、大粒の涙が輝いていた。 女は、部屋を飛び出し
歩きはじめる。
足音が聴こえなくなった頃
茜色の雲が夕闇に浮んでいた。
観て頂き 感謝です。
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恋ものがたり
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