日韓近代史資料集

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石島はどこか(4)


  韓国側のいう「勅令第41号の石島が独島(竹島)である」という主張があやし過ぎて話しにならないということを書いていますが、今日はその理由の3つめです。


1900年(明治33年)大韓帝国皇帝勅令第41号
第二条 郡庁は台霞洞に置き、区域は鬱陵全島と竹島、石島を管轄すること

1905年(明治38年)1月28日 日本政府 竹島編入の閣議決定
1905年(明治38年)2月22日 島根県告示第40号で竹島編入を公告



  日本の竹島編入から一年余り経った1906年 3月 28日、島根県の隠岐島司一行が竹島を視察した際に鬱陵島に立ち寄り、鬱島郡守・沈興沢を表敬訪問し、竹島を新たに日本領土に編入したことを知らせました。韓国側はこのことによって初めて竹島の日本編入を知ることになります。


  郡守・沈興沢は、一行が去った翌日の1906年3月29日(旧暦 3月 5日)、彼の直属の上官である江原道観察使に次のような報告を送ります。


『鬱島郡守沈興沢の報告書』(1906.3.29)
  本郡所属独島が本部外洋百余里ほどにあるが、本月初四日辰時ごろに輪送船一隻が来て島内道洞浦に停泊し、日本官人一行が官舍に来て言うに、独島がこのたび日本領地となったので視察に来てそのついでに来島したとのこと。一行は、日本島根県隠岐島司東文輔、事務官神西由太郎、税務監督局長吉田平吾、分署長警部影山岩八郎、巡査一人、会議員一人、医師技士各一人、そのほか隨員十余人で、先ず人口や土地の状況を尋ね、次に人員と経費、諸般の事務の状況を記録して去った。以上報告するので御確認いただきたい。
光武十年丙午陰三月五日



  ここで、沈興沢は竹島について「本郡所属独島」と言っています。つまり、沈興沢は竹島/独島を「本郡所属」と考えていたのだということが分かります。韓国側に言わせれば、勅令で「石島」としたのは独島なのだから沈興沢が独島を「本郡所属」と考えるのは当たり前だということになります。しかし「石島=独島」は何も証明がありません。それで、日本側から言うと、沈興沢が竹島/独島を「本郡所属」と考えていた理由は、現在のところ不明です。



  で、今日の本題ですが、上の沈興沢の報告には明らかにおかしいところがあります。


  韓国側が「石島=独島」とする根拠は、要するに、この島は現地の方言で「ドクト(石の島)」と呼ばれていたので、勅令ではそれを漢字で「石島」と表現したのだ、ということですが、まあ、ここではそれがホントでもうそでもいいですが、結局、勅令には「石島」と規定されたわけです。つまり、鬱島郡守沈興沢は、大韓帝国皇帝陛下から「鬱陵全島」と「竹島(チュクト)」と「石島」の管理を命じられていたことになります。

  そのうちの「石島」に当たる島が日本に盗られたとして、それを「独島が盗られました」なんて勅令にない言葉を用いて報告するもんでしょうかね? 有り得ないことですね。勅令無視もいいところです。そんな報告をしたら、「独島って何だ? 勅令には書いてないぞ」ってことになりませんかね?


  皇帝陛下から管理を命じられた島が外国に盗られたなんてことになったのなら、一大事です。そんな重大な事態にあって、郡守たる者が勅令無視の表現を用いて報告を書くはずがなかろう、というのが、「石島=独島」という韓国側の主張があまりにもあやしいと考える3つめの理由です。


  なお、ついでに言えば、上の沈興沢の報告書からは、「皇帝陛下から管理を命じられていた島が外国に盗られた」という緊迫感は全く感じられませんねえ。もし「石島」が盗られたのだったのならば、もっと報告書の書きようがあるでしょうが。「緊急事態につき速報申し上げる。日本が本郡石島を日本の領土とする極めて不当なことが発生・・・・・・」

  ついでのついでに言えば、「皇帝陛下から管理を命じられていた島が日本に盗られた」のならば、その場で相手の日本人に向かって何か一言ぐらいは言うもんでしょう。

「その島は石島であり、大韓帝国の領土ですぞ。何か間違いが生じているのではござらぬか?」

  しかし、そのときの記録によれば、沈興沢が竹島領土編入について何か問題視した発言はなかったようです。


(続く)

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