チャコティの副長日誌

いよいよヤフーブログお別れです….

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原題:DJANGO
制作年:2017年 制作国:フランス 上映時間:117分


成人の日って大嫌い.自立してない奴らが親のすねかじりながら、生意気な発言や行動を
無礼講まがいに大人たちに披露し、それをまた甘やかす大人たちの馬鹿面オンパレード.

この時点では友人の訃報を聞き、心中穏やかじゃないから思うこと書くこと過激です.
ご容赦あれ….
そんな成人の日の午前中に新宿武蔵野館でジャズメンの伝記作品を観る.本年7本目.

ナチス支配下のフランスを舞台に、ジプシー出身の天才ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの
知られざる戦時秘話を描いた音楽伝記ドラマ.

主演は「アランフエスの麗しき日々」のレダ・カテブ.共演にセシル・ドゥ・フランス.
監督は「大統領の料理人」「チャップリンからの贈りもの」などの脚本を手がけ、
本作が監督デビューとなるエチエンヌ・コマール.
 
1943年、ナチス支配下のフランス。パリの名門ミュージック・ホールのステージで
喝采を浴びるギタリストのジャンゴ・ラインハルト.彼がキャリアの絶頂期を迎える一方、
彼が属するジプシー・コミュニティではナチスによる迫害が激しさを増していく.

当初は戦争を他人事とどこか暢気に構えていたジャンゴだったが、やがて自分や家族にも
危険が迫っていることを知る.そんな中、ナチス高官たちの前で演奏を披露するよう
要請されるジャンゴだったが….

以上は<allcinema>から転載.
———————————————

JAZZのなかでもギターは好きなのだけど、ヨーロッパJAZZ発祥の人、
ジャンゴ・ラインハルトはセッションものの中でしか聴いたことがなかった.

ジプシー・スイングなんて呼ばれてた事と左手3本指奏法というのが珍しい
とも聞いていた.若い時に火事騒ぎで小指と薬指を怪我して不自由だったようで、
この2本を深く曲げたままの演奏スタイルは本作でも大きく映されていた.

さて、本作ジャズ.ミュージシャンの生き様を描いていながら、その実は立派な
反ナチス映画だ.反ユダヤと同時に反ロマ(ジプシー)も推し進めたナチス.

ロマ人であったジャンゴ・ラインハルトもその絶大な欧州での人気がゆえに、
一目は於かれるものの、やはり弾圧の手は確実に伸びてきているのであった.
そんな状況時にナチスの高官のパーティで演奏する羽目になってしまう.

ここでナチは音楽をも冒涜する.スイングするな、ブルースは駄目、シンコーペーションは
全体の20%以下…とくだらない制限を突きつけてくる.本来自由な演奏がジャズの神髄
だろうに、げすな要求ばかりをおしつける.

思えば、ナチスはピカソやシャガールの抽象画を燃やした奴ら.偏った芸術感から
自らの趣旨に反するものには楕圧を加えるという非道を強制する.

本質から間違っていると思うのだが.別にヒトラーの主義主張が末端まで行き届いた
のではなく、部下たちの忖度(そんたく)によるものであろう.そう言う意味では、
今の日本の官僚たちのとる態度もナチスの連中とあまり変わりがないのではないか?

さて、作品に戻って(笑).そんな厳しい条件下の演奏でもやはりジャンゴはスイング
してみせる.心躍る観客たちは一斉に踊り出してしまう.躍起になって演奏を止める
ナチ高官.本作品の一番の見ものシーンであろう.

その後は、レマン湖畔から中立国スイスへの逃亡劇が描かれる.必死の思いで
脱出途中で命の次に大事なギターをも捨てて逃亡に成功する….

その後は1945年5月、欧州戦終了直後に、ジャンゴ・ラインハルトがパリで指揮する
シーンで終わる.その演奏されるレクイエムの美しいこと.今や楽譜が途中までしか
残っていないそうだが、素晴らしい曲だ.最後まで聴きたかった….

一音楽家の数年を描いた作品なれど、ちゃんと反ナチと音楽の純粋さを
きちんと描ききった作品と思った.ジャズ好きでなくても楽しめる作品.

武蔵野館を出た通りは幸い“disk Union”が曲種毎に6店舗立ち並ぶ.
Jazz館を探し出して、ジャンゴ・ラインハルトの数少ないCDを購入♪
今、聴きながらこれを打ち込んでます(笑).

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《The Versatile Giant》 DJANGO REINHARDT


録音は古いけど、ちゃんとスイングしてます♪






閉じる コメント(10)

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好きなものを好きなようにうやる そして それが好きな人が見て聞く
それが芸術よね
聞かせてもらうほうが注文つけるって最低

2018/1/11(木) 午前 6:43 きみちゃん

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反戦映画でしたが、作りが独特でしたね。
ジプシーにも過酷な扱いをしたナチ、根が深いですね。
TBお願い致します。

2018/1/11(木) 午前 7:36 atts1964

> きみちゃんさん
本当に最低な奴らに表現されてましたね。
人を殺し、芸術も殺し、文明の破壊者です。
ナイスありがとうございます。

2018/1/11(木) 午前 7:43 チャコティ副長

> atts1964さん
結局アーリア人以外はゴミ扱いなんですよね。
狂気の沙汰でした。ナイスとトラバありがとうございます。

2018/1/11(木) 午前 7:48 チャコティ副長

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本当、絵はもったいなかっだてすねぇ〜('A`)
取り返しのつかない事ですよぉ〜。絵どころか、全てがバカな奴だった(-"-)
成人の日は、どうしてバカする子供に着物を買う親がいるんでしょうかね。
うちの事務所の方にも暴走族風なバイクにシャッター付きの車庫を用意しているバカ親がいますよ。あり得ないよね。意味が分からん。

2018/1/11(木) 午前 8:30 [ 小梅ママ ]

> 小梅ママさん
毎年どこかの会場で派手なはかまを着た馬鹿が暴れるのを観ていつも苦々しく思ってます.一生に一度のことだからこそ、絶対許せないっ!
共感のナイスありがとうございます.

2018/1/11(木) 午後 7:08 チャコティ副長

子供が大人になりにくい社会、そういう国になっているように思います。
ところでサントラ買いましたよ〜まだ届いていません、早くこいこいサントラ♪
TBお願いいたします。

2018/1/11(木) 午後 10:34 じゃむとまるこ

> じゃむとまるこさん
つたない、幼い…と表現したくなります.政治も社会も全て…ですね.
サントラとなるなら、ローゼンタール・トリオの演奏が主なんですね.
欲しいなぁ.
ナイスとトラバありがとうございます.

2018/1/11(木) 午後 10:41 チャコティ副長

都会より1年ほど遅れでしたがシアター鑑賞できました(^^♪
戦時中にポイントを絞っていたのでナチスとの闘いが見所でしたね。
TBさせてください♪

成人式と言うと全国的におらが村の〇カ達を報道が追いますが
そうでない子達も沢山いて粛々と臨んでいるのに悔しい思いがします(▼皿▼)

2019/4/8(月) 午後 4:48 風森湛

> 風森湛さん
トラバありがとうございます.
たしかに今年も報道されてましたね(汗).他の人たちは迷惑だろうなぁ….

2019/4/8(月) 午後 8:21 チャコティ副長

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