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原題:First Man 制作年:2018年 制作国:アメリカ 上映時間:141分
金曜は定休日.のんびりと日比谷へ向かう.
TOHO日比谷にてこの日公開の新作を本年累積29本目に観賞.ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督&主演ライアン・ゴズリングのコンビが再び タッグを組み、人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロング の半生を描いたドラマ. ジェームズ・R・ハンセンが記したアームストロングの伝記「ファーストマン」を原作に、 ゴズリングが扮するアームストロングの視点を通して、人類初の月面着陸という難業に 取り組む乗組員やNASA職員たちの奮闘、そして人命を犠牲にしてまで行う月面着陸 計画の意義に葛藤しながらも、不退転の決意でプロジェクトに挑むアームストロング 自身の姿が描かれる. アームストロングの妻ジャネット役に、「蜘蛛の巣を払う女」やテレビシリーズ
「ザ・クラウン」で活躍するクレア・フォイ.そのほかの共演にジェイソン・クラーク、
カイル・チャンドラー.
脚本は「スポットライト 世紀のスクープ」「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の ジョシュ・シンガー. 以上は《映画.COM》から転載. —————————————— 最近にしては長尺かな.テンポも良く冗長な処は微塵も無い.アッと言う間の141分. 几帳面で、寡黙で、人付き合いの苦手なニール・アームストロングをライアン・ゴズリング がこれまた生真面目に演じ切っているのが第一印象. 技術に強いパイロットの位置付け.冒頭のX-15での大気圏脱出飛行のシーンが強烈. マッハ3を越す速度の実験機として知ってはいたが、あんなプリミティブなモノとは! 成層圏に飛び出したはいいが、大気圏に跳ねられて戻れなくなってしまう. あんな粗末な計器類、管制装置で大気圏に弾かれたことをパイロットの責任に されてしまうなんて、未熟な技術のつけをパイロットが背負う当時の状況を改めて認識. そんな技術レベルなのに、対ソ連の宇宙開発の争いのあおりで、ジェミニ計画、 アポロ計画と突き進んでいくNASAの姿勢には驚異を感じた. そんな渦の中に自ら飛び込んでいったニール・アームストロングの心情を微妙に ゴズリングが演ずる.テストパイロットを職業とするからには当然の選択だったか? そんな時期に長女カレンを脳腫瘍で亡くしている.これはいたく彼の心に傷を残したのだが、 そんなそぶりを見せないところもニール・アームストロングの性向をよく表している. が、アポロ計画への参加面接において、面接官が悔やみと娘の死がこのミッションに 影響は与えるのか?と問うた時、彼は影響ないわけがない…と答えたのがまたいっそう 印象的だった. これは彼が月面着陸してから、最後に見せた涙と供にカレンの文字を刻んだビーズ玉を クレーターに投げ入れたシーンが、亡くした長女への想いが大きかったことを物語る. 彼らしさを表したエピソード.
ニールの妻を演ずるのが、最近「蜘蛛の巣を払う女」を演じたクレア・フォイ. ベタつく夫婦ではない.夫とは一線を引いているスタンス.自らの気持ちを静める為に タバコで紛らわすこと多し.子供への愛情はどうみても普通だ.夫のこと、職業柄のリスク が有ることは承知している.がゆえに屈折した感情表現をする. 最もそれを端的に表したのが、アポロ11号での旅立ちの準備をすすめるニールに、 子供たちへの旅立ちの説明を求めるシーン.旅立つ前にその気持ち、心意気を子供 たちに説明すべきだと強硬に夫に迫る. その実は、自分がその説明を聴きたかったのがありあり.無事に帰ってきて欲しい、 そんな気持ちの裏返しが、その夫自身に説明を求めるという屈折した感情…. そんな気持ちを与してか、ニールは二人の子供と妻の前で、戻ってくると宣言する. もう一つの夫婦のシーン.無事帰ってきたニールは検閲で2週間は隔離、缶詰となる. ガラス越しに面会する夫婦の顔と顔、その表情の演技合戦が面白い. セリフは一切なく、ただニールの方からガラス越しに指を指しだし、それに妻が遅れて
指を出す…あぁ、ETみたいだね.そう言えば総製作はスピルバーグだっけ(笑).実は、このあとしばらくしてから二人は離婚しているそう. やはりベタベタした夫婦じゃないと、夫婦生活の継続は難しいのかなぁ?(笑) 宇宙旅行を経験しながらも良き父親、良き夫であろうと努力した一人の男の 感動的な物語をゴズリングが上手く演じ切った作品. . |

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長いなぁ〜、、ドラゴンねいちゃん出ているんですよね、、
2019/2/11(月) 午後 0:00
> guch63さん
それほど長さは感じませんでした.リズベットの方がよっぽど素直だぁ、と思える程複雑な奥様を演じてましたよ(笑).
ナイスありがとうございます.
2019/2/11(月) 午後 0:11
ライアン・ゴズリングは観たいけどデイミアン・チャゼルは苦手、迷います、長尺だし・・・
2019/2/11(月) 午後 0:57
あ〜2回くらい休憩入れないと見られない長さですわ^^;
2019/2/11(月) 午後 1:21
> じゃむとまるこさん
進行は極めてスムーズで無駄なシーンは皆無です.凝縮したけど、141分になってしまった、感があります.
ナイスありがとうございます.
2019/2/11(月) 午後 1:42
> きみちゃんさん
没入して観ているとアッという間でしたよ.
ナイスありがとうございます.
2019/2/11(月) 午後 1:43
最初に機体のガタガタを見せつけられたせいか、無事に終えると分かっているのに、ハラハラしてしまいました。
ラストも微妙な間合いでしたね〜。
この監督はまだ掴めませんわ。
TBさせてくださいね。
2019/2/11(月) 午後 3:38
> 木蓮さん
本当に最初のガタガタは酷かった(笑).この夫婦の描き方実に微妙でしたね.監督のなせる技か、それとも実際の夫婦がこんな風だったのか?おそらく後者では?
ナイスとトラバありがとうございます.
2019/2/11(月) 午後 3:52
夫婦の描き出し方に興味をひかれます。
鑑賞見送ろうかなと思っていましたが、観ようかな…
ベタベタした関係じゃないけど、継続してます〜というか継続しないと…もうしょうがない私たちです…
2019/2/11(月) 午後 4:57
> オネムさん
ちょっと極論過ぎましたね(苦笑).夫婦それぞれの形がありますものね.この作品での夫婦観、子供との関係…それなりに描いてあります.
なかなかの人間ドラマになっていると感じました.ただの伝記ヒーローものではありませんね.
ナイスありがとうございます.
2019/2/11(月) 午後 5:04
人類の偉大な一歩を記した男の影に、この妻ありでしたね。
結果が分かっているだけに、心理描写が多かったですね。
記事にしたらTBお願い致します。
2019/2/12(火) 午前 6:55
> atts1964さん
複雑な夫婦でしたねぇ。そっちの方が興味深いです(笑)。
記事楽しみにしてますね。
ナイスありがとうございます。
2019/2/12(火) 午前 7:41
これは観る予定です。
観られたら再び参ります。(`・ω・´)ゞ
2019/2/14(木) 午後 5:57
> 風森湛さん
これは観るに値する作品ですね♪
感想楽しみにしてますね.
2019/2/14(木) 午後 8:14
今でこそ失敗の少ない有人飛行ですが、その草分けとなったアームストロングの時代には、命がけの実験だったんですね。
「宇宙のロマン」と呼ぶにはあまりにも代償が大きかったというか。
そんな緊迫感がスクリーンから直球で伝わってきて、肩に力が入りました。でも仲間の描き方、家族の描き方もすごく面白かったです。
奥さん役の女優さん、肌とかが女優さんらしからぬ感じなのに、顔の表情はほんとにわかりやすい造りでしたね。
2019/2/15(金) 午前 0:04
> まんちさん
結果はわかっているので、当然心理的な描写に比重が重くなりましたね。ゴズリングがキチンと演じてました。
クレア・フォイは「蜘蛛の巣を払う女」とはまた違った演技で、また興味深いものがありました。
2019/2/15(金) 午前 10:53
こんにちは(^^♪
航空宇宙工学の知識なんてゼロの私ですら
あんな乗り物で宇宙に行くのか!( ̄ロ ̄;)
と驚きました。行けてるんですけどね・・・。
ゴズリングとクレアはとても良い演技だったと思います。
良過ぎて、あの夫妻が心配でたまらなくなりました(笑)。
離婚なさったんですか。それはそれで良かったのかも。
TBさせてください♪
2019/2/23(土) 午前 10:28
> 風森湛さん
Wikiしたら、数年後に離婚しているんですよね.ふむふむと思ってしまいました(笑).ほんとに長女の思い出の品持っていったのでしょうか?あの部分はフィクションなのかなとも感じました.
トラバありがとうございます.
2019/2/23(土) 午前 10:47
主人公の誠実さを描き切った映画ですね。もっとクセモノかなと思ったけど正統派でした。離婚しているんですよね。ベタベタした夫婦じゃないないので、うちもヤバイです笑。TBしますね。
2019/3/5(火) 午後 8:58
> シーラカンスさん
うちもベタベタしなかったので、アームストロングと同じ結果に…(笑).
トラバありがとうございます.
2019/3/5(火) 午後 9:35