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77番・道隆寺は薬師如来のお寺だが、ここの参道から本堂脇、裏門にかけてずらりと観音像が並ぶ。地元の人や遍路さんが寄進したもので、四国88ヶ所はじめ西国33ヶ所など全国の霊場にちなんだ観音像255体が。等身大だから迫力がある。その寺は『目なおし薬師』があることでも知られている。
なんでも、昔、眼病を治す達人の御典医だった人が死に際に『私の魂をこの寺に留め世人を救わん』と誓願したそうで、以来、眼病に悩む全国の人々がここを拝むと不思議によくなる…と言う。先達さんが『住所、名前の入った納め札の裏に自分の年の数だけ<目>という字を書いて納めると、目の悪い人はよくなります』とバスの中で説明すると、みんなが一斉に…
…納め札の裏側に<目>の字を書き始めた。私の席の右前の女性、ひらかなで<め>の字をタテに10字、ヨコに3行書いて、あとひとつ<め>を加えた。そこで『ははん、この子は31歳か?』とアゴの下をなでたら、振り向いた彼女にキット睨まれた(…ような気がした)。別に席を乗り出して見たわけではないから<盗み見>ではない。斜め後ろだから自然と目に入っただけである。目のすっきりしてキレイな子だった。
82歳の私。納め札に82も<目の字>を書くのは容易でないので、カタカナの『メ』の字に、X( かける)82』と書いて納めた。そしたら『潜徳院殿堂( せんとくいんでんどう)』の典医様に、『ダメ、ダメ、ヤニー(ダメ、ダメやネー=ダメ、ダメだね=の意)』と読まれてしまったか、どうも、いまになっても目がかすんだり、疲れるのは、願い事が却下されたからか? ここのところにわかにコンをつめたので、ここで少し目を休ませて見よう。(写真は道隆寺の本堂前に並ぶ観音像。右手に見える屋根が典医を祀った殿堂) =了=
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