書いとかないと忘れちゃうから「読書記録」

ウジャウジャ書いてる読書記録など。私は「日本チャチャチャ」の応援団長。 バレーじゃなくって、 日本と日本文化。

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

イメージ 1

 センセーショナルなタイトルの割には、平凡な内容しか書かれていない。以前から著者が書いていたことの繰り返しである。2010年9月初版。

【社会循環】
 著者は、時代の支配者は、武人⇒知識人⇒富裕者⇒武人⇒知識人⇒富裕者 いう順で循環していると考えている。そして現在の社会は富裕者が支配する時代であると。
 富裕者の権力は、大企業がコントロールするものであることから、大企業そのものが大恐慌によって崩壊しなければ、権力を手放すこともないのだ。(p.124)
 つまり、富裕者から権力が他へ移動するには、史上最悪の大破綻しかないと考えている。
 このままいくと、この巨大な危機=世界大恐慌は、世界経済が完全に行きづまってズタズタに解体されるまで進行し、私たちが求めるような真の経済改革は、略奪資本主義が粉々になるまで開始されないだろう。
 現在の富裕者の権力の背後にある大企業は、多国籍企業もあれば国際金融資本もあるために、この巨大な危機は津波より遥かに速く世界中を席巻する。インターネットのネットワークによって、光の速さで崩壊が爆発的に起こる可能性もある。(p.124)

【第3の破綻】
 かねてから予測し警告してきた 「第3の破綻」 は、直ぐそこに迫っている。非常に早く展開すれば2010年夏から秋、遅くとも年内に起こるだろう。(p.49)
 第1の破綻は、2007年のサブプライム・ローン崩壊。
 第2の破綻が、2008年のリーマン・ショック。
 そして 第3の破綻 を、 「史上最悪の大破綻」 と予測しているのだけれど、幸か不幸か、これはまだ起こっていない。多くの人々は、今年か来年と予想している。
 これまでの世界経済破綻・第1波、第2波と大きく異なる点は、ヨーロッパが発生源となるだろうということだ。(p.49)
 EU圏内に、それらしい兆候は多々あったけれど、破綻には至っていない。

【神のシナリオは米ドル暴落で世界を変革する】
 ヨーロッパが発生源となる第3の破綻が呼び水となって、最終ステージ(米ドルの暴落)へと進むと、著者は予測している。
 ヨーロッパとアメリカの潰し合いになると、最後の最後でヨーロッパが逆転勝利することが予想される。
 そのバックボーンとなるのは、やはり金(ゴールド)で、ヨーロッパ諸国の金保有量は、明らかにアメリカのそれを上回っている。(p.131)
 ヨーロッパ、特に大英帝国の金保有量は多いらしい。
   《参照》   『新たなる金融危機に向かう世界』 副島隆彦 (徳間書店) 《後編》
              【イギリスがEUに加盟しながらユーロを受け入れない訳】
 しかしながら、現代において、金は鉱脈からのみ産出されるわけではない。錬金術はエジプトからヨーロッパへ伝わったかのように見えるけれど、錬金術の本家は日本である。
   《参照》   『地球維新 ガイアの夜明け前』 白峰 (明窓出版) 《後編》
              【ロシアの錬金術】
   《参照》   『ネオスピリチュアルアセンション』 エハン・デラヴィ他 (明窓出版)
              【錬金術と貨幣経済】
 世界から、一夜にして国際通貨が消滅し、日本円や中国人民元のほうが信頼されるようになるかもしれないのだ。(p.131)
 中国人民元はあり得ない。
   《参照》   『地球維新 ガイアの夜明け前』 白峰 (明窓出版) 《後編》
              【世界通貨としての 「円」 】

【間違った経済学の終焉】
 私は 「世界の貧困をなくす」 というインスピレーションを得て経済学を志した。
 そして、経済学を学ぶうちに重大なことに気付いた。それは、「間違った経済学が、世界中の貧困を生み出している」 ということだ。(p.170)
 間違った経済学というのは、基本的には、富の均衡をもたらさない経済学のことを言っているのであろうけれど、より明確に表現するならば略奪資本主義となり果てている状態を言っているのだろう。
 もう今時、「市場原理が機能している」 とか 「神の見えざる手が市場に働いて均衡するようになる」 などという学説を真顔で言う人はいないはずである。今日の市場経済は、明らかに人為的作為によって仕組まれていることなど、見え透いた事実である。知らないのなら、その人が愚か過ぎるのである。
    《参照》   『連鎖する大暴落』 副島隆彦 (徳間書店)
              【CMEの先物取引】
 金持ちたちの略奪資本主義は、もうすぐ崩壊する。それは神からのメッセージであり、神の変革によるものだ。
 神とは、全宇宙であり、自分の心の中に存在するものである。(p.177)

【それぞれの霊性に合った経済学】
 私は、霊的なものに最初に関心を持ち、次に哲学に関心も持ち、それから経済学によって世界から貧困をなくすことに関心を持った。
 西洋の経済学は、理論が先に立って人間の霊性を置き去りにしているが、人にはひとり一人、違った霊性がある。性格も違えば、環境も違う多くの人々に、一様の経済学を適用しようということが無理なのだ。
 日本の人には、日本人の霊性に合った経済学があり、または、それは経済学という名前ではなく、「道」 かもしれない。相手によって変わるのが経済学であり、神の教えもひとり一人に対して異なっているのだ。(p.179-180)
 高度に霊的に進化した存在(HEB)が集う社会は、貨幣経済というシステムを持たない。
   《参照》   『神との対話 』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
              【HEBと人間の違い】
   《参照》   『アミ小さな宇宙人』 エンリケ・バリオス (徳間書店)
              【アミの星】
 地球上で最も霊性の高い民族である日本人は、脱貨幣経済へ向けて、過渡期となるシステムを考案できるはずである。それを世界に先駆けて示さなければならないのである。

【著者の描く未来のシナリオ】
 神はまだ略奪資本主義の代わりとなる 「正しい経済と社会」 については具体的に示してはいない。今のところ、自らのシナリオに基づいて、この世界と社会の変革をはじめるという啓示を降ろすことにとどまっている。(p.188)
 この記述の中にある、「自らのシナリオ」 とは、プラウト社会のことである。
   《参照》   『2010年資本主義大爆発』 ラビ・バトラ (あ・うん)
            【プラウト経済政策】【プラウト経済・社会体制】


   《参照》   ラビ・バトラ著の読書記録          <了>

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

イメージ 1

 既掲載のラビ・バトラさんの著作 と主旨は同じ。2010年ごろ資本主義経済は終わると以前から主張していた著者の見解は、2年以内に基軸通貨ドルの終焉となって確実に実現することだろう。著者は、資本主義経済が破綻した後、どういう体制の社会にすべきなのかも、以前から語っている。2008年2月初版。


【終わりの予兆】
 日本でも、「いざなぎ景気」 以来という長期間続く好景気だといわれているのに、個人消費がいっこうに増えないという現象が起こっている。それと根源は同じだ。富裕者が富をすべて持ち去っているのだ。
 「格差の拡大」、「腐敗の膨張」、「モラルの劣化」 それが、資本主義経済の崩壊を確実に引き寄せている。(p.140-141)
 モラルの劣化現象は、崩壊前夜の象徴である。
 日本銀行の福井俊彦総裁が、インサイダー取引容疑がかけられた村上ファンドに1000万円出資していたという出来事も象徴的だ。 「民間シンクタンク理事長時代に出資したのだから問題はない」、というのが福井総裁の弁明だ。
 しかし、前任者の速水優・前日銀総裁は、総裁就任前に所持していた株式を大学に寄付していたという。本来のモラルから考えると、福井総裁の投資ファンドへの出資も就任前に精算しておくべきだっただろう。
 日本の金融のトップのモラルがこのありさまだ。
 同時に日本社会全般のモラルの低下もはなはだしいようだ。政治家や官僚の不祥事も後を絶たない。(p.162-162)
 真の愛国者は、清廉潔白である。
   《参照》   『ドル亡き後の世界』 副島隆彦 (祥伝社)  【速水優・元日銀総裁】

【崩壊の後にくるもの】
 今、私がもっとも伝えたいことは、「崩壊のあとには必ず創造がやってくる」 ということだ。(p.194)

 崩壊の恐怖と絶望の闇から、「希望」 の黎明が燦々とさしはじめ、現代のさまざまな矛盾を、朝日が凍てついた大地を溶かすように溶融させていく。
 その 「希望の黎明」 は、東の国、日本からさし始めているのだ。(p.190-191)

【プラウト経済政策】
 著者の掲げるプラウトとは、「プログレッシブ・ユーティライゼイション・セオリー ( Progressive Utilization Theory ) 」 という理論の頭文字をとった略語である。
 プラウト経済政策の究極の目標は、私の使命でもある 「世界から貧困をなくす」 ということだ。
 プラウト経済政策では、富と権力を一極集中させず、富の分配を公平にする。労働者にも個々の生産性に見合った手厚い分配をおこなう。そしてなによりも、雇用の確保を最優先する。(p.201)
 日産のゴーン氏に限らず欧米の経営者達は、モラルにおいても霊智においても非常に劣った人材(人罪)だからこそ、富と権力を一極に集中させるような経営を行うことができるのであろう。
 アサヒビールは、かつて、極度の経営難から人員を縮小せざるを得なかった時期があった。しかし、スーパードライで劇的に復活した折、会社を去って行った人々全てに復職依頼の通知を送っている。それも樋口さんという日本人経営者だったからこそできたことである。
 ゴーン氏は、「日本人の勤労意欲と愛社精神は素晴らしい。世界でも類を見ないだろう」 などと評価するコメントを述べているが、どこまでも口先だけである。その実態は、かつての日産社員達と系列会社の人々が営々と築いてきた富を持ち去るだけである。
 苛烈な国際競争に晒されている今日でも、日本の高度成長期前半の経営を維持しつつ、さらに発展しているのは、トヨタ、キヤノン、日本電産といった雇用重視の企業である。
   《参照》   『敗者の論理 勝者の法則』 増田俊男 (プレジデント社)
           【日産ゴーン改革の影】 〜 【日本電産】

【プラウト経済・社会体制】
 日本の高度成長期前半の社会こそがプラウト経済状態だった、と著者は語っている。
 私たちが迎える次の時代には、物質と知識、そして精神が調和する、新しい経済思想と社会文化、企業文化を築かなければならない。
 その解答は、プラウト経済政策であり、「資本主義の仮面をかぶった社会主義」 と非難された時の日本のような、調和のとれた経済・社会体制ということだ。(p.233)
 著者は、日本の将来を感じとっている。
 2010年前後の資本主義崩壊は、恐らくアメリカの破壊的な経済崩壊から開始されるだろう。この崩壊は、瞬時に世界に波及し、日本はその混乱の中から、きっとかつて戦後復興を成し遂げたときのように復興するだろう。
 そして、世界にプラウト経済民主主義の光明を灯す、灯台となるであろうことを、私は感じ取っている。(p.235)
 “灯台もと暗し“ なれば、自らの高貴なる立ち位置を自覚せぬ現在の日本人達は、己の煤けた魂を磨き、再び灯りがともるはずの灯台の煤けたガラスを磨いておかなくてはならない。
 世界が崩壊の淵に立たせられるとき、日本人の魂が醸し出す幾多の優れた側面を知悉している海外の人々が、日本を先頭に立たせるべく第一に浮上させることだろう。 
   《参照》   『新世紀の大逆転』 ラビ・バトラ (さんが出版)
            【日本の復活】

                     <了>

開く コメント(2)

イメージ 1

 予測や世界情勢解釈の大筋において、既刊書である 『新世紀の大逆転』 ラビ・バトラ (さんが出版) と同じである。この書籍は2009年1月初版。

【略奪資本主義が辿る道の象徴】
 最後の投資銀行トップ2社が商業銀行になったことで、アメリカには大手の投資銀行がなくなってしまった。
 まさに、ブッシュ政権の市場原理主義、新自由主義の最大のシンボルともいえる、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの転身は、略奪的資本主義がこれから辿る道を象徴するものと言えるだろう。(p.84)
 そもそも、アメリカで商業銀行と証券=投資銀行業務が切り離されたのは、1929年の世界大恐慌がきっかけだった。しかし、結局、証券化のテクニックを悪用した投資銀行が再び墓穴を掘ったのである。それを規制しなかったのがアラン・グリーンスパンという富裕層サイドの遣り手だったのである。馬鹿げている。

【グリーノミクス】
 私にいわせれば、グリーンスパン氏の 「グリーノミクス」 の本当の姿は 「グリードミクス(greed=強欲の経済手法)」 なのだ。
 本来、社会全体のために機能しなければならない経済を、富裕者を中心とした 「強欲」 のシステムに変質させてしまった。前述した下院公聴会での証言で、グリーンスパン氏は 「銀行などが利益を追求すれば、結果的に株主や会社の資産が守られると考えていました」 と述べたが、これこそがいみじくも彼の本質を表している。
 いったい、どこの世界に、「私益を他人に配分する銀行・金融機関」 があるというのだろうか。銀行こそが、資本をかき集め、根こそぎ奪っていく 「強欲」 の根源でなくてなんだというのだろう。(p.162)
 強欲、愚劣なアメリカ銀行団に追随する日本。いつまでそんなことをやってるのやら。世界は明らかに潮流を変えている。

【中南米の新しい動き】
 (ベネズエラの)チャベス政権が、南米の貿易協力機構であるメルコスール(南米南部共同市場)にも加わり、イランやロシア、中国、ベラルーシなどと積極的に外交を繰り広げている。(p.204)
 南米は、チェ・ゲバラ などに代表される歴史的反米地帯である。アメリカの強欲に強烈に痛めつけられてきた国々ではあるけれど、ロシアとのタッグであるから、日本も諸手をあげて協力するというわけにはいかないだろう。今年、来日したチャベス大統領も、あまり期待していた成果は上げられなかったはずである。

【ロシア】
 過去5年間、年間6〜8%の経済成長を遂げたロシアだったが、他国に侵攻したことはイメージを落とした。ロシア軍が南オセチア自治州への攻撃を開始してからの2営業日だけで、70億ドル(約7000億円)の資金が外国人投資家によって引き揚げられた。(p.208)
 これだけ読むと、ロシアだけが悪者に思えてしまうけれど、最初に仕掛けたのはアメリカである。北京オリンピックの開会式当日に軍事力で仕掛けたアメリカに、反撃したロシアは、次に資本力で屈服させられたのであろう。勿論ロシアもアメリカの経済崩壊に一矢を報いたに違いないのである。世界的な大不況の背後には、アメリカ・ロシアの世界覇権をめぐる強欲な争いがある。
   《参照》   『暴走する国家 恐慌化する世界』 副島隆彦・佐藤優 (日本文芸社) 《下》
            【グルジアの言語上の特殊性】
 オバマ新大統領に対しては、メドベージェフ大統領はG20でワシントンDCを訪れた際に次のように述べている。
 「アメリカとロシアは、相互の信頼に欠けてきたが、私たちはアメリカの新しい政権の誕生に期待している。私たちは、対話の窓口を開けている私たちから先に敵対的行動をとることはない。ロシアに反米感情はない」
 こう述べたが、同大統領は、まさにオバマが当選を果たしたその日を狙ったかのように、アメリカのミサイル防衛(MD)網のポーランドなど東ヨーロッパ配備に対抗してロシアの西部にミサイルを配備することを表明した。(p.210-212)
 実にロシアらしいやり方である。とは言え、日本のメディアはアメリカ側に牛耳られているから、ロシアだけがひどそうに見えるけれど、先のグルジア問題に書いたように、アメリカとロシアは互角のカウンター・パートナーである。鴨は地政学的に真ん中に位置して素直で良い子の日本である。
 ロシアは、08年10月以降、ミサイル発射実験を繰り返し行っている。中でも北極海のバレンツ海から、潜水艦発射弾道ミサイルを 「太平洋の赤道付近」 に設置した標的に着弾させるなどしている。
 これは、今後ロシアが、太平洋に軍事的にも進出してくるという意思表示と考えることができる。(p.212)
 スーパーの息子であるヤワそうな岡田外相が、強欲銀行団のアメリカばかりを嫌悪し、強奪盗人のスラブ主義的ロシアの手法を甘く見ているなら、とんでもないことである。

【中国】
 中国は現在の体制をしばらくは維持していくだろう。ただし、「2008年の予測」 で述べたとおり、2010年に中国に大きな危機が到来する。
 その危機の具体的な内容はまだわからないが、イランで発生する変化と同じように、国内や外国の状況によって、さまざまな危機が起こりうる。台湾が関係した政治・軍事的な危機となる可能性も捨てきれない。(p.221-222)
 台湾がトリガーとなる可能性は、アメリカから台湾への武器売却による中台の対立によって、中国に進出している多量の台湾資本が中国から一挙に引き揚げられることで発生することが考えられる。
 中国にしてもロシアにしても、経済成長の実態は外需による処が大きくかつ外資による業績によるところが大きいのだから、自国が発端となる崩壊なら、政治・軍事的傲慢が引き金となるのであろう。

【日本】
 著者は、資本主義の崩壊によって新たな世界秩序が形成される時、日本が世界の中心となって、その役割を果たすことになるだろうと述べている。この点は、既刊書の中に繰り返し記述されていることなので・・・。
   《参照》    『新世紀の大逆転』 ラビ・バトラ (さんが出版)
                【日本の復活】

                            <了>

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

イメージ 1

 2000年初版の書物だけれど、副題の 「夜明けは日本から始まる」 に思う処があったので、読み返してみた。
 著者はインド人。神秘主義に基盤を置きながらも、世界経済を洞察する客観的能力に秀でた経済学者さんで、かつて、共産主義の崩壊や日本経済の破綻などを的確に予測していた方。

【著者のスタンス】
 人間はもともと、無限の存在と繋がっているのである。あらゆる人間にとっての共通の課題は、自らの拘束を解くことにほかならない。身体の拘束を解き、恐れや悲しみ、憎しみによる心の拘束を解き、そして欲望の拘束を完全に解き放つ。すべての拘束から自由になれば、心は本当に向かうべき世界へしか向かわなくなるのである。
 瞑想と精神的生活は、私が行う経済的・政治的・社会的予測と一体化したものとして存在している。瞑想によって自然の摂理を知り、無限の存在である神を感得し、神の意思を確認する。そこから私は、この地上の貧困を撲滅するための 「力」 を得ているのである。  (p.26)
 著者の肩書きはサザン・メソジスト大学の教授。国際貿易理論の専門家。

【エコノミストのバック・グラウンド】
「金持ちは税制面で優遇されるべきだ。富の集中は投資を促進するのだから、高額所得者への減税は悪いことではない」 と。
 金持ちがマスコミをコントロールし、そのマスコミが世論を作り出す。このようなエコノミストたちの論理がアメリカで一般的に支持されているのは、そのためなのである。そして、世界のエコノミストのほとんどが、この理論を支持している。 (p.43)
 「日本経済の停滞を救うには、世界的な大金持ちが日本に住みたいと思うような税制にすべきだ」 というアメリカ追随型の見解が、良識的と思われていた日本人のオピニオンリーダーと言われる人々からも発せられていた。だから素人の私は、長いことそれが間違っているとは思えなかった。しかし、著者はその見解をキッパリと否定している。
 果たして、この理論は本当に正しいのだろうか。根本的な疑問は、大多数の人々が貧しく、購買力に乏しい社会において、富裕者は本当に投資するだろうかということだ。
 このような根本的な疑問を真剣に検討しているエコノミストはほとんどいない。富裕者が政治を動かし、マスコミや学者を牛耳っている社会では、エコノミストの発言に対する根本的な疑問は闇に葬られるのである。 (p.43-44)
 著者のこの書籍が出版されたとき(2000年)、日本にはまだ良き方向へ向かえる可能性があった。
 いま舵をとりなおせば、最悪の事態は回避できるだろう (p.70)
 とする章の中に日本が採るべき具体的な方策が書かれている。しかし、現実は著者のアイデアとは真反対のベクトルを示す小泉改革が行われたのである。
 以来、露骨な所得格差社会になった現実を知った日本人の庶民は、アメリカ化以外の何者でもないグローバリズムに強い警戒感を持つようになったけれど、マスコミの支配者は何ら変わっていないことは十分知っておくべきである。

【日本復活は不可能なのか】
 ならば、副題にある 「夜明けは日本から始まる」 は、既に起こりえぬ事実(予測)なのであろうか?
 そんなことはない。やはり、「夜明けは日本から始まる」 のである。
 かつて著者が語った予測の大枠は、いまだに活きている。現在は、まだそのタイミリミットの範囲内である。
 1978年に私は、2000年までに共産主義が、そして2010年までに資本主義が、ともに崩壊すると予測した本を出版した。何十件という出版社に原稿を持ち込んでは断られ、やむなく自費で出版することにした。・・・(中略)・・・。その後、私の予測の大半が的中したのである。ソ連という国家が消滅し私の予測が現実のものとなったとき、嘲笑と賛同の比率は逆転したが、それでもこの書物のもう一つの予測、すなわち 「2010年までに資本主義は終焉する」 には未だ眉に唾をつけて接する人が多いのが現状である。 (p.20-21)
 北京オリンピックを終えた中国が、オリンピック開催以前の上昇を続けることはありえない。
 《参照》 『中国人民に告ぐ −痛憤の母国批判−』 金文学 (詳伝社) 【韓国の前例から中国を予測する】
 中国が急速な下降曲線を辿れば、日本も深手を負うだろうけれど、そもそも国内にサブプライム問題を抱えているアメリカである。中国問題、グルジア問題への関与の仕方いかんによっては、完全に活路を閉ざされることになるのではないだろうか。ハードランディングではなくソフトランディングになることを願うばかりである。

【日本の復活】
 日本の可能性は、高度成長期以来の経験が蓄積されていることである。日本には主要セクターにおいて、その蓄積がある。・・・(中略)・・・、日本が正しい経済政策さえ採用すれば、他の諸国の経済回復をも助けることができる。これからの時代は日本のリーダーシップが世界を変えてゆくだろう。 (p.110)

 1950年から1975年までの日本経済には、プラウトのもつバランス感覚が働いていた。ところが、1975年以降の日本は変質してしまった。(p.187) 
 日本は本来プラウト的な国家である。国家の威厳を取り戻し、今一度そのパワーを世界に示すことが、日本の大きな役割といえるだろう。
 恩師サーカーはいみじくも言った、日本は再び日出ずる国となるのだと。私は心から日本の復活を願わないではいられない。 (p,81)
 プラウトとは、ある理論の頭文字をとった略語である。その理論は、「プログレッシブ・ユーティライゼイション・セオリー ( Progressive Utilization Theory ) 」 という。
「地球上のあらゆる資源を、進歩の力によって効率よく役立たせるための理論」 と訳せば、その意味に近いだろうか。  (p.178)
 プラウトを東洋古典の言葉でいうなら 「万物資生」 に近いのではないだろうか。化粧品メーカー、「資生堂」の語源となった言葉である。 「万物資生」 は “経験の蓄積” と不可分である。
 サーカー師とは、インドに在住し、著者の将来的な役割を告げていたメンター(精神的指導者)のこと。
 脚下照顧。
 インドといわず、我が日本の地にいる日本人のメンターとも言うべき方から、9月1日に届いたメール・マガジンの内容の 「ほんの一部」 を転載しておこう。(転載不可ではないと思うので・・・)
【北京オリンピックの聖火は日本復活の狼煙】

 それから、オリンピックの神の御働きは、もっと大きな局面でも現れます。例えば、「おかしな国がオリンピックを開催すると、10年前後で滅びる」という、歴史的な法則があります。1936年のベルリンオリンピックの9年後、ナチスドイツは崩壊しました。1980年のモスクワオリンピックの11年後には、ソ連崩壊です。また、1984年のサラエボオリンピックの7年後には、ユーゴ紛争が起き、その後ユーゴ連邦は解体されました。それから、1988年のソウルオリンピックの約10年後に、韓国の経済が破綻したのです。
 このように、オリンピックをやると、正すべきを正し、裁くべきを裁くという、ゼウスの働きが国家単位で現れるのです。こういう体験をしたからこそ、古代の人々は戦争を中断してでも、オリンピックを厳粛に行ったのです。

 さて、話を聖火台に戻しましょう。聖火に現れたゼウス、熊野の神、ヤーベ、国常立は、何と言ったか? 火がついた瞬間、「これは、日本の大繁栄、大躍進が始まる狼煙(のろし)だ」とおっしゃったのです。何度も何度も、その言葉が聞こえました。これは、昨年5月の琵琶湖神業でイシスがおっしゃった、「来年(2008年)8月から、日本の国のどしゃ降り金運が始まる」というご神示と、ピッタリ符合するものです。
 もちろん、今の日本を見ると、「大繁栄」や「どしゃ降り金運」があるとは、到底思えません。しかし、8月8日から神霊界では、日本の「大繁栄」「大飛躍」が始まる準備が進んでるのです。
 さらに、聖火台の4柱の神々は、「中国はこれから堕落していく」と教えてくれました。「堕落」とは何かを尋ねると、「崩壊に至る道だ」と言うのです。この3年で、中国は徐々に堕落し、3年後、堕落の極致まで行くというのです。それを知っていながら、私は神にどう祈るべきか、神に問いかけている所です。無理をして、今まで経済と軍備を急成長させ、またオリンピックを何とか開催した、様々な軋轢(あつれき)がこの3年で、どんどん表に出てくるそうです。実際すでに、中国の株価の下落は止まらず、物価は上昇し、輸出にも陰りが出ています。
 「中国は日本から学び、日本から援助を受け、日本に嫉妬しながら、成長してきた。それなのに、中国は、日本に恩を仇(あだ)で返すようなことばかりしてる。だから、それを正し、裁くのである」。このように、ゼウスが教えてくれました。これに対して、我々はどう祈り向かうべきなのか。これから、考えていくべき課題です。
 おそらく、4年後のロンドンオリンピックでは、イギリスやヨーロッパ諸国が正されるでしょう。もちろん、悪いものを、裁くだけではありません。良きものは発展するよう、神々の後押しが授かるのです。
                                         深見東州

「Toshu Fukami・メールマガジン」vol.738「オリンピックは、本当の神様が出てくる、世界の神事なのです。」     より抜粋。
   このメルマガ筆者(ペンネームがいくつもある)の読書記録は、過去に何度も掲載している。
    《参照》   『日本霊界風土記 鹿島』 深見東州  (たちばな出版)  などなど。       <了>

開く コメント(0)

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事