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ここ最近、アリスはずっと飲めなかった「酒」というものが、徐々に美味しく感じるようになっている。
もともとアリスは酒がほとんど飲めない。
味もおいしいと思わないし、すぐに酔うから量が飲めない。
味については、特にビールがいけない。
他の酒は銘柄によっては飲めたり、時には美味しいと感じたりするのだか、ビールに関しては、あんな苦いものがどうして美味しいのだろうか?とずっと思っていた。
1年前のある日、会社の付き合いで新宿のライオンに行った。
付き合いだし、しかも場所はライオンだし、最初のいっぱいくらいはビールをのまなくちゃなぁと思ったので、店員さんに勧められて飲んだのが「エーデルピルス」
これが美味しかった。
(いままで美味しくないと思っていたものが美味しいと感じる瞬間は不思議なもので、しばらくはなにか騙されているような妙な気持になるのはアリスだけだろうか?)
それから半年後、今度はキリンのラガービールが美味しいと思った。
さらに最近、サントリーモルツが美味しかった。
アリスは今24歳だが、23歳くらいから、つまり成人してから数年で、味覚が変わることってあるのだろうか?
前にも話したが、酒に限らずレバーやみょうがわさびなど、食べ物に関しても食べられるものが増えている。
この前はついに彼氏との食事中、彼が食べていた「卵かけごはん」が美味しそうに見えて、一口もらったらやはり美味しくて、ついに死ぬまで食べられないと思っていた「生卵」も食べられるようになってしまった。
レバー、しょうが、生卵、そしてビール
アリスは大人になったというより、自分が「オヤジ化」しているように思えていて、それが少し、怖い。
まともな国には、30過ぎになって大酒のみになる人はいるのだろうか?
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