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先週、このブログにおいて竹内まりやさんの「September」をレビューさせて頂いたところ、季節柄もあってかすこぶる好評…実にたくさんのコメントを頂戴した。その頂いたコメントにおいて「9月になると思い出す曲」の1曲として児島未散さんが歌った「セプテンバー物語」を挙げるお声が非常に多かったのです。この楽曲は…ハッキリ言って大して売れたという曲でもなかったので、そういったお声が多かった事実に筆者は非常に驚かされたのであります。なので今回はそのリクにお応えして‘緊急体勢’にてこの曲をレビュってみようと思った次第なのであります。なんせ9月は今日でおしまい…ですからねぇ。さっさと書いとかないと「また1年お待ち下さいませ」…ってな状況に陥りそうだしね。(笑)

この曲は未散さんのデビュー曲として1985年7月25日に発売された楽曲だ。タイトルの正式表記は「セプテンバー物語」と…漢字部分に特にルビらしきものはふられていないのだが、歌詞中では‘ものがたり’ではなく‘ストーリー’と唄っていたので、後者の呼び名でおそらくはいいのだろうか。作詞は天下の松本隆センセイ、作曲は桃チャンやオメガの一連ヒットで一気に名を上げた林哲司センセイというコンビ。このコンビは前回、このブログでレビューしたまりやさんの「September」とまるっきりおんなじねっ…ということになる。同じ作家、そしてタイトルにもセプテンバーという共通点があることから、1985年的解釈の「September」だった…とも解釈できるだろうか。なんせ歌っている内容がかなり似通っていたと記憶しているのだが…。で、その肝心のモチーフとは…

過ぎ去った夏の日の恋を想う

あらら。やっぱり「Septemberパート2」…なるお色がかなり濃厚になってまいりました^^。いやはや…やはり9月はなんといっても‘孤独が絵になる月’…なんですねぇ。西村知美さんのヒット曲でもある「Blueberry Jam」でもそのように唄っておりましたね、たしか。さて、児島さんと言えば…

浅野温子さんが出演したシャンプーのCMソングとして使用され、大ヒット(オリコン最高6位、36.5万枚)を記録した「ジプシー」の歌い手さんとしても知られており、また俳優である宝田明さんの実娘…ということもそこそこ有名なお話…となっておりましたよね、皆さん^^。宝田さんと言えばそれこそ…「髪はタカラだ!!」と雄叫びされていた例のCMやら、美人度を競い合うミス・ユニバースなる大会がどっかで催される度に…そのホスト役としてタキシードを着込みご登場と相成るお方…世間的にはそんな認識でしょうか。その当時はなぜに宝田さんがそういった桧舞台にお出ましになるのか…その関連性がサッパリコンコン分からなかったのですが、後になって彼の奥様(児島明子さん)が1959年に開催された「ミス・ユニバース」における優勝者(もちろん、日本人としてはお初でゴザイマシタ^^;)だったと知ってビックリ。なるほどな…というトコロに落ち着いたのでありました。そんなサラブレッドな血統を脈々と受け継がれた未散さん。彼女がデビューした当時はちょうど高校の3年生あたりだったのだろうか。だからなのか、バリバリのアイドル…という風情でデビューしたというワケでもなく…どちらかと言えばキャンパスポップを唄う歌姫…的なコンセプトで登場されたような印象があったもの。でもこの曲はどこぞのアイドルでも充分に唄えそうな気配なのだ。

さて、反れたお話しをこの曲のレビューにさっさと戻そうか^^;。

この曲の聴きドコロは…というと、実は楽曲の初っ端からいきなり訪れる。
オルゴールか何かを想わせる…そんな静かな音色に合わせて未散さんは…

It’s the time to make me forget the loneliness
I remember you as a beautiful memory
September Story is my precious summer memories

と(←歌詞カードが手元に無く耳コピ致しましたので、間違っておりましたらご教示をお願い致します)、おそらくはご自慢の英語を武器に…聴き手にしんみりと語りかけてくるのである。それはなんだかちょいと○読み風の…なんとも言えない雰囲気が漂うのだが、1985年時点においてこれだけの発音が出来ていたのなら堂々の合格印…だろうか。さすがはサラブレッド…おそらくは幼少時からそういった教育を施されていたのでは?…と思わせるような序章なのでゴザイマス。少なくとも現在の自分のソレよりはよっぽどお上手ですわ、未散さん^^;。

そしてこの曲は最大の聴かせドコロでもある頭サビの…

♪セプテンバー物語 九月の海にあなたは来ない
 海の見えるカフェテリア

の部分へと持ち込むのである。この頭サビ…どっかで聴きおぼえがあるなぁと思っていたら…あらら、そうでした。1983年にアイドル歌手だった原真祐美さんが放ったぷちヒット「Bye Bye September」のソレに実に良く似ていたのであります。ただ真祐美さんのソレと違う点は♪九月の海に〜のハイトーン部分だろうか。未散さんは実に清楚で澄んだお声の持ち主であり、それを生かすべくこの部分にはハイトーンを駆使したメロが宛がわれていたのだった。ハイトーンと言えば、1981年4月に発売された沢田富美子さんのデビュー曲「ちょっと春風」が思い起こされますが、なんだかそのように考えるとこの曲ったらばその2曲の美味なるトコロをムギュっと頂戴してしまった…そんな風情がてんこもりなのでゴザイマス。

♪セプテンバー物語 思い出してよ 
 サーフサイドで出逢った日のときめきを

ウォウウォワァ〜

別にお父様のソレに倣った‘未散の雄叫び’では決してゴザイマセンでした。こうしてカタカナ表記にすると、なんだか狼が満月に向かって夜な夜な実施する‘アレ’のように思えてくるからタチが悪うゴザイマス。

この曲の魅力はその美しいメロもさることながら、夏の情景をキメ細やかに描いた歌詞にあるのではないでしょうか。例えば…

♪砂混じり 濡れたスニーカー 乾かしたあの防波堤

♪日焼けした指にリングの 跡だけが白く残るの

♪波のニュースを カーラジオで聴いた日を〜

などなど…あのどこまでも蒼く深いオーシャンブルー、澄み渡る夏空、空に浮かぶ夏雲、そして楽しかったあの夏の日の思い出等が、聴き手の瞳にこれでもかとばかりに…色鮮やかにビビっと浮かんでくるのであります。そのような理由からこの曲は、海辺へのドライブのお供としてぜひおすすめしたい…サーフソングの傑作なのでゴザイマス。

この曲はオリコン最高…あらら、なんともまぁ…こんな傑作がランクインしておりませんよぉ、プンプン。おそらくは200位以内への食い込みはあったと思われるが、手元に資料がないためここでは表記のしようがございません。未散さんは上記のような大ヒット(36.5万枚)がありながら、なんだか特にやる気マンマンといった風情もなく…一時は芸名を‘児島未知瑠’へと鞍替えし、女優として「3年B組金八先生」(第4シリーズ)などにも教師役としてご出演されていたものの…ご両親が持っていたような圧倒的な存在感はあまり無かったように思われ。いつのまにか引退され、現在は米国に生活の拠点を移されているとか…。

♪別に愛って言い切れるほど 深い付き合いしたわけじゃない〜

この曲の歌詞と同様に…未散さんの芸能界に対する愛情は…おそらく‘その程度’だったのかもしれません^^。いずれにしてもこの楽曲が‘傑作’であることには違いありません。これだけ好きだった楽曲だというのに…1985年当時、自分はこのレコードを買わなかったおバカさんでありまして…先立つものが無かったのでしょうか^^;。昔のことだから忘れました。(笑)で、慌てたように1990年頃…この曲が収録された彼女のファーストCD「Best Friend」(←全曲、松本&林コンビの名盤!)を高田馬場は早稲田通りのどっかに所在した中古ショップで感動の入手!と相成ったのでゴザイマシタとさ。(笑)

☆作品データ
作詞:松本隆 作曲:林哲司(1985年度作品・フォーライフレコード)

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    児島未散さんと秋吉満ちるさんをいつも混同してしまう自分がいました。全然、違うんですけど・・・ね^^;
    余談ですが、宝田明さんは、ミュージカルに欠かせない俳優さんでしたよ。「マイ・フェア・レディ」や「風とともに去りぬ」など・・・。

    kei**0208

    2007/10/7(日) 午前 11:50

    返信する
  • ☆keiyu0208さん:おんなじ‘みちる’同士ですものねぇ。城みちるさんとは混同しませんでしたでしょうか...ってするワケないですよね、彼はオトコだし。(笑)宝田明さん...そうそう、彼はそのテの役が日本人ながらもお似合いの役者様でしたよね。

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2007/10/7(日) 午後 5:01

    返信する
  • 児島未散さんは女優さんというイメーヂがありましたが、そういえば歌も歌っていましたね。
    ドラマ金八先生の先生役の未散さんを思い出しちゃっぱ♪(^-^)

    miffy

    2007/10/11(木) 午後 0:44

    返信する
  • ☆Miffyさん:未散さんは「金八」に出ていたことでみんなの記憶にのこっているみたいですね。ヒット曲「ジプシー」なんかより、よっぽどソッチの方が憶えられてる...っってトコロがおもしろいですね♪

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2007/10/12(金) 午前 6:45

    返信する
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    こんにちは。今メロディーラインを必死で思い出そうとしていますが、思い出せません。でも彼女はよく覚えています。細い声でなでるような歌声でした。うーん、まだ思い出せない・・・。でもファンでしたよ。

    [ can*n7*jp ]

    2007/10/13(土) 午前 8:24

    返信する
  • ☆canon7sipさん:おはようございます。お久しぶりですね、お元気でしたでしょうか^^?未散さんにコメントをありがとうございます。そうそう...彼女歌声はカ細い系で、喉元で唄ってるような感じでしたでしょうか。お近くにいたらこの「セプテンバー物語」を口三味線できるのですが...^^;。♪セプテンバースト〜リ〜九月のう〜みにぃ〜という唄いダシが実に印象的な曲でした。

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2007/10/14(日) 午前 7:06

    返信する
  • 児島未散さん覚えてます、引退されたんですか。モデル専属ならもっと存在感でたのでしょうか!?なかなかこの当時から2世タレントが活躍するのは難しかったのですね。

    NATUKI☆日和

    2007/11/6(火) 午前 2:03

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  • ☆NATUさん:どうなんでしょうか、今は日本にいらっしゃらないみたいですね。半引退!?みたいな感じなのでしょうか。この頃は2世タレントさんってのは苦戦してましたものね。でも「ジプシー」っていうヒットが出たからまだ良かったですね、未散さん。

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2007/11/6(火) 午前 6:52

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    長らくコメするの忘れてましたが、この曲収録されてる「BEST FRIEND」がレンタルで借りる事が出来手に入りました。音質&音圧も許せるレベル(笑)
    です。由貴さんの「初戀」もそうですが、この曲も清涼感溢れるもので真夏を乗り切るにもイイです。
    「セプテンバー物語」といっても発売は、今頃なので丁度聴き始めていい時期ですよね。児島さんの声質もなかなか素晴らしいものがあると思います。5分と長目ですが、少しほろ苦い歌詞と共に涼しい気持ちにさせてくれます。 削除

    [ 青好き男 ]

    2008/7/21(月) 午前 0:25

    返信する
  • ☆青好き男さん:おおっ!遂にゲットされたのですね〜しかもレンタルで!!そういったモノを置いているとは貴重な店舗ですね。かなり初期のCDでしたが、音質はさほど悪くなかったですよね、自分は高田馬場の中古ショップかなにかで見つけて買ったものでゴザイマシタ。殆どこの1曲だけのために買ったようなものです。(笑)

    この曲での児島さん...透き通るような声質が魅力となってますよね。やや線が細いかなと思ったりもしますが。ちょっと気になるのが♪九月の海に〜と♪思い出してよ〜の部分の歌唱法の違いかな?前者は美しくファルセット、後者はムリクリに出したような声になってます。あえてファルセットは避けたのでしょうかね、歌詞の都合上?

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2008/7/21(月) 午前 6:28

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    理想を言えば手元にCDとして欲しかったので比較的近い中古ショップ電話しまくりました一時期(笑)。でまぁ比較的近いレンタルにあった感じです。
    そうですね確かに綺麗な声ですが、まだ鍛える余地は充分ある声質ですね。チェリーさん仰る部分確認してみました。確かに美しきファルセットとそのまま行ってしまったという形ですね…流石に詳しいですね。歌詞の都合上と違いを持たせた感じでしょうか。それにしても実に上質なキャンパスポップ…育ちのいい気分にも浸らせてくれるお気に入り作品です。 削除

    [ 青好き男 ]

    2008/7/22(火) 午後 9:29

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  • ☆青好き男さん:自分もその昔、未散さんの「BEST FRIEND」しかもCDを探してあらゆるところの中古ショップに探しに行きました^^;。まだCDが出始めの頃だったので高田馬場ですぐにゲットできましたが。

    このデビュー曲ではまだ声質が細いですものね。♪思い出してよ〜の部分は「思い出してよ!」と力説するためにあえて地声でそのままイッたのか...いつもその部分が来る度に考えてしまいます、思わず^^;。

    オレンジ・シスターズの「サマーホリデー」にも似たキャンパスポップですよね。この時代にはこうしたキャンパスポップを唄う女性歌手がたくさんいらっしゃいましたよね。

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2008/7/22(火) 午後 10:35

    返信する
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    この曲の児島未散さんの声って、何と云うか、フィルターのかかったような感じがしたのでした。
    5年後の大ヒット曲「ジプシー」ではがらりと変わってました・・・まぁ、5年も歌うたら変わるでしょうけど。
    彼女が登場したとき、あの「髪は」宝田明さんの実娘と言われてもピンと来ませんでした、なにせ宝田さんの顔を知らなかったから。 削除

    [ ポケット保持 ]

    2009/9/1(火) 午後 11:27

    返信する
  • ☆ポケット保持さん:これも2年前のレビューか...時の流れは早いもの。ポケット様のおかげで2年がかりの番外編脱出成功かしらん。(笑)

    この曲も今の時期にピッタリコンコンですよね〜♪くがつの〜うぅみぃにぃぃぃ〜って裏声になるところがスキです。

    宝田さん...「髪は宝だ」なんてベタなコマーシャルに出てらっしゃいましたよね。奥様関連で未だに「ミス・ユニバース」の仕切り役、されてるんでしょうか、ナゾ。

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2009/9/2(水) 午後 8:46

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  • 歌謡選抜の今月の推薦新人コーナーで電話インタビューされた時「アイドルじゃないです」と言われてましたね。現役高校生でしたが。後輩・真璃子さんと似た声質。耳障りがよ過ぎるのもね(笑)

    [ - ]

    2009/9/23(水) 午前 11:16

    返信する
  • ☆gotohjunpeiさん:番外編から脱出成功ですね。(笑)でもこの曲も9月になると思い出す〜ってチューンの内に入っているようで。この時期になるとコメが復活する記事のひとつなんですよね。

    アイドル...というにはちょっと違う感じの風貌。お父様に似すぎちゃったのでしょうか、ナゾ。

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2009/9/27(日) 午後 0:46

    返信する
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    児島未散は3年B組金八先生の4シリーズで英語教師の岩崎恵先生を演じたんだ。初代は財津一郎が演じ、2代目では川津祐介が演じた。
    児島未散は3代目の英語教師となったからだ。金八先生は一生忘れることはないだろう。 削除

    [ タクロウ ]

    2009/11/11(水) 午後 9:54

    返信する
  • ☆タクロウさん:タクロウ様はベストテンだけじゃなくって金八にもお詳しいようですね。たしかに仰せのとおりでゴザイマシタよね。出てましたね...女優サンとしては、ちょっとパっとしなかったかも???

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2009/11/11(水) 午後 10:03

    返信する
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    お久しぶりです。
    この曲、レビューされていたのですね。自分は当時タイムリーでこのレコード買いましたけど、HOT100入りしなかったのが解せなかったです・・・。最高位は140位でした。
    もう、引退されてしまってるようですね

    [ tan*o*213 ]

    2011/6/17(金) 午後 10:49

    返信する
  • ☆tantom213さん:お久しぶりでゴザイマシタ^^。レビューしておりました。とってもスキな曲なんですよ。この曲を聴くと若かりし頃の、甘ずっぱい想い出が海の景色とともに甦ってきてしまうのでゴザイマス。こんなにいい曲なのに100位入りせず...ってのは残念でしたよね。同時期に出たアルバムもなかなか良かったのにぃ。未散さん...ヒット曲もお持ちでしたのに今は完全引退されてるんですね。お父様と違って芸能界にはさほそ執着がなかったのかしらん、ナゾ。

    チェリー(CHERRY★CREEK)

    2011/6/18(土) 午前 11:24

    返信する

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