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書庫☆男性アイドルレビュー

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つい先日、米国で開催された「第81回アカデミー賞」。今回は日本作品が2部門で受賞という、実に輝かしい結果となり、今後の日本映画界には世界の目が一気に集まりそうな…そんな気がしたりもするのである。その受賞作の1つでもある、滝田洋二郎監督作品による「おくりびと」。海外での英語タイトルは「Departures」というものが宛がわれ、受賞をきっかけにして、こちらオーストラリアでもにわかに話題になり始めていたりもする。日本ではそれこそ「この映画を観たい!」という人の列で映画館の入り口はゴッタ返しているとかで…ここのところ日本映画マイブームがキまくっている筆者にとっても、ぜひに観たい映画だったりもするのでありまする。

で、なぜに今回は「おくりびと」の話題を引っ張り出しているのかというと…そう、ここのご訪問者様には今さら説明するまでもなく…でゴザイマスよね。その映画には80年代アイドルだったあの方が絡んでいるからなのでゴザイマス。そんなワケで今回はそこにコジ付けさせて頂き、あの1曲をレビュってみたいと思うのでありまする。

表題の「Zokkon命(LOVE)」はシブがき隊のシングル第5弾として、1983年5月5日(←端午の節句リリースでしたのね)に発売されたチューンである。シブがき隊と言えば…

ヤックン
モックン
フックン

という、3人の男の子によるジャニ系ユニット。なんでも当時はジャニの中じゃバク転が唯一出来ないユニットという汚名を着せられていた(←ってかホントだったらしいけど)彼等。着せられていた…と言えば、彼等の衣装もそれぞれに決められたイメージカラーが存在し…

ヤックン=青
モックン=赤
フックン=黄

と…信号機?はたまたモー娘。における色違いシャッフルユニット企画のような様相を呈していたもの。ヤックンとモックンが着用した青と赤ってのはかねてからヒーローものにおける定番カラー。で、あまってしまったフックンはというと…ヒーロー売りというよりはちと外れたキャラで売るお色だった黄色…この配役決定に関しては皆さん‘異議ナシ’ってことで満場一致だったのかしらん、おそらくは。

そんな彼等のデビュー時におけるキャッチフレーズは…

YMF正面突破

こんなんでゴザイマシタよね。正規キャッチかどうかは忘れたけれど…コレもなにかと頻繁に使用されていたような記憶があるのでゴザイマス。YMFってのは別にスポーツリーグの名称でもなんでもなくて…単にお三方のお名前からその頭文字を取っての命名…だったようである。

当時の彼等におけるイメージは…

薄っぺらいサウンドにのせて、ガナリたてる少年ユニット

コレはあくまでも筆者の中で勝手に出来上がっていたイメージである。正直なところ、彼等のスタイルはあんまり好きなタイプとは言えないソレだったのである。しかしそんな自分の耳を‘ピクッ’と「び・ん・か・んしてます」にさせた曲…ソレがこの表題曲でもある「Zokkon命」だったのである。

♪あの娘いわゆるつまみぐいさ (Baby泣くな)
 ノリで仲間にそういったけど (Baby嘘さ)

‘つまみぐい’やら‘ノリ’やら…こんなコミカルちっくなお言葉がポンポン飛び出してくる歌詞を書かれたのは、そういったワードを操らせたら日本一だった森雪之丞氏。そして実にユニークなコードから歌い始めとなる楽曲を作られたのは水谷公生氏。彼はデビル雅美さんに「サイレント・グッバイ」なども書いており、こうした‘緊迫モノ’はお手のものだった方...でもある。

♪夜の渚で 星を数えて
 ムリに奪う 砂まみれのキッス

シブがき隊は前作の「処女的衝撃!(ヴァージンショック)」のヒット(オリコン最高3位、20.9万枚)に気を良くしたのか、デビュー2年目の1983年はこれでもか…とばかりの‘青い性’路線。まさにその様相はソレに向かって‘正面突破’といった様相。まぁ、この時代はそのテの路線が花盛り…同期の明菜がソレで大きく当てたなら男のコイツらだって…といったコンセプトだったのか、もしかして。

なのでこの曲のテーマだって言うまでもなく…

夜の渚でイキまくった感動の営み

コレなのである。(笑)

♪天使の媚薬 おまえのこぼした
 涙が媚薬 惚れたぜ

天使と言えば清らかなものの象徴…ということはこの主人公様のお相手さんにとってはお初の営み???だけれどもその彼女は‘少女の岸辺を離れることに関して涙につまづいて’しまったらしい。まさに彼女にとったら「○女的衝撃!」だったのか。で、その頬を♪キラリほろり〜と流れる涙を見たこのお歌の主人公様はというと…あわゎゎゎ〜となおさらオトコの本能がそそり立ってしまうほどの興奮状態へとのぼりつめてしまったらしい。

それにしても1983年はこうした‘青い性’路線にプラスして‘媚薬’ってのも流行ワードだったのか。媚薬と言えばあのお歌…そう、トレモロさんが艶めきながら歌唱をされた「ちょっとなら媚薬」ってのも1983年だったわな。いずれにしても‘性’だの‘媚薬’だのって…ティーン向けのお歌とは思えない‘オトナ色’が全開だったようでゴザイマス。(笑)

♪感動じゃん 朝まで抱きたい
 オッとっと 逃がしはしないぜ
 ぎりぎりの恋なのさ

シブがき隊は記憶によれば前々作の「ZIG ZAGセブンティーン」という曲でも10000万回のキッスだの、LOVEだのがスキと…のたまっておられたかと。こちらでは朝まで…とキタもんだ!要は♪二度も三度も二度も三度も〜というアレ?やっぱり若いってとことんスバラシイことのようでゴザイマス。

♪最高じゃん ハートがしびれる
 オッとっと お前を誰にも
 渡せない 渡さない
 最上級の惚れ方さ Zokkon

それにしてもこの曲…なぜに自分の耳を‘ピクッ’とさせる力を備えていたのだろうか。

●オシャレなイントロ
●意表をつく歌い出しのコード進行
●歌詞のおもしろさと歯切れの良いメロ
●Zokkonというキメ言葉

この辺りなのか、おそらくは。自分がこのユニットでお好みでなかったのは例のガナリ立て。デビュー曲にしろ、前作の「処女的衝撃!」にしろ、後の「喝」や「アッパレ!フジヤマ」…どれもこれもがガナリ立て系。なのにソレに反比例してサウンドが妙に薄っぺらいのが特徴でもあった。まぁ、センターで青いお洋服を着ていた方がこのユニットにいた限りは、そのキャラを前面に出すための策として是が非でも‘ガナリ立て’は必須だったのかもしれないけれど。しかしこの曲はそういったガナリはかなりおとなしめ。それこそこの曲において中央で歌った赤いお洋服の方のイメージを優先して作られたっぽい風情。歌詞に関しては他曲とさほどの違いは見られないけれども、なにかこう異質な雰囲気を持ち合わせた…ちょいと不思議な魅力を持つチューンだったりもするのである。

こういう風に思ったシブがき隊ファン様以外の人の数が多かったのか…この曲はオリコン最高3位に到達し、24.8万枚を売り上げていたりもする。これまでの彼等における売り上げを見てみると…

「NAI NAI 16」 オリコン3位 25.9万枚
「100%SO…かもね」 6位 27.8万枚
「ZIG ZAGセブンティーン/Gジャンブルース」 5位 33.5万枚 (両面ヒット)
「処女的衝撃!」 3位 20.9万枚

はは〜ん…やはり前曲でやや↓向きになっていたソレがグイっと上向きになったようでゴザイマス。おそらくコレは固定ファン以外の人もこの曲に…

Zokkon

になって購入した!という解釈でいいのかしらん。イントロが洋楽の某有名曲からの…

♪いわゆるつまみぐいさ

と言われようがナニしようが…^^;、いい曲には違いないのでゴザイマス。

主演した映画がアカデミー賞という、世界が大注目する大舞台で作品賞を受賞したモックン。シブがき隊を解散してからの彼は「ファンシィダンス」での坊主頭やら「シコふんじゃった」での‘ぷりケツ’お披露目などなど…幾度となく俳優としての根性を見せ付けてきたもの。今回の受賞に関してはモックンにとっても…

♪最高じゃん ハートがしびれる

こんなおキモチだったのか、おそらくは。なんといっても今回は世界のヒノキ舞台…でしたものね。なにわともあれモックンは…

♪最上級の...

そんな日本を代表する俳優さんに成長してくれたようでゴザイマス。

☆作品データ
作詞:森雪之丞 作曲:水谷公生(1983年度作品・CBSソニー)

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