NHK「レッツゴーヤング」と言えば70年代から80年代にかけてお茶の間で人気を博した音楽番組…だったことは、このブログのご訪問者様ならば即刻ご承知のことかと思われ。でもってその番組における華と言えば…
でゴザイマシタよね。特に番組初期の頃はこのメンツに選ばれ同番組に毎週レギュラー出演する…これこそがスターダムにのっかるための、いわば架け橋のようなソレだったものである。ただこの神話は80年代に入ってから急速に崩れ始め、後期に関しては「入らない方が…」といったただならぬ噂までもが流れてしまったもの。もう目もあてられないわんといったトコロまでイってしまったのも記憶に新しいところか(←ってかすこぶる昔の話なんだけど)。 今回レビュろうと思っているこの方達…実は彼等もサンデーズのご出身。ソロ歌手ではなかったのに、なぜかサンデーズの一員として紛れ込んでしまったという、めずらしい方々である。彼らは1979年にCBSソニーより鮮烈デビューを果たした3人組。そんな彼らのユニット名は…
である。フラッシュを日本語で表してみると…
などがソレに該当するお言葉になる。ただ辞書を引っぱってみると【英語口語表現】のところに「○器をさっと見せる」なるものが見受けられたりもして。コレは一体…どういった場面でそういう行動に出る必要があるのか…ちとナゾだったりもする。しかもこの口語表現とやらは今でも使われてる‘生きた言葉’なんだろうか。現地でもあんまし聞いたことないけど。きっとソレ相当の場所に赴かないと聞けないお言葉なのか、おそらくは。(笑) なにはともあれ…今回レビュろうとしてるフラッシュはそういった類のことを舞台上でしていたユニットではないのであしからず。それこそハンサムな若者3人が寄せ集められた…といった風情でムンムンの、要はイケメンユニットだったのである。メンバー構成は…
というお三方。キャーっ!!なんともまた、とってつけたというかなんというか…そういった表現がハマりまくるような、実に素敵かつ偽造っぽいお名前がズラリンコンと並ぶのである。それにしてもこれってまさか本名じゃないでしょね。とすると名付け親は一体…さぞかし頭を抱えこみ&考えに考えた挙句やっとこさ「ポン!」と産み出されたのがこれらだったのか、おそらくは。 さて、そんなイケメンユニットだったフラッシュのデビューは1979年4月8日。そのデビューを飾るにあたって用意されたチューンが表題の「電光石火」だったというワケなのである。 この楽曲は作詞を松本隆氏が作曲は都倉俊一氏が担当したという、なんとも豪華なコンビによるチューン。このコンビによる作品はコレ以外にも… 「ひとりごと」 「女学生」以上、 岡田奈々 「パープルシャドウ」 「花しぐれ」以上、高田みづえ 「ワル!(泣くのはおよし)」 五十嵐夕紀 「DEEP」 渋谷哲平 などに見られるが、時期的に見ても↑における五十嵐夕紀さんの作品と同一線上というか…ビートとドスを効かせまくったハードコア歌謡?とでも名付けられるような、そんな趣の作品だったりもする。もちろんこの曲は彼等がサンデーズとして毎週出演していた「レッツゴーヤング」内において「ヤングヒットソング第9弾」としてお披露目が成されていたのでありまする。 そんなこの曲はイントロ早々から激しいビート、でソレに合わせて踊る踊るわお三方!それこそデビュー曲のタイトルやユニット名にお誂えるかのごとく…舞台上ではスポットライトがチカチカとフラッシュしまくるの。それこそQuick as lightning! 電光石火なる稲妻のごとし…そのものなのでありまする。そんなこの楽曲のモチーフは…
コレである。英語で言い換えれば(←必要ないけど念のため)、I TOLD YOU SO…ってことになる。(笑) このように説教垂れされたハズのとあるオンナ。しかし彼女は何の因果か悪い噂が絶えないアイツ引き寄せられていった。でもって彼女は散々ぱら遊び道具にされた挙句の使用済みお払い箱。アイツに振られ酒を浴びまくるオンナ。主人公様は(好意を寄せていた)そのオンナがグダグダになっていることに業を煮やす。命を賭けてオマエを守れるのは…その目をかっぽじってよく見ておけよ! 要は若さが燃えたぎる、とある男の…
を描いているのである。 ♪稲妻空を走り 窓辺の君を照らす 青白い髪 濡れたまなざし 1979年当時はディスコブームの真っ只中。西城秀樹さんの「ヤングマン-YMCA-」のメガヒットに続け!とばかりに… 「ピンク・タイフーン」 ピンク・レディー 「ヤング・セーラーマン」 渋谷哲平 「恋のサバイバル」 布施明 「恋のサバイバル2」 麻生よう子 「ジンギスカン」 原たかし 次から次へとディスコソングが放たれていったものでゴザイマス。それこそこの時点でかなりベテランの域に達していたとおぼしき布施さんまでもがご参戦をカマしていたことからも、このブームがいかにスゴかったことが明確になってくるのである。フラッシュが唄った「電光石火」だって、もちろんソレに負けじ!といったご体勢だったことは言うまでもない。↑の楽曲群のように洋モノカバーではなかったけれども、ベースが唸りまくってめちゃめちゃカッチョE仕上がりの、正真正銘和製ディスコチューンなの。でこの後部分に続くのは… ♪あいつに振られて酔っていると言う ↑のレコジャケでセンターに収まる結城純さんのソロパート。そのお声は70年代男性アイドルに良く見られた熱唱型。その風情はちょいと‘ぷち’西城秀樹といったトコロで、若さと言う名のエネルギーをこれでもか!とブチまけるような歌声が実にスバラシかったりもする。 ♪Flashing light Flashing fire 何度も言うようだけど彼らのユニット名は「フラッシュ」。それではしこたま宣伝しなくちゃネ…とばかりに歌詞中にもソレを埋め込む徹底ぶり。作詞をされた松本隆センセイは70年代から思慮深い歌詞を書かれていたようでゴザイマス。自分の名前を歌詞に入れこんだおかげで某国営放送では歌詞を強制入れ替え、若しくは唄わせてもらえずなるトバッチリを受けたアイドルさんもチラホラといたもの。でもフラッシュのお三方に関しては特にご指摘はなかったようで。まぁ、この程度(←ってかユニット名そのものを雄叫びしてるワケじゃないし)ならば○HKさんも情状酌量の余地ありってな状態だったのかもネ。(笑) ♪若さの値打ちとは傷跡をふやす事 涙なら 俺たちの勲章さ ♪電光石火 電光石火 くちびるに走った火花 ビリビリしびれるぜ ビリビリしびれるぜ 氷の稲妻 この曲をレビューするにあたり何度も聴いていると…なんとなくそのカラクリが見えてきたりもして。ってかワタクシメがこの曲をリアルで見聴きしていたのは小学生の頃。そんな頃にこんなオトナが仕掛けたカラクリまではいくらなんでも気づかないというもの。ワタクシメが考えるに、この電光石火ってのは復讐や敵討ちに闘志メラメラな彼自身の‘燃えたぎりっぷり’を表していたのかと。だから↑の♪Flashing light〜Flashing fireってのは…要は彼自身がプチっとキレて火柱がゴォ〜っと上がった瞬間…なんだろう、おそらくは。 この曲はこんな闘志メラメラな状態のまま、2番へともつれこんでゆく。2番に入ったからといって手を抜くことは一切合財ありゃしない。それどころか… ♪都会の毒を流すネオンが部屋を洗う ♪不倖に酔うには若すぎる ♪女は遊び道具とあいつはうそぶいてた ♪今頃奴は片目にタオル 青あざ冷やして悔やんでるさ これでもか!といった具合のスゴ歌詞たちが束になって襲いかかってくるのである。いやはや…松本センセイのこうした気合の入りまくった歌詞、そして都倉センセイによる唸りまくるディスコビート、結城さんを初めとするお三方のオトコ臭がムセかえる歌声。ゾクゾクしますがな〜コレってかなりの傑作と言って良い作品ではないかと…。作曲をされた都倉センセイご自身だってこの曲に関しては「売れなかったことに悔いが残る作品」の筆頭株として挙げておられたりもして。 フラッシュのお三方はみなさんがそれぞれイケメンで、当時の動画を見ると会場には黄色い声援も飛んでたりもする。でもってサンデーズのメンバーだから日曜日の夜には毎週テレビに出てくる…こうした刷り込みによりコドモ時分のワタクシメはこの方達はかなりの売れっ子なのだと…そんな風に思い込んでいた。しかしオリコン公式記録によれば、この曲がチャートインした証は見つからない。ということは圏外に甘んじていた…ということになる。ガーン!なんとももったいのうゴザイマス。 売れる売れないなんてものはそれこそタイミングがモノを言うもの。フラッシュはたまたまその時流に乗れなかっただけ...なのかもしれない。 あえての改善策(今さらだけど)をご提案させて頂くと…脇にいるお二人には楽器を持ってもらうとか?またお衣装に注目してみると…楽曲がハードな割りにステージ衣装が軟派風なソレだったのがどうにもこうにも気になったりで。どうせなら世良風の皮風味のソレとか、当時人気だったヴィレッジ・ピープルの皆々様の如くマッチョマッチョのコスプレでカマしてたら…
なる女子達で日本は溢れかえったのかも?いや、でもソレはソレでかえってキワモノ扱いされちゃって余計に撃沈喰らった可能性大だったかしらん。(笑)と思ったらフラッシュのお三方ったらば…
↑のレコジャケでポリスマンのコスプレを!ここでゴタゴタ言うまでもなく「電光石火」の如しソレをとっくにカマしていたようでゴザイマス。(笑) ☆作品データ 作詞:松本隆 作曲:都倉俊一(1979年度作品・CBSソニー) 追記:フラッシュの結城さんは現在、築地で居酒屋の店主さんをされてるようでゴザイマス。メディアからも取材を受ける繁盛店のようで…めでたしめでたし!
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